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2007年5月27日 (日)

【楽】休日、こんなレコードを聴いていた

ひさしぶりに古いジャズのレコードをひっぱりだして聴いていた。
1960年の録音。
ニューポート・ジャズ・フェスティバルに対抗して、チャーリー・ミンガスを中心に集まった気鋭のジャズメンによる演奏、2枚。
活きのいい演奏というのは、こういうのをさすんだろうな。

Newport_lebelsJazz_lifeNEWPORT REBELS
  CNADID SOPC57003 国内盤 CBS・ソニー
JAZZ LIFE !
  CANDID SOPC57012 国内盤 CBS・ソニー
Charles Mingus(b) Max Roach(ds) Eric Dolpy(as,bcl) Roy Eldridge(tp) Jo Jones(ds) Booker Little(tp) Kenny Dorham(tp) Lucky Thompson(tx) Booker Ervin(ts) Jimmy Knepper(tb) Ted Curson(tp) Tommy Flanagan(p) ・・・その他大勢(書ききれないので省略)。
まさに綺羅星のような演奏陣。
Lightnin' Hopkins(g) と Abbey Lincoln(vo) が参加しているのも嬉しい。

英語版ライナー・ノーツは、ナット・ヘントフ。
このアルバムの誕生秘話が日本語版ライナー(児山紀芳)で紹介されている。
興味ぶかいので、引用してみる。

<第7回ニューポート・ジャズ祭が企画されていた当時、ミンガスは、フェスティヴァルが経済的にも大成功を収めているにもかかわらず、その出演料が不当に安いこと、さらに、同フェスティヴァルが回を重ねるごとに当初の主旨から逸脱し、非音楽的で、コマーシャリズムにのったお祭り騒ぎに終始することが不満だとして出演を拒否。自分自身で別個にニューポートでのジャズ・コンサートを企画。ジャズ評論家で親友でもあるナット・ヘントフに協力を求めた。そこでヘントフはミンガスにエレン・ロリラード女史を紹介した。(後略)>

<ミンガスの主旨に賛同したエレン女史は、伝統的なニューポート・フェスティヴァルが行なわれるフリーボディ・パークからわずか数100メートル離れた海岸べりにあるホテル"クリフ・ウォーク荘"の経営者ニック・カノロッチと交渉、ここにクリフ・ウォーク荘でのジャズ・コンサート開催が可能の運びとなった。>

"NEWPORT REBELS" とは、ニューポートの反逆者というほどの意味。
ジャケット写真を見ると、こういうコンサートの場所にいられたら幸せだろうなと、うらやましくなる。

この2枚のアルバムに収録されている曲目は変化にとんでいて、聴きごたえがある。
なかでも "NEWPORT REBELS" 収録のその名も 「Cliff Walk」 という曲での、マックス・ローチとジョー・ジョーンズのツイン・ドラムスが圧巻。
(このアルバムに参加している Jo Jones は、マイルス・デイビスのグループにいた有名な Philly Jo Jones とは別人だ)

ナット・ヘントフ Nat Hentoff
1925年 ボストン生まれ。 ジャズ批評家、小説家、ジャーナリストとして活躍。
黒人公民権運動やベトナム反戦運動にもかかわる。
翻訳されている著書は 『ジャズ・カントリー』 『ボストン・ボーイ――ナット・ヘントフ自伝』 『ペシャンコにされてもへこたれないぞ』 など多数。
Jazz_country_1『ジャズ・カントリー』
ナット・ヘントフ 木島始訳 晶文社

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コメント

聴いたことのないアルバムです。ナット・ヘントウは幾つか読みました。小熊の支持者だった木島始というと言う人が訳しているものがあるはずです。

投稿: 玄柊 | 2007年5月27日 (日) 21時17分

>玄柊さん
これは私の愛聴盤です。
20代の頃、友人にすすめられて買ったものなので、手元にあるジャズのレコードの中でも古参の部類です。
一時期、CD店で輸入盤をみかけたことがありましたが、今は入手が難しいようです。
こんど、MDにでも入れて送りましょう。
いい内容ですよ。

投稿: やまおじさん | 2007年5月27日 (日) 21時27分

こっちで聴きたく(CDでしか聴けない環境)
9 Mar 2007 03:56:07 -0800
に注文

5月12日にようやく届きました
ネットや名古屋に出たとき探したのですがなく アマゾンに注文したしだい 70年に高円寺のサンジェルマンで初めて聴きそのかっこよさで買いLPはもっていたのですが……
アマゾンはすごい

Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございました。またのご利用を
お待ちしております。

今回発送する商品は以下のとおりです。
---------------------------------------------------------------------
数量 商品
価格 発送済み 小計
---------------------------------------------------------------------
1 A Jazz Life [Compilation] [fr ¥1,632 1 ¥1,632

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小計: ¥1,554
配送料: ¥0
合計: ¥1,632
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私が高校のとき読んだ『ジャズカントリー』いまでいうペーパーバックで 平野甲賀の装丁 晶文社草創のころのシリーズは植草甚一のものなどすべて同じ装丁でした 当時ラングストン・ヒューズも晶文社の木島始訳でよみました あまり好きではない訳者ですが

「君がぼくの笑うの見ているときにゃ」完司
「ぼくは泣くまいと笑っているんだ」uji-t父
卒業時の『北人』の一言欄にふたりで書いた記憶があります 引用は正確ではありませんが……

投稿: uji-t父 | 2007年5月28日 (月) 00時58分

>uji-t父さん
そうかぁ。amazonという手があったか。
『北人』のひとこと欄の内容は、よく憶えていますよ。
この2枚は、あなたに教わって買ったLPでした。CANDIDというレーベルには面白いアルバムがたくさんありましたね。
このところ、Lightnin' Hopkins(g)に私の関心が高まっています。

投稿: やまおじさん | 2007年5月28日 (月) 05時38分

NEWPORT REBELS は やまおじさんが買ってきてペアだったのかと知らされた記憶があります わたしはJazz lifeを紹介したにすぎません ともあれLightnin' Hopkins はすごいです

アマゾンを持ち上げましたが 怖い話もあります 田口久美子著『書店繁盛記』を読んでみてください そのなかの「アマゾンの販売拒否事件」を
とりあえず予約しておくようすすめます

資料ID 所蔵館 禁帯 請求記号 資料の状態
13154944 花小金   024.06 貸出中です。

投稿: | 2007年5月28日 (月) 23時01分

>uji-t父さん
よく憶えていましたね。
当時の記憶、私はおぼろです。
JAZZ LIFEは、NEWPORT REBELSの続編なんです。
おすすめの本、こんど予約して読んでみます。

投稿: やまおじさん | 2007年5月29日 (火) 05時44分

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