【楽】No Direction Home
ボブ・ディランのドキュメンタリー映像 『No Direction Home』
2部構成、3時間半の長編を、11/23 NHK BShiの放映で見た。
http://www.nhk.or.jp/dylan/
サウンドトラック盤も出ているようだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000A4AWRW/249-8087586-1808328
タイトルの意味がわからいまま、妙にひっかかっていたのだが、なんのことはなかった。
「Like A Rolling Stone」 の歌詞の一節だったことを、あるサイトで知った。
→ http://orad.dent.kyushu-u.ac.jp/dylan/jp/larollin.html
To be on your own
With no direction home
Like a complete unknown
Like a rolling stone?
家も無くしてしまって
全く知る人も無く
転がる石ころみたいになって
若い頃のボブ・ディランは、色白で唇の紅い、いかにも女性にもてそうないい男だった。
彼は、1941年生まれ。 ぼくよりもちょうど10歳年長だと知った。
このインタビュー当時の、今の彼の顔も、なかなかいいのではあるが・・・。
〝いい顔〟といえば、インタビューを受ける今のジョーン・バエズもなかなか魅力的。
若い頃のロング・ヘアーとはうって変わって、ショートカットで髪に白いものも混じるが、いい顔なのだ。
ちょっと、加藤登紀子を思い起こさせる。
彼女が語る、若い頃のボブ・ディランとの思いで話は、なかなかよかった。
二人の絆の深さを感じさせる。
ボブ・ディランの元恋人(たぶん、2枚目のアルバムのジャケットに写っている女性だと思う)のインタビューも、よかった。
ボブ・ディランは強い孤独を感じさせる男だが、こういう理解者(それも女性)に恵まれていたんだなぁ、と思うと、ちょっぴり嬉しかった。
まだまだ書きたいことはあるので、いずれ続きを・・・。
※ちなみに、上にあげたサイトの日本語訳詞は、なかなかいい。
「風に吹かれて」 (Blowin' In The Wind) なんか、びっくりするほど。
→ http://orad.dent.kyushu-u.ac.jp/dylan/jp/blowwind.html
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コメント
彼は結局詩人だった・・詩を読むとやっぱりそう思います。自伝だけでなく、他人の書いた伝記もあるようですね。読んでみたくなりました。12月2日の再放送、必ず全部見ます。
投稿: 玄柊 | 2005年11月26日 (土) 08時54分
この映像の冒頭、Like A Rolling Stone の一節。
どんな気分だい?
どんな気分だい?
住む家もなく
相手にされず生きるのは
という中川五郎さんの訳詞(字幕)が、いちばんいいと思います。
ボブ・ディランは詩人だと、ぼくも思います。
映像には、ラングストン・ヒューズという、ディランと親しい詩人も登場していました。
投稿: やまおじさん | 2005年11月26日 (土) 10時07分
ヒューズは「ジャズの本」という著作のある詩人ですね。黒人への差別にも敏感だったようです。日本人では木島始が彼をよく紹介していました。
投稿: 玄柊 | 2005年11月26日 (土) 18時48分
映像には、ラングストン・ヒューズという、ディランと親しい詩人も登場していました。
↓
ラングストン・ヒューズではなく、アレン・ギンズバーグでした。
(ビート・ジェネレーションの中核的存在として、多大な影響力をふるってきた詩人)
ぼくの思い違い。訂正します。
投稿: やまおじさん | 2005年11月26日 (土) 19時53分
キングズバーグの方が、ディランとは気が合うかも知れません。「路上」の作者ケラワックとも友人でしたね。ビート・ゼネレーションと呼ばれた詩人達、やはりディランは詩人としての気質があったんでしょう。
投稿: 玄柊 | 2005年11月26日 (土) 20時02分