【山】五竜岳(3)
もう16年も前の山行だが、山日記と写真が残っているのはありがたい。
当時の喜びが、ほんのすこしだけよみがえってくる。
また登ってみたいものだ。
八方池
想像していたよりもずっと小さな、かわいらしい池だった。
登りはじめてから3時間、時刻は9:30頃。
池のむこうに白馬連山が見える。
このあたりから、シラネアオイやサンカヨウなどの花々が多くなる。
左から、ミヤマアズマギク、サンカヨウ、キヌガサソウ、シラネアオイ。
八方尾根を登りきって、唐松山荘には13;00頃到着。
夕方までまだ時間があったので、ここに荷物を置いて唐松岳山頂まで往復。
その後、五竜山荘まで足をのばしたのだが、唐松山荘から五竜山荘までの道が予想外にけわしく、五竜山荘に着いたのは17:00頃になってしまった。
山小屋に到着する時刻としては遅いのだが、小屋の人の応対はよかったと思う、
たいてい、到着が遅いだの、山小屋にはもっと早く着かないといけないだの、この時刻だと食事の準備が・・・などと厭味のひとつも言われるものだ。
ぼくは、この日、自炊だったので何も言われなかったのかもしれない。
翌朝、ガスが出て風も強かったが、朝日にかがやく五竜岳がすばらしかった。
朝食をとらずに、4:30に小屋を発ち、五竜岳の頂上まで1時間10分。
山頂ではガスにまかれて展望はあまり得られなかったが、鹿島槍が間近に見えた。鹿島槍は、姿のいい山である。
それまでも、遠くから見たことはあったが、これほど間近で見たことがなかった。
この姿に惚れて(?)、なんと二週間後に鹿島槍、爺ヶ岳に登ることになろうとは・・・。
五竜岳の山頂で、ちょうどこの日が51歳の誕生日だという単独行の男性に出会い、記念写真のシャッターを押してあげた。
この方とは、いっしょに下山し松本駅で別れたが、いまだに年賀状のやりとりを続けている。
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コメント
久しぶりのコメントです。
唐松、五竜は同じコースを秋も深まった頃(?)に妻と登りました。
八方尾根スキー場の駐車場に車を止めてスタート
ゴンドラ、リフトがその日は動いていたので、ケルンまで歩くことなく到着。
その後は池には寄らずに一気に頂上へ。白馬三山が見えたときは気持ちがよかったです。
小屋に到着後、唐松山頂へ。ここでのんびりとしたあと、五竜へ向かいましたが、
やはり唐松五竜間の道は結構厳しかったです。すれ違いが大変でした。
小屋は蚕棚のような寝床でした。翌朝同じように五竜山頂へ。
剣岳がとてもよく見えたのが記憶に残っています。
下山路の遠見尾根がとても長かったのも記憶に鮮明に残っています。
五竜スキー場のゴンドラで下山。タクシーで車に戻りました。
投稿: 黒豹の保安官 | 2006年6月22日 (木) 09時52分
>黒豹の保安官さん
コメント、ありがとうございます。
同じコースでしたね。
剣がよく見えたのも同じ。
ぼくのときは、五竜山荘の個室で、いい印象でした(時期が早かったので)。
下山は、同じくゴンドラでした。
次回、鹿島槍について書く予定ですが、写真の準備がなかなかできません(^_^;)
投稿: やまおじさん | 2006年6月22日 (木) 21時35分