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2008年1月の33件の記事

2008年1月30日 (水)

【読】蟻の兵隊

すこし前に、朝日新聞の特集記事で知った本。

asahi.com >歴史は生きている >7章:アジア・太平洋戦争と国共内戦 >記憶をつくるもの
http://www.asahi.com/international/history/chapter07/memory/index.html

Arino_heitai『私は「蟻の兵隊」だった』
  ― 中国に残された日本兵 ―
 奥村和一・酒井誠 著
 岩波ジュニア新書 537 2006.6.29

<軍の命令で敗戦(1945年)後も、中国で戦った人たちがいた。 共産党軍と国民党軍の内戦にまきこまれ、残留兵2600人のうち550人が戦死した。 戦闘で重傷を負った奥村は6年間、捕虜生活を送り帰国した。 その彼を待ち受けていたのは逃亡兵の扱いだった。 なぜ残留させれれたのか、老いてなお、戦争の真実を明らかにする元日本兵の執念。>

こういうことがあったとは、全く知らなかった。
奥村さんは1924年生まれ。 私の父親の世代だ。
1944年8月に徴兵され、中国山西省で敗戦を迎えたが、残留を命じられ(ポツダム宣言違反の軍命令)日本軍部隊の一員として戦闘を続行した。
その戦闘は、なんと、1949年4月まで続いたのだという。

中国大陸やソ連に抑留された人たちのことは知っていたが、敗戦後4年近くも、日本軍が生き続けていたとは、驚愕である。

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2008年1月29日 (火)

【読】『日本人の遺書』 勢古浩爾

勢古浩爾さんの最新刊を読んだ。
やや分厚い新書。本文300ページほど。
ずっしりと重い内容だ。
古今の遺書、遺言、辞世を網羅した内容なので、「面白い」というと語弊があるかもしれないが……人間の生き方について考えさせられる、なかなかいい本だった。

Seko_isho勢古浩爾 『日本人の遺書』
 洋泉社 新書y 186 2008.1.23

人間とはなんと悲しいものか。
<ゆえに、その死だけが悲しいのではない。 かれらだけが悲しいのでもない。 なんというべきか言葉を失いながら、結局、こんな凡庸な言い方に行きつくしかない。 なんと人間が生きることは悲しいことか、と。 人間全体の哀れさも愚かさをも呑み込んだ悲しさだ。>
(『日本人の遺書』 まえがき)

全12章の目次は、このようなものだ。
たくさんの人名があげられているが、その一部を転記しておこう。
丸括弧内は、勢古さんの原文にあるとおり。
あまりにも膨大な数なので、人名の一部を省略した。

第1章 煩悶
 藤村操(高校生)/村山槐多(画家・詩人)/原口統三(大学生)/原民喜(作家)
第2章 青春
 岩倉靖子(岩倉具視の曾孫)/岸上大作(大学生・歌人)/奥浩平(大学生)/山田修治(大学生)/高野悦子(大学生)
第3章 辞世
 在原業平/西行/太田道灌/細川ガラシャ/浅野長矩/乞食/良寛/被差別部落民
第4章 戦争
 佐久間勉(潜水艇艇長)/宇佐美輝夫(特攻隊員)他/阿南惟幾(陸軍大臣)他/近衛文麿/東條英樹
第5章 敗北
 山下奉文(南方方面軍司令官)/栗林忠道(硫黄島守備隊総司令官)/太田實(沖縄根拠地隊司令官)他
第6章 反俗
 乃木希典/森鷗外/永井荷風/白洲次郎/天本英世(俳優)
第7章 思想
 吉田松陰/北一輝(思想家)/三島由紀夫/森恒夫(連合赤軍委員長)他
第8章 疲労
 正岡子規/金子みすヾ(童謡詩人)/芥川龍之介/関谷敏子(声楽家)/火野葦平/太宰治/円谷幸吉(自衛官・マラソン選手)/江藤淳
第9章 憤怒
 箕浦猪之吉(土佐藩士)/磯部浅一(元陸軍主計大尉。二・二六事件首謀者)/野中将玄(ブリヂストン社員)
第10章 絶望
 鹿川裕史(中学二年生)/大河内清輝(中学二年生)/伊藤大介(機関士)/秋元秀太(大学生)/松濤明(登山家)/沢田義一(大学生・登山家)
第11章 悔悟
 島秋人(死刑囚)/森山太助(死刑囚)/二宮邦彦(死刑囚)
第12章 愛情
 有島武郎/尾崎秀実(新聞記者・ゾルゲ事件)/新井将敬(政治家)/太田八重子(ヌード・モデル)/岡田有希子(歌手)/河口博次(御巣鷹山遭難者)/谷口正勝(御巣鷹山遭難者)/大橋恭彦(沢村貞子の夫)

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2008年1月27日 (日)

【雑】「武士の一分」 を観る

年末、ビデオテープにとってあった映画 「武士の一分」 を、今日になってようやく観た。

「武士の一分」
 藤沢周平 原作、山田洋次 監督、木村拓也 主演
公式サイト http://www.ichibun.jp/

あまりにも話題になった映画なので、内容はひろく知られていることだろう。
ひとつだけ、私が知らなかっただけかもしれないが……。

「一分」 〔古風な言い方で〕それ以上は譲ることのできない名誉。
  一身の面目。 「これでは武士としての――が立たぬ」 (大修館書店 明鏡国語辞典)

映画を観て思ったのは、人間誰しも、譲れない 「一分」 があるはずだということ。
その「一分」を、ついついごまかしてしまいがちなのが現代に生きるわれわれで、譲らなかったのが三村新之丞のような骨のある武士だったのだろう。
立派である。
頭がさがる。

時代劇の嘘がいやだったが、この映画の時代考証はしっかりしていると思う。
庄内の言葉、下級武士のつましい暮らしぶり(住まい、食事)、藩士たちのサラリーマン化した勤務ぶり、等々。

武士の髷(まげ)ひとつにしても、時代によって違っていたという。
今日の昼、たまたまラジオにでていた時代考証家(山田順子さん)が言っていたことだ。
(この映画の武士の髷には嘘がないと、山田さんは言う)
切腹シーンも、実際はこうだったのかもしれないと思わせる。

木村拓也の迫真の演技がすばらしい。
(今さら、私が言うことでもないが)

ラストの救いがうれしかった。


【参考】
山田順子 著
『時代考証 おもしろ事典 TV時代劇を100倍楽しく観る方法』
実業之日本社 2006年12月
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408323276

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2008年1月26日 (土)

【楽】魂の解放

ひさしぶりの 「魂の解放」 だったな。
「北とぴあ・さくらホール」 での、東京打撃団と上々颱風のコンサート。

20080126hokutopia_120080126hokutopia_220080126dagekidan_1第一部、東京打撃団。
和太鼓奏者が5人と篠笛奏者(村山二朗さん)の計6人。
大中小の和太鼓を打ち分け、銅鑼や鳴り物もまじえて、独自の音楽世界を見せ、聴かせてくれた。

会場は圧倒的に東京打撃団ファンが占めていたようだ。
約40分の演奏の後、20分の休憩をはさんで、第二部が上々颱風。
休憩時間に、ロビーで上々颱風のニュー・シングル 「歌いながら夜を往け!」 (TBSドラマの主題歌) を購入。
あ、このタイトルは五木寛之の本の題名のパクリだ。

和太鼓の世界と、上々颱風の音楽との間には少々ギャップがあるから、どんなオープニングになるのかと、じつは心配していた。
会場が暗くなると、いつものパターンの一つ、「上々颱風のテーマ」 の前奏が聴こえ始めて幕があがる。
歌姫二人(白崎映美=エミちゃん、西川郷子=サトちゃん)が、どこから登場するのかなと思っていたら……客席前方横の扉からだった。
しかも、東京打撃団のメンバーも太鼓をたたきながら一緒に。
ちょうど、前から6列目だった私たちの席の、すぐ後ろの通路を練り歩いて、ステージ上へ。

オープニングから、会場の聴衆の気持ちを掴む、考えられた演出だった。
全員がステージに揃って、「テーマ」 を演奏し終わると、村山二朗さんが上々颱風を紹介。
上々颱風はそれほどメジャーなバンドじゃないから、打撃団のファンにどう受けとめられるか心配していたのだが、これで安心した。
このあたりのファン心理は、われながらイジラシイと思う。 なんちゃって。

はじめの 「掴み」 がうまくいったせいか、その後も客席はエミちゃんのMCのペースにのせられ、その雰囲気の中でひさびさに 「魂の解放」 を味わった。
目頭が熱くなった。
やっぱり、いいな、上々颱風。

何曲か打撃団のメンバーとのからみもあり、いつもの上々颱風ライブとはひと味ちがっていた。
サトちゃんは、紅龍の三弦バンジョー、彼女みずからのチャング(韓半島の両面太鼓)、それに打撃団の村山二朗さんの篠笛で、「花祭りの朝」 を歌った。
エミちゃんは、アンコールで、篠笛と大太鼓をバックに山形民謡(だと思うが、私は曲名を知らない)をしんみりと歌った。
その他にも打撃団といっしょに何曲か演奏したが、打撃団のメンバーがとても楽しそうな顔をしていたのが印象的だった。

あまり広くないステージに、12人の奏者(しかも、打撃団は大きな太鼓を肩から吊り下げていた)が勢ぞろいすると、さすがに壮観だった。
いいライブだったなぁ。

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【楽】東京打撃団

今日は、夕方ひさしぶりにライブコンサートへ。

【北とぴあ・さくらホール】(東京都北区)
08年1月26日 (土) 17:00開演(16:30開場)
入場料:全席指定 3500円
出演: 東京打撃団
ゲスト: 上々颱風


東京打撃団公式サイト トップページ
http://www.artwill.co.jp/dageki-top/dageki-top.html

東京打撃団 公演情報
http://www.artwill.co.jp/dageki-kouen/dageki-kouen.html


東京打撃団は、何年も前に一度だけ公演を見たことがある。

http://www.support-arts.com/15/000193.php から引用
<東京打撃団は、1995年、鬼太鼓座、 鼓童で活躍した平沼仁一を代表として結成された和太鼓音楽集団 。形式やスタイ ルにとらわれない新しい感性によって、「太鼓」の持つ可能性を追求し、太鼓アンサンブルの魅力あふれるステージを展開しています。>


上々颱風は、昨年の七夕ライブいらい。ひさしぶりだ。
和太鼓集団と、どんなジョイントを見せ、聴かせてくれるのか、とっても楽しみ。

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2008年1月24日 (木)

【雑】凍える月

雪国は猛吹雪でたいへんだったようだが、今日は、東京もつめたい風が吹いて寒かった。
芯から冷える感じで、こんな日は年に一度あるかないか、と思ったほど。
今日に限って帰りが遅く、晴れわたった夜空にかかる月を見ながら、とぼとぼ帰宅。

今読んでいる小説(満州国演義)の舞台、真冬の中国東北部はもっと寒々しいが・・・。

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2008年1月23日 (水)

【読】船戸与一『満州国演義 3』

日曜日から読みはじめて、ハードカバー417ページの三分の二まですすんだ。

Funado_manshu3船戸与一 『満州国演義3 群狼の舞』
 新潮社 2007.12.20 発行

一巻目と二巻目を読んだのは、去年の5月だった。
半年以上待って、待望の三巻目が出版されたのだ。
「週刊新潮」誌上の連載はまだ続いているらしく、続編(第四巻)は今年の「初夏」に刊行予定だという。

前二巻の内容の記憶が薄れてしまっていたので、主人公たちのこれまでの行動を思い出すまでに時間がかかったが、ここまで来ると、もう船戸ワールドにどっぷりと浸かっている。
時は昭和7年(1932)、満州国「建国」の年。
敷島四兄弟(太郎、次郎、三郎、四郎)が満州に揃い、それぞれの立場で動乱に巻きこまれていく。
太郎は外交官、次郎は満州浪人、三郎は軍人、四郎は無政府主義者くずれ。
この設定が面白い。
人物造形は、さすが。
船戸与一ファンには、たまらない長編小説だ。

【新潮社のサイト(紹介ページ)】
http://www.shinchosha.co.jp/book/462304/

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2008年1月20日 (日)

【遊】国分寺駅界隈 (2)

国分寺駅界隈を散策したときの写真の続き。

国分寺駅ビル

大きな駅ビルに丸井が入っている。
「丸井」と言えば、北海道では「今井」という老舗の百貨店の通称なのだが、こちらではクレジット販売の大手チェーン。
上京した当時は、違和感があった。

この駅ビルの中には、たくさん面白い店が入っているので、ぶらぶら見て歩くだけでも楽しい。
「武蔵野茶房」(駅ビル2階) の看板がコンコースから見えて、いつも気になっているのだが、まだ入ったことがない。
ちょっとだけ高級そうな喫茶室だ。

08012000180801200020080120002108012000220801200023左上写真が北口
左の写真が南口

JRと西武線が入っていて駅のコンコースは広い(吹き抜けなので冬は風が冷たい)




国分寺駅南口界隈

毎日通勤で利用しているのが南口。
住んでいる団地と駅を結ぶバスの停留所がある。
殿ヶ谷戸庭園は、この南口のすぐ近く。
今日、行ってみたパン屋も、駅から徒歩5分ほどのところにある。
以前、このブログに書いたことがある、バス停前にあった 「超山田堂」 という中古CD・レコード・本の店の跡は、高級ハンバーガー屋に(ほんとうに高級で、ハンバーガー一個が700~800円もする)。
「超山田堂」 は北口に移転したと聞いているが、今日はそこまで足をのばせなかった。
今度、行ってみよう。

入ってみたくなるような、食べ物屋がいくつかあった。
下の写真右下 「ほんやら洞」 というカレー屋(?)など、見るからに美味そうだった。
そのうち入ってみよう。
古着屋やリサイクルショップが目につくのは、なぜだろう。

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【遊】国分寺駅界隈 (1)

今夜は東京でも雪になるという予報だが、昼間は暖かかった。
パンを買いに、バスで国分寺駅へ。
前から気になっていたパン屋があったので行ってみたのだが、日曜日の今日は休みだった。

バスで行ったので、駅のまわりを少し歩いてみた。
毎日通勤で利用しているJRの駅なのに、駅のまわりを歩いてみたことはあまりなかった。

面白い街だと思った。
歴史のある土地(武蔵国分寺がある)のせいか、古いものと新しいものが雑然と混じりあっている。
北口と南口では微妙に街の様子がちがうのは、中央線沿線の特徴なのだろうか。

国分寺駅北口界隈

再開発途中なのだろうか。
北口前は妙に空地がめだつ。
ゆるい坂を登っていくと、狭い路地が縦横に走っている繁華街で、人が多い。

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「ピカソ」という大きな看板が駅のホームや電車の窓から見えていて、以前から気になっていた。
今日、その正体がわかった。 ドラッグストアーだった。
それにしても、なんというネーミング・・・「ピカソ」とは。

面白そうな店がたくさんあった。
「giee(ギー)」という、ライブの店もこの界隈にある。
「珍屋」 という中古CD・レコード店は、立川にもあって、たまにのぞいたりしていたものだ。
今日は時間が早かったせいか、まだ開店していない店が多かった。

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【読】宮部みゆき 再読 (6)

宮部みゆき 『初ものがたり』 (新潮文庫)
私にしてはめずらしく、2日で読み終えてしまった。

Miyabe_hatsu「回向院の親分」 こと、岡っ引きの茂七が主人公の捕物帳。
じつに感動的で、おもしろかった。
特上の時代小説。

『本所深川ふしぎ草紙』 でも、この茂七親分が脇役で登場していた。
同書の解説(池上冬樹)にこう書かれている。

<なお、本書で脇役として活躍する「回向院の親分」こと岡っ引きの茂七は、七月(1995年)に出たばかりの『初ものがたり』(PHP研究所)で主役をはっている。 そう、こちらはまぎれもない捕物帳スタイルで、快調な仕上がり、ことに興味深いのは、まるで池波正太郎の時代小説のように食べ物の話が出てくることで、これが池波と同じように、実に食欲をそそる料理ばかり。 作者に、鬼平のパスティーシュを書かせたら面白いだろうなあ、と思わせるほどで、もっともっと茂七シリーズを読みたくなる。>
(新潮文庫 『本所深川ふしぎ草紙』 解説 1995年7月)

『初ものがたり』 は、当初、PHP研究所から単行本が、その後、PHP文庫で文庫化され、さらに新潮文庫に収録されたもの。
新潮文庫には、宮部みゆき自身による 「新潮文庫のためのあとがき」 がある(解説はついていない)。
その中で、著者の宮部はこう書いている。

<(前略) 本書では、登場する様々な食べ物に、「ちょっと美味しそうだな」と感じていただければ、さらに幸せです。 蛇足ながら、作中に登場する料理は、みな、実際につくって食べることができるものです。
(中略) ご一読いただけましたら一目瞭然ですが、本作品集 『初ものがたり』 は、いかにも 「まだまだ続きますよ」 という体裁をとった作品集でありながら、事実上この一冊で作品の刊行が停まっているという、たいへん中途半端な形になってしまっているものですから、…(後略)>
(新潮文庫 『初ものがたり』 著者あとがき 1999年9月)

というわけで、いくつかの謎を残しながら終わっている小説。
主人公の茂七にからむように登場する稲荷寿司屋台のおやじや、「日道」と呼ばれる透視能力を持つ(?)十歳の坊やなど、その後どうなるのか気になるところだ。

とりあえず、宮部みゆきの時代小説再読は、いったん終わりにするつもり。
まだまだ何冊も用意してあるのだけれど、船戸与一が気になる。
 

【参考】
宮部みゆきに関しては、いろいろ研究書めいた本も出ている。
それほど、多作で、多様な顔を持った作家、ということなのだろう。

Miyabe_marugotoMiyabe_bokutachi『まるごと宮部みゆき』
 朝日新聞社 2002年 朝日文庫 2004年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022577657
『僕たちの好きな宮部みゆき』
 宝島社 2003年 宝島文庫 2006年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796635564

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2008年1月19日 (土)

【楽】須藤もんさん ライブ情報

ひさしぶりに、須藤もんさん の最新ライブ情報です。
お近くの方々、ぜひお越しください。

 須藤もん 公式サイト http://homepage2.nifty.com/sudomon/

私、個人的には、国立 「奏」 のライブに惹かれます。
Google検索で、柳家小春さんのサイトがみつかりました。

 小春日和 http://members.at.infoseek.co.jp/co_ha_ru/


三鷹の、玉井まさじさんとのライブも行ってみたいのですが、日曜日の夜というのが、私にはつらいところ。

 玉井まさじさんは、須藤もんさんの所属事務所(EVER GREEN)の「社長」。
 憂歌団や上々颱風のマネージャーを長くつとめた後、独立して活動されています。


■2/11(月・祝) 国立 「音楽茶屋 奏」
国立市東1-17-20 サンライズ21 B1
JR中央線 国立駅南口  徒歩4~5分
国立駅より旭通りを南東へ 右側 「谷川書店」 の地下
TEL 042-574-1569
ジョイントライブ
17:00 開演  カンパ制
出演  柳家小春(三味線・唄) 須藤もん

■2/16(土) 犬山 「珈琲 ふう」
愛知県犬山市東古券558(魚屋町)
TEL 0568-61-6515
19:00 開演  料金 2500円 (1ドリンク付)
出演  須藤もん with 対馬照

■3/2(日) 三鷹 「バイユーゲイト」
武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号
JR中央線 三鷹駅北口 徒歩2分
TEL 0422-55-5782
「春の中央線 三鷹でポンポン」
出演  玉井まさじ  対馬照  須藤もん  スペシャルゲストあり
詳細未定

バイユーゲイト http://bayougate.voxx.jp/

■3/22(土) 京都 一乗寺 「喫茶 のん」
京都市左京区一乗寺宮ノ東町51-11
TEL 075-721-3260
ジョイントライブ
出演  楠木信一  須藤もん with 対馬照
詳細未定

■3/23(日) 大阪 「Heaven HiLL」
大阪市北区堂山町7-18 伊勢屋ビル201
(大阪梅田阪急北通り)
TEL 06-6315-7776
出演  須藤もん with 対馬照
詳細未定


Zuido須藤もん セカンド・アルバム 「隧道 zuido」
 2006年6月7日 発売 好評販売中
 Red Inc. YKCR-204
 販売価格(税込) 2,000 円

収録曲 (全7曲)
1 めし  作詞 藤本長門/須藤もん 作曲 須藤もん
2 雪よ、葬って  作詞 三善亜紀 作曲 須藤もん
3 逃げる  作詞作曲 須藤もん
4 この川を  作詞作曲 須藤もん
5 冬は厳しく  作詞作曲 須藤もん
6 夕焼け  作詞作曲 対馬照
7 隧道  作詞作曲 須藤もん

須藤もん (Vocal, Guitar) 告井延隆 (Percussion, ニ胡, Piano)
あおやぎとしひろ (Mandolin) くみこ (Accordion)

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【雑】連載小説最終回

一昨年(2006年)の12月22日から朝日新聞朝刊に連載していた、夢枕獏さんの小説 『宿神』 が、今日、最終回をむかえた。
383回という長期連載だった。

2006.12.24(日) 【雑】獏さんの連載小説
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7bff.html

2007.1.27(土) 【雑】新聞連載小説
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_cf66.html

asahi.com 2006.12.19
漂泊の歌人、西行の根源とは 夢枕獏さん、新連載「宿神」

 (夢枕獏と中沢新一の対談)
http://book.asahi.com/clip/TKY200612190369.html

始めの99回目までは読んだが、あとは毎日切り抜きをとってある。
いずれ単行本になるだろうが、挿絵の雰囲気がいいので、ほんとうは切り抜きを読みたい。
読めるかな?
きっと無理だろうな。
単行本を待つか。


◆◆◆夢枕獏公式HP--蓬莱宮--◆◆◆
http://www.digiadv.co.jp/baku/

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2008年1月18日 (金)

【読】宮部みゆき 再読 (5)

きまぐれな私にしては、よく続いていると思う。
宮部みゆきの時代小説、5冊目。

Miyabe_edogoyomiMiyabe_hatsu『初ものがたり』 (新潮文庫 1999年)

<鰹、白魚、鮭、柿、桜……。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。>
(カバー裏のコピー)

江戸の食べ物がよく描かれていて、興味ぶかい。
江戸時代の食べ物は、現代の和食とほとんど違わないことに少し驚く。
握り鮨や、稲荷寿司、二八蕎麦など、もうこの頃には江戸庶民が気軽に食べていたのだ。
もちろん銭がないと食べられないから、貧乏人には縁のない食べ物だったが。

『幻色江戸ごよみ』 の最後の一話は、今朝の通勤電車の中で読み終えた。
第十二話 「紙吹雪」。切ない話だった。
現代では考えにくいことだが(司法制度ができあがってしまっているから)、昔は、仇討ちというものがあったのだ。
この「紙吹雪」は、公認の仇討ちではないが、親の仇を討つために三年間、仇敵の高利貸しの家に女中奉公して目的を果す十六歳の娘の話だ。
こんなふうに生きて死んでいった人たちが、たくさんいたのだと思う。

けっして明るい話ではないが、読後、人間を信じたい気持になってくる。
これが宮部みゆき作品の力(ちから)だ。
 

じつは、船戸与一の新刊(『満州国演義 3』)をはやく読みたいのだけれど、乗りかかった舟だから、この 『初ものがたり』 を読みおえてしまおう、と思う。

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2008年1月17日 (木)

【読】宮部みゆき 再読 (4)

今年にはいってから、宮部みゆきの時代小説を順に読み返している。
4冊目の 『幻色江戸ごよみ』 (新潮文庫)の終盤にさしかかっていて、あと一話と半分を残すのみ。

Miyabe_edogoyomi前回(1月15日)、「一月から十二月までの江戸の季節のうつり変わりを背景にしているようだ」 と書いたが、それぞれの月に因んだ話でもない。
全十二話で構成されているため、てっきり月ごとの話かと思ったのは私の早とちりだった。
江戸の季節が感じとられ、当時の庶民(長屋ぐらしの人々が多い)の生活感があふれている。

悲しい話、つらい話もいくつかある。
健気に懸命に生きようとして、どんなにあがいても不幸から脱け出せない人もいる。
どの時代も、生きることは不条理そのものである。
それにしても、現代とは比べものにならない衣食住環境で、みんな頑張っていたんだなあ、と頭がさがる。
私など、当時生まれていたら、とっくのとうに飢え死にしていたか、犯罪に走っていたかもしれない。

江戸という当時の大都市では、貧富の差が大きく、富裕な商家もあれば、子どもを借金のかたに丁稚奉公に出さなくては生きていけない長屋の住人もいた。
犯罪も多かっただろう。 現代ほどではなかったにしても。
 

ところで、この連作の中では、第十話 「神無月」 の出来がすばらしい。
文庫版巻末解説(繩田一男)から引用する。

<第十話「神無月」。 年に一度、神無月の夜、病弱な娘のために盗みを働く・・・(以下略)>
注)あらすじを書いてしまうと、未読の方の楽しみを奪ってしまうので詳しく書かない。

<たとえていえば、「神無月」を読んでいて感じるのは、宮部みゆきが、一文字、一文字、細心の注意を払って筆を運ぶ際に生じる息づかいのようなものであろう。>

まったく同感だ。
この「神無月」の原文の一部を紹介しよう。

<夜も更けて、ほの暗い居酒屋の片隅に、岡っ引きがひとり、飴色の醤油樽に腰を据え、店の親父を相手に酒を飲んでいる。>  「神無月」 (一)の冒頭

<夜も更けて、九尺二間の裏長屋のほの暗い部屋の片隅に、男がひとり、瓦灯(かとう)の明かりひとつを頼りに縫物をしている。>  「神無月」 (二)の冒頭

この計算されつくしたみごとな文章に、思わず舌をまく。
宮部みゆき、おそるべし。

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2008年1月15日 (火)

【読】宮部みゆき 再読 (3)

Miyabe_ohatsu_iwa宮部みゆき 『震える岩 霊験お初捕物控』 を読み終えた。
後半、がぜん面白くなって、いっきに読んだ。
主人公のお初は一種の超能力者で、他人には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえてしまう。
その能力が不思議な事件を解決していく力になるのだが、お初にとって、じぶんの能力は大きな負担になっている。
超能力者ではあるが、優しく、気丈なこころを持った娘であり、そこが好ましい。
本編の謎解きもよくできているが、お初という主人公の魅力がこの小説を支えている。

 

Miyabe_edogoyomi続いて読み始めたのが、1994年に刊行された 『幻色江戸ごよみ』 (新人物往来社刊)。
新潮文庫から1998年に出ている。
12編の連作からなる。
まだはじめの2編しか読んでいないが、一月から十二月までの江戸の季節のうつり変わりを背景にしているようだ。
江戸の庶民がせいいっぱい生きる姿が、胸を打つ。
つらい話もあるが、現代のわれわれにも通じる 「人の情」 があふれている。
ミステリーじたての長編もいいが、こういう短編集にこそ宮部みゆきの才能がいかんなく発揮されているように思う。



【参考】
大沢在昌、京極夏彦、宮部みゆきが所属する、大沢オフィスの公式ホームページ
大極宮 (たいきょくぐう)
http://www.osawa-office.co.jp/

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2008年1月14日 (月)

【遊】今日のおでかけ

ひさしぶりに、五日市方面(日の出町)へ。
山奥におもしろい店があるので、そこで買物。

大多摩 うまいもの館 みやび工房
http://www.miyabi2000.co.jp/miyabimain01.htm

燻製チーズ、蒟蒻がおいしい。
木工製品もある。

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その後、日の出町三ツ沢の 「つるつる温泉」 へ。
http://www.gws.ne.jp/home/onsen/

ここもひさしぶりに行った。
浴場はそっけないが、お湯がいい。
ここのパノラマ食堂が、吹き抜けの建物で風情があり、好きだ。
きょうは釜飯を食べたが、おいしかった。

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2008年1月13日 (日)

【遊】お稲荷さんのもちつき大会

去年の正月は行かなかったけれど、一昨年、はじめて行った。
今日は寒かったな。

歩いてすぐのところにある、小さな産土(うぶすな)さま。
鈴木稲荷神社のもちつき大会。
にぎやかだった。
お餅をたくさん食べて帰ってきた。
こういう地域の集まりはいいな。

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2008年1月12日 (土)

【読】ついにでた 満州国演義3

船戸与一の 『満州国演義』 3冊目が出たようだ。
さっき、たまたまネット検索していて知った。
明日、買いに走ろう。

http://www.shinchosha.co.jp/book/462304/

群狼の舞―満州国演義3―

Hunado_manshu3船戸与一/著
発行形態  :  書籍
判型  :  四六判変型
頁数  :  420ページ
ISBN  :  978-4-10-462304-4
C-CODE  :  0093
発売日  :  2007/12/20

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2008年1月11日 (金)

【読】宮部みゆき 再読 (2)

Miyabe_fukagawa宮部みゆき 『本所深川ふしぎ草紙』 (新潮文庫)
傑作である。
巻末の解説(池上冬樹)に面白いことが書いてあった。
錦糸町駅前の人形焼屋のことだ。

<この小説のモチーフは (作者が吉川英治文学新人賞のスピーチで述べていたので、書いてもいいかと思うが) 作者が贔屓にしている錦糸町駅前の人形焼きの店 「山田屋」 の包み紙にある(余談になるが、この店の人形焼きは作者からいただいたことがあるが、餡がぎっしりつまっていて実に美味い)。 「山田屋」 のある所は昔、「本所七不思議」 のひとつである "置いてけ堀" (中略) の場所らしく、それで店の包み紙に 「本所七不思議」 の絵が描いてあるのである。>

この店の前を、私は毎日通っているのだ。
人形焼も一度買ったことがあるが、包装紙には気づかなかった(紙袋で買ったからかもしれない)。
そういえば、宮部みゆきの居所があのあたりだと聞いたことがある。

この連作(七話からなる)は、上のように、「本所七不思議」 がモチーフになっている。
片葉の芦/送り提灯/置いてけ堀/落葉なしの椎/馬鹿囃子/足洗い屋敷/消えずの行灯

 

Miyabe_ohatsu_iwa宮部みゆき 『震える岩 霊験お初捕物控』 (講談社文庫)
今日から読み始めた。
前回(何年も前だが)読んだときの印象が強く残っている長編だ。
文庫で400ページあり、読み応えじゅうぶん。
「捕物控」 とあるが、いわゆる捕物帳とはひと味ちがう。

カバーの文句をひいて、内容を紹介すると ――
<ふつうの人間にはない不思議な力を持つ 「姉妹屋」 のお初。 南町奉行の根岸肥前の守に命じられた優男の古沢右京之介と、深川で騒ぎとなった 「死人憑き」 を調べ始める。 謎を追うお初たちの前に百年前に起きた赤穂浪士討ち入りが……。 「捕物帳」 にニュー・ヒロイン誕生! 人気作家が贈る時代ミステリーの傑作長編。>

お初は、『かまいたち』 に収められている 「迷い鳩」「騒ぐ刀」 に登場した、魅力的な娘である。
この後、続編として 『天狗風 霊験お初捕物控 <二>』 がある。
こちらも、文庫で560ページの長編。

宮部みゆきの小説を読んでいると、気持がなごむ。
悪い奴も出てくるのだけれど(善人の顔をしていて、途中から仮面の下のあくどい素顔が見えてくる人物が多く登場する)、最後に、人間を信じたくなるような 「救い」 が用意されていて、後味がとてもいのだ。

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2008年1月 9日 (水)

【読】宮部みゆき 再読

今年は、無理をしないでじっくり本を読もうと思う。
年末から読んでいた本は、とうとう途中で投げだしてしまった。
興味ぶかい内容ではあったのだけれど、根気が続かなかった。

Nakamura_offside『増補 オフサイドはなぜ反則か』 中村敏雄 著
 平凡社ライブラリー 415  2001.11.9
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582764150

この本は、また機会があったら続きを読もう。


そんなわけで、もっと読みやすい小説を読むことに。
宮部みゆきの時代小説を、古いものから順に読みなおしている。
宮部みゆきは大好きで、最近のものを除いて、ほとんど読んでいる。
下の二冊も、ずいぶん前に読んでいるはずだが、あらためて読みなおしても新鮮だ。

Miyabe_kamaitachiMiyabe_fukagawa宮部みゆき
『かまいたち』 新潮文庫 1996.10.1
 (単行本 新人物往来社 1992年1月)
『本所深川ふしぎ草紙』
 新潮文庫 1995.9.1
 (単行本 新人物往来社 1991年4月)

『かまいたち』 の方が発行は遅いが、宮部みゆきの初期作品を集めたもので、彼女の小説の原点と言えるだろう。
四つの短編が収録されている。
「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」
いずれも、宮部みゆきの優しさがあふれていて感じがいい。
著者あとがきによれば、「迷い鳩」「騒ぐ刀」の二作は、デビュー前の1986年、87年に初稿が書かれたという。

<本篇を御一読いただければ、上記の二作が同一キャラクターによる連作の形式をとっているということが、すぐにお分りいただけると思います。 ただ、この二作の初稿を書き上げた当時、私はまだまったくのド素人でして、将来作家になれる見通しなど一ミリもない時でありましたから、今思えば、ずいぶんと図々しいことをやったものです。> (あとがき)

いやいや、とんでもない。
デビュー前から力(ちから)のあったことがよくわかる。
この二作に登場する、歴史上の人物、根岸肥前守鎮衛(やすもり)という人物が興味ぶかい。
『耳袋(耳嚢)』の作者である。
この『耳袋』も、いつか読んでみたい。

【平凡社のサイトから】
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/
耳袋1(平凡社ライブラリー)
根岸鎮衛=著 鈴木棠三=編
品切  HL判  528頁  2000.05
ISBN978-4-582-76340-9 C0395 NDC分類番号 914
江戸後期に佐渡奉行から南町奉行を歴任した著者が見聞きし書きとめた随筆集。狐狸妖怪譚あり、庶民の悲喜劇あり、現代人に通じる不思議な話大好きの江戸人の姿が浮かび出る。



『本所深川ふしぎ草紙』
(全七話)のうち、三話まで読んだところだが、第一話 「片葉の芦」 で、早くもジーンときてしまった。
宮部みゆきの 「やさしさ」 と書いたけれど、現代もの、時代ものを問わず、この人の小説の主人公たちは、なにかしらのハンディ、弱さを持った者たちだ。
ときに、超能力を持っていたりもするが、そこにも 「超能力」 を持つ者の悲しさ、孤独がある。
彼らにそそぐ作者の限りないやさしさが、どの作品からも感じられる。
ミステリーじたての物語が多いが、最後に 「救い」 のあるところがいい。

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2008年1月 6日 (日)