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2008年1月26日 (土)

【楽】魂の解放

ひさしぶりの 「魂の解放」 だったな。
「北とぴあ・さくらホール」 での、東京打撃団と上々颱風のコンサート。

20080126hokutopia_120080126hokutopia_220080126dagekidan_1第一部、東京打撃団。
和太鼓奏者が5人と篠笛奏者(村山二朗さん)の計6人。
大中小の和太鼓を打ち分け、銅鑼や鳴り物もまじえて、独自の音楽世界を見せ、聴かせてくれた。

会場は圧倒的に東京打撃団ファンが占めていたようだ。
約40分の演奏の後、20分の休憩をはさんで、第二部が上々颱風。
休憩時間に、ロビーで上々颱風のニュー・シングル 「歌いながら夜を往け!」 (TBSドラマの主題歌) を購入。
あ、このタイトルは五木寛之の本の題名のパクリだ。

和太鼓の世界と、上々颱風の音楽との間には少々ギャップがあるから、どんなオープニングになるのかと、じつは心配していた。
会場が暗くなると、いつものパターンの一つ、「上々颱風のテーマ」 の前奏が聴こえ始めて幕があがる。
歌姫二人(白崎映美=エミちゃん、西川郷子=サトちゃん)が、どこから登場するのかなと思っていたら……客席前方横の扉からだった。
しかも、東京打撃団のメンバーも太鼓をたたきながら一緒に。
ちょうど、前から6列目だった私たちの席の、すぐ後ろの通路を練り歩いて、ステージ上へ。

オープニングから、会場の聴衆の気持ちを掴む、考えられた演出だった。
全員がステージに揃って、「テーマ」 を演奏し終わると、村山二朗さんが上々颱風を紹介。
上々颱風はそれほどメジャーなバンドじゃないから、打撃団のファンにどう受けとめられるか心配していたのだが、これで安心した。
このあたりのファン心理は、われながらイジラシイと思う。 なんちゃって。

はじめの 「掴み」 がうまくいったせいか、その後も客席はエミちゃんのMCのペースにのせられ、その雰囲気の中でひさびさに 「魂の解放」 を味わった。
目頭が熱くなった。
やっぱり、いいな、上々颱風。

何曲か打撃団のメンバーとのからみもあり、いつもの上々颱風ライブとはひと味ちがっていた。
サトちゃんは、紅龍の三弦バンジョー、彼女みずからのチャング(韓半島の両面太鼓)、それに打撃団の村山二朗さんの篠笛で、「花祭りの朝」 を歌った。
エミちゃんは、アンコールで、篠笛と大太鼓をバックに山形民謡(だと思うが、私は曲名を知らない)をしんみりと歌った。
その他にも打撃団といっしょに何曲か演奏したが、打撃団のメンバーがとても楽しそうな顔をしていたのが印象的だった。

あまり広くないステージに、12人の奏者(しかも、打撃団は大きな太鼓を肩から吊り下げていた)が勢ぞろいすると、さすがに壮観だった。
いいライブだったなぁ。

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