【読】出会ったときが買いどき
本屋で思いがけない本に出会うことがある。
きのう、新宿にある大型書店(ジュンク堂書店)へ行った。
http://www.junkudo.co.jp/
ほしかったのは、赤坂憲雄さんの 『東西/南北考』 (岩波新書)だった。
五木寛之さんの著書で知った。
五木さん推薦の本だ。
いま、読みすすめているので、また改めて紹介しよう。
<東西から南北へ視点を転換することで多様な日本の姿が浮かび上がる。「ひとつの日本」という歴史認識のほころびを起点に、北海道・東北から奄美・沖縄へと繋がる南北を軸に、縄文以来の「いくつもの日本」の歴史・文化的な重層性をたどる。新たな列島の民族史を切り拓く、気鋭の民俗学者による意欲的な日本文化論>
この書店の「地方史」コーナーは、アイヌ関係の書籍の品揃えが充実している。
地方出版社の本がたくさんあるので、よく立ちどまって書棚を見る。 きのうは、ここで、分厚い一冊の本をみつけた。
『旭川・アイヌ民族の近現代史』 金倉義慧(かなくら・ぎけい)著
高文研 2006.4.15 \3800
http://www.koubunken.co.jp/
http://www.koubunken.co.jp/0375/0362.html
値がはるので、どうしようか迷ったあげく、買った。
あたらしい本に出会ったとき、買おうかどうしようかと迷った場合、ぼくは無理をしてでも買うことにしている。
というのも、そのときを逃したために、後から入手しにくくなって歯噛みしたことが何度もあったからだ。
「出会ったときが買いどき」 ・・・これも何かの縁だろう、と考えることにしている。
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コメント
なるほど、こんな本と出会いましたか。さすが、新宿ですね。どちらも知りませんでした。最近の吉本の新刊「老いの超え方」も凄みがあります。
投稿: 玄柊 | 2006年6月 1日 (木) 23時21分
<ご老人は超人間である。今年83歳になる戦後思想の巨人は糖尿病をかかえ、白内障と腸がんの手術をし、歩くことも本を読むこともままならない。そんな不自由をどのように自由に生きるのか?吉本老体論の決定版、ついに刊行!>
・・・と、こんな本だったんですね。
糖尿病だったことは知っていましたが、癌も患っていたんですね。
こんど、本屋で見てみます。
投稿: やまおじさん | 2006年6月 2日 (金) 22時39分