【読】村上ソングズ
きのう紹介した本、村上春樹・和田誠 『村上ソングズ』 を紙ケースから出すと、こんな顔をしている。
和田誠の絵がいいね。
こういう洒落た本は、通勤鞄の中に入れて持ち運ぶと痛んでしまうから、家で読みたい。
目次を見ているだけで嬉しくなる。
知らない曲が多いけど。
神様しか知らない/幸福とはジョーという名の男/人生のイミテーション/ニューヨークの秋/ムーンライト・ドライブ/・・・中国行きのスロウ・ボート
On A Slow Boat To China 村上春樹訳はこんな感じだ。
「中国行きのスロウ・ボート」
中国行きのスロウ・ボートに
君を乗せられたらな。
そして僕だけのものにできたらな。
<僕がこの曲の存在を知ったのは、言うまでもなくソニー・ロリンズの見事な演奏のせいだった。 「中国行きのスロウ・ボート」 というタイトルを耳にすれば、この曲の歌詞がどうこうという前に、まずロリンズの縦横無尽にして自由自在なソロがすぐ頭に浮かんでくる>
(『村上ソングズ』 P.52 中国行きのスロウ・ボート)
ロリンズの名演は、たぶんこのアルバム。
とつぜんだが、レコードを出して聴いてみた。
いいなぁ、ロリンズ節。
SONNY ROLLINS WITH THE MODERN JAZZ QUARTET
(PRESTIGE LP7029)
SLOW BOAT TO CHINA
Sonny Rollins, tenor sax
Kenny Drew, piano
Percy Heath, bass
Art Blakey, drums
recorded December 17, 1951
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コメント
安西水丸も村上春樹との相性がいいですが、和田誠も、特に音楽の分野では村上春樹とは抜群の相性ですね。
投稿: 玄柊 | 2007年12月26日 (水) 23時06分
>玄柊さん
たしかに和田誠さんとは絶妙のコンビですね。
安西水丸さんも、味があって好きです。
投稿: やまおじさん | 2007年12月27日 (木) 21時57分
今日夕方、本屋さんへ走りました。
平積みにしてあるかと探したのですがなく、売り切れかと思ったら、単行本の作家別コーナーに3冊ありました。
やはり、クッキーと紅茶で春樹さんにもてなしてもらいながら、レコードをターンテーブルへ・・・というのが希望です。
知らない曲は、探し出して聴きたくなってしまいます。ポートレート・イン・ジャズと同じで。
和田誠さんの絵もいつもながら、いいですね。
投稿: モネ | 2007年12月28日 (金) 21時43分
>モネさん
この本はいいですね。
いっきに読む本じゃなくて、レコードをターンテーブルにのせて、針をおろして、・・・そんなゆったりした気分で読みたい本です。
村上春樹さんは、料理も上手そうですね。
投稿: やまおじさん | 2007年12月28日 (金) 22時00分