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2006年11月の21件の記事

2006年11月30日 (木)

【読】思想なんかいらない

月曜日だったかな、勤め先の近くの新古書店(BOOK OFF)で、タイトルにひかれて買った本。 350円だった。
Seko_kouji_1勢古浩爾 (せこ・こうじ) 『思想なんかいらない生活』
  ちくま新書 479 (2004.6.10)
著者については、よく知らない。
ちくま新書 『自分をつくるための読書術』 『こういう男になりたい』 の二冊、宝島社 『中島みゆき・あらかじめ喪われた愛』 という著作あり。
現在、洋書輸入会社に勤務(サラリーマンらしい)。

この本、じつに胸のすくような爽快な内容。
読み始めるまでは、なんだか怪しげな本かな、と思っていたが、とんでもない。
とてもしっかりした内容。 かつ、説得力あり。 しかも、わかりやすい。

 「思想」というものは、私たちの生活に必要なのだろうか?
 あるいは、思想や哲学が、今のこの生活に必要なのだろうか?
   ― カバー見返しから ―
著者のこたえは、「そんなもん、いらん」 「もっと大切なものがあるんだよ」 ということか?
目次をあげておこう。

第一章 知識人にご用心
第二章 「ふつうの人」、インテリに叱られる
第三章 いったいなんのための思想か
第四章 インテリさんがゆく
第五章 本は恥ずかしい
第六章 勝手に「大衆」と呼ばれて
第七章 思想なんかいらない生活

この第四章で槍玉にあげられている、インチキなインテリども(著者がいうところの)には、竹田青嗣、加藤典洋、橋爪大三郎、小浜逸郎、柄谷行人、蓮実重彦、大澤真幸、福田和也、中島義道、永井均、池田晶子、姜尚中、副島隆彦、・・・なんて名前がずらり並んでいるが、自慢じゃないがほとんど知らん人ばかり。
それが、おもしろいのだ。
エラそうなことを書いている、これらの人々の著作から例をひいて、いかにわけのわからないものを大層ぶって書いている輩かということを、しつこいくらいに、これでもかと書き綴る。
その一例をあげようと思ったが、めんどうなのと、夜も更けてきたので(とっくに寝る時間だ)やめにする。
読みながら、ほんとうに何度も声をあげて笑ってしまった。 爆笑。

こんな紹介だと、誤解されるかもしれないが、著者の意図(意思)はきわめてまじめ、好感がもてる。
すくなくとも、次の二人のことを教えてもらえたことで、ぼくはこの著者に感謝したい。

その一人は、エリック・ホッファー。
アメリカの 「沖仲士の哲学者」と呼ばれた人(らしい)。
『エリック・ホッファー自伝』 (作品社)、『波止場日記』 (みすず書房) というのを読みたくなった。

もう一人は、ぼくも名前だけは知っていた、シモーヌ・ヴェイユ。
フランスの高等中学の哲学教師(つまり、インテリ)だったが、工場労働者(女工)の世界に飛び込んで、『工場日記』 を残した。 これも読んでみたくなった。

そして、これは蛇足だが、あとがきの中でこう書いているのが、ぼくにはことに嬉しかった。
というか、この言葉で、ああ、この著者は信用できる人かもしれないな、と思ったのだ。

 <ところで 「思想家」 をとりあげるのなら、なぜ吉本隆明が入っていないのかと怪訝におもわれたかたがいるかもしれない。 理由はふたつある。
 ひとつは、吉本隆明だけは依然として別格だからである。 本書を書きながらあらためてそのことを実感した。 別格すぎる。 吉本隆明はわたしが唯一恩恵を蒙った 「思想家」 である。 かれの 「思想」 だけがこの世界のなかで、またわたしの半生のなかで、例外的に唯一役に立ったのだ。 役に立ったどころではない。>
  ― あとがき ―

ぼくは、「吉本教」(そんなもんはもちろんないのだが)の信徒でもなく、吉本崇拝者でもない。 吉本さんを敬愛(あぁ、恥ずかしいな)、尊敬(これも恥ずかしい)、・・・まあ、どうでもいい、これまでさんざん書いたから、ここには書かないけれど、これからも読み続けて教わることの多い人だと考えている。
これこそ蛇足だったかな。 ま、いいや。 寝よう。

2006/12/2 写真追加
エリック・ホッファー 『波止場日記 労働と思索』 (田中淳 訳/みすず書房)
シモーヌ・ヴェイユ 『工場日記』 (田辺保 訳/講談社文庫)
Eric_hofferSimone_weil_1   

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2006年11月26日 (日)

【楽】きょうのしごとはつらかった♪

あまり仕事のことは書かないようにしているのだが・・・たまには日記風に。
ひさびさに、土日連続休日出勤というのをやってしまった。
金曜の夜と土曜の夜は、帰宅が御前様。
今日は、夕方あがることができたが、やれやれ、なのだ。

ふと、昔、流行った ♪きょうの~ しごとはつらかった~♪ という歌をおもいだす。
岡林信康。
最近どうしているのかと思っていたら、つい先日ちらしが入って、この近くのホールでコンサートをするらしい。
12月だったかな。
なかなか高額な料金設定で、演奏曲目を見ると 「山谷ブルース」 なんかがはいっていた。
というか、「あの山谷ブルースの・・・」 という感じの紹介文が載っていた。
バンド編成で、琉球色の音楽というふうに見うけられた。

家人はなんとなく関心を示して、行ってみようかと言うが、ぼくは食指が動かないのでやめにした。
うーん、いまだに 「山谷ブルース」 を歌っているのかぁ・・・。
べつに嫌いな歌手ではないが、もうちょっと時代の流れに目を向けてほしいな、と思う。
何十年も前に爆発的にヒットした数曲だけで勝負、というのは、ちと淋しい。

高田渡さんのように、生涯、変わらない歌の世界を頑なと思えるほどくずさなかった人はエライと思う。
(ご本人はいたって自然体だったと思うが。)
その渡さんにしても、ちゃんと、新しい試みは続けていたのである。
一本芯が通っていて、しかも、時代の流れに反応して変化していく。
そういう歌い手が、ぼくは好きだ。

山崎ハコさんや中島みゆきさんを好きな理由は、きっとそういうことなんだ。

あ、結局、日記にはならなかったな。 ま、いいや。

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2006年11月23日 (木)

【遊】きょうのおでかけ

ここに引っ越してきてから、二度目の秋。
このところの冷えこみで、いっきに色づきがはやまった。

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昼から、ひさしぶりに奥多摩へ。
吉野街道沿いにある「獅子口屋」に寄って買い物。
つぎに、吉野街道の寒山寺駐車場に車をとめて、対岸の「ままごと屋」へ。
売店で、炒り豆腐とがんもどきを買う。
いつもの澤ノ井プロムナードで、家人は利き酒。
その後、ゆば入りうどんとそばを食す。 うまかったなぁ。

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最後に、奥多摩駅近く(国道411号線=青梅街道沿い)の「もえぎの湯」で温泉。
曇り空、肌寒い一日だったけれど、雨にならず、いい休日だった。
そんな秋の日のおでかけ。         

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2006年11月22日 (水)

【演】始末とケチ

きのうの続きで、桂枝雀さんのTV放映(1983年・大阪毎日放送=TBS)から。
大阪ことばで「始末」とは、「倹約家」「節約家」というニュアンス。
東京だと「ケチ」という露骨な表現になるが、上方ことばはさすがに奥床しい。

Kamigata_rakugo_jiten「始末の極意」という噺。
『現代上方落語便利事典』 (相羽秋夫著/少年社/1987年) という、文字どおり便利な事典をひもといてみると、枝雀さんの師匠の桂米朝さんの録音があるらしいが、ぼくは聞いていない。
「始末屋」と呼ばれる男に、そのコツ(始末の極意)を教わりにいったアホの話だ。
ストーリーはいたって単純。 ほかの噺でもよく使われるクスグリの連続。
爆笑ネタといえる。

それはそうと、この音源(83.7.17)のマクラでしゃべっている、枝雀さんじしんのこどもの頃のエピソードが、ホロリとくるいい話で好きだ。
戦後、物資の乏しい時期、前田達少年(枝雀さんの本名)とお姉さん、おかあさんの三人で、ひとつの小さな饅頭をわけあって食べた。 ちいさな饅頭のかけらをかじって、飲み込んでしまうとそれでオシマイだから、口の中でいつまでもローレローレ、ローレローレと転がす・・・。
笑わせながら、「情」のあたたかさを感じさせる手腕はさすが。

この噺のサゲは単純なだけに、ここでばらしてしまうのは気がひけるが、ちょっとだけヨ。
始末の極意を伝授するために、庭につれていかれるアホ。
庭の木の枝にかけた梯子をつたって、枝に両手でぶらさがりなはれ。 はい。
梯子をはずされて、全体重を両手にあずけるかっこう。
これから始末の極意を伝授する。
まず、左手を離しなはれ。 ハナチマシタ(離しました)。
こんどは、右手の小指を離しなはれ。 ハナチマシタ。
つぎは薬指を・・・。 く、薬指ですか、ハナチマシタ。
たかたか指(中指)を。 ハナチマシタ。
・・・と、さいごに親指と人差し指だけで枝にぶらさがるアホに向かって、こんどは人さし指を離しなはれ。
そ、そればっかりは。 できないか。 できまへん。
よう離さんか。 これっばりは離せまへん。 ・・・

勘のいい方なら、これでオチ(始末の極意)がわかるはず。
ここまでにしておこうかな。

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2006年11月21日 (火)

【演】みかん、おまへんか

ひさびさの演芸日誌だが、いぜん書いたことのあるハナシだから、いわば二番煎じ。
みかんを食べようと思って、くだもの籠から取りだしたものが、ぐじゅぐじゅだった。
そこで、ふと思いだしたのが、桂枝雀が演じた「千両みかん」という噺。

Shijyaku198307tv_1江戸時代、いまとちがって季節ごとの食べ物(季節の味覚)が定まっていたころのこと。
さる大店の若旦那が寝ついてしまった。
なんの病なのか、医者に診てもらっても「気の病」と言われるばかりで、原因がかいもくわからない。
番頭がようやく聞きだしたところによると、この若旦那、夏の暑い盛りにみかんが食べたくて食べたくて、とうとうみかんに恋わずらいしてしまったのである。
かわいそうなのは番頭。
大旦那に命じられて、大阪市中をみかん求めてさまよい歩く。
みかんが見つからなければ若旦那は死んでしまう、いわば主殺し、はりつけの刑だと大旦那に脅迫されて、「みかん、おまへんか? 」 と、歩きまわる番頭があわれだが、妙に可笑しみのある噺だ。
サゲは、番頭が若旦那の食べ残したみかんの残り、三袋(房)持ってドロン。
一個千両という値がついてしまった、みかん。 一個に十袋(房)あったので、三袋でも三百両の値打ち・・・と、この番頭は思ったのだ。 なんとも涙ぐましい。
このあらすじだけでは、ばかばかしいの話ようだが、ここに至るまでの大阪市中での番頭の苦闘(珍道中)、赤物問屋(果物問屋)と番頭のやりとり、みかん三袋のために失踪してしまう番頭の心理・・・こういったものが、枝雀一流の話術で巧みに語られる傑作。
なんど聞いても笑えて泣ける。

ぼくの持っている音源は、1983年4月から9月にかけて、TBSテレビで放映された(制作は大阪毎日放送)、「笑いころげてたっぷり枝雀」というライブ録画番組の音声だけをカセットテープに録ったもの。
当時、わが家にはビデオ・デッキがなかったのだ。
録画できていれば貴重な映像だったのになぁ・・・。

全23回の演目。
1. 83.4.10 延陽伯
2. 83.4.17 鷺とり
3. 83.4.24 宿替え
4. 83.5.1 愛宕山
5. 83.5.8 米揚げ笊(いかき)
6. 83.5.15 崇徳院
7. 83.5.22 くっしゃみ講釈
8. 83.5.29 天神山
9. 83.6.5 ちしゃ医者
10. 83.6.12 軒付け
11. 83.6.19 うなぎや
12. 83.6.26 ふたなり
13. 83.7.3 青菜
14. 83.7.10 饅頭こわい
15. 83.7.17 始末の極意
16. 83.7.24 千両みかん
17. 83.8.7 蛇含草(じゃがんそう)
18. 83.8.14 舟弁慶(ふなべんけい)
19. 83.8.21 皿屋敷
20. 83.8.28 道具屋
21. 83.9.4 貧乏神 (小佐田定雄作)
22. 83.9.11 八五郎坊主
23. 83.9.18 親子茶屋

この枝雀師にしろ、伊丹十三にしろ、才能のある人が自ら命を絶ったのはなぜだろう、と、不思議な気がする。 

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2006年11月20日 (月)

【楽】北海道最終日のレポート

11/18(土)、札幌の「bistro DEPOT (でぃ~ぽ)」で行なわれた、須藤もんさんと井浦しのぶさんのライブ。
四日間の北海道ライブ・ツアーの最終日。
旭川から、友人とそのお知り合いの方が聴きにいってくれた。

帰宅後、友人が彼のサイトに写真と文章を掲載してくれたので、紹介したい。
のびやかな表情の、いい写真だ。

NORTHLAND ART STUDIO (玄柊さん)
http://northland-art-studio.web.infoseek.co.jp/

彼のブログに、このライブのことを書いたエッセイがある。
(上のトップページにもブログへのリンクあり)
芸術家の肖像 11/20 「須藤もんライブ-通奏低音の如く」
http://red.ap.teacup.com/artist/

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2006年11月19日 (日)

【読】弾左衛門、その後 (続)

塩見鮮一郎さんの本を、図書館から借りたり、本屋で買ったりして集まった。
これから少しずつ読んでいくのだが、とりあえず紹介しておこう。
塩見さんの肩書きは 「文筆家」 ということになっているが、小説も書き、評論も書いている方。
Kokoro6_31938年、岡山市生まれというから、1932年生れの五木寛之さんよりも少し年下ということになる。 こういう優れた仕事をしている人がいることを知ったのも、五木さんの著作のおかげである。
五木寛之 『日本人のこころ 6』 講談社 2002.7
五木さんと塩見さんとの対談が載っている。

Shiomi_kuruma1_1Shiomi_kuruma2Shiomi_kuruma3塩見鮮一郎
『車善七』 三部作
 (巻の一、二、三)
 講談社 2004年
巻の三の帯には、永六輔さんの次のような推薦文があり、永さんらしい柔軟な視線が感じられる。
<江戸を日のあたらぬところで支え、穢多と称され、非人と呼ばれた人たちがあったという。 浅草は浅草寺をはさんで対立したそうだが何があったのだろう。 車善七という名前は日本の芸能に興味を持ったとたん目にするけれども、いったいどんな人だったのだろう。 僕がこの『車善七』三冊を、無理にも時間を作って読まないと浅草育ちとは言えなくなると思う。>
たしかに大部である。 A5版ハードカバー。 三冊で合計1650ページ。

Danzaemon_to_sonojidaiDanzaemon_seido塩見鮮一郎 『弾左衛門とその時代』
 ― 賤民文化のドラマツルギー ―
 批評社 1991.8
塩見鮮一郎・中尾健次・藤沢靖介・松浦利貞・三橋修・松岡満雄
 『弾左衛門制度と賤民文化』
 批評社 1992.10
この二冊は図書館から借りてきた。

GoumuneHiningashira_kurumaBurakushi_1塩見鮮一郎 『乞胸』
  ― ごうむね 江戸の辻芸人 ―
 河出書房新社 2006.7
<被差別民となった江戸の武士たち 「ごうむね」とは、江戸初期、戦乱がおさまって天下が平定されるとともに、余剰人員となって失職した武士たちが、同じ境遇の長嶋磯右衛門のもとに集められ、乞食に身を落として大道芸をなりわいとした身分の者をさす。 浅草弾左衛門、車善七の支配を受けた彼らの生態を、豊富な図版とともにまざまざと滑車する。> (帯から)

塩見鮮一郎 『江戸の非人頭 車善七』
 三一書房(新書) 1997.11
塩見鮮一郎 『脱イデオロギーの部落史』
 ― 呪縛が解けて歴史が見える・・・ ― 人間出版 2005.12

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2006年11月17日 (金)

【楽】須藤もん 12月ライブ

北海道ライブ・ツアーも、今夜と明晩をのこすだけ。
明晩は・・・いよいよ最終日です。 お聴きのがしなく。

●11/18(土) 札幌 「bistro DEPOT(でぃ~ぽ)」
札幌市南区澄川6条4丁目 澄川第2ビル
(地下鉄南北線澄川駅下車徒歩10分/西岡生協駐車場並び)
 「須藤もん ソロライブ」
 オープニングアクト 井浦しのぶ
18:30 開場 / 19:00 開演 料金 2,000円(ワンドリンク付)
ご予約・お問い合わせ : でぃ~ぽ TEL 011-818-1962
 bistro DEPOT http://depot.cube-web.net/

北海道ライブ・ツアーは、おかげさまで好評のようです。
会場でのCDの売れ行きもいいとか。

そして・・・
須藤もんさんの12月のライブ2本 が決まっています。

●12/9(土) 西荻窪 「のみ亭」
 JR中央線 西荻窪駅南口 徒歩5分
  (杉並区松庵3-37-20) TEL 03-3332-6708
 19:30 開演  料金 1,000円

●12/16(土) 国分寺 「giee(ギー)」
 JR中央線 国分寺駅北口 徒歩3分
  (東京都国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1)
  TEL 042-326-0770  http://giee.jp/
  19:30 開演  投げ銭
 出演 対馬照 / 須藤もん  ※ゲストあり

国分寺のお店は、じつは、ぼくの住まいの近く、というか通勤駅のすぐ近く。
楽しみだなぁ。
Sudomon_6

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【読】弾左衛門、その後

数日前に、ようやく読み終えた。
Asakusa_danzaemon1_4Asakusa_danzaemon2_1Asakusa_danzaemon3_2塩見鮮一郎
『浅草弾左衛門』 三部作
批評社 (新装版)

図書館から借りてきて、毎日すこしずつ読んだ。
入手が難しい本だったが、幸い、小学館文庫で入手可能だったので買ってしまった。
読み終えたばかりだというのに、文庫版が手許に残った。
Danzaemon1Danzaemon2Danzaemon3Danzaemon4Danzaemon5Danzaemon6      

こうして並べてみると、なかなか壮観だ。
文庫には文庫のよさがあって、著者のあとがきが二種類(新装版、文庫版)と、岡庭昇氏による解説が付いている。
図書館から借りていたのは新装版だが、そのあとがきが、なかなかいいのだ。

『浅草弾左衛門』(新装版) 巻末
 「新装版」刊行によせての寸感
  (塩見鮮一郎)

<自分で書いたものを自分で読む。 書き終えたばかりで、まだナルシズムの強く残っているうちは、それなりに楽しい。 しかし、十年ほどもたってしまうと、気はすすまないし、アラばかりがみえてくる。 (中略)
でも、耐えて読んでいるうちに、それらの場面を書いていたときの自分をひょいと思いだすときがある。 (後略)>

長くなるが、この後の部分をもうすこし引用してみたい。
奥様の恵利子さんのことを綴った部分。

<住吉村での主人公と母の再会のシーンを書いていると、妻の恵利子の母がやってきた。 隣りの部屋に見えているのに失礼したまま、涙ぐんで書きつづけていたこと、・・・>

<こんど 『浅草弾左衛門』 の再読をはじめてすぐに、癌との敗北必至の闘いを三年もつづけていた恵利子が、ついに逝ってしまった。 そのことも、この小説を書いていたころの自分がすぐにちらついてしまう理由かもしれない。 第三部に、江戸川を、親がもが子がもを引きつれて泳いでいる場面が書きとめてある。
  荷船の行き通うなかを、親鴨が子鴨を引きつれて泳いでいた。
  ひょっひょっひょっ、と鳴いている。
アパートの前が、善福寺川だった。
江戸川ではなく、この川で鴨の行進を見た。 鳴き声も、ひょっひょっひょっと聞こえた。 両岸がカミソリ堤防でなんの風情もない汚い川だが、鴨の家族は心をなごませてくれた。(略)>

Danzaemon_nazo_1今読んでいるのがこれ。
『弾左衛門の謎 歌舞伎・吉原・囲内』
 塩見鮮一郎 (三一書房)
図書館から借りて読んでいるのだが、じつにおもしろい。
小説ではなく評論。
著者の塩見さんは、弾左衛門についてそうとう調べている。
江戸時代の、いろんなことが見えてくる本だ。


Shiryou_danzaemon2先日、思い切って入手。
『増補新版 資料 浅草弾左衛門』
 塩見鮮一郎 (三一書房)   

他にも数冊購入したが、いずれまた紹介したい。
おなじく塩見さんの小説 『車善七』 (三分冊、筑摩書房)も入手した。

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2006年11月15日 (水)

【楽】メッセージfromすどもん

いつものように、数十件のスパム・メールの整理をしていたら・・・
今朝9時すぎに届いていた、須藤もんさんからのメッセージ(メール)。
「これから出発します。・・・北海道の皆様にすどもんからよろしくお伝え下さい」
後は、私信なので、残念ながら公開できません。
(面白いことが書いてあるんだけど・・・さすがにそのままここには書けないのです)

今夜のライブ、今ごろ佳境に入ってるんだろうなぁ。
がんばれ、すどもん!

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2006年11月13日 (月)

【楽】いよいよ、北海道ツアー

須藤もんさんの北海道ライブ・ツアーが、いよいよ11/15(水)から。
たくさんの方々のご来場をお待ちしています。

Sudomon_3 須藤もん公式サイト
  http://homepage2.nifty.com/sudomon/

 須藤もん公式サイト(携帯用)
  http://homepage2.nifty.com/sudomon/mobile/

 札幌発・アコースティック音楽情報サイト「ヴァールハイト」
  http://sapporolive.cube-web.net/

11/15(水) 小樽 「一匹長屋」
小樽市花園3-3-3(JR南小樽駅下車 徒歩10分位)
 「須藤もん・井浦しのぶ瀬尾高志DUO ジョイントライブ」
20:00 開演 料金 2,000円(ワンドリンク付)
ご予約・お問い合わせ : 一匹長屋 TEL 0134-32-4049
 一匹長屋 http://shino.cside.com/nagaya/
 Shinobu Iura Official Website (井浦しのぶさん)
  http://sapporolive.cube-web.net/shinobu/
 Bassist SEO TAKASHI Web Anabiosis of JAZZ (瀬尾高志さん)
  http://plaza.rakuten.co.jp/anabiosisofjazz 

11/16(木) 札幌 「も~り~処 才谷屋(さいたにや)」
札幌市中央区南3西5(狸小路5丁目)三条美松ビル3F
 「須藤もん ソロライブ」 (オープニングアクトあり)
20:00 開演 料金 1,500円(ワンドリンク付)
ご予約・お問い合わせ : 才谷屋 TEL 011-271-2747

11/17(金) 札幌 「リブギャラリー」
札幌市中央区盤渓435番地26
  リブギャラリーの地図 http://ma-da-ra-web.hp.infoseek.co.jp/libmap.gif
TEL 011-622-4392
 「須藤もん ソロライブ」
19:00 開場 / 20:00 開演
料金 前売 2,000円 / 当日 2,500円(ワンドリンク付)
お問合せ・前売予約 TEL 011-622-4392 / 携帯 090-8909-1233 (大利)

11/18(土) 札幌 「bistro DEPOT(でぃ~ぽ)」
札幌市南区澄川6条4丁目 澄川第2ビル
(地下鉄南北線澄川駅下車徒歩10分/西岡生協駐車場並び)
 「須藤もん ソロライブ」
 オープニングアクト 井浦しのぶ
18:30 開場 / 19:00 開演 料金 2,000円(ワンドリンク付)
ご予約・お問い合わせ : でぃ~ぽ TEL 011-818-1962
 bistro DEPOT http://depot.cube-web.net/
 Shinobu Iura Official Website (井浦しのぶさん)
  http://sapporolive.cube-web.net/shinobu/

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2006年11月12日 (日)

【山】たまたま深田百名山

ぼくが使っているこのブログ「ココログ」に、マイ・フォトというアルバム機能がある。
フォト・アルバムを作ろうと思いながら、ずっと使わずにいたが、このたび
「たまたま深田百名山」 というタイトルでフォト・アルバム掲載開始。

Hukada_hyakumeizan深田久弥氏の 『日本百名山』 は、いい本だ。
登山家であり、文筆家だった深田久弥さんが、ご自分の基準で選んだ日本の百の名山の登攀記・エッセイである。
だが、この「百名山」という言葉が、山登り愛好家のあいだにおかしなブームを巻き起こしてしまった。
深田さんが選んだ百名山をすべて登ることに情熱をかたむける人たちが出てきたのだ。
深田さんも、今ごろ苦笑していることだろう。

まあ、中高年になって山登りの魅力に開眼した方々が、どの山に登ろうかと迷ったときのガイドにすることに異存はないが、ちょっと異常なブームがいまだに続いているのは、なんだかなぁ。

ぼくの山登りは、登りたいと思った山に登ることだったから、「深田百名山」は何の基準でもない。
ぼくの登った山が、たまたま「深田百名山」だったというだけ。
そんなひねくれた思いから、このタイトルをつけた。

深田氏が選んだ百の名山は、たしかに魅力的な山ばかりだ。
ぼくが「たまたま」登った「深田百名山」のうちのいくつかの山の山行写真を、少しずつアップしていくつもり。
たまたま深田百名山
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/photos/hyakumeizan/

ブログの 「【山】山日誌」 のカテゴリーに、文章とともに掲載している写真ばかりだが、こうしてフォト・アルバムにしてみるのも面白いなぁと思いながら、楽しんでいる。
【山】山日誌 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat5433181/index.html

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2006年11月10日 (金)

【読】柳葉魚(続)

きのうの続き。シシャモについて。
「シシャモ」はアイヌ語からきている。
まあ、なんとなくそんな感じのすることばだ。
「トナカイ」「コンブ」もアイヌ語。
それぞれ、tonakkai、konpuがアイヌ語の発音らしい。

Kayano_ainugoNakagawa_ainugo手許に、なぜかアイヌ語辞典が二冊ある。
『萱野茂のアイヌ語辞典』 (草風館)
『アイヌ語千歳方言辞典』 中川裕 (草風館)
「シシャモ」のアイヌ語は、susu-ham(ススハ)。
「スス」は柳、「ハ」は葉を意味する。
萱野さんの辞典には、スス【susu】ヤナギ:神に捧げるためのイナウを作る材料とある。 「イナウ」は、木で削った御幣のようなもの、という説明もあるが、わりとよく知られているはず。
削りかけ、と言うほうがイメージがわくだろう。
祭壇を飾るための削り花(北海道大百科事典)、という説明もある。

『北海道大百科事典』 (北海道新聞社)という、上下二巻の百科事典が、なかなかのすぐれものだ。
「シシャモ」をひいてみると、三分の一ページにわたって説明がある。
これを読んで、いろいろとわかった。

シシャモは、ニシン目キュウリ魚科の魚。 同類の魚は他に2種類あり、いずれも北米沿岸に分布。 太平洋の日本側に分布し、しかも北海道の太平洋岸にだけ見られる純道産子の魚、とある。
【アイヌ知識】 として、アイヌ語のスス・ハのなまりで、上に書いたようにヤナギの葉の意味、とも書いてある。
凶漁の年に天上の神の国の柳の葉に生命を与えて川に流したという伝説があるそうな。
いかにもアイヌの人たちの自然観らしい、いい話だ。
ヤナギの葉の散る初雪の頃に産卵のため川をのぼるので、初雪のことを 「シシャモ・ウパ と言う (ウパ upasは雪)。
また、雪虫のことを 「シシャモ・キキ と言う(キキ kikirは虫)。

こんなことを性懲りもなく調べていると、アイヌの人々の伝統的な考え方、生き方、自然観、といったものがわかってきて、興味深いのだ。
よく 「豊かな自然観」 と言うが、掛け値なしにそうだと思う。

Kikigaki_ainuシシャモの料理法も 『北海道大百科事典』 に載っている。
生干しをあぶって食べるのが最もうまい、とある。 もっともだ。
生は刺身、素焼き、塩焼き、揚げ物、甘露煮、こぶ巻きにする、とも。
よだれがでそう。

もう一冊、紹介しておこう。
『聞き書 アイヌの食事』 (農文協・日本の食生活全集48)
アイヌ語学者で、知里幸恵さんの弟さんだった知里真志保さんの、そのまた晩年の奥様だった萩中美枝さんが、この本の執筆者として名を連ねている。
ざっと見た感じでは、アイヌの人たちがシシャモをどのように料理していたか、見つけられなかったが、この本もまたいい本だ。

今夜は、ぼくがかねがね関心をもって読んだり調べたりしている、アイヌの世界の一端にふれてみた。
まだまだ勉強途中だし、ほんとうは北海道のアイヌの人々の生きた姿、暮らしや文化に接したいのだが・・・。

参考として、ぼくのウェッブ・サイトのアイヌ・コーナーのようなものへのリンクも書いておきます。
「晴れときどき曇りのち温泉」 資料蔵 アイヌ資料編
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/k_ainu.html

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2006年11月 9日 (木)

【雑】柳葉魚

柳葉魚、と書いて「ししゃも」と読む。
Shishamo北海道(苫小牧)の親戚が送ってくださった。
うれしいなぁ。
ししゃもの写真を載せたかったが、冷凍庫に入れてしまったし、冷凍ししゃもの写真はあまり美しくないので割愛。
フライパンにのせて弱火で時間をかけて焼く。

フライパンにこびりつかないように焼くには、こつがいるようだ。
今夜は、ちょっと失敗(だから、焼きあがった姿の写真も割愛)。
じつに、うまかったなぁ。

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2006年11月 7日 (火)

【雑】たまには日記風に

さっさと寝ればいいのに、まだ起きている。
今日の昼休みに買った、こんな本。
Slow_blog『スローブログ宣言!』 鈴木芳樹 著 (技術評論社)
じつは、知人のブログで紹介されているのを見て、読んでみようかと思ったのだ。
あくせくしないで、のんびりとブログを楽しみましょうや、と、まあ、こんな主旨の本かな?
なかなか面白そうだ。
書きたいことを、書きたいように書く。
あまり周りを気にしないで、ね。
もちろん、読んでくださる方を念頭に置いてのことだが、前にも書いたように、いちばんの読者は自分自身なのである。
何度も読み返して、面白いなぁ、とか、つまらんことを書いてるなぁ、とか、自分で遊んでいるわけです。

今日は「立冬」。
「風立ちぬ、今は秋」 と歌ったのは、松田聖子だったか、堀辰雄だったか。
いつのまにか、冬が近づいてきて、強い風が吹いた日だった。
北海道では、とんでもない竜巻。
あそこは、行ったことがあるところなので、人ごととは思えない。

塩見鮮一郎 『浅草弾左衛門』 (三部作)の、第三部。
その三分の一まで読みすすんだ。
大長編小説だな。 あと少し。
あれから、塩見鮮一郎の本を何冊か手に入れたので、おいおい紹介しようかな、と思う。

まだ週のはじめ。
先は長いので、とっとと寝よう。

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2006年11月 5日 (日)

【楽】ISOICHI WORLD

五十一(いそいち)さんの4枚のアルバムCDを聴き始めている。
11/3 阿佐ヶ谷「あるぽらん」での、「いそ・もんライブ」会場で購入。
五十一さんの音楽、これまでほとんど聴いたことがなかったのだが、おとといのライブで生の演奏を聴き、いいなぁと思って。
CDにも買い時というものがある。

最新アルバム 『遠くはなれて ISOICHI 4th ALBUM』 から順に、過去のアルバムにさかのぼって聴いている。
ライブで耳にした曲がたくさんあり(あたりまえだ)、いちど聴いただけの曲がすぐにわかるというのも、ライブの印象が強烈だったんだろうなぁ・・・なんて思う。

Isoichi4遠くはなれて  ISOICHI 4th ALBUM (2006年)

1曲目 「Amazing Grace」 から、誰にもまねのできない五十一ワールドに引き込まれる。
よく知られているこの歌が「五十一節」になっている。
日本語訳詞:五十一。尺八がはいって、なつかしい響き。
3曲目 「春来峠」 は、はるきとうげ、と読む
春がかならず来る峠、というのは演歌風だが、やっぱりこれもブルースだな。
5曲目 「さよらな小唄」 女性の控えめなバックコーラス。 いいねぇ。
これはもう、日本のブルースだな。 浅川マキの世界と似たムードを感じた。
6曲目 「故郷よ」 これも演歌風歌詞だが、曲調は五十一さんの世界だ。
ライブで、この歌を歌う前に、北海道の羅臼峠から見えた国後島のはなしをされていた。
羅臼の港町が目にうかんでくるような。
7曲目 タイトル曲 「遠くはなれて」 ライブでの印象が強い。
シンプルな歌詞内容なのに、いちど聴いたら忘れられない。
8曲目、浅川マキ訳詞 「朝日のあたる家」 をみつけたときは、嬉しかった。
浅川マキの演奏とは、メロディーが微妙にちがうのも、おもしろい。
もともとがトラディショナル・ソングだから、メロディーは演奏者の個性が出るのであって、これも「五十一節」と感心。

・・・とまあ、このあたりが強い印象を受けた曲だが、じつは全曲いいと思う。
最終曲 「酒飲みブルース」 なんか、下戸のぼくにも酒飲み族の気持ちがわかるような。
高田渡さんの酒の歌に通じる世界。

おとといのライブではソロ演奏だったが、バックがつくと厚みがでるなぁ。
たくさんの人に宣伝したくなる、すてきなアルバムだ。
他の3枚も、おいおい紹介したい。

 ※ 誤解のないように書き添えておくが、ぼくは歌謡曲や演歌も嫌いではないのである。

(下の写真、左から)
『Lonely Road Isocihi 3rd Album』 (2003年)
『流れ者 ISOICHI SECOND ALBUM』 (2001年)
『WILDERNESS ICOICHI』 (1999年)

五十一さんのサイト ISOICHI WORLD
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/isoichi/page01.html

Isoichi3Isoichi2Isoichi1   

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2006年11月 4日 (土)

【楽】須藤もん・五十一ライブ (3)

昨夜のライブのさらに続き。
五十一(いそいち)さんは、一年の半分以上を全国のライブ・ツアーで過ごす、さすらいのミュージシャン。
今年の6月、五十一さんの北海道ツアーのうち、三日間を「いそ・もん北海道ツアー」と題して、もんさんが同行した。
 6/2(金) 小樽 「キッチンぐるぐる」
 6/3(土) 札幌 「リブギャラリー」
 6/4(日) 芦別 「貘」
この後も、五十一さんは、単身でツアーを続行。
車でまわるのである。

昨夜、五十一さんのお車を拝見する機会があったが、まさに動く家、といった感じ。
五十一さんの宿は、全国の「道の駅」だそうだ。
釣りをしながら、「日本道路公団」のお世話にならず、全国を股にかけて北は北海道から南は沖縄まで。
昨夜も、そんな旅のお話をライブの中で聞かせてくださった。

昨夜のライブでは、終演後、五十一さんが仙台で釣ってきてさばいた、しめ鯖がふるまわれ、ぼくもご相伴にあずかった。 イキがよくて、おいしかったなぁ。

五十一さんは、四本のギターをとっかえひっかえしながら、ブルージーな歌と演奏を聴かせてくれた。
ウィリー・ネルソンを思わせる風貌で、ときにしんみりと、ときにパワフルな、すてきな演奏。
アルバムを手に入れるいいチャンスだったので、終演後、四枚のアルバムを購入。

旅の途中では、なかなか更新できないので、ご帰宅後に書いているという旅日記もある
五十一さんのサイト ISOICHI WORLD
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/isoichi/page01.html
(試聴もできる)

昨夜も、「五十一ワールドへようこそ」という言葉で、ステージが始まった。
いきなりノックアウトされたような、そんなぼくの「五十一ワールド」体験だった。

Aruporan204Aruporan206Aruporan205今回の五十一さんの東京ライブ
今夜 11/4は、谷保(国立市)の「かけこみ亭」
明晩 11/5は、早稲田の「ジェリージェフ」
と続き、大阪にお帰りになるとか。
お聴きになったことのない方は、ぜひ五十一ワールドへ、どうぞ。

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【楽】須藤もん・五十一ライブ (2)

昨夜の、阿佐ヶ谷「あるぽらん」ライブの続きを書いておこう。
ぼくが楽しみにしていたのは、ひさびさの須藤もんさんの歌もさることながら、あおやぎさん・くみこさんとの共演、それに、五十一さんのライブの歌を聴くことだった。

じっくり歌を聴かせてもらいたい気持ちと、写真に収めたい気持ちで、ライブのときはいつも全神経を集中してのぞむ(というほど大袈裟でもないが)。
だから、セットリスト(演奏曲目)をメモする暇もない。
この日の演奏曲目で、特筆すべきは、須藤さんの「ノラ犬」という歌。
ライブではめったに歌わないが、須藤さん参加の『うたになれ』というアルバムに収録されている。
飯能に住む詩人・よしたけ和真さんの詞にもんさんが曲をつけて歌っているものだ。
http://homepage2.nifty.com/sudomon/album.htm

ところで、ライブ撮影では基本的に、ぼくはストロボを遠慮するので、一脚を使ってデジカメで写真を撮る。
どうしても露出不測になり、色合いが赤っぽくなるか、シャッタースピードが極端に遅くなってブレやすい。
難しいなぁ。

アコーディオンのくみこさんがとてもチャーミングな方で、ぼくは大好きだ。
高田渡さんのアルバムでバックをつとめた経歴をもつ、すごい腕前のアコーディオン奏者であり、その演奏はハートに響く。
須藤もんさんの言葉を借りると、
「くみこさんのアコーディオンには、泣き節が入るから、いっしょに演奏していて涙が出そうになることがあるの」・・・
「泣き節」とは、いい表現だと思った。

Aruporan202_1Aruporan203_1Aruporan201_1あおやぎとしひろさんと、くみこさんのバンド
 チープ・チーパーズ のサイト
http://homepage2.nifty.com/cheap_cheapers/
ライブ・スケジュールが載っているので、まだお聴きになったことのない方は、ぜひ、ライブですてきな演奏を体験してください。
いいですよ。    

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【楽】須藤もん・五十一ライブ

阿佐ヶ谷 「あるぽらん」 2006.11.3(祝)
 須藤もん・五十一 ライブ (いそ・もんライブ)
須藤もん(g,vo)
あおやぎとしひろ(mandolin) くみこ(accordion)
五十一(g,vo)

第一部 須藤もん さん
 ゲスト あおやぎとしひろ さん くみこ さん

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あおやぎさんとくみこさんの素敵なバックで、「冬は厳しく」「隧道」、そして「めし」という、おなじみのナンバー。
「冬は厳しく」の中の、あおやぎさんのマンドリンのワン・フレーズが、ぼくはたまらなく好きだ。
「隧道」のくみこさんのアコーディオンは、まさに「泣き節」で、いつも感動する。
「めし」は、アルバムではピアノが入っているが、今夜のようなチーパーズ・バージョン(チープ・チーパーズの四人のメンバーのうち、お二人だけだったが)、ぼくは好きだ。
(会場にいらした方が、いみじくもおっしゃっていたように、楽器がコーラスをかなでるような心地よい演奏なのだ。いいなぁ・・・)

第二部 五十一(いそいち) さん
年季のはいったブルージーな演奏に、聴き惚れ、圧倒された。
五十一さんのソロ演奏の後、須藤もんさん、あおやぎさん、くみこさんが加わって「さよなら小唄」を歌ってくれた。うれしかったなぁ。
(この歌は、五十一さんの持ち歌で、須藤もんさんもライブでよくカバー演奏している)
アンコールは、全員で2曲。
ホント、あたたかい雰囲気のいいライブだった。

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2006年11月 3日 (金)

【楽】いいライブだったなぁ

阿佐ヶ谷 「あるぽらん」 での 「須藤もん・五十一ライブ」 から帰ってきた。
いいライブだった。
あおやぎさんとしひろさんと、くみこさんの参加もうれしかった。
はじめて聴いた五十一さんもよかった。
写真をたくさん撮ったし、終演後の打ち上げにも同席させていただいて、書きたいことはたくさんあるけれど、遅くなったので明日。

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2006年11月 1日 (水)

【楽】須藤もんさん参加アルバム

須藤もんさんがバックコーラスで参加しているアルバム。
CheapersCheap Ceeapers チープ・チーパーズ
  Walkin' Walkin'
CHEAPERS HOME PAGE
http://homepage2.nifty.com/cheap_cheapers/

アノコガステキデムネガイタイヨ/KURAGE/歩こう/ワルツ/歩いて歩いて/甘いかおりの風も吹く (全6曲)
あおやぎとしひろ/くみこ/松枝秀生/杉原穂高 (以上、チープ・チーパーズ)
須藤もん(background vocals)=歩いて歩いて/甘いかおりの風も吹く(2曲に参加)

いいアルバムです。
チーパーズのサイトから注文できます。

あおやぎとしひろさんと、くみこさんが、11/3阿佐ヶ谷「あるぽらん」のライブにゲスト出演してくださいます。
また、共演の五十一(いそいち)さんは、今年6月に須藤もんさんが「いそ・もん北海道ツアー」で共演。
http://homepage2.nifty.com/sudomon/live2006.htm

五十一さんのサイト (ISOICHI WORLD)
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/isoichi/page01.html

11/3は、いいライブが期待できそう。
皆さん、ぜひお運びください。
阿佐ヶ谷あるぽらん'89 TEL:03-3330-8341
http://homepage3.nifty.com/aruporan/

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