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2007年6月11日 (月)

【読】気合のはいった本

先ごろ読んだ 『日本の軍隊』 (岩波新書 816)の著者の別の本。
Tennou_shuusen_1『昭和天皇の終戦史』 吉田裕 著
 岩波新書 257 1992.12.21
版元品切れらしく、新刊書店では手に入らなかったのだが、先ごろBOOK OFFで発見、購入。 300円だった。
BOOK OFF の新書コーナーは見逃せない。

気合の入った本である。 昭和天皇の戦争責任がテーマ。
― カバー見返しから ―
<戦争責任ははたして軍部だけにあったのか? 天皇と側近たちの「国体護持」のシナリオとは何であったか? 近年、社会的反響を呼んだ「昭和天皇独白録」を徹底的に検証し、また東京裁判・国際検察局の尋問調書など膨大な資料を調査・検討した著者は、水面下で錯綜しつつ展開された、終戦工作の全容を初めて浮き彫りにする。>

今日、さっそく三分の一ほど読んだが、おもしろい。
昭和天皇の戦争責任を論じることはタブー視されてきたが、著者の綿密な調査にもとづく戦争責任論は、押しつけがましさがなく、好感がもてる。
悪名高い東条英機が、じつは昭和天皇からとても信頼されていたことや、近衛文麿、米内光政らの敗戦前後の動きなど、興味ぶかい。

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コメント

ほう、なるほど。関心はあっても、わたしがなかなか手に入れないだろうという本を見つけますね。昭和天皇に東条英機は信頼が厚かった・・そうなんですね。近衛や米内にも関心があります。阿川弘之の「米内光政」もいいですよ。

投稿: 玄柊 | 2007年6月11日 (月) 23時38分

>玄柊さん
阿川弘之『米内光政』は、だいぶん前に読みましたがあまり憶えていません。
ごく身近に、米内光政の遠縁にあたる人がいます。それで読んでみたのですが。

投稿: やまおじさん | 2007年6月12日 (火) 06時02分

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