2008年8月17日 (日)

【読】あの戦争を知るための二冊

ずいぶん前に持っていて読んだはずだが、内容はもう霧の彼方。
そんな本があるものだ。

ネット通販で、このたび入手。
手放さずに持っていればすぐに読み返せたのに、と思いながらネット検索してみたら、簡単に入手できることがわかった。
注文から数日後に到着。
便利といえば便利な世の中になったものだ。

Hiraoka_nihonjin_chugoku平岡正明 『日本人は中国で何をしたか』
  潮文庫 1985.7.30発行
 底本 1972年 潮出版社刊
 『日本人は中国で何をしたか―中国人大量虐殺の記録』

<本稿は、旧日本軍隊が北支で行なった壊滅作戦を、南支における対国民党正規軍戦との対比において論じ、南京大虐殺および日本列島における俘虜強制労働、虐待、虐殺、そして反乱劇としてあらわれた花岡事件を、三光との対応において論じるものとする。>
(本書 著者「あとがき」より)

<殺しつくし、焼きつくし、奪いつくすという、いわゆる “三光作戦” は開始された。 日本軍の恐るべき壊滅作戦を追う。>
(本書カバーより)

Hiraoka_chugokujin_nihon平岡正明 編著 『中国人は日本で何をされたか』
   ―中国人強制連行の記録―
  潮出版社 1973.2.5発行

<本書は 『日本人は中国で何をしたか』 の姉妹編として出版される。 編者の意図では明瞭にそうであり、三光作戦について調査・研究していたときから、中国人強制連行事件と、俘虜の反乱に多大の関心をもっていた。……>
(本書 「はじめに」 より)

この二冊は、平岡正明の労作だと思う。

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【遊】美瑛 2008年夏 (3)

美瑛で撮った写真のあれこれ。

とくにどこへ行ったということもなく、自転車で買い物に行ったり、行き帰り(旭川空港から美瑛まではバス利用)の途中で撮ったものだ。

コスモスが花盛りだったのは、さすがに北国の夏の終わりを感じさせる。
実家の庭にキキョウが咲いていた。

母から、戦時中の話をすこし聞いた。
美瑛にも陸軍が駐屯していて、戦争末期には空襲もあったそうだ。

戦争の頃の遺跡や、アイヌのチャシ跡(公園になっている)なども、自転車でまわってみたかったが、余裕がなかった。

美瑛駅は、私がこどもだった頃からずっと変わっていない。
美瑛駅も、「丘のくら」 の建物と同様、「美瑛軟石」 でつくられている。

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【遊】美瑛 2008年夏 (2)

美瑛への帰省。
今回、滞在期間のほとんどを実家で過ごし、観光地めぐりはなし。

旭川に住む友人が、美瑛まで訪ねてきてくれて、ひさしぶりに再開した。
(今年の正月いらいだった)

初日と、その友人が訪ねてきた三日目に食事をした 「こえる」 という店。
美瑛駅の裏手、富良野線の線路と国道にはさまれた一角(ふらのバスの乗り場横)にある。
ペンションとレストラン兼業の店だが、あんがいと知る人は少ない。

ここのカレーうどんがいい。
美瑛や富良野は、ここ数年、カレーうどんがブームらしい。
美瑛の道の駅 「丘のくら」 や、駅前の 「四季の情報館」 では、美瑛特産のうどんや蕎麦が売られている。

「丘のくら」 も、観光客で混雑していた。

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 美瑛町本町1丁目9-21

古くからある石造りの倉庫を利用した風情のある建物。
1階には美瑛の農産物をつかった軽食コーナーと物販コーナー、レストラン、休憩スペース。
2階はギャラリーで、さまざまな展示イベントをおこなっている。
左隣りに、「ホテル ラヴニール」 がある。

 


丘の宿 「こえる」 (ペンション&レストラン)
 美瑛町大町1丁目1-7 (JR美瑛駅横)

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【遊】美瑛 2008年夏 (1)

お盆休みを利用して、8/13~16にかけて短い滞在だったが、北海道の美瑛に帰省した。

美瑛の街は広々としていて(裏通りも広く、家々も大きい)、いつもは閑散としている。
つまり、道路を走る車も少なく、人通りもまばらなのだが、さすがにこの時期、帰省してきた人たちと観光客とで賑わっていた。

といっても、写真のとおり、人は少ない。
8/16、滞在最終日、美瑛駅前。
夕方17時半頃。

北海道は、本州にくらべて日の出が早く、日没が早い。
さすがに涼しく、すごしやすかった。

0808160032

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2008年8月11日 (月)

【読】この夏、あの戦争を考える (続々)

これもずいぶん前にきまぐれで買った本。
軍艦マーチが聞こえてきそうな冊子だ。

Daitoua_tizu『歴史の証人・地図』 ~ 大東亜戦争を語る ~
  発行人 菊地正浩  発行元 (有)ケイエスケイ
  平成15年6月発行

怪しげな本だが、資料として興味ぶかい。
歴史的な地図(アジア・太平洋戦争時の)が、多数収録されている。

著者は、本のタイトルや装幀から想像がつくが、先の 「大東亜戦争」 を肯定する立場。
やれ、自虐史観だの、日本人の精神文化だの、八百万神だの、愛国心だの、大和魂だの、……きりがないのでやめておくが、なかなかの御仁だ。

それでも、おもしろいのは、「南京大虐殺」 を、「全くなかったとは言えない」 と認めているところ。(「歴史教科書問題について」 P.67-)

近年、「南京大虐殺」 (1937年12月13日、日本軍の南京占領時の残虐行為) はウソだ、というとんでもないことを言う輩が出てきているが、「戦争だからそういうこともあるが、しょうがないのだ」 という人は、まだマシな方か。

それにしても――と、ここに収録されている70年ほど昔の世界地図を見て思う。

ちっぽけな島国の住人が、どこまで手を広げれば気がすんだのか。
石油資源の確保、というのっぴきならない事情があったにしろ、東南アジアから太平洋のどまんなかまで、軍艦をつらねてよくも出かけていったものだと思う。

朝鮮半島や中国大陸、さらにはもっと南まで、土足で他人様の家にあがりこむように、どんどん押し寄せていった日本人。
(軍人、兵隊だけではないのだ)

このあたりの事実を、しっかり押さえていこうと思う。
知ることは力(ちから)だと思う。



【追記】
あの時代に生まれていたら、じぶんはどうしただろうか。
――そういう自問を忘れずにいたいと思う。
今の時代の今の立場で、あの戦争の時代を生きた人たちを、どうのこうの言うことだけはしたくない。
(日曜日夜のBS2の番組、「大集合!青春のフォークソング」のビデオ録画で、加川良の軟弱な 「反戦歌」 を聴きながら)

【さらに追記】
この番組の山崎ハコは、さすが。
BOB DYLAN の Blowin' In The Wind を歌っていた。
ボブ・ディランのこのような反戦歌なら、許せる。
日本の 「フォーク」 は、ちっちゃい。
だんだん本題をはずれていきそうなので、ここまで。

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2008年8月10日 (日)

【読】この夏、あの戦争を考える (続)

興味ぶかい本が出ていたので、買ってみた。

『7 アジア解放の夢』 は、数ヶ月前に買っていた。
『8 果てしなき戦線』 を、昨日、追加で買ってみた。
先日読んだ 『あの戦争は何だったのか』 (保阪正康) に書かれていた時代と重なる、『8 果てしなき戦線』 (1937年~1945年) を少し読んでみている。

Nihon_no_hyakunen7_3Nihon_no_hyakunen8ちくま学芸文庫

『日本の百年7 アジアの解放』
  橋川文三 編著
  2008.4発行
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090775/

『日本の百年8 果てしなき戦線』
  橋川文三、今井清一 編著
  2008.5発行
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090782/


【参考サイト】
筑摩書房 ちくま学芸文庫 日本の100年
http://www.chikumashobo.co.jp/special/100year/ 

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2008年8月 9日 (土)

【楽】Shang Shang Cafe

いいライブだったな。

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恵比寿アートカフェ・フレンズ

 http://artcafefriends.com/ 

2008年8月9日(土) 18:00開場/19:30開演
  Shang Shang Cafe Vol.1
 白崎映美、西川郷子、猪野陽子

上々颱風をビッグ・バンドとするなら、こちらは、選りすぐりのメンバーによるコンボ演奏とでも言おうか。
(譬えがちょっとおかしいけれど)

猪野陽子さんのピアノだけをバックに、二人の歌姫、白崎映美と西川郷子が歌う。
陽子さんの歌もあったし(彼女も歌がうまい)、映美ちゃんと郷ちゃんも小道具(ピアニカ、パーカッション)を使ったりしたけれど、基本的にはピアノだけの伴奏。
陽子さんが足首に鈴をはめて、足踏みして鳴らしていたのが効果的だった。
シンプルな演奏スタイル。

これが、とてもいいのだ。
余計な楽器の音がない分、ボーカルがよく通る。
大きなホールとちがって、間近で演奏が見られる。
サウンドはあくまでもアコースティック。
しかも、あの三人娘(?)だけの歌とくれば、これはもう最高だ。

途中、短い休憩をはさんでの二部構成。
曲目は、ざっとこんな感じ。
「祭りが終わるよ」(?)という曲名紹介で拍手がわいたけれど、これだけは私の知らない曲だった。

第一部
守ってあげる、Sara、流れのままに(郷ちゃん)、海鳴りの丘(映美ちゃん)、夜の河を渡れ(陽子さん)、二人をのせチャイな、愛より青い海

第二部
ダイナ(陽子さんピアノソロ)、A列車で行こう(映美ちゃん)、虹の彼方に(郷ちゃん)、ヨコスカ・バーニング・ナイト、東京の夜、祭りが終わるよ(?)、Let it be、いつでも夢を、菜の花畑でつかまえて(陽子さんアコーディオン伴奏)

アンコール
歌うは夢(猪野陽子さんの作った新曲だそうだ)


大半が上々颱風の持ち歌だけれど、まるで別の歌のように、生き返った感がつよい。
「流れのままに」「海鳴りの丘」のように、持ち歌を変えたのも新鮮だった。

今回は、ひさしぶりに家人も同行。
彼女も、シアワセそうな表情で見入っていたっけ。

予約整理番号が9番、10番だったので、前列のテーブルに座ることができた。
開場から開演まで1時間30分もあるため、夕食をとらずに出かけ、お店で食事をした。
値段もそこそこで、しっかりした料理が出てきた。

私の席からは、ピアノに向かう猪野陽子さんが間近に見られた。
正面に白崎映美さんと、西川郷子さん。
わずか、2、3メートルの至近距離。

照明もやわらかで、演奏中の表情がよく見えた。
こういうライブはいいな、と思う。

さすがに人気のある三人。
店内は満席で立見もでるほどだった。

またやってほしいな。

ユニット名は、「上三颱風」(しゃんさんたいふーん)か、「上風」(しゃんぷー) ―― というのは映美ちゃんが言っていた冗談だけれど、こうなるとユニット名がほしくなる。

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2008年8月 7日 (木)

【読】この夏、あの戦争を考える

今日から、こんな本を読んでいる。

Hosaka_ano_sensou保阪正康 『あの戦争は何だったのか』
 ― 大人のための歴史教科書 ―
  新潮新書 125  2005.7.20 720円(税別)

あの戦争とは、もちろん先の戦争。
といっても、敗戦からすでに60年以上たっている。
生身で戦争を体験した人も、年々少なくなっていく。

私は、戦後生まれ。
いわゆる団塊の世代よりも、少し後に生まれてきた。

ところで、「戦争を知らない子供たち」 という歌がある。とつぜんだが。
<1970年に発表されたジローズ(第二次)のヒット曲。作詞は北山修、作曲は杉田二郎。>(Wikipedia)

私はこの歌に、ずっと違和感をおぼえてきた。
(今知ったのだが、作詞は北山修だった。北山修は嫌いではないが……)
はっきり言うと、こういう甘っちょろい歌は嫌いだ。

「戦争を知ろうとしない大人たち」 ――皮肉のひとつも言ってみたくなる。
いい大人になった杉田二郎がいまだにこの歌をテレビ番組で歌う、あの神経が理解できない。
……などと、過激な発言をしてしまったが、お許し願いたい。


こんなことを書いたのも、この本の冒頭に私をうなずかせることが書かれていて、思わず膝を打ったからだ。

<「太平洋戦争とはいったい何だったのか」、戦後六十年の月日が流れたわけだが、未だに我々日本人はこの問いにきちんとした答えを出していないように思える。
 例えば、いくつかの象徴的なことを提示してみよう。>


続けて、著者は、こんな例をあげている。

<ひとつは夏の甲子園での八月十五日のセレモニー。 正午のサイレンに合わせて高校球児たちが一斉に黙祷を捧げる。 それは当たり前のように繰り返される「美しい光景」と評されている。 しかし、私にはどうにも違和感を覚えてならないのだ。 平成に入って生まれた彼らが、本当にその意味を理解しているとは思えない。 もう六十年前の戦争にどうして頭を下げなければならないのか。 真剣に黙祷する彼らに同情してしまう。 無意味な儀式以外の何物でもないように思うのだ。>

そこまで言わなくても、と思われるかもしれないが、私も同じことを感じ続けてきた。
高校野球そのもの、夏の甲子園大会じたいが、かなりインチキくさい。
(高校生の野球を見ることは嫌いではないが)

あのセレモニーも大人の押しつけだと思うし、黙祷することよりも、もっと戦争のことを知らしめるべきだと思う。
(もちろん、高校球児たちが自発的に黙祷したいというのなら、おおいにけっこうだ)
今、高校で、どこまで先の戦争(第二次世界大戦、日中戦争、太平洋戦争)のことを教えているのだろうか。


著者があげる、別の例。

<またこんなことも、私には奇妙に感じられてしまう。 広島市の広島平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑に記されている 「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」 という碑文である。 何を訴えたいのか、よくわからない。 不思議なことに、この文に主語はない。 原爆を落としたのはアメリカであるはずなのに、まるで自分たちが過ちを犯したかのようである。 どうして誰も変に思わないのだろうか……。>

私も、まったく同じことを感じ続けてきた。
「原爆許すまじ」 というのも、おかしな物言いだ。
まるで、「原爆」 という物体だけが悪いような、これも主体(主語)をぼかした言い方である。 何度でも言うが、あの原爆を投下したのは、アメリカ合衆国の軍隊であり、投下命令をくだしたのは当時の大統領である。 その理由のいかんにかかわらず、私は許せない。


日本人の戦争感は、あんがいこういうところにあらわれているのかもしれない。
つまり、責任の所在をあいまいにしたままの厭戦気分、あるいは、戦争はいけないことだ(これは当たり前)、の一点張り。

いや、べつに反戦運動にけちをつけているわけではない。
私だって、戦争はいやだし、反対である。

ただ、そこで思考停止してしまってはいけない、という思いが強い。


<ロンドンには「戦争博物館」というものがある。 ここには第一次世界大戦以降の戦争の歴史が淡々と展示されている。 ナチスドイツの制服や武器といったものまでもドキュメントとしてある。 しかし、決して非難めいて陳列されているわけではない。 また館の入口には館長の言葉として、こう書かれている。 「展示をしっかりとご覧下さい。 全て現実にあった出来事です。 そして後は自分で考えることです」 と。>  (本書「まえがき」より)


この本は、好著である。
この季節、こういう本を読んでみるのもいいと思う。
明後日は、ナガサキに原爆が投下された日。
ヒロシマ、ナガサキ、敗戦の日、と続く。



※2008.8.10追記
「戦争が終った日」は、8月15日ではない、ということをこの本であらためて認識した。
昭和20年(1945年)9月2日、東京湾上のミズーリ号で降伏文書に調印した日が、日本の 「正式な」 敗戦の日である。
(世界の教科書でも、皆、第二次世界大戦が終了したのは9月2日と書かれているという)
8月15日を「終戦記念日」などと言っているのは、日本だけだという。
(8月15日は、日本が降伏を表明した日、著者に言わせると 「単に日本が 『まーけたー』 と言っただけにすぎない日」 ということになる。

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2008年8月 6日 (水)

【楽】須藤もんさん スケジュール

須藤もん公式サイトには、まだ掲載していないが。
この夏、須藤もんさんのライブが続く。

なんといっても、南八ヶ岳 「青年小屋」 でのライブが異色。
小淵沢駅からタクシーで観音平へ。
そこから山道を登る。
山好きの方で、須藤もんさんの歌を聴いてみたい方へ、おすすめ。


  ■印 すでに告知済み
  ●印 今回はじめて一般告知


■8/17 (日)
 三鷹 「バイユーゲイト」
 JR中央線 三鷹駅北口 徒歩2分
 (武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号)
 TEL 0422-55-5782

 真夏の中央線 「三鷹で盆・盆・盆」 今度は女祭り!

 19:00 開場  19:30 開演
 チャージ 1,500円 (ドリンク別)
 出演  ル・オードムーゲ  KANABOON  まつだなお
      須藤もん with 対馬照

 http://bayougate.voxx.jp/


●8/30 (土)
 八ヶ岳 編笠山  「青年小屋」
  「夏の終わりのコンサ-ト」

 JR中央本線 小淵沢駅~(タクシー利用)~登山口観音平
 (車利用時 中央高速道路小淵沢I.Cより観音平まで所要約20分)
 登山口より徒歩3~4時間
 TEL 0551-36-2251 

 料金 一泊2食付7,800円/素泊4,800円 (要予約)
 出演  編笠音楽隊  須藤もん with 対馬照  他
 
   ※登山装備が必要です


■9/7 (日)
 吉祥寺 「のろ」
 JR中央線 吉祥寺駅公園口
 パークロード/井ノ頭通りを西へ約200M 公園通りとの交差点手前
 (武蔵野市吉祥寺南町1-11-3 いづみビルB1F)
 TEL 0422-49-4915
 18:00 開場  18:30 開演
 チャージ  予約 2,500円 (ドリンク付)/当日 2,500円 (ドリンク別)
 出演  鎌倉研  須藤もん with 対馬照

 http://www.paw.hi-ho.ne.jp/noro/


●9/13 (土)
 群馬 「喫茶 虫の音」
 前橋駅前通りを赤城山方面へ直進、畜産試験場交差点から
 二つ目の信号を左折。前橋駅より車利用時所要約20分
 (勢多郡富士見村赤城山1140-37)
 TEL 090-1945-2712

 18:30 開場  19:00 開演
 チャージ 1,000円 (ドリンク付)
 出演  対馬照 須藤もん 河合良信 ユルユラ


●9/14 (日)
 前橋 「音楽と思想のBAR Cool Fool」  
 (前橋市千代田町5-2-10 SATOビル2F)
 TEL 027-237-1655
 MOBILE 090-9686-0261

 20:00 開演  チャ-ジ 400円(ドリンク別)
 出演  対馬照 須藤もん 他

 http://sound.jp/coolfool/


●9/20 (土)
 郡山 「OLD SHEP」   
 (福島県郡山市堂前1-15 カタノビル 2F)
 TEL 024-938-2203

 19:30 開演  チャージ 2,000円 (1ドリンク付)
 出演  少太 対馬照 須藤もん

 http://old.sh/


●9/21 (日)
 山形 「八陽館」
 (山形市本町2-4-18 ハイデンスニーズビル1F)
 TEL 023-641-2637   

 18:30開場  19:00開演 
 チャージ2500円(1ドリンク付)
 出演  少太 対馬照 須藤もん

 http://www.hachiyoukan.com/


●9/28 (日)
 国立 「音楽茶屋 奏」
 JR中央線国立駅南口 徒歩4~5分
 国立駅より旭通りを南東へ 右側 「谷川書店」 の地下
 (国立市東1-17-20 サンライズ21 B1)
 TEL 042-574-1569

 19:30 開演  カンパ制

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2008年8月 5日 (火)

【雑】赤塚不二夫 逝く

同時代のランナーのひとりだった。
おそ松くんで育った世代だから、赤塚さんの死はさびしい。

【J-CASTニュース】
http://www.j-cast.com/2008/08/04024558.html
「おそ松くん」「天才バカボン」などのギャグ漫画を世に出した漫画家の赤塚不二夫さんが2008年8月2日午後4時55分に肺炎のため東京都文京区の病院で死去した。72歳だった。

【Wikipedia】
『おそ松くん』(おそまつくん)は、赤塚不二夫の漫画である。『天才バカボン』以前に描かれた作品で、赤塚のギャグ漫画家としての確固たる人気を確立した作品である。「週刊少年サンデー」に1962年16号から1967年33号まで連載されていた他、「ボーイズライフ」(1966年4月号から12月号まで)や学年誌にも掲載され、実質1970年「別冊少年サンデー」10月号まで小学館の各雑誌で作品が発表され続けていた。……



こんなネット記事を発見。
横山孝雄さんが、赤塚さんを追悼している。

【北海道新聞のネット記事】
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/109341.html
……登別本町の漫画家、横山孝雄さん(71)は、二日に七十二歳で亡くなった漫画家の赤塚不二夫さんのアシスタント第一号だった。東京都豊島区のアパート「トキワ荘」で切磋琢磨(せっさたくま)した青春の日々を振り返り、その死を惜しんでいる。……


青梅にある 「赤塚不二夫会館」 (下の写真)を、また訪ねてみよう。

Akatsuka_fujio_kaikan_2 

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2008年8月 3日 (日)

【山】登山靴

ちょっとわけがあって、しまいっぱなしにしてあった登山靴を引っぱりだしてみた。
案の定、白いカビが……。

カビは、靴ブラシですぐに落ちたが、紙箱やプラスチックケースに入れっぱなしだったので、風にあてて元に戻そうと思う。
この靴を履いて、山登りを再開できる日はいつだろう。

(左) ZAMBERLAN (イタリア製)
(右) LOWA (ドイツ製)

ザンバランは、買ってから25年ぐらいになろうか。
20代後半、山登りを再開した当初は、キャラバン・シューズを履いていたが、その後に買ったのがこれ。
この靴で、奥多摩、奥秩父などずいぶん歩いたものだ。
靴底のビブラムがそうとうすり減っている。

ローバーは、その後買った。
これも20年近く使ったか。
八ヶ岳、北アルプス、南アルプスなど高山を歩くようになった頃、奨められて買ったもの。
靴底がすり減ってすべりやすくなったため、張り替えをした。
ゴアテックスの内張りが擦れてきて、防水性が悪くなってきた。
雨さえ降らなければ、快適な靴。

ZamberlanLowa

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【楽】歌詞のちから

作詞家の阿久悠が亡くなって、一年になる。
数日前、テレビ番組でこの人の生涯をたどるドラマが放映され、家人といっしょに見た。
いまになって、凄い人だったなと思う。

番組の中で、役者が演じるところの阿久悠が、「歌謡曲の時代はおわった」 という科白を吐いていた。
いまや「J-POP」 などというわけのわからないジャンルができてしまい、作詞に関してはシロートのような人たちがつくった、英語まじりの、まったく訴えてこない歌詞が氾濫している。

たしかな言葉で紡ぎあげられているヒット曲をあつめた、このトリビュートアルバムは、いい。

歌い手の個性が光る。
アレンジも斬新で、聴き飽きた感のあるこれらの歌が、生き返ったように心に響いてくる。

「あんたを、まだ死なせやしない」 (このCDのキャッチコピー)
―― 阿久悠が残した歌(歌詞)のちからは、時代をこえて生き続けるだろうな。

Aku_yuu_gaki1歌鬼 (Ga-Ki)
 阿久悠 TRIBUTE
 UNIVERSAL MUSIC 2008.7.30

どの曲も、カバーしている歌い手の個性が光っている。
なかでも、元ちとせ、工藤静香、山崎ハコの三人は、すごいと思う。
強烈な個性(じぶんの歌唱法)をもった歌い手だからだろう。


収録曲データ (Amazonのサイトより)
楽曲 (オリジナルアーティスト/発売日/オリコン最高位)

1. ジョニイへの伝言 (ペドロ&カプリシャス/73.3.10/24位)
2. 白い蝶のサンバ (森山加代子/70.1.25/1位)
3. 思秋期(ししゅうき) (岩崎宏美/77.9.5/6位)
4. たそがれマイ・ラブ (大橋純子/78.8.5/2位)
5. 熱き心に (小林旭/85.11.20/12位)
6. ペッパー警部 (ピンク・レディー/76.8.25/4位)
7. 恋のダイヤル6700 (フィンガー5/73.12.5/1位)
8. 時の過ぎゆくままに (沢田研二/75.8.21/1位)
9. 朝まで待てない (ザ・モップス/67.11.5/38位)
10. ざんげの値打ちもない (北原ミレイ/70.10.5/14位)
11. ひまわり娘 (伊藤咲子/74.4.20/20位)


このアルバムでの歌い手 (収録曲順)

1. ジョニイへの伝言 (鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ (一青窈) 
3. 思秋期 (森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ (中西圭三) 
5. 熱き心に (元ちとせ) 
6. ペッパー警部 (Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700 (音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに (工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない (甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない (山崎ハコ) 
11. ひまわり娘 (杏里) 

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2008年8月 2日 (土)

【楽】8/2 国分寺gieeライブ

きもちのいいライブだったな。
国分寺 「giee」 は、居心地のいい空間だ。
そこで、のびのびと歌う二組、三人のライブを聴かせてもらって、シアワセを感じながら帰宅。

音楽は、演奏する人がきもちよさそうだと、聴いているこちら(聴衆)もうれしくなる。
録音(CDなど)で聴くのとは大きくちがう、「場」 のちからだ。

石井明夫さんには、ひさしぶりにお目にかった。
あいかわらずパワフルで、いい演奏を聴かせてくれる。

須藤もんさん、対馬照さんは、しばらく聴かないあいだにレパートリーもふえて、いい感じのデュエットだった。
「めし」 が、ゆったりとしたテンポで歌われ、私には新鮮な感じだった。

番外で、石井明夫さんのギター伴奏を得て、須藤さんが 「隧道」 を歌ってくれたのも、よかったな。


2008/8/2 (土) 国分寺 「giee(ギー)」

 JR中央線 国分寺駅北口 徒歩3分
 (東京都国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1)
 TEL 042-326-0770
 18:30 開場  19:30 開演
 チャージ 1,500円 (ドリンク別)
 出演  石井明夫  須藤もん with 対馬照

第一部 須藤もん ソロ、須藤もん with 対馬照
第二部 石井明夫 ソロ
番外(アンコール) 須藤もん with 石井明夫 「隧道」

写真 (下左) 須藤もんさん、対馬照さんの 「めおとアワー」
写真 (下右) 須藤もんさん、石井明夫さん

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【楽】阿久悠トリビュート (続)

初回限定盤を手にいれることができた。
「阿久悠 オリコン・データブック」 という36ページの小冊子が特典としてついている。

内容は、まだ聴いてみてはいないけれど、曲目と顔ぶれだけ見ても期待できそう。

歌鬼 (Ga-Ki) ~阿久悠トリビュート~
 UNIVERSAL UPCH-20095 3000円(税込)

Aku_yuu_gaki1Aku_yuu_gaki2

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2008年8月 1日 (金)

【楽】ムグンファ

上々颱風ファンなら、この言葉にピンとくるはず。

ムグンファ ※
ムクゲ(槿)の花である。
 ※ 朝鮮語でムクゲを意味する語。大韓民国の国花 (Wikipedia)

いまを盛りと咲いている。

写真は三年前の夏に撮ったもの。
以前住んでいた団地に、たくさん咲いていたっけ。


Mukuge10Mukuge04Mukuge06Mukuge07













ところで、ムグンファといえばこの歌。

Torinouta1Torinouta2_3『鳥の歌』 作詞・作曲:紅龍
 上々颱風 (西川郷子)

いまや、西川郷子さんの十八番となったこの歌。
ちいさな体に大きなチャング(チャンゴ、朝鮮半島の両面太鼓)を肩からぶらさげて演奏しながら歌う。
ライブでこの歌を聴くと、いつも感動する。

アルバム 『ためごま』 収録。
画像はシングルカットされたもので、アルバムと同じバージョン。
ライブで聴くほうがずっといい。

ムグンファはサビの部分で歌われる。

♪ いついつの日も 好きだと言ってた
  ムグンファ飾ろう 風にさざめくように (一番)

♪ いついつの日か あなたの生まれた
  ムグンファゆれてる 丘へ帰ろうきっと (二番)

紅龍氏の良い面がでている、すばらしいラブ・ソングである。
ちょっと照れくさくなるような歌詞だが、さとちゃんが歌うと、これがすばらしくいいのだ。

【参考】
私のサイトだが……
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/m_torinouta.html



さとちゃんも出演する、9日のライブが楽しみだなぁ。
8月9日 恵比寿アートカフェ・フレンズ
 Shang Shang Cafe Vol.1
 白崎映美、西川郷子、猪野陽子

Shangshang_cafe_20080809  

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【楽】阿久悠トリビュート

ついに出たらしい。

Aku_yuu_gaki_2 歌鬼(Ga-Ki) ~阿久悠トリビュート~

1. ジョニイへの伝言(鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ(一青窈) 
3. 思秋期(森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ(中西圭三) 
5. 熱き心に(元ちとせ) 
6. ペッパー警部(Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700(音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに(工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない(甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない(山崎ハコ) 
11. ひまわり娘(杏里)

もちろん、ハコさんの歌唱がめあてだが、他の曲も興味ぶかい。

 ■初回プレス盤のみの特別仕様■
 【封入特典】阿久悠オリコン・データブック
 【スリーブケース仕様】

明日でも、CD店にいってみようと思う。

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2008年7月31日 (木)

【楽】すどもんしんぶん

須藤もんさんが、こんな「しんぶん」をつくったというので、ご本人了解のうえで掲載する。
なんというか、昔つくった 「かべしんぶん」 のような味わいがあって、なかなか良いのだ。

あさって、8月2日(土)は、国分寺 「giee」 でライブだ。
ひさしぶりに、彼女の歌を聴きにいこうと思う。

■8/2 (土)
 国分寺 「giee(ギー)」
 JR中央線 国分寺駅北口 徒歩3分
 (東京都国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1)
 TEL 042-326-0770
 18:30 開場  19:30 開演
 チャージ 1,500円 (ドリンク別)
 出演  石井明夫  須藤もん with 対馬照

 http://giee.jp/

ぜひ、お誘いあわせのうえお越しください。


須藤もん公式サイトはこちら
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/

携帯電話(モバイル)用サイトもあります
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/mobile/



下の画像は、クリック(左クリック)すると別ウィンドウで拡大表示されますが、画面の解像度によっては下の方が欠けるかもしれません。
拡大表示された画像を右クリックして保存・印刷などしていただくと、読みやすいでしょう。
Sudomon_news_4

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2008年7月30日 (水)

【読】昭和16年夏の敗戦(続)

こんなに面白い本だったのかと、あらためて感心しながら読み続けている。
はじめて読んだのは、今から10年以上前かもしれないが、面白かったという印象しか残っていない。
われながら、情けない記憶力だ。

Inose_shouwa16nen猪瀬直樹
『日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦』
小学館 「日本の近代 猪瀬直樹著作集 8」

第二章 「イカロスたちの夏」 にさしかかって、がぜん面白みがましてきた。
ところで、イカロスって何だっけ?
ああ、そうだった。
ギリシャ神話にでてくる、翼をもった人物。
「父ダイダロスの作った翼をつけて、いましめを忘れて高く飛びすぎ翼を固めていた臘が太陽の熱で溶けて海に墜死」(三省堂「新明解百科語辞典」)

知っていたつもりで、じつはよく知らないことの、なんと多いことよ。
中学、高校のときに、もっとベンキョーしておけばよかったと、今さらながら思う。

「統帥権」 についても、この猪瀬さんの本で、あらためてホントーのところがわかった。

<当時のわが国の国家意思は「統帥(大本営)」と、「国務(政府)」の双方の会議により発動された。 (中略) 旧憲法では統帥権は、"神聖にして犯すべからず"で政府は関与できない。 統帥部(大本営)は政府と別個に作戦を発動できたのである。 軍部独走の素地はここにあるのだが、旧憲法の制度上の欠陥を補うために、統帥部と政府の双方の会議は、「政府、大本営連絡会議」でなされた。 その形式的承認儀式が、天皇臨席の「御前会議」である。> (P.110)

天皇に対する事前の「根回し(奏上)」があって、御前会議はその形式的な追認だったということも、私は認識していなかった。
御前会議では、天皇は原則として意見を述べることをしなかったという。

(昭和)天皇の戦争責任、ということも考えてみる。
猪瀬直樹はこう書いている。
昭和16年12月1日、日米開戦を決める御前会議のくだり。

<セレモニーは数時間後に控えている。 天皇は日米開戦を避けたがっていた。 皇太子時代の英国留学で「初めて自由を知った」天皇が以来すっかり欧米贔屓になっていたことはよく知られている。/だからといって天皇が平和主義者だったということにはならない。 中国侵略については比較的寛容だったし、日米開戦についても、終戦の「御聖断」を下すことができたくらいなら、もう少し積極的な役割を果たしえたのではないか、後日、議論が分かれたところである。> (P.94)

いまやすっかり悪者扱いされている、東條英機についても、冷静な記述がされている。
(猪瀬直樹は「東條」と表記していて、この字が正しい。「東条」は新字体)
綿密な調査・取材のたまものだと思う。

東條英機は、じつに実直な軍人で、第三次近衛内閣の総辞職後、陸相をやめて用賀にあった自宅にひきこもるつもりで、荷物を運びはじめていたという。
天皇による組閣の大命は、東條じしんも、周囲の誰も予想していなかったことだった。

首相(陸相、内相を兼任)になった後、日米開戦決定までの四十五日間、なんとか開戦を引き伸ばそうと、主戦論者(統帥部)と、開戦に消極的な天皇及び閣僚との板挟みで腐心していた、というのが猪瀬直樹の記述だ。

その東條も、日米開戦決定後、急激に「挙国一致」で戦争遂行に邁進していく……。

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2008年7月28日 (月)

【読】昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)

猪瀬直樹が書いた本を続けて読んでいる。
去年の5月に、ちょっとだけ紹介した本。

 2007年5月30日 【読】日本の軍隊(続)
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_5fd2.html

Inose_shouwa16nen_2猪瀬直樹
 『日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦』
  日本の近代 猪瀬直樹著作集 8
  小学館  2002.8発行  269ページ 1200円(税別)

昭和16年夏、日米開戦(真珠湾奇襲)の四ヵ月前の8月16日、平均年齢33歳の「内閣総力戦研究所」 研究生で組織された模擬内閣は、日米戦争日本必敗の結論に至り、総辞職を目前にしていた――。

信じがたいことだが、日米開戦前に、総力戦のシミュレーションをしていたのである。
これはフィクションではない。

ずっと前に一度、文庫本で読んでいたのだが、なぜか手放してしまった。
あらためて著作集の一冊で読みはじめている。

猪瀬直樹は、近ごろいろんなことを始めたので嫌われているようだが、私は嫌いではない。
明快な文章を書く人で、綿密な取材・調査をベースに書かれたこの人のノンフィクションは、面白いと思う。

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2008年7月27日 (日)

【楽】あつい夏に聴くアルバム

ちょうど一年前にも、このアルバムのことを書いたっけ。

昨夜からちょいと時間がかかったけれど、三枚組LPを二枚のCDに収めることができた。
できぐあいのチェックをかねて、ヘッドホーンで全曲聴きなおしている。

1956年といえば、半世紀前の演奏。
今聴いても、まったく 「イキ」 がさがっていない。
それどころか、新鮮ささえ感じる。

暑い夏には、うってつけの音楽だなぁ。

むし暑い部屋で、熱いジャズを聴いている。
汗をかきかき、アイスをかじりながら。

Hampton Hawes Quartet
 ALL NIGHT SESSION  Vol. 1,2,3

 CONTEMPORARY RECORDS  1958

 Hapmpton Hawes, piano
 Jim Hall, guitar
 Red Mitchell, bass
 Bruz Freeman, drums

 Recorded the night of November 12th & morning of November 13th 1956,
 at Contemporary's studio in Los Angels.
 Sound by Roy DuNann.  Produced by Lester Koening.

スタジオ録音だが、夜から朝にかけて全曲(16曲!)録音したものらしい。
一発録りだと思う。
ナマ演奏の躍動感が伝わってくる。

All_night_session_12All_night_session_23Vol1_jacketVol2_jacketVol3_jacket   








【参考】
http://www.geocities.jp/iascii/player/Hawes.htm より

Hampton Hawes
1928年11月13日 Californnia 州 LA 生れ。
77年5月22日、LA の病院で脳出血のため物故。
ハイスクール卒業後、Dexter Gordon, Wardel Gray らと演奏。
51~52年に Shorty Rodgers, Howard Rumsey のバンドに加わり、才能を認められた。
その後軍隊にとられ、除隊後の 54年にトリオを結成、名声を得た。
50年代末には麻薬に冒され暫くジャズ界から離れていた。
64年に復帰、以後、ジャズ祭や楽旅で活躍。 

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2008年7月25日 (金)

【読】この本もおもしろい

こんなタイトルばかりだが、本のことしか書くことがないので。
それにしても、暑い。
夜、家のなかにいても汗だくだ。

すこし前に、このブログでちょっとだけ紹介した本。

 2008年5月18日 (日) 【読】「作家の誕生」(猪瀬直樹 著)
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_be86.html


今日から読みはじめたこの本は、予想にたがわず面白い。
猪瀬直樹の書いたものも、昔から好きなのだ。

Inose_sakka_tanjou猪瀬直樹 『作家の誕生』
 朝日新書 048  2007.6発行
 244ページ  720円(税別)

古今東西、作家と呼ばれる人たちは、変わり者が多いと思う。
近所に住んでいたら、おつきあいするのがためらわれる、そんな人ばかりだ。
私には、作家をあがめたてまつる趣味はない。
人間くさいエピソードが好きである。
だから、この本が面白い。




<川端康成は五年生の秋、手帖にこう書き込んだ。
「内藤千代子のホネームーンやエンゲージで読んだような男学生と女学生との交際が懐かしいものとして現れる。 自分もあんなに交わってみたいと思う。 草平氏と明子(はるこ)さんの煤煙がまだ読まないながら浮ぶ。 自分もあんな恋をしてみたいような気がする」
 夏目漱石の弟子のひとり、森田草平の『煤煙』は、ある事件の一部始終をありのままに書いた小説だった。 (以下略)>  ― 第2章 スキャンダルとメディア より ―

明子(はるこ)とは誰か。
当時は権威があった会計検査院の課長の娘。
日本でひとつしかない女子大、日本女子大に進んだ
「ギリシャの情熱的な叙情詩人」 サッフォーに似た
「二重瞼の西洋人的な面立ちと地黒の肌」 を持った二十二歳の女性。

次のページの写真を見て驚いた。
「明子(平塚らいてう) (1886~1971)」 のキャプションがある。
たしかに、西洋的な容貌の別嬪である。

そういえば聞いたことのある二人の心中未遂事件。
その顛末をありのままに書いたのが、森田草平の 『煤煙』 という小説だったらしい。
森田草平は、才女といっていい平塚らいてうに、体よく翻弄されたのである。

「故郷に妻子を置いて上京し、別な女をつくったりして、そこそこに蕩児」 であり、「女のあしらい方を心得て」 いたはずの森田草平だったが、明子に 「自分はダブルキャラクターよ」 などと言われ、どういう意味だね、と訊ね、逆に 「なんだと思います?」 と突っ込まれて、狼狽するのである。

ただの情けない、すけべおやじである。

ちなみに、夏目漱石は、心中に失敗して世間の強い風当たりを受けた弟子の草平を、自宅に置いてかばったという。
また、『三四郎』 のヒロイン、美禰子のモデルがこの明子だったという。
有名な話かもしれないが、私は知らなかった。
恥ずかしながら、『三四郎』 もまともに読んでいないし。

ただ、こういう、きわめて人間くさいエピソードが私は好きだ。

それにしても、作家と呼ばれる有名人よりも、市井の無名の人々のほうが、人間としてまっとうな生き方をしているんじゃないか、と私には思えてならない。

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2008年7月24日 (木)

【読】この本がおもしろい

きのうの続きである。
私にしてはめずらしく、一日で読みおえてしまいそうな勢い。
まだ50ページほど残ってはいるが。

Masataka_tensai正高信男 『天才はなぜ生まれるか』
 ちくま新書 466  2004.4発行
 203ページ  680円(税別)

「障害(障碍)」ということを、考えさせられる。
この本にとりあげられている六人の 「天才」 は、いずれも、何かしらの障害をもっていた。
(広義の意味での「学習障害」)
障害をもっていたからこそ、偉業をなしとげることができた、と著者はいう。

そして、これまで流布されてきた 「偉大な天才」 の神話をくずして、彼らを等身大の人間としてとらえる。

トマス・エジソン (注意欠陥障害)
アルバート・アインシュタイン (読み書きと計算の学習が困難であるという意味での狭義の学習障害)
レオナルド・ダ・ヴィンチ (アインシュタインと同様の障害)
クリスチャン・アンデルセン (文法障害)
グラハム・ベル (他人の気持がわからない障害=アスペルガー症候群)
ウォルト・ディズニー (多動症、多動障害、多動症候群)



― 本書まえがき より ―

 <(前略) 私はこの本で、障害にもかかわらず、それを克服して偉大な足跡を残した人の伝記を単純にまとめようとしているわけでは、決してない。 たとえば今あげたアインシュタインをとってみても、彼が障害者であったことを記すに際し、従来どう書かれていたかというと、判で押したように 「彼は障害があったにもかかわらず、やがて物理学者として……」 という風な表現をとっているのに気づくだろう。 つまり、障害を克服してがんばったのだと伝えようとする。
 しかしながら、この発想は全く誤っている、というのが本書のメッセージの核心にほかならない。 「障害があったにもかかわらず」 ではなくて、「障害があったからこそ」、彼は後世に名を残す発見ができたのであると、私は考えている。 それは、他の五人についても全く変わらない。
 障害を持つことは、必ずしも当人にとってハンディキャップとして作用するとは限らない。 それどころか、正反対に、強みとして働くことも珍しくないのだ。 それを、すぐに弱点ととらえてしまうのは、健常者の思いあがりというものである。
 障害があるから能力の面で不足していると考えるのは、決してまっとうな発想ではない。 (後略)>

 <健常者の生というのは、思いのほか画一的である。 今日の日本の教育は、子どもに 「がんばれば何でも望みはかなうんだよ」 と、万能感を植えつけることに躍起となっているものの、育つ人材はどんぐりの背くらべである。 (中略)
 障害というのは、個々人を比べてみて、その質と量において、誰ひとりとして他の人と同じということがない。 (中略)