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2005年10月 4日 (火)

【山】紅葉と雪

今から15年も前のこと、南アルプスの鳳凰三山を夜叉神峠から北へ、地蔵岳まで縦走したことがある。三泊四日、テントの単独行。
時期は、ちょうど今頃、体育の日に続く飛び石連休。

一泊目、夜叉神小屋のテント場は冷たい雨だった。
二日目、晴れ。南御室小屋のテント場までのんびり歩いてもう一泊。朝起きると、うっすらと雪が積もり、テントはバリバリに凍っていた。
三日目も快晴。砂払岳から薬師岳にかけての稜線は、花崗岩の砂地のような奇妙な地形が続く。甲斐駒、仙丈、白根三山と続く大パノラマが間近に見え、じつにいい山歩きだった。ダケカンバやナナカマドが色づいていた。

観音岳、地蔵岳と歩いて、鳳凰小屋まで下り、最終日のテントを張った。
この小屋のラジオで、北アルプス立山の遭難の報道を聞いた。
立山は北アルプスの北端、富山エリアだから、冷え込みもきつかったらしく、雪の降る中での疲労凍死で何人かが亡くなったのだ。

室堂まで乗物で入れるところだから、ハイキング気分で登れる山ではあるが、そうは言っても3000メートル級の高山。いったん天候が崩れると危険の多い山である。
遭難の直接の原因は思いがけない降雪だったが、聞くところによると衣服が問題だったらしい。亡くなった方に鞭打つようで心苦しいが、この時期、3000メートル級の山で木綿の下着は問題だった。クロロファイバー(ポリエステル系)の冬山用の下着を身に着けていれば、助かったかもしれないのに・・・残念でならない。

紅葉の山も、あんがいと厳しいものなのだ。

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コメント

ダケカンバとナナカマド、、、秋の山で目を引く色なのでしょうね。紅葉の山は危険と隣り合わせ、という事がよくわかる記事でした。木綿の下着は汗を発散し難いから、気温が下がって冷やされると死ぬ事もあるのですね。下着が大事、という事ですね。それにしても3泊4日の山歩き、食料だけでも大変そうです。

投稿: bluestar | 2005年10月 5日 (水) 08時36分

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