【読】地区図書館で
すぐ近くの図書館へ、本(百年の孤独)を返しにいったら、図書館員の女性(やや高齢)から声をかけられた。
うん? なにか問題でも・・・と思ったら、「この本、最後まで読みきれましたか?」と聞かれて、ちょっとびっくり。
「二週間かけて読みました、意地になって」 なんて会話をしてきた。
(図書館員) 「私、家にあるんですけど、読めなかったんです、人名が難しくて・・・」
(ぼく) 「ここに」(と、巻頭の系図を示して) 「系図があるので、これを見ながら読んだんですよ」
(図) 「ああ、そうでしたか、・・・面白かったですか?」
(ぼく) 「面白かったです!」
(図) 「どのあたりから?」 (なかなか執拗である)
(ぼく) 「そうですねぇ、後半あたりから」
(図) 「そうですかぁ、私も、こんど読んでみます」 (笑顔で別れる)
なんとも、のどかな会話をしてきたのである。
図書館の人と、こんな会話をしたのははじめての経験だ。
帰りがけ、図書館の玄関に置いてあった「リサイクル本」(図書館で廃棄処分する本、ご自由にお持ち帰りください)で、平凡社の百科事典全7巻(1961年版)をいただいてきた。 両手に抱えきれないほどで、重かったけど。
そんなわけで、この図書館、すっかり気に入ってしまった。
ながいこと探していた 『エリック・ドルフィー』 という本もあったので、こんど読んでみたい。
『ボブ・ディラン自伝』 (ソフトバンク パブリッシング/2005.7) を借りてきた。
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コメント
なるほど、この女性はよほど文学好きなんでしょう。その人でさえ、止めちゃった本なんですね。僕もかなり本好きで「百年の孤独」はタイトルもいいし、欲しいと思って手に取ったことも何度もありますが、高い・・難解そうという理由で持っていません。今度古本屋で見つけたら買うつもりです。なお、柳田邦男の「犠牲」の冒頭の章のタイトルはまさに「百年の孤独」・・25才でなくなった息子さんの愛読書でした。
投稿: 玄柊 | 2005年11月26日 (土) 21時13分