【読】きょうの収穫
勤め先のとなりにある大手 「新古書店」 BOOK OFFで、こんな本をみつけた。『伝説の旅人
1841-1974 国境を越えた56の魂』
平野久美子/文藝春秋 「ノーサイド」 編
株式会社 文春ネスコ 発行
株式会社 文藝春秋 発売
2001.7.3 第1刷
<本書は、近代日本の揺籃期にあたる幕末から、渡航が自由化された昭和39(1964)年を経て、国民の間に海外旅行への関心が急速に広まってきた昭和40年代までの約130年間に、夢のような旅をした人々の物語であり、マスツーリズムが定着する以前の、日本人のたびのスタイル集でもある。> (まえがき/平野久美子)
帯に、「永井荷風、南方熊楠、林芙美子、他」 とあったのに惹かれた。
さらに、目次を見ると、田山花袋、川口慧海、高村光太郎、柳田国男、金子光晴、小泉文夫、宮本常一、植草甚一、等々、興味ぶかい名前がずらりと並んでいる(56人)。
知らない名前もたくさんあり、とても興味ぶかく面白そうな本だ。
ところで、今日から読み始めた文庫本がこれ。『古本病のかかり方』 岡崎武志 著
ちくま文庫 お34-4 2007.10.10
この人の本は好きで、ちくま文庫から出ている3冊を読んでいたが、新刊が出たときいて買ってみた。
私も古本が好きだけれど、まだ 「病気」 の域にまでは達していない。
時間があれば、神保町あたりの古本屋街を歩くのも好きなのだが、とんとご無沙汰している。
岡崎さんの著書については、このブログに以前書いたことがある。
2006年10月4日(水) 【読】きょうの掘り出し物
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_5a58.html
ちくま文庫の岡崎さんの本のカバーデザインは、石丸澄子さんという人が担当している。
これがなかなか味があっていいのだ。
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コメント
「伝説の旅人」・・かなり面白そうですね。この本、知りませんでした。興味ある人々が目白押しです。(と書いていて、「ノーサイド」・・これはひょっとして、雑誌で特集した物を持っているかもしれません)
岡崎さんの本は覚えています。私も古本病ですから。今日もアンドレ・ジイドの「ソヴィエト旅行記」という20年来探している本を、古本屋で見つけました。あるところにはある・・・・。
ところで、高村光太郎が高太郎になっていました。
投稿: 玄柊 | 2007年11月22日 (木) 23時21分
>玄柊さん
この本のもとになったのは、月刊誌『ノーサイド』1995年4月号の特集記事「近代日本・夢の旅人」だそうです(あとがき)。
投稿: やまおじさん | 2007年11月23日 (金) 08時02分