« 【遊】府中 郷土の森 | トップページ | 【楽】スープカレーとヴィーナ »

2007年7月 1日 (日)

【読】宮本常一データベース

きのう、宮本常一の遺した膨大な写真の一部を、府中郷土の森博物館で見てきた。
時間をかけてゆっくり見ることができなかったのだが、こんなサイトを発見。
ネット公開されていることを知った。 このサイトは、ちょっとすごい。

宮本常一データベース
http://www.towatown.jp/database/

Miyamoto_kawade『宮本常一 旅する民俗学者』
 河出書房新社 KAWADE道の手帖
 佐野眞一 責任編集
 2005年4月 発行

宮本さんの著作も読んでみたいが、この人の撮った写真がいいな。
同友館という出版社から 『私の日本地図』 (全15巻)というのが出ているらしい。
昭和42年から51年に出版されたもので、もう販売されていない。
図書館で借りてみよう。

ということで、さっそく借りてきた。
たくさんの人たちが借りて読んだとみえて、かなり痛んでいる。
きのう、府中の博物館に展示されているのを見た、宮本さん撮影の写真がたくさん載っている。 このあたりの古い写真もある。

Miyamoto_nihonchizu10宮本常一 『私の日本地図』
 10 武蔵野・青梅  同友館 昭和46年10月発行
ネットの古書販売では、何千円もの値がついていた。
今となっては稀覯本なんだろうな。








【追記 7/1】
宮本さんが勤めていらした武蔵野美術大学のサイト
http://www.musabi.ac.jp/
に、武蔵野美術大学美術資料図書館 民俗資料室
http://www.musabi.ac.jp/folkart/index.html
という興味ぶかいページがある。
ここから遠くないので、今度たずねてみよう。

|

« 【遊】府中 郷土の森 | トップページ | 【楽】スープカレーとヴィーナ »

【読】読書日誌」カテゴリの記事

宮本常一」カテゴリの記事

府中 郷土の森」カテゴリの記事

コメント

最近知り合いの画家の展覧を民家を改造したアトリエでやるというので、出かけていってそこで宮本常一のビデオを始めてみました。
自宅にはほとんどかえることがなく、久しぶりにもどると、自宅に見覚えのある子がはいっていくのであとをつけていくと、やはりわが子だったという。佐渡には産業がなく、宮本が○○柿を奨励して(名前わすれました)いまでは名産品となっているという。
すごい人なんですね。
香月美術館にも先日いきました。素晴らしかったです。シベリアシリーズは山口美術館に
寄贈されたそうで、ちょっと残念でしたが
戦地から家族に当てた絵はがきやおもちゃの
数々、やさしい香月の人となりを感じられました。

投稿: TOMO6695 | 2007年7月 1日 (日) 17時30分

>tomo6695さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

いま気づいたのですが、宮本常一さんも香月泰男さんも、ともに山口県出身でしたね。
佐渡の○○柿は、調べてみたところ「八珍柿」というものらしいです。

私は不覚でしたが、佐渡の鬼太鼓座結成や周防の猿まわしの復興などが宮本さんの仕事だったことを知り、あらためて驚嘆しています。

山口県立美術館は、いつか訪ねてみたい場所です。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 1日 (日) 18時02分

私の方のつたないブログにもお越しくださいまして有難うございます。
そういえば前述のイベントは生誕100年としてやっていたビデオでした。その中で、晩年は武蔵野美術大学で(?すみません又うろ覚えで)民族学を教えられていたそうで、その授業風景が映っていました。薫陶を受けた学生達の中から宮本の意思をついだ方がいらっしゃるでしょうね。そんな偉大な先生に学べた人は幸せだったはずです。
又お邪魔させてくださいませ。

投稿: TOMO6695 | 2007年7月 1日 (日) 20時01分

>TOMO6695さん
そちらのブログも興味ぶかく拝見しました。
ときどき、訪問させていただきます。

武蔵野美大は、私の住まいの近くです。
(以前の団地からは、歩いてすぐの近さでした)
1964年に非常勤教授、1965年から77年まで教授を勤められたようですので、たぶん、私の住んでいた団地のすぐ近くで、教鞭をとってらしたのでしょう。
一度、お目にかかりたかったと、残念です。

亡くなった頃(1981年)は、宮本さんのことをよく知らなくて、最近になって『日本残酷物語』(平凡社ライブラリー 全5巻)や、さまざまな著作を手に入れたところです。
柳田國男よりも南方熊楠にひかれる私に、宮本常一さんはとても魅力的な方です。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 1日 (日) 20時33分

そうでしたか。学生にも絶大な人気があった
とビデオでも紹介されてました。

大英博物館展かなにかで(又うろおぼえ)で
南方熊楠氏の名前をみたような。博学な方なんですよね。ずっと以前にテレビで和歌山でしたか、ご存命の長女の方が膨大な資料を前にお話になってましたが、もうなくなられたしょうね。すごい人がいたんだという記憶がのこっています。

宮本常一の本私も読んでみます。

投稿: TOMO6695 | 2007年7月 3日 (火) 02時46分

>TOMO6695さん
コメント、ありがとうございます。
南方熊楠はスケールの大きな人で、ずっと関心をもっています。
熊楠のお嬢さんは、たしか文枝さんといって、熊楠に可愛がられたようです。

南方熊楠記念館
http://www.minakatakumagusu-kinenkan.jp/

南方熊楠顕彰館
http://www.minakata.org/

いつか訪ねてみたい場所のひとつです。

熊楠については、私の別サイトでも少しとりあげていますので、ご覧ください。
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/
(晴れときどき曇りのち温泉―資料蔵)

いま、宮本常一さんの『私の日本地図 10 武蔵野・青梅』(同友館・昭和46年)を読んでいますが、とても面白いです。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 3日 (火) 21時15分

ご親切にありがとうございます。
3日かかって書いた
南方熊楠の日本一長い履歴書拝見したく
思いました。
資料蔵にもお邪魔しました。
山崎ハコ・中島みゆき
私も気になる歌手です
おちこんだ時に聞くと
聞くと逆療法で、
元気になれるかも

投稿: TOMO6695 | 2007年7月 4日 (水) 15時25分

>TOMO6695さん

>南方熊楠の日本一長い履歴書拝見したく思いました。

「履歴書」は掲載されていませんが、熊楠の文章のいくつかは、「青空文庫」というサイトで読むことができますよ。
http://www.aozora.gr.jp/

「履歴書」は、『くまぐす外伝』(平野威馬雄、ちくま文庫)に掲載されていますが、こちらは版元在庫切れのようです。

図書館にいけばあるかも。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 4日 (水) 21時32分

南方熊楠関連のサイト
「南方熊楠を知る事典」
http://www.aikis.or.jp/~kumagusu/books/jiten.html
なかなか、内容豊富です。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 4日 (水) 22時06分

ありがとうございます。
斜め読みですが
あすすめのサイト拝見しました。
やはり偉人を家族にもつと、人にはいえぬ
苦労があったんだろうなと思います。
また浅学の私にこれからも
ど教授くださいませ。
又お邪魔いたします。

投稿: TOMO6695 | 2007年7月 5日 (木) 02時57分

>TOMO6695さん
コメント、ありがとうございます。
私もじぶんに興味のある分野しか知りませんので、あたらしい世界を教えていただけると嬉しいです。
またお越しください。

投稿: やまおじさん | 2007年7月 7日 (土) 08時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【遊】府中 郷土の森 | トップページ | 【楽】スープカレーとヴィーナ »