【楽】【読】加藤登紀子と哈爾浜
加藤登紀子さんのアルバムを聴いていた。『沖縄情歌』 加藤登紀子
2003.5.28 UNIVERSAL
UICZ-4065
告井延隆さん、古謝美佐子さん、新良幸人さんらが参加している。 ジャケット・デザインはジミー大西。
そういえば、加藤登紀子さんは満洲生まれだったな、ということを思いだした。
登紀子さんの公式サイト http://www.tokiko.com/
を見ると、1943年、ハルビン(哈爾浜)生まれとある。
こんな本が出ていたことも知り、図書館から借りてきた。『ハルビンの詩(うた)がきこえる』
加藤淑子(としこ) 著、加藤登紀子 編
藤原書店 2006.8.25
加藤淑子さんは、登紀子さんのおかあさん。
20歳で結婚すると同時に、夫の津田幸四郎氏とともに当時の満洲ハルビンへ渡り、11年間のハルビン生活を経て、1946年に帰国。
ちょうど今、哈爾浜が舞台になっている石光真清の手記 『曠野の花』 を読んでいるところだった。『曠野の花 ―石光真清の手記―』
明治の末、日露戦争開戦前夜の満洲、哈爾浜なので、登紀子さんが生まれた前後とは時代がちがうが、今からは想像もできない混沌とした状況で、たくさんの日本人が、この地に渡っていたのだった。
赤塚不二夫、小澤征爾(ともに1935年生まれ)も、この地で生まれて敗戦後に帰国した人たちだ。
お登紀さんの歌は好きだ。
CDやLPの他に、なぜかドーナツ盤のレコードが何枚か手許にあったので、今日はそれを聴いていた。
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コメント
先日、加藤登紀子の娘さんのことが朝日新聞夕刊に出ていました。満州生まれでしたか。歴史にはいろいろな不思議があり、人の人生も数奇ですね。長谷川こよしとの写真、なつかしい!!
投稿: 玄柊 | 2007年4月 8日 (日) 20時25分
1974年録音の『灰色の瞳』(ウニャ・ラモス作曲)を久しぶりに聴いてみました。
お登紀さんの歌声は若い頃も今も変わらず、こういう人も珍しいと思いました。
写真は、さすがに若いですねぇ。
投稿: やまおじさん | 2007年4月 8日 (日) 20時44分