【雑】シクラメン、ゴメン
われながらしつこい性格なのである。
しかも、しょうもない駄洒落まで口にして(タイトル)・・・まったく、もう。
2007年2月4日(日) 【雑】シクラメン(続) に関して、
信頼する友人が、Wikipediaの引用について指摘してくれた。 ありがとう。
うーん。 たしかに、あの「食用」というくだりは、ぼくも眉唾ものだとは思ったが、無造作に引き写してしまった。
こういうことは気になるタチなので、書店でしっかりした植物事典を探した。
図書館で時間をかけて調べてみたいことではあるが、とりあえず。
『図説 花と樹の事典』 木村陽二郎 監修 / 植物文化研究会 編
(柏書房 2005.5.10)
シクラメンの項を見ると、【歴史・文化】として次のように書かれていた。
<古代ギリシア・ローマ以来ヨーロッパでは、塊茎を薬用にする植物として知られていた。 ギリシアのディオスコリデスは『薬物誌』に通径の薬として、ローマのプリニウスは『博物誌』にあらゆるヘビの毒に効き、魔除けになると記している。 中世には耳の疾病の治療ほか、媚薬としても使われ、薬種店で塊茎が売られていた。>
食用うんぬんは、どこにも記載がない。
友人が教えてくれた『日本大百科全書』の記述も、これを裏づける内容だ。 要するに薬草として用いられたらしい。
ネット検索は便利で、よく利用するが、記事の引き写しはよくなかったなぁ・・・と、反省。
ことに、Wikipediaは「一般人が共同で執筆・編集して作り上げる百科事典」というサイトだから、その内容・精度にもとうぜんバラツキがあるし、まちがいもあるのだろう。
気をつけよう。
ということで、シクラメンでごめんなさい。 くどいか。
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