【雑】アンチ・カバー派
本のカバーの話。
電車の中で本を読んでいる人を見ると(コミック本を除く)、半数以上の人が本にカバーをかけている。書店でくれるカバーもあれば、専用の立派な革製カバーをかけている人もいる。はた目からは、読んでいる本が何かわからない。
ぼくも以前はカバー派だった。
本が汚れるのがいやだったのと、他人の目を気にしていたのである。
ある時期から、カバーはやめた。
丁寧に扱えばいいのだし、何よりも、隠すということに「いさぎよくない」感じを持つようになったのである。べつに隠さなきゃいけないようなモノを読んでいるわけでもないのだし。
そんなわけで、『夜這い・・・』なんてタイトルの本も、堂々と?電車の中で読んでいる。
べつに自慢するほどのことでもないけど。
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コメント
「いさぎよさ」は、私にとっておおきなテーマです。何事にも、理想と現実がありますが・・。ものを捨てる、過去と決別する、人間関係を見直す、色々な場面でこの言葉が必要になります。ブックカバー・・、電車で本を読まなくなってしまったので、全く無縁のものになっていました。
投稿: げんしゅう | 2005年10月15日 (土) 04時08分
ぼくの場合、「流されゆく日々」という五木さんのエッセイのタイトルを地でいく毎日です。そうそう割り切って生きていけるわけでもなし、いろんなものを引きずりながら・・・。
「だいたいでいいんじゃない」というタイトルの吉本隆明さんの本(対談集)がありましたが、このコトバが好きです。
投稿: やまおじさん | 2005年10月15日 (土) 07時56分
「だいたいでいいんじゃない」をこちらの方言では「てげてげでいいんじゃない」となります。この言葉は働き盛りの人が使うと困りますが、壮年期以後、退職してからは、こうでいいと思います。
投稿: bluestar | 2005年10月15日 (土) 09時41分