【山】燧岳
燧ヶ岳(ひうちがたけ)
福島県にある火山。山頂は南会津郡檜枝岐村に属する。
日光国立公園尾瀬地区内にあり、尾瀬を代表する山でもある。
東北地方最高峰 (2356m)。
火口付近には5つのピークがあり、それぞれ、柴安ぐら(しばやすぐら、柴安嵓とも、2356m)、俎ぐら(まないたぐら、俎嵓とも、2346m)の2つが、他所からよく見えるピークであるが、このほかに若干低いミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の3つのピークがある。ただし、登山道があって行くことのできるのは、柴安ぐら、俎ぐら、ミノブチ岳の3つである。俎ぐらには二等三角点がある。登山道は4方向から計5本が存在する。
記録に残る最初の登頂者は平野長蔵で、1889年に仲間らとともに登頂に成功した。
噴火の記録はないが、噴出物の調査及び文献から、約8000年前に山体崩壊を起こして尾瀬沼ができ、1544年頃に溶岩ドームが出現した際に水蒸気爆発が起きて白い粘土が噴出した(直後の同年7月28日に「白ヒケ水」と呼ばれる洪水が起きた)ことが分かっている。
― Wikipediaから ―
深田久弥は、「燧岳」と呼んでいる。
<燧という名前は、そのマナイタグラ東北面に鍛治鋏の形をした雪形が現れるからだという。 鍛治すなわち火打である。 それは檜枝岐の方から来て七入橋を渡ると見えてくる。> (深田久弥 『日本百名山』)この雪形は、いわゆる裏燧(燧岳の北側)にあるため、ぼくは見た記憶がない。
いつも、尾瀬沼や尾瀬ヶ原から南面の姿を眺めていたから。
南側から見ると、どっしりと立派な山容である。
1988年6月の下旬、一週間かけて尾瀬を歩き、燧岳と至仏山に登った。
当時の山日記を見ると、出発時のザックの重さは28~29キロとある。
テント山行だったので、食料をどっさり持っていたとみえる(帰宅後22キロだった)。
いまなら、こんな重いザックを背負えるかどうか。
6/19(日) 22:45 新宿発夜行バスに乗る。
6/20(月) 早朝4時、大清水に到着。雨だった。
三平峠には9:30頃到着。雨があがり、この峠から北に燧岳の全貌を見ている。
11時過ぎに長蔵小屋に着き、ここでキャンプ場利用の申し込みをした。
この日は、キャンプ場(尾瀬沼キャンプ場)でのんびりすごした。
翌朝(6/21)、テントの中の温度は13℃と、山日記には書いてある。
標高が高いので(尾瀬沼あたりで1700m近い)、この時期でも尾瀬は寒い。
キャンプ場を5:20に発ち、燧新道(長英新道)をたどって、ミノブチ岳に着いたのが7:40頃。
俎嵓、柴安嵓の両ピークを踏んで、往路を戻り、13時過ぎには登山口に戻っている。
燧岳の山頂からは、尾瀬沼や尾瀬ヶ原、至仏山がよく見えた。
尾瀬沼のほとりには、長蔵小屋(左から3枚目の写真)、尾瀬沼ヒュッテ、ビジターセンター(右端の写真)がある。
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コメント
文章と写真を見ていると、自分も一緒に尾瀬へ行ったような気分になりました。
投稿: 玄柊 | 2006年3月24日 (金) 06時53分
>玄柊さん
ありがとうございます。
今日(3/24)は、尾瀬ヶ原を紹介しました。
次回は、至仏山。
他にも、別の年に撮った尾瀬の花の写真がありますので、掲載を予定しています。
尾瀬には、なつかしい思いでがたくさんあります。
投稿: やまおじさn | 2006年3月24日 (金) 21時48分