【遊】今日の散歩(奥多摩澤井寒山寺)
「ままごと屋」は、清酒「澤乃井」をつくっている小澤酒造株式会社直営の、豆腐・ゆば料理の店。
かつては「紅葉亭」という名だったそうだ。
JR青梅線の「沢井駅」を降りると小澤酒造があり、国道411号線(青梅街道)を渡って多摩川の左岸に下ると、そこに「まヽごと屋」と「澤乃井園」がある。
多摩川にかかる「楓橋」という吊橋の南側、多摩川の右岸にあるのが「寒山寺」である。
小さな無住寺で、楓橋のたもとに鐘撞堂があり、階段を登ったところに堂宇がある。
これまでに何度か立ち寄っていたが、きょう、あらためて「寒山寺の栞」を読んでみた。
奥多摩澤井 寒山寺の由緒
青梅市澤井、多摩川上流の鵜の瀬渓谷に臨んで小さいながら趣き深い堂宇があります。 無住寺とはいえ、四季折々に奥多摩行楽の人々や地元の善男善女が合掌し、鐘をつく姿が木の間がくれに見えます。(略)
この寺の由緒は、明治18年に遡り、時の書家、田口米舫氏が中国に遊学した折、姑蘇城外の寒山寺を訪れ、主僧の祖信師より、日本寒山寺の建立を願って、釈迦仏木像一体を託されたのに始まります。
帰国後、米舫氏は、適地を求めて日本全国を遍歴中、幽すいでありながら交通の便がよく、人心の素朴なこの澤井の地を発見、地主の清酒澤乃井醸造元当主の小澤太平翁の尽力によって、昭和5年落慶しました。 小澤翁は当時の青梅鉄道株式会社の社長でもあり、青梅線の開発と共に、この寒山寺にも、中国の故事を慕って当時の文人墨客がおおぜい訪れ、川畔の割烹旅館、紅葉亭に滞在、都の文化が種まかれました。 ・・・
なるほど。
「まヽごと屋」の古い由緒ありげな建物は、かつての割烹旅館だったわけだ。
この近くには、川合玉堂の「玉堂美術館」と「まヽごと屋」の姉妹店である「いもうと屋」があり、「澤乃井 櫛かんざし美術館」もある。
多摩川では、カヌーや釣りをたのしむ人も多い。
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コメント
中国の蘇州にしか寒山寺はない、もちろん楓橋もと思っていたら日本にもありましたね。
投稿: 玄柊 | 2006年5月21日 (日) 00時22分
寒山寺のことは、玄柊さんを意識して書いてみました(笑)。
投稿: やまおじさん | 2006年5月21日 (日) 07時57分