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2006年12月 9日 (土)

【楽】【読】歌謡曲

雨の土曜日。 することがたくさんあるのに、こんなブログを書いている。
ま、いいか。

きのうの続き。
なつかしいレコードを引っぱりだしていたら、こんな本をみつけた。

Hiraoka_kayoukyoku_1平岡正明 『歌謡曲みえたっ』
  1982年  (株)ミュージック・マガジン
平岡さんはジャズ評論家その他の肩書きを持つ物書き。
吉本隆明さんとソリが合わない点などもあるが、ぼくは好きだ。
この本は、おもしろい。
1981年の紅白歌合戦、三波春夫、杉良太郎、沢田研二、山下敬二郎、桑田佳祐、ダウン・タウン(ブギウギバンドの方だけど)、ヒカシュー、谷村新司、根本美鶴代(ピンク・レディのミーちゃん)、山崎ハコ、石黒ケイ、・・・そんな名前が目次に見える。
いま気づいたのだが、巻末に歌手人名索引というのがあった。
青江三奈にはじまり、梓みちよ、阿保郁夫(タンゴ)、天池茂、・・・八代亜紀、矢野顕子、山口百恵、山崎ハコ、山下敬二郎、山本譲二、・・・。
平岡さんの守備範囲は、さすがに広い。

「山崎ハコと石黒ケイ ――鍵の二人」 という13ページにわたる音楽評がいい。

別のアルバム評では、ハコさんの 『幻想旅行』 というアルバムを高く評価している。
平岡さんは、どちらかというと石黒ケイがひいきだったらしいが、「山崎ハコ『幻想旅行』 ――ソウルフルってのはこのことだ」 (マラソン・レヴュー1980~1982/初出:週刊漫画ゴラク) という一文で、ベタほめである。
うれしいね。

本のタイトル 『歌謡曲・・・』 がいいな。
八代亜紀の歌はもちろん歌謡曲だが、山口百恵、山崎ハコ石黒ケイ、それに、きのうとりあげた小室等やイルカにしたって、「歌謡曲」 でいいのだ。
「歌謡」 って、悪いことばじゃない。 日本の伝統に根ざした歌なんだな。

Adlib1_2Adlib2_1石黒ケイ 『アドリブ』  1981年
このアルバム、まえにもとりあげたが、ぼくはLPとCDの両方を持っていて、いまでもときどき聴いている。
山崎ハコさんの提供曲が3曲、「暗闇のラブ・ソング」「鍵」「明日はクール」
五木寛之さんが Promotion Adviser という肩書きで参加している。
「ひとり暮しのワルツ」は、イタリア民謡に五木さんが日本語歌詞をのせたもの。
ジャズ畑のバック・ミュージシャン(鈴木宏昌、渋谷毅、前田憲男、北村英治、杉本喜代志)を揃え(編曲も彼ら)、なんと、アート・ペッパー(アルト・サックス)が2曲に参加。
佳曲ばかりの彼女のベスト・アルバムといえる。

これも、いま、聴きかえし気づいたのだが、「暗闇のラブ・ソング」の出だしの歌声は、ハコさんそっくりだ。
石黒ケイさんは、やや線が細い。 歌唱もあまり上手とはいえないが、不思議な色気のある人だった。 ハコさんとは事務所がいっしょだった時期があり、二人のジョイント・ライブに、ぼくも何度か足をはこんだものだ。 25年ぐらい前のことだから、かれこれ四半世紀前かぁ・・・。

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