【楽】ボブ・ディランはいいぞ
ボブ・ディランのファンからは、何をいまさら、と言われそうだが、べつにかまわないのだ。
近所にBOOK OFFがあったので、はじめてこの店舗をのぞいてみたら、ボブ・ディランのCDがあった。
『Nashville Skyline』 1969.4 ディラン10枚目のアルバム
ぼくにとっては、ちょっと衝撃的なアルバム。
ディランの声って、こんなに美声だったっけ?
1曲目の「Girl From The North Country」から、驚いた。サウンドがいいのだ。
こんなゴキゲンな音楽もやっていたんだ、この人は。 こういうの、大好きだなぁ。
ものの本(注)によると、発売当時、コアなディランのファンからは「そっぽを向かれた」というのだが、 いつの時代にもそういう「ファン」はいるんだろうな。
(注) 『ボブ・ディランとともに時代をかけた 20世紀ロック名盤 300』 旬報社 刊 2000.5
ミュージシャンとファンの関係は、おもしろい。
コアな(熱心な)ファンは、自分勝手にひいきのミュージシャンのイメージを作ってしまうから、ミュージシャンが新しい試みをすることに、とまどいを見せたり、ひどいときには「裏切り者」なんて罵声を浴びせる。
ボブ・ディランの場合は、それがひどくて、先日見たTVの映像(ノー・ディレクション・ホーム)でも、イギリス公演で心ないファンのブーイングを浴びていたディランが、気の毒だった。
遅れてきたファンというのは、そういう点で有利。
有利、というのもおかしいが、まっさらな状態で音楽が楽しめる、じぶんの感覚で取捨選択できるということだ。
「北国の少女(Girl From The North Country)」という曲、歌詞は「スカボロー・フェア」と同じ内容だが、メロディー・ラインは「スペイン革のブーツ」にそっくりだ。
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コメント
私はこの「北国の少女」がディランのなかで一番好きな曲です。
投稿: 玄柊 | 2006年1月 9日 (月) 21時52分