【読】コラムのたのしみ(晴読雨読日記)
【読】友人が残したもの 『晴読雨読日記』 (8/24) で紹介した本を読み始めた。
『晴読雨読日記』 岸本完司 著
(株)北のまち新聞社 「あさひかわ新聞」 発行 2006.8.6 1500円(税別)新聞連載コラムなので、一話がちょうど二段組の1ページ。
電車の中で読むのにちょうどいい。
この本の中の書評で扱っている対象は幅広い。
「私の好きな辞書」では、研究者の「英和商品名辞典」などというものもあるし、「スポーツ新聞のレトリック (1)~(4)」では、報知、スポニチ、サンスポ、日刊スポーツ、東京中日、といったスポーツ新聞が取りあげられている。
さらには、「日本語から見るパソコンの世界 (1)~(4)」では、パソコンのマニュアルやカタログに見られる不思議な用語をとりあげている。
この他、全381回にわたるコラムは、読み応えがある。
病とたたかいながら、死の直前まで書き続けられた文章の数々。
たくさんの方に読んでいただけたら、と思う。
著者の岸本完司について、ネット検索で見つけた記事がある。
→ 「あさひかわ新聞 / 編集長の直言」
http://www.eolas.co.jp/hokkaido/kitashin/column/2004/1214.html
また、このブログの8/24の稿にも追記したが、旭川市の書店で取り扱っている。
〒070-0037 北海道旭川市7条8丁目 こども富貴堂
TEL 0166-25-3169
→こども富貴堂
http://www.fukido.co.jp/group/gr_kodo.html
→こども富貴堂オゾングループ
http://blog.livedoor.jp/ozone_group/
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コメント
私はすべてを読みました。生前にもう少し本の話でもできたらよかったのにと思いました。それでも、文章を読むということは、一方的ではありますが、それに近い経験をしました。小津が好きだったことが分かって驚いたり笑ったりしました。誤訳を指摘しているところも面白い。
投稿: 玄柊 | 2006年8月29日 (火) 06時52分
>玄柊さん
ぼくはまだ100ページちょっとです。
全体の四分の一。
感心したのは、文章のうまさでした。
文は人也、といいますが、彼の人柄がしのばれます。
ゆっくり時間をかけて読みながら、文章修行をしています。
投稿: やまおじさん | 2006年8月29日 (火) 21時19分