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2005年10月16日 (日)

【遊】古民家

埼玉県にある、築280年という古い茅葺きの民家で、友人のお祝いごとの集まりがあったので行ってきた。内容は、プライベートなことなので書かないが、この古民家を紹介したい。

享保6年(1721)に建てられた、埼玉県内で実年代のわかる最古の民家だという。平成元年に国の重要文化財建造物に指定されている。
この古民家がユニークなのは、展示して中を見せるだけではなく、ふだんから囲炉裏の火をたいてさまざまなイベントに利用したり、飲食を提供したりして、今でも生きている建物、というところである。

051016-1 ご覧のように、茅葺きの二階家で、一階は広い土間と座敷、二階は蚕部屋として利用されていたもの。
しっかりした造りだが、さすがに年月がたっていたんでいたものを、持主が修復して今の姿になったという。

051016-2 パチパチと囲炉裏の火のはぜる音を聞きながら、薄暗い建物の中にいるだけで、なにやら懐かしい気持ちになって、ほっとする。
維持管理がたいへんらしい。持主のご一家は、隣りの家に住んでいらっしゃるが、茅葺き屋根を傷ませないためには、いつも囲炉裏の火を絶やさないことが必要だそうで、火の管理だけでも気をつかうことだろう。

ネットで「吉田家住宅」と検索していただくと、情報が得られる。
重要文化財吉田家住宅  埼玉県比企郡小川町大字勝呂424
電話/FAX 0493-73-0040
最寄駅 JR八高線「竹沢駅」下車 徒歩10分
東武東上線「東武竹沢駅」下車 徒歩20分
高速道路 関越自動車道 「嵐山小川IC」から約15分
「花園IC」から約20分

yoshidake

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コメント

いよいよ、写真登場、待っていました。古民家は興味あるものですね。維持が大変なのは想像できますね。北海道のアイヌのチセも同じような状況でしょう。さっそく、吉田家住宅の様子、URLで見てみます。

投稿: 玄柊 | 2005年10月17日 (月) 02時18分

同じような古民家を他にも二軒知っていますが、この吉田家住宅が「えらい」と思うのは、いつでも誰でも中でくつろぐことができること。
重要文化財でありながら、囲炉裏の火を絶やさない(夜間は別ですが)というのは、よほど管理する人がしっかりしていないと、できないことです。

ここを訪ねたのはこれで三度目。そのうち一度はイベントのない普通の日でしたが、管理している吉田さんのお話をうかがうことができました。
もちろん入場無料。お茶をいただき、うどんなといただいたものでした。
昨日も、吉田家の方の手ずからのお料理や、炉辺で焼いた岩魚をいただきました。

国からの補助はわずかで、イベントで貸したり寄附でまかなっているようですが、自腹を切る覚悟がないとやっていけないでしょう。

投稿: やまおじさん | 2005年10月17日 (月) 05時59分

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