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2006年2月13日 (月)

【読】さらばモスクワ愚連隊

五木寛之のデビュー作 『さらばモスクワ愚連隊』 を読んだ。

itsuki_bookmagazine1この小説、はじめて読んだのはいつだったか。
おぼえていないが、読んでいるはずだ。
五木寛之のデビュー当時(1966年)、ぼくはまだ中学生で、北杜夫にはまっていた時期。
五木寛之には関心がなかった。

今回の再読は、『五木寛之ブックマガジン(夏号・2005年)』
驚くほど新鮮な小説だった。
40年たっても、色あせていない。
媒体が雑誌形式の書籍だったせいか、同時代の小説を読むような感じで胸がおどった。

「五木のエッセイは時がたてば色あせるだろう、だが、彼の小説は時代を超えて生き続けるだろう」・・・こんなことを何かで読んだ記憶がある。
五木寛之作品集(文藝春秋・1972)の巻末解説に内村剛介が書いていたと思うのだが、自信はない。
ぼくは反対に、五木の小説は時代とともに色あせるだろうと考えていたが、このたびの再読で、そうではなかったことを強く感じた。

短い小説だが、じつによくできている。
文体がまるでスイングするジャズのようだ、とは、 この小説についてよく言われることだ。
まさにそのとおり。
ぐいぐい引きこまれ、いっきに読みおえてしまった、と言いたいところだが、通勤電車の中で読んだので最後のところは時間切れ。昼食をとった喫茶店で読みおえた。
途中、感動で涙が出そうになったことも、ちょっと恥ずかしいが告白しておく。なんちゃって。

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コメント

彼の小説に出会ったのは高校生の頃、こんな小説もある・・・どんなに新鮮だったことか。隣町の深川で講演会があったとき、後援の講談社になぜ旭川でやらないのかを問い合わせたことがありました。
私はその後、五木のエッセイこそ色あせないと思っていたので内村剛介の文には驚きました。とにかく、五木も70を過ぎ、老いてはきていますが今はインドへ行っているとか・・・インドの旅の文も期待できると思います。

投稿: 玄柊 | 2006年2月13日 (月) 23時14分

「五木寛之作品集」(文藝春秋、1972~74)、軽装版を全巻揃いで持っていたのですが、ずいぶん前に手放してしまいました。
内村剛介さんの書いていたことが確かめられません。
ひょっとして、ぼくの思いちがいかも(^_^;)
そのうち、機会があれば確かめてみます。

投稿: やまおじさん | 2006年2月14日 (火) 20時35分

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