【読】新聞書評欄
朝日新聞をとっているが、私はほとんど読まない。
読む余裕がないというか、毎日がそういう生活なのだ。
連載小説(夢枕獏「宿神」)をほぼ一年間、切り抜いているので、その作業のついでに一週間ぶんの朝刊をざっと見る。
12/16(日)の書評ページに、ついこのあいだ読んだ新書の紹介が載っていた。
asahi.com http://book.asahi.com/review/TKY200712180224.html
深沢秋男 『旗本夫人が見た江戸のたそがれ』
― 井関隆子のエスプリ日記 ― 文春新書
評者は野口武彦(文芸評論家)という人。
すこしだけ転載してみよう。
<女性の日記文学は必ずしも平安時代の特産ではない。江戸幕府が改革か衰退かの選択を迫られた天保年間、女ざかりの日々の出来事を日記に綴った旗本の妻がいた。
その名は井関隆子。江戸城で納戸組頭を勤めていた井関親興の後妻である。(中略)膨大な日記は、長らく「桜山文庫」に秘蔵されていたが、(中略)『井関隆子日記』と名付けて世に知られるところとなった。そのサワリを紹介したのが本書である。>
もうひとつ、同じ日の書評ページに、池澤夏樹さんの文庫も紹介されていた。
池澤夏樹 『やがてヒトに与えられた時が満ちて……』 (角川文庫)。
これは買ってみようかと思う。
<子どもが生まれなくなった人類から、隔離された者たちが移住した衛星上の植民都市では、追憶は禁じられ、誰もが過去を知らず、進歩と啓蒙を捨てた充足のうちに暮らしていた。 (中略)種としての孤独をえがく表題SFに短編を併録。>
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