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2005年11月29日 (火)

【読】ボブ・ディラン自伝(続)

ブログの調子がいまいちなのだが、辛抱強く投稿してみよう。
『ボブ・ディラン自伝』 という本、なかなか面白い。
彼の文章は、その詩(歌詞)とおなじように、一筋繩ではとらえきれないし、知らない人名がたくさん出てきて辛いが、集中して読んでいると、ぐいぐい引きこまれていく。

次のような、まるで映画の一シーンのような表現など、すごいもんだ。

<わたしは廊下に出てドアを閉め、小さな滝のように見える螺旋階段を下り、いちばん下の大理石を敷いた踊り場に出て、狭い中庭の通路を通って外に出た。 壁は漂白剤のにおいがした。 ゆっくり歩いて建物のドアを閉め、鉄格子の門を抜けて歩道に出たあと、顔にマフラーを巻きつけてヴァンダムストリートに向かう。 ・・・>
(第2章 失われた土地 P.127)

ボブ・ディランの交友の広さを物語るように、同時代のミュージシャン他の人名が山のように出てくる。
ほとんど、ぼくの知らない(たぶん、一般的に知られていない人が多いと思う)人たちだが、うれしいのは、その中にジャズ・ミュージシャンの名がたくさんあることだ。

セシル・テイラーと、古いフォーク・ソング 「ウォーター・イズ・ワイド」 をいっしょに演奏した(P.91)とか、ドン・チェリーといっしょにやったことがある(P.91)とか、セロニアス・モンクと話した(P.116)とか・・・、ニヤリとしてしまうエピソードがふんだんに出てくる 。

<わたしは一度、午後の時間にモンクを聴きに行き、近くの店でフォークミュージックを歌っていると話したことがある。 モンクは「わたしたちはみんな、フォークミュージックをやっているのさ」と答えた。> (P.117)

まだまだ書きたいことはたくさんある。
半分ほど読んで、すでに付箋だらけであるが、いずれ書いてみたい。
人間ディランの知られざる顔、というか、ぼくの知らなかったことがたくさんあって、とても興味深い。

1960年代からのボブ・ディランの音楽、彼をとりまくアメリカ音楽の背景など、知りたいことが多いので、こんな本を図書館から借りてきた。 アメリカ音楽ファンには、おすすめの一冊。

Rock300『ボブ・ディランとともに時代を駆けた 20世紀のロック名盤300』
旬報社 2000.5.20 \2800

(執筆者)
宇田和弘、小川隆夫、恩蔵茂、末次安里、鈴木カツ、津田和久、中山康樹、村井康司

リトル・リチャードから〝ゆず〟まで。
ボブ・ディランのアルバムはもとより、彼をとりまく時代の音楽、彼に影響を与えた音楽、彼の影響を受けた音楽、などなど。 300枚の名盤を、1枚につき見開き2ページで紹介している。
ぼくにとっては、とてもありがたいガイド・ブックだ。
図書館から借りたのだが、どうしても手元に置いておきたいと思い、本屋で買ってしまった。
いい本だ。

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コメント

写真では確認できませんが、本のタイトル「ボブ・ディランと共に・・」が入っているんですね。、また、面白そうな本を見つけましたね。

投稿: 玄柊 | 2005年11月30日 (水) 07時22分

写真をクリックしてもらうと、すこしだけ大きくなって、
サブタイトルも読めると思います。

投稿: やまおじさん | 2005年11月30日 (水) 12時00分

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