【読】うれしい書評(道新)
北海道で、たぶんいちばん読まれている新聞 「道新」(北海道新聞)。
その10月1日(日)読書欄に、ぼくにとってうれしい書評が載った。
岸本完司 著 『晴読雨読日記』 (自費出版) \1575このブログで、もう何度も紹介したが、著者はぼくの旧友だった。
この本は、彼が地元の新聞に連載していた書評エッセイをあつめたもの。
「道新」の書評によると
「一昨年の十二月、悪性リンパ腫のため五十三歳で亡くなった旭川在住の翻訳家が、地元紙に連載してきた書評コラムを一冊にまとめたものである。 旭川在住の父親が発行人となり、旧友たちが編集協力して出版された」
中学一年から高校卒業後まで、長いつきあいだった。
こんなふうに、本人がいなくなってから、書き遺した文章を読むことになり、ブログで紹介するとは思ってもいなかった。 早すぎる死だった。
この「道新」の書評記事の切抜きが、今日、お父さんから送られてきたので、掲載する。
こういうとき、人はよく 「冥福をいのる」 だの「合掌」 だのと書くが、ぼくは書かない。
そんな言葉では言いあらわせないほどの、深い喪失感が、今になってじわじわと押し寄せてくる。
それほど深いつきあいがあったとも思わないが、一時期、いっしょにアパートを借りたり、土方のアルバイトをしたり、山に登ったり、ジャズ喫茶や浅川マキのコンサートにいったり、・・・いろんなおもいでがある。
淋しいな・・・。
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コメント
『晴読雨読日記』についての、こんなサイト記事を見つけました。
<岸本完司著「晴読雨読日記」をサラサラとめくれば…>
http://www.eolas.co.jp/hokkaido/kitashin/column/2006/0912.html
投稿: やまおじさん | 2006年10月 6日 (金) 18時25分