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2007年11月の49件の記事

2007年11月30日 (金)

【読】雀を生きかえらせなさい

勢古浩爾さんの 『自分様と馬の骨』 からの孫引き。
勢古さんは、この言葉に感銘を受けたようだが、私も同様。

 子供の頃、初めて買った銃で雀を撃ち殺した。 その時、母に、
 「雀を生きかえらせなさい」
 と、叱られた。

  (『マイ・フィールド・オブ・ドリームズ』 井口優子訳・構成、講談社)

以下、勢古さんの 『自分様と馬の骨』 第4章 「終着駅は犯罪だった」 より。

<すごい言葉を読んだ。 近年これほどびっくりした言葉はない。 『シューレス・ジョー』 の著作 (映画 『フィールド・オブ・ドリームズ』 の原作) で知られる W・P・キンセラが書いている文章のひと言だ。>

<完全に虚をつかれてしまった。 このような叱り方がアメリカにはあったのか。 「雀を生きかえらせなさい」だと。 ショックである。 アメリカ人がすごいのか、それともこの母上がすごいのか。 アメリカ人全部がすごいわけではまったくないが、アメリカ人ということはたしかに一要因ではあろう。 (後略)>

勢古さんは、承認論の文脈のなかで、近年日本の凶悪犯罪について書いている。
2001年6月、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校に乱入、児童8人を刺殺した宅間守。
1999年9月、池袋で2人を刺殺し7人に負傷を負わせた通り魔事件の、造田博。
彼らがどのように生き、どのようにして凶悪な犯罪を犯すに到ったのか。

気の滅入るような犯罪の話のあとで、上の言葉が紹介されている。
「雀を生きかえらせなさい」 ―― この、短い言葉は私にとっても衝撃だった。
人間は、このようにも生きられる。
こういう人もいるのだ、と思えることが救いだ。


勢古さんが何を言いたいのか理解できたつもりだが、私の力ではとても要約できないので、以下、再び引用。

<日本人ならどういうか。 母親なら、せいぜい 「だめでしょ、スズメさんが可哀相でしょ」 くらいのところか。 (中略) 水俣事件のとき、補償なんかいらないから、会社の社長以下幹部たちに水銀を飲んでもらって水俣病と同じ症状になってもらう、それでいい、と被害者の代表が叫んだ(ことを、私は正確ではないかもしれないが記憶している)。 だからこのような言い方が日本にもないわけではない。
 だが、右のような場合と、キンセラの母の言ったことは似て非なることである。 被害者と加害者の対立という憎悪の場面ではなく、親と子の間のことだ。 子どもを承認することと、事の善悪のちがいのことである。 世の中には取り返しのつかないことがある。 どのようにしても、絶対に責任のとりようのないことがある。 死んでお詫びしても、お詫びしきれないことがある。 それを取り返してみよ、責任をとってみよ、とキンセラの母は言ったのである。 しかも自分の子どもに、である。 これほど根源的な言葉はない。>

<キンセラの母の言葉はいったいどこから出てくるのか。 子どもからの承認を一切必要としない場所から出てきていると思われる。 すなわち、「自分」よりも「自己」を上におくことの正しさの場所から来ていると思われる。>  (太字は原文のまま)

引用が長くなったが(いつものことだが)、感銘を受けたので紹介した。

Seko_jibunsama_2勢古浩爾さんが言う 「自分」 と 「自己」 ――
 『自分様と馬の骨』 第3章 「自分様と馬の骨」 より要約 (私の理解)

私たち一人ひとりの人間は、この世界のなかでどのように存在しているのか。
ひとつは 「自己」 という言葉で表わせる存在のしかた。
世界の65億人の中の一つとしての 「塵のような存在」。
その特徴は、無名性(匿名性)と等価性である。
「馬の骨」 というあけすけな言葉に抵抗を感じる人がいるかもしれないが(私もそうだ)、つきつめて考えれば、見ず知らずの他人(世界中の)は、この自分にとってどこかの 「馬の骨」 である。

もうひとつの存在のしかたが 「自分」
世界でひとりしか存在しない、何の何某という名前をもった 「自分」。
その特徴は、唯一性と優越性である。
(「俺が、俺が」、「自分様」、「俺様」 に行きつく)

ひとりの人間は、この無名性と唯一性、等価性と優越性、つまり 「自己」 と 「自分」 の二重性 (単純に社会性と個人性といってもいい) として存在している。 しかも、その矛盾体として、である。 ―― というのが、勢古さんの持論である。

「自分らしく生きたい」 だの、「自分さがし」 だのといった今の流行り言葉を、勢古さんは厳しく批判する。
私も同意。


【参考】
W・P・キンセラ 著 / 井口優子 訳
 『マイ・フィールド・オブ・ドリームス―イチローとアメリカの物語』
 Amazon http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062111500
W・P・キンセラ 著 / 永井淳 訳
 『シューレス・ジョー』  (文春文庫)
 Amazon http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167218038

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【雑】きょうの紅葉

立川市の、ある駐車場。
携帯電話のカメラで。

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2007年11月29日 (木)

【読】ネットの世界

じぶんも片足をつっこんでいるから、批判がましいことは言えないけれど・・・。
今読んでいる(結局、読みはじめてしまった)、勢古浩爾さんの本に面白いことが書いてあった。
全面的に同意できないけれど、三分の二ぐらいは同意できるな。

Seko_jibunsama勢古浩爾 『自分様と馬の骨』 三五館

<インターネットの普及により、ネット掲示板(2チャンネルなど、ピンからキリまで)で、自分の言葉を公的世界に流すことが可能となった。 ネット掲示板あるいは「チャット」(なにが「チャット」だ。 どうしてこの手の用語は気に食わないものばかりか) では、「ハンドルネーム」という匿名の自分の名前が使われるのだが、そこは、ああでもないこうでもないだの、ああでもあるこうでもあるだの、(笑)だの(爆)だの(泣)だのといった自己満足的記号が延々とつづく電脳井戸端会議である。 ひそかな自己証明と自己承認が果たされているのか。>

きついけれど、的を得ているかもしれない。

<これはどういう意味をもったコミュニケーションか。 ①匿名性(安全性)と、➁参加意識・意見表明と、③無責任と、④虚構であることで、➄自己満足が満たされている、ということか。>

そういうことだ。
インターネット、これは良いのか、悪いのか。
悪くはないし、さまざまな可能性を秘めてはいるけれど、気をつけなくちゃ・・・と自戒。

ネットの世界は、まさに玉石混交だなぁ。


― 『自分様と馬の骨』 カバー裏の紹介文 ―
同業他社との成績の比較。 友人間であっても年収の比較
学歴の比較。 性経験の数の比較。 身体容貌の比較
まさに比較のタネは尽きない。
「私」という自分様がとるに足りない、つまらないやつ(=馬の骨)だと思うことに耐えられない!
本書は、ビジネス書や自己啓発書や人生啓蒙書のもっと底にある問題を論じる!

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2007年11月28日 (水)

【読】友人からの贈りもの(二冊の本)

親しい友人が、二冊の本を贈ってくれた。
ありがとう。

Ogma_shisen『小熊秀雄詩撰 星の光りのように』
 小熊秀雄 著
 編集 小熊秀雄賞市民実行委員会 詩集編集委員会
 発行者 松田忠男
 発行所 小熊秀雄賞市民実行委員会
 2007年11月1日 初版第一刷発行





北海道旭川市の 「小熊秀雄賞市民実行委員会」 の事業として計画されたもの。
六人の編集委員の一人が、この本を贈ってくれた私の友人。


■ 関連ネット記事 ■

(北海道新聞のサイト)
旭川の風物詠んだ52編 小熊秀雄の詩集、あす発刊 (11/20 08:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/61486.html

(あさひかわ新聞 ONLINE)
小熊秀雄賞実行委員会 新詩集「星の光りのように」発刊 2007/11/20
http://www.asahikawa-np.com/digest/2007/11/0210531/


■ この本の入手方法
 (友人の掲示板告知から) ■

NORTHLAND ART STUDIO
http://northland-art-studio.web.infoseek.co.jp/

=================================================================
小熊秀雄賞市民実行委員会 事務局
〒070-8003
旭川市神楽三条九丁目1-10 高田様 方
電話 0166-61-2731
FAX 0166-61-2937
郵便振替 02720-0-43945
定価 1,000円 (消費税込)  送料 200円
まずFAXで氏名、住所などをお知らせの上、郵便振替で1,200円を振り込んで
頂ければ、近日中に送付されます。

 (2007/11/29 変更) 送料 100円 → 200円
=================================================================

ブログ 焔の詩人・小熊秀雄
http://sea.ap.teacup.com/ogumahideo/

■ 関連サイト ■
旭川冨貴堂書店
http://www.fukido.co.jp/index.html
同サイト内 詩人・小熊秀雄
http://www.fukido.co.jp/pmr/idx_pmr.html



もう一冊。
贈ってくださったのは、同じ友人のお知りあいの方。
友人経由で、私のもとに届いた。
以前、このブログでも紹介した本。
(内容は、カテゴリー 「宮沢賢治」 をクリックしてご覧いただきたい)

Kenjinoseishun『宮沢賢治の青春』
  "ただ一人の友" 保阪嘉内をめぐって
 菅原千恵子 著
 角川文庫
 平成9年11月25日 初版発行
 平成15年3月10日 再版発行




菅原千恵子(すがわら ちえこ)
1949年、宮城県生まれ。 宮城学院女子大学日本文学科卒。
71年 同大学に副手として勤務。
72年 「文学」(岩波書店刊)に 「『銀河鉄道の夜』新見」 を発表。
著書に 「よくわかる宮沢賢治 I・II」(共著、学研刊)、「満天の蒼い森」(角川書店刊) など。
 ― この本の著者紹介から ―

Amazon 『満天の蒼い森――若き日の宮沢賢治』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048730274

『宮沢賢治の青春』は、現在絶版。
Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043433018

私は図書館から借りて読んでいたが、とてもいい本だ。

貴重なご本をいただき、ありがとうございます。
この場から、お礼申しあげます。

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【雑】色づき、落葉の絨毯

このところの冷え込みで、いっきに色づいた紅葉。
ついに、トウカエデの紅葉がはじまった。 うれしい。
落葉の絨毯・・・きれいだし、その上を歩くのはたのしいけれど、街中では清掃がたいへん。
毎日、集めても集めても増えつづける落葉は、清掃する人たちにとっては頭痛のタネかもしれず、複雑な心境。

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2007年11月27日 (火)

【雑】カテゴリー小分類

ずっと前からおおまかな 「カテゴリー」 で分けていたのですが、
これだけ記事が多くなると欲がでてきました。

そこで、カテゴリーの小分類というか、キーワードで分類してみました。
この設定はひと仕事でした。


カテゴリー大分類 (これまでどおり)

  ― プロフィールページにも下の説明を掲載 ―

【山】山日誌
かつての山歩きの思いで話など
深田久弥氏の「日本百名山」のうち
じぶんが登った山についても少しずつ書いています

【楽】音楽日誌
好きな音楽のこと

【演】演芸日誌
投稿数はすくないのですが
好きな上方落語(とくに桂枝雀)のことなど
演芸関係

【読】読書日誌
読んでいる本のことなど
わりとリアルタイムに

【遊】おでかけ日誌
でかけた先のこと 近隣の散歩など
遠近とりまぜて

【雑】きまぐれ日誌
上のカテゴリーに入れられない
身辺雑事や思ったことなど
まさにきまぐれ的に


各記事は、必ず上のどれかの大分類に含めていますが、
複数のカテゴリーに入れていることもあります。


カテゴリー小分類

【 】 記号のないカテゴリーは、小分類。
ほとんどが人名です。
記事のテーマ、中心事項となっている人の名前や地名を付けてみました。
インデックス、キーワードのようなものですね。

やってみてわかったのですが、私の関心や興味の向き先がよく出ています。
ずいぶん偏っていると思います。
これも、複数のカテゴリー(小分類)を与えている記事が多いです。

思いつくまま書いているので、本の話かと思えば音楽の話も出てきます。
同じことを繰り返し書いていることが多く、内容もくどいなぁ、と、自分でも
思うことがあります。
改めるつもりはまったくありませんが。

これからも、よろしければおつきあいください。

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【読】懲りずに・・・

また、こんな本を買ってしまった。

Seko_jibunsama勢古浩爾 『自分様と馬の骨』
 三五館  2002.11.1 初版

『わたしを認めよ!』 (洋泉社新書y 2000年) の続編。
新刊書店で見あたらなかったので、ネット注文。
届くまで、しばらくかかった。
初版から増刷された様子がない。
あまり売れていないのだろうか。


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『自分様と馬の骨』 の冒頭を、すこしだけ読んでみた。
夏目漱石のロンドン留学当時の話がおもしろい。
「倫敦に住み暮らしたる二年は尤も不愉快の二年なり」 (漱石 『文学論』)。
ほぼ同じ時期に、南方熊楠もロンドンにいたはず。
熊楠が自由奔放に(金はなかったものの)ロンドンで学問にはげんでいたことと比べて、興味ぶかい。

勢古さんのこの本は、お得意の 「承認論」。
前著 『わたしを認めよ!』 と比べてどうなんだろう。
ご本人は、 「(前著の続編だが)単独だけでも十分読める叙述と構成になっている」 と言っている(まえがき)。
気が向いたら読んでみよう。

読みたい本がたくさんあるわりには、読書にさける時間がすくなくて、つらい。
すこし前に、こんな本も買ったのだが。

Sase_minoru佐瀬 稔 『狼は帰らず アルピニスト・森田勝の生と死』
 中公文庫  1998.11.18 初版 / 2004.6.30 2刷

私の愛読書、夢枕獏さんの 『神々の雪嶺』 の主人公、羽生丈二(架空の人物)の実在モデルがこの森田勝というクライマーだという――獏さんが文庫のあとがきで書いていた。

ご興味のある方は、私の別サイトをごらんいただきたい。
夢枕獏 神々の雪嶺 (晴れときどき曇りのち温泉・この一冊)
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/b_baku_kamigami.html

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2007年11月26日 (月)

【読】古本病のかかり方

岡崎武志さんの 『古本病のかかり方』 (ちくま文庫)は、そこそこ面白かった。

Okazaki4_2ちょっとマニアックすぎて(出てくる古本が)、いまひとつピンとこなかったりして。
それでも 「本を売るのに王道なし」 などは、ためになるかもしれない。
著者みずからの経験から、本を売るときのちょっとしたコツをこう書いている。

<(前略) 合計四回の大量処分を経験して言えることは、古本屋さんは、本を一冊一冊手に取って評価したりはしない。 いくつかのグループに素早く本を仕分けし、二十冊から三十冊ほどの本の塔を作り、あとは背表紙を、というより冊数をざっと数えただけで、メモ用紙に素早く数字を書き込む。
「えーと、これが○○○○の小説で、まだ文庫にはなっていない。 一応初版か。 定価が千八百円ね。 そうすっと、まあ三百円ってとこかな」……なんてことは言わないのである。>

<さらに言えば、大量処分というものが、そもそも本の売り方としては下手なのだ。>

出久根達郎さんという、古書店主でもあり本も書いている人がこう言っているという。
なかなか興味ぶかい。
以下、出久根さんの言葉。

<自分が目を通したもの、読んだ本はとにかく処分してはダメ>
<目を通していない本はその内容を思い出しようがないから、あとで資料にすることがない。 ところが一回目を通してしまうと、あの本のあそこに書いてあったというように、ふたたび必要になるんです。 (中略) これは鉄則です。 本を売る売らないは、まず雑本を売るな、一回読んだ本はできるだけ売らない>

この出久根さんの説に対して、岡崎さんはこう続ける。

<うーん、これは卓見です。 やはり本職の言葉は違います。 / しかし、現実的に言えば、まだ読んでいない本というのは売りにくい。 (後略)>

まったく、その通りです。
コレクションをしているつもりがなくても、いつのまにか読んでいない(読もうと思ってそのままの)本が、たくさんたまってしまうものだ。
いやはや。

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2007年11月25日 (日)

【雑】模型でみる江戸・東京

きのう、小金井公園にある 「江戸東京たてもの園」 で買ってきた案内書。
カラー図版が満載で、たのしい。

Edo_tokyo_museum_mokei『模型でみる江戸・東京の世界』
 編集 東京都江戸東京博物館 学芸課 展示営業係
 発行 財団法人 東京都歴史文化財団
     東京都江戸東京博物館
 1000円 (税込)

江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/


0509030072江戸東京博物館は、東京都墨田区横網一丁目4番1号にある。
両国の国技館の並び、駅のすぐ横だ。
私はJR総武線を通勤に使っていて、勤務先が隣り駅の錦糸町なので、毎日見ている建物。
ちなみに、住所の 「横網」 を 「横綱」 とかんちがいしそう。
(よこあみ・・・○、よこづな・・・×)
国技館があるから、「横綱(よこづな)」 に見えてしまうというのが人間心理。

館内は、いくつか禁止事項があるものの、原則として写真撮影OK。
以前撮った写真を掲載しよう。
よくできた小さな模型や、江戸の棟割長屋の等身大人物模型など、なんど見ても飽きない。

こうして写真を見ているだけで、また行ってみたくなる。
近いうちに、また訪ねてみよう。

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【演】桂枝雀(8年前の新聞記事)

ブログのカテゴリー整理をしていて、桂枝雀(上方落語家、故人)について書いたことを読み返していた。
そうだ、枝雀さんの死亡記事があったんだ、と思いだした。
つらい記事だけれど。

Shijaku199904201999年4月20日
 朝日新聞朝刊 社会面(35面)

上方の爆笑王・英語落語
 桂枝雀さん死去

<自宅で自殺を図り、大阪府吹田市内の病院に入院中の桂枝雀(かつら・しじゃく、本名前田達=まえだ・とおる)さんが、19日午前3時1分、心不全のため死去した。59歳だった。・・・>

この少し前、3月25日の朝日新聞記事に、自殺を図って入院した記事もあった。
当時、しばらく噂を聞かないなと思っていた矢先の自殺未遂の記事にびっくりしたことをおぼえている。

あれからもう8年(まだ8年とも思える)。
枝雀さんが残した膨大な映像が、DVDで発売されている。
なかなか買えないが(DVDは高いので)、わたしの手元にはビデオ録画がたくさんある。

東芝EMIによる桂枝雀の「枝雀落語大全」紹介 収録作品一覧
http://www.emimusic.jp/st/rakugo/sijaku/

いちばん脂の乗っていた時期(と、私は思っている)、東京で落語会があれば、何度も足を運んだ。
いまでは伝説となった感のある歌舞伎座公演(「地獄八景」を演じた)も見たし、鈴本演芸場でひらかれた一門会(米朝一門会、枝雀一門会)にも行った。
さすがに、関西まで 「おっかけ」 はしなかったが。

Shijaku_kabukiza19840328_2桂枝雀独演会
 1984年3月28日 歌舞伎座
 開演 午後6時
主催 松竹株式会社/歌舞伎座
協賛 東芝EMI株式会社/講談社
協力 米朝事務所/ベルエポック事業部

演目
 桂枝雀
  地獄八景亡者戯
   (じごくばっけいもうじゃのたわむれ)
  かぜうどん
 桂べかこ  野崎まいり
 桂雀々  動物園



桂枝雀というおもろい落語家がいる、ということを知ったのは、いつ頃だったろうか。
当時勤めていた会社に、神戸出身の女性がいて、その面白さを教えてもらったのだった。
その時に、こんな本がある、と貸していただいたのが(後日、購入)、廓正子(かまえ・まさこ)さんが書いた 『まるく、まぁーるく 桂枝雀』 (サンケイ出版 1981年)という本だった。
いまから20年以上も前の話だが、今日はそんなことを思いだしている。

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2007年11月24日 (土)

【遊】きょうの散歩(小金井公園)

自転車にのって、小金井公園・江戸東京たてもの園へ。
モミジが紅く色づいていて目にあざやかだった。

たてもの園内で、すいとんと焼き芋を買って食べる。
すいとん300円、焼き芋150円。
焼き芋は食べきれず、半分は持ち帰り。

「落ち葉プール」 という遊びをしていた。
こどもたちが楽しそうだった。

いい天気だったなぁ。

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2007年11月23日 (金)

【雑】カテゴリー追加

記事数が膨大になってきたので(800を超えました)、いまのカテゴリー分類だけでは、過去の記事を探しにくくなりました。
そこまでまとめて読んでくださる方がいるかどうかは別にして・・・。

設定がたいへんなのですが、とりあえず新しいカテゴリーとして 「須藤もん」 を追加しました。
右側サイドバーにある 「カテゴリー」 から 「須藤もん」 をクリックしていただくと、これまでの須藤もんさん関連記事をまとめて読んでいただくことができます。

設定もれがあるかもしれませんが、今のところ44件ありました。

今日、車で移動中に、須藤さんのセカンドアルバム 『隧道 zuido』 を聴いていました。
「めし」 と 「隧道」 の2曲が、特別に好きです。

「めし」 という曲名をはじめて聞いた人はびっくりするようですが、あたたかいラブソングです。

 ♪ そばに ねむる あなた  かおをしかめ ないている
    てをつなぎ わたしも ゆめをみる  あなたの ゆめをみた ・・・

 ♪ ふたりで めしを つくろう  たべて のんで いきよう
    ならべた あきびんを ふいて  うたを うたおう ・・・

   ( 「めし」  作詞 藤本長門/須藤もん 作曲 須藤もん )
 

Zuido_2須藤もん 『隧道 zuido』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FDF0FW/

amazon、CDショップ、ライブ会場で入手できます。
たくさんの方に聴いていただきたい、こころに沁みる音楽です。

曲目などは、このブログのサイドバーからご覧ください。
須藤もんアルバム紹介
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/photos/sudomon/index.html

バイプレイヤーとして、告井延隆さん(センチメンタル・シティ・ロマンス)、あおやぎとしひろさん、くみこさんが参加しています。
告井さんは、二胡(胡弓)、ピアノ、パーカッションと、多才さを発揮。
あおやぎさんのマンドリン、くみこさんのアコーディオンもすてきです。

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【楽】須藤もんさんライブ予定

あさってから12月にかけての、須藤もんさんのライブ予定です。
ぜひ、おこしください。


■ 11/25(日) 三鷹 「バイユーゲイト」

JR中央線 三鷹駅北口 徒歩2分
(武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号)
TEL 0422-55-5782

「秋の中央線 三鷹でポン」 ~晩秋歌宴~

出演  須藤もん with 対馬照
     SPECIAL GUEST ジミー矢島
     オープニングアクト 秋山さんと玉井くん
19:00 開場  19:30 開演
ライブ・チャージ 1,500円 (ドリンク別)

バイユーゲイト  http://bayougate.voxx.jp/
ジミー矢島の八ヶ岳日記  http://www.doblog.com/weblog/myblog/50972

 

■ 12/8(土) 高円寺 「稲生座」

JR中央線 高円寺駅北口 徒歩5分
(杉並区高円寺北2-38-16 サニーマンション2F)
TEL 03-3336-4480

出演  野澤享司  対馬照  ゲスト 須藤もん
20:00 開演  ライブ・チャージ 1,500円 (ドリンク別)

 

■ 12/15(土) 国分寺 「giee(ギー)」

JR中央線 国分寺駅北口 徒歩3分
(東京都国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1)
TEL 042-326-0770

「須藤もん・対馬照 PRESENTS めおとアワー VOL.3」
出演  須藤もん  対馬照
     ゲスト  みのわよしとも(札幌)
19:30 開演  ライブ・チャージ 1,500円 (ドリンク別)

giee http://giee.jp/

Sudomon2007_2Zuido須藤もん公式サイト
http://homepage2.nifty.com/sudomon/

須藤もん公式サイト(携帯電話用)
http://homepage2.nifty.com/sudomon/mobile/

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2007年11月22日 (木)

【読】きょうの収穫

勤め先のとなりにある大手 「新古書店」 BOOK OFFで、こんな本をみつけた。

Densetsu_tabibito『伝説の旅人
  1841-1974 国境を越えた56の魂』
 平野久美子/文藝春秋 「ノーサイド」 編
 株式会社 文春ネスコ 発行
 株式会社 文藝春秋 発売
 2001.7.3 第1刷



<本書は、近代日本の揺籃期にあたる幕末から、渡航が自由化された昭和39(1964)年を経て、国民の間に海外旅行への関心が急速に広まってきた昭和40年代までの約130年間に、夢のような旅をした人々の物語であり、マスツーリズムが定着する以前の、日本人のたびのスタイル集でもある。> (まえがき/平野久美子)

帯に、「永井荷風、南方熊楠、林芙美子、他」 とあったのに惹かれた。
さらに、目次を見ると、田山花袋、川口慧海、高村光太郎、柳田国男、金子光晴、小泉文夫、宮本常一、植草甚一、等々、興味ぶかい名前がずらりと並んでいる(56人)。
知らない名前もたくさんあり、とても興味ぶかく面白そうな本だ。


ところで、今日から読み始めた文庫本がこれ。

Okazaki4『古本病のかかり方』 岡崎武志 著
 ちくま文庫 お34-4 2007.10.10
この人の本は好きで、ちくま文庫から出ている3冊を読んでいたが、新刊が出たときいて買ってみた。

私も古本が好きだけれど、まだ 「病気」 の域にまでは達していない。
時間があれば、神保町あたりの古本屋街を歩くのも好きなのだが、とんとご無沙汰している。
岡崎さんの著書については、このブログに以前書いたことがある。

2006年10月4日(水)  【読】きょうの掘り出し物
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_5a58.html

ちくま文庫の岡崎さんの本のカバーデザインは、石丸澄子さんという人が担当している。
これがなかなか味があっていいのだ。

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2007年11月21日 (水)

【雑】きょうも快晴

ずっと晴れがつづいている。
寒くなってきたけれど、今日も快晴。

上3枚は、朝6時半頃。
日の出からまもない朝の斜光線を浴びて、きれいだった。
右下は、たまたま昼間外出したとき、乗り換え駅の四谷で。
(プラタナスの並木が色づいていた)
いずれも携帯電話の付属カメラで。

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2007年11月20日 (火)

【読】勢古さんの近刊(続)

読みやすい新書なので、読みおえてしまった。

Seko_musukoe勢古浩爾 『会社員の父から息子へ』  ちくま新書

著者が他の本でさんざん言っている持論を、スタイルを変えて書いているだけともいえるが、それなりに納得できて、後味のいい本だった。
終章で、勢古さんのご両親のことがしんみりと語られていて、ちょっと感動した。
とくに、お母さんの思いでは私にとっても身に沁みた。
私の母は、さいわいなことに(病気がちではあるが)健在なのだが。

<本書を書いている最中、何度となく父と母のことを思い出した。 その最期から葬儀が終わるまで、いや終わってからも、一滴の涙さえ流すことができなかったくせに、生前の父母のさまざまな姿を思い出すと、不覚にも胸がつまるのであった。 人混みのなかにポツンと立つ小さな母、深夜ひとりでテレビを見ている老父。 わたしがこの世に生まれてきたことにはなんの意味もないが、あの父と母の子として生まれてきたことにはたしかに意味があったのだ、という気がする。>
 ― 第7章 いつから訣れる ―

勢古節(私の命名)は、あいかわらず健在。
ときどき、とてもいいことを言う人である。

<いま、生き方が必要もなくむつかしくなっているような気がする。 いたずらに、不安が煽られる。 自由に拘束されて 「自分探し」 に迷走する。 「夢」 に足を掬われる。 むやみやたらと長寿になって、老後の生活が成り立たない。 勝ち組にあらざれば人にあらず、という風潮がある。 「がんばれ」 というと、そんなこというな、という。 権利ばかりが主張される。 男とは、女とは、というと、そんなこというな、という。 そのくせ、いい男がいない、という。 まあ、たしかにいない。 しかしそんなことをいえば、いい女だっていない。
もっとシンプルでいいのだと思う。 いい働く場所(会社だけを意味しない)が見つかれば、そこで一生懸命、公明正大に働くこと。 この場所だけはなんとしてでも確保しなければならない。 だれに対しても誠実に接すること。 好きなひとができたなら、そのひとを大事にすること。 (中略) ようするに、ふつうに、まっとうに生きること。>
 ― 第5章 世の中を生きるということ ―

次のエピソードもよかった。
著者が偶然、テレビで見た印象的な場面(著者はテレビが好きだという)。
ハンガリーの小さな町で暮らす、「寡黙で物腰の柔らかい初老の靴職人」 が言う。
「わたしは幸福だ」 と。 「一生できる仕事があるから」 と。

<ああ、羨ましいな、と思った。 そして、そうなのだ、と一人ごちた。 これが 「幸せ」 であり、これも 「幸せ」 なのだ、と。 / かれの年恰好からいって、幼少期にには第二次大戦の戦火に遭遇したはずである。 戦後も国家は東西冷戦に翻弄され、国民は長期にわたるソ連の支配下にあって暮らし向きはけっして楽ではなかったはずである。 だが今、やっとここに安全で静謐な生活がある。 細々としてはいてもたしかな仕事もある。 それが 「幸福」 なのだ、と。 / とはいえ、わたしたちの目から見るなら、かれの生活はそれほど豊かでも便利でもなさそうに見える。 グルメがない。 食べ放題がない。 海外旅行も、42型の液晶テレビも、自家用車もなさそうだ。 (後略)>

<しかし、かれには 「幸福」 がある。 少なくとも 「幸福の原型」 がある。 こちら側にはなんでもあるが、その 「幸福」 だけがない。 あらゆる便利ならある。 あらゆる物ならある。 けれど 「幸福」 がないように見える。 (後略)>
 ― 第6章 男に「幸せ」などない ―


このハンガリーの靴職人にくらべたら、私たちには誇るべきものが何もないように思う。
もちろん、「こちら側」 にもこういう人はいるはずだが、すくなくとも私は、この話を読んで自分を恥じた。
「幸福の原型」、いい言葉だな。

いまとつぜん思いだしたのだが、こんなCMソングがあったっけ。
♪ しあわせって なんだっけ なんだっけ ・・・

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2007年11月19日 (月)

【読】勢古さんの近刊

賢治全集を読みかけのまま(電車の中ではあまり集中できないから)、こんな本を読みはじめた。

Seko_musukoe勢古浩爾 『会社員の父から息子へ』
 ちくま新書 686  2007.10.10

勢古さんの本は、どれもおもしろい。
嫌いな人は、どの本も同じようなことが書いてあると言うだろうが、私にはこの 「勢古節」 がいいのだ。
34年間勤めた洋書輸入会社を、定年を間近にして退職したらしい。

私が好きな 「勢古節」 とは、たとえばこういうところだ。

<世界史は殺戮と強奪、悲嘆と慟哭の歴史である。 同時に、人間精神の輝かしき発露と高揚の歴史でもある。 人類は偉大な業績を残してきた。 史跡があり、歴史的建造物がある。 世界史的な芸術作品がある。 哲学や思想がある。 (中略) 現在でも、自分の創造的な仕事に命をかける人々がいる。 人類史的な大きな仕事をする人もいる。
けれど、比べることもないのだが、それらすべてはたったひとつの愛情の前には色褪せる。 それらの世界遺産は人類や人間社会においては重要かもしれないが、この世を百年足らずでおさらばする、砂粒のような一個の人間にとっては、ほんとうには必要がない。 (後略)>
 ― 第3章 愛した人は愛した人 ―

もちろん、これは、著者じしんが 「わたしは愛情の大切さをいうために、極端なことをいっている」 と認めているように、極論である。
だが、至極 「まっとうな」 ことを言っていると思うのだ。

タイトルからわかるように、二人の息子さんに向けて語るスタイルで始まっている。
私なりに翻訳して言えば、「フツーに生きる人がいちばんエライのだ」 と言い続けているのが、この人だ (と、思う)。
この 「フツー」 には、いろいろな意味がこめられている。
それが何かということは、勢古さんの本を読んでもらうしかないのだが。

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【雑】きょうの紅葉 11.19

携帯のカメラは、逆光気味だとこうなるのか。
パソコンで補正したが、これが限界。
秋深し。

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2007年11月18日 (日)

【読】きょうの収穫

ひさしぶりに大型古書店(BOOK OFF)へ行った。
このての書店を 「新古書店」 と呼ぶらしい。

新古書店
 比較的近年に出版された本(新古本)を売買する古書店の事 (Wikipedia)

面白いものが300円で手に入った。

Edotokyo_museum江戸東京博物館 総合案内
 平成5年3月27日 初版第1刷発行
 平成6年3月31日 初版第2刷発行
 発行 財団法人 江戸東京歴史財団
定価は書いていないが、江戸東京博物館のミュージアムショップで売っているのだろう。
190ページの立派な案内書。

江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

何冊か不要の本を持っていって買い取ってもらったが、730円にしかならなかった。
汚れのない単行本もあったのに、悲しい。

司馬遼太郎 『街道をゆく』 (朝日文庫)3冊 は、買い取ってもらえなかった。
五木寛之の本などがそうだが、たくさん売れている本は古書店でもだぶついているのだろう。
ダブって持っていた本だったが、しゃくなので、そのまま持って帰ってきた。
(いつもなら、値がつかなかった本も置いてくるところだが)

さて、来週末は、小金井公園にある 「江戸東京たてもの園」 に行ってこようかな。

江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/

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【雑】きょうの散歩

朝から晴れて風もなく、きもちのいい日曜日。
近所の商店街へ。
古くからある商店街。
大きなスーパーやホームセンターに行かずに、こういう店で買い物をするのもいいもんだ。
金物屋、というか、何でも置いてある雑貨屋で買い物。

その後、ひとまわり歩いて紅葉をながめてきた。

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2007年11月17日 (土)

【雑】きょうの紅葉 (2)

サクラの色づきも、いまひとつ。
今年の紅葉は、ぱっとしないのか。

サザンカが咲いて、冬が近い。

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【雑】きょうの紅葉

寒い一日だった。

071117001207111700140711170015イチョウがだいぶん黄色くなった。
まだ色づきのはじまっていない木も多い。

トウカエデも黄色くなったものがある。
黄色から赤へ、これから変わっていくだろう。

トチノキも微妙に色づいているが、すぐに枯れてしまう。



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2007年11月16日 (金)

【読】宮沢賢治全集

きっかけがなければ、通して読んでみることなどなかったかもしれない。

宮沢賢治全集 ちくま文庫 全10巻
 第1巻~4巻  詩集1~4
 第5巻~8巻  童話1~4
 第9巻  書簡
 第10巻  農民芸術概論/手帳/ノート/他

もちろん、10巻すべてを読むつもりはなく、第5巻から第8巻までの童話集に挑戦してみる。
なぜか、本棚の奥に長いあいだ眠っていたのだ。
第1巻の 『春と修羅』 と、童話集の4巻を、ずいぶん前に買ったんだな。
いつか読もうと思って。

Kenji_tikuma05宮沢賢治全集 5 ちくま文庫
蜘蛛となめくぢと狸/双子の星/貝の火/いてふの実/よだかの星/さるのこしかけ/種山ヶ原/めくらぶだうと虹/気のいい火山弾/馬の頭巾/ツェねずみ/鳥箱先生とフウねずみ/クねずみ/けだもの運動会/十力の金剛石/若い木霊/カイロ団長/とっこべとら子/よく利く薬とえらい薬/十月の末/ひかりの素足/ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記/風野又三郎/毒蛾/谷/二人の役人/鳥をとるやなぎ/茨海小学校/二十六夜/異稿

途中の 「けだもの運動会」 まで読んだが、いいなと思ったのは 「種山ヶ原」 だった。
「よだかの星」は、確かに胸を打つ物語だけれど、よだかがどうしてあそこまでいじめられるのか、私には理解できない。
ヨタカは、そんなに醜い鳥と思わないから。

賢治の童話は、不思議な世界だ。

それにしても、よくこんなに書いたものだと感心する。
それも、発表するあてのないものばかり、何度も推敲を重ね続けている。
未完のものも多い。
賢治は、いったい誰に向けて書き続けたのだろうか。  

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2007年11月15日 (木)

【雑】今朝の秋 11.15

毎朝、木々の色づきを見るのがたのしみになってきた。
携帯ではなかなかきれいに撮れないけれど、記録として。
樹木の種類によって、色づきの順番があることに、いまさらながら気づく。

春は満開のサクラの樹も、いまは葉がみごとに赤くなってきた。
今年は色づきがいいように思う。
カエデ(トウカエデ)は、これからだな。

写真は、どれもケヤキ。 朝、6時半頃。
そろそろ冬だ。

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