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2007年11月10日 (土)

【読】宮沢賢治をめぐって

ある方のブログで知った本。
平成9年(1997)に出た文庫本なのに、調べてみたらすでに手に入らない。
Amazonでは、文庫本としては破格の値段がついていた。
こういう稀覯本(きこうぼん)があるものなんだな。

さいわい、近くの図書館に置いてあった。
元の単行本もあったので、意味もなく両方借りてきた。

Sugawara_kenji2_2Sugawara_kenji1『宮沢賢治の青春
   "ただ一人の友"保阪嘉内をめぐって』
 菅原千枝子 著

(左) 角川文庫 1997/11/25
(右) 宝島社 1994/8/5

Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043433018

文庫版の解説は斉藤慎爾。
あとがきを見て、おもしろいと思ったのは、編集者と思われる小川哲也という人が、単行本では「宝島社」なのが、文庫では「洋泉社」となっていること。
出版社を移籍したんだな、きっと。

保阪嘉内の名前は知っていた。
山梨には保坂・保阪という姓が多い。
この保阪嘉内も山梨出身。
「盛岡高等農林学校に入学、自啓寮に入って、室長だった賢治と出会い無二の親友になる」 とある。
(文庫版解説 斉藤慎爾)

カバー写真の左上が保阪嘉内、右上が賢治である。

この本は読み応えがありそうだ。
そういえば、ずっと本棚に眠っていたこんな本もあった。
買ったまま、ずっと読まずにいた本。
こういう本が多いな。

Miyazawa_seiroku『兄のトランク』 宮沢清六 著
 ちくま文庫 1991/12/4
 (1987/9/29 筑摩書房刊の文庫化)

Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448002574X

筑摩書房
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480025746/

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コメント

宝島版の単行本から、文庫本へはたった3ヶ月で移行しているのですね。驚きました。私はこの本、手に取った記憶がありますが買いませんでした。手に入れられそうなので、読むのを楽しみにしています。
「兄のトランク」、もちろん、私も持っています。

投稿: 玄柊 | 2007年11月11日 (日) 15時52分

「宮澤賢治の青春」
読みました。
「春と修羅」「銀河鉄道の夜」を再読したいです。

投稿: モネ | 2007年11月11日 (日) 16時35分

>モネさん
もうお読みになったんですか。
早いですね。
私はまだ三分の一しか読んでいません。
人間くさい宮沢賢治を知ることができて興味ぶかい本です。

>玄柊さん
私の入力ミスです。
文庫化は平成9年(1997)です。
訂正しておきました。

投稿: やまおじさん | 2007年11月11日 (日) 22時24分

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