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2008年3月の49件の記事

2008年3月31日 (月)

【遊】モクレン

長いあいだ思いちがいをしていたことに、つい先日気づいた。

モクレンとハクモクレン。
白色のハクモクレンのことを 「モクレン」 だと思っていたが、紫色のシモクレン(紫木蓮)の正式名がモクレン、白いのは「ハクモクレン」なのだった。

過去、このブログでもウソを書いていたかもしれない。


まあ、どちらも木蓮の仲間ではあるが。
ハクモクレンは 「ハクレン」、「ビャクレン」 と呼ばれることもある。

ハクモクレンはそろそろ散りはじめて、紫色のモクレン(シモクレン)が目だつようになった。
土曜日、ハクモクレンとシモクレンのあいのこのような、薄い紫色のものを見かけた。

図鑑で調べてみると、マグノリア・スーランジアナという、モクレンとハクモクレンの交雑によってできた園芸品種だという。
日本で、サラサモクレン、ニシキモクレンと呼ばれるものもこのグループに入る――とあった。
(『山渓ポケット図鑑1 春の花』 山と渓谷社)


以下、豆知識。
(『図説 花と樹の事典』 柏書房 より)

<モクレンの渡来は古く、10世紀の『和名類聚抄』に記載が見られる。 ハクモクレンは江戸時代、貝原益軒の『花譜』に記載があり、玉蘭をハクモクレンと読ませている。
ハクモクレンは1789年にイギリスに、19世紀にはフランスに渡り、在来品種と交配されて数多くの園芸品種が生まれた。
マグノリアは欧米でも人気の高い花木で、アメリカ合衆国ではルイジアナ、ミシシッピ両州の州花となっている。>


写真は、3/25(火)、錦糸町駅前で。

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【遊】桜並木

土曜日(3/29)、車で通りかかった多摩市の馬引沢あたり(鎌倉街道沿い)。
乞田川の岸に植えられた桜並木。
川はコンクリートで護岸されていて風情がないが、桜並木はみごとだった。

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2008年3月30日 (日)

【読】この本が気になる

新聞の書評欄(朝日新聞、2008/3/30)を見ていたら、気になる本が紹介されていた。

Kazenouma渡辺一枝 著 写真集 風の馬[ルンタ]
B5版ハードカバー 88ページ 定価:3,150円(税込)
本の雑誌社
http://www.webdokusho.com/kanko/index.html

渡辺一枝さんは、名エッセイストとだと思っていたが、この人の写真も見てみたいものだ。

これは、私にとってまったくの偶然だが、昨日、たまたま古本屋で一枝さんの文庫を手に入れた。
前から気になっていた本だった。

Watanae_ichie_sakura渡辺一枝 『桜を恋う人』
 集英社文庫 1995.9.25
(単行本は1990年10月、情報センター出版局より刊行)

渡辺一枝
1945年、ハルビンに生まれる。 87年に十八年間の保母生活に終止符をうち作家活動に入る。
チベット、中国、モンゴルへ自分探しの旅を続けている。
椎名誠氏と共著 「ひなまつり」 他 「桜を恋う人」 など著作多数。
(本書の著者紹介)

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【遊】曇っても、春

昨日とはうってかわって曇天。

多摩西部には雪の予報もでるほどの、肌寒い一日だが、それでも春だ。
団地の中を歩いてみると、あちこちに春の花が見られた。

ケヤキが、あっというまに芽吹いてきた。

この棟の前にある、ハナカイドウもハナズオウも、かわいらしい花をつけている。


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【読】【歩】名勝小金井桜

カテゴリー 「桜」 を追加したのでブログの整理をしていた。
毎年、同じようなことを書いているようだが、また載せておこう。

Koganeizakura_2『名勝小金井桜の今昔』 という、いい本がある。
ネット武蔵野という、地方出版社からでている。

<ネット武蔵野>
地域の地域による地域のための出版、地域から全国に発信するメディア
http://www.net-musashino.co.jp/html/main.html

AB版、32頁、オールカラー、上製本という、絵本のようなつくりの本。

<今から約350年前(江戸時代前期)、江戸市中への給水路として掘られた玉川上水。 そのほぼ中ほど小金井橋を基点に、上下6キロの両岸にヤマザクラが植えられてからはや270年。 歌川広重や葛飾北斎が描き、国木田独歩や田山花袋が綴った名勝小金井桜。 その往時の華やかさを、浮世絵や写真など今に残る貴重な資料でたどる。>

明治30年代の、小金井橋の写真が載っている。
モノクロ写真に人口着色した、この頃の写真をみると、かわいらしい橋だったことがわかる。
玉川上水の両岸はヤマザクラの並木が続き、ここを散策したりジョギングする人は多い。
私が小金井公園まで自転車で往復するときも、この遊歩道をゆっくり走る。

いま、玉川上水で花見をする人は少なく、もっぱら都立小金井公園に人があつまる。
今日あたり、小金井公園はものすごい人出だろうなぁ・・・。

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【楽】桜にまつわる歌

この季節は毎日、桜、桜、・・・である。
カテゴリーに 「桜」 を追加した。
それほど、桜についてはたくさん書いてきたようだ。

こんな歌を思いだした。

「港がみえる丘」
歌:平野愛子 作詞作曲: 東辰三(1947年)

Sudomon1須藤もんさんが、この歌をうたっている。
アルバム 「かえろう」 に収録されているが、ライブでもよく歌う。

長く歌い続けられるだろう、いい歌だ。
もんさんがこの歌をうたいたい気持はよくわかる。

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2008年3月29日 (土)

【遊】小金井公園 満開 3/29(続)

土曜日の小金井公園。
ソメイヨシノが満開だったが、ヤマザクラ、オオシマザクラもきれいだった。
カンヒザクラもまっ盛り、めずらしい枝垂桜もあった。
西のエリアには、まだ蕾の品種もあったので、しばらくのあいだ楽しめそうだ。

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【遊】小金井公園 満開 3/29

午前中の早い時間だったが、小金井公園はたくさんの人出だった。
花見の場所とりもはじまっていた。
ソメイヨシノ満開。

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【遊】五日市街道 春

天気のいい土曜日だった。
朝9時頃、自転車で五日市街道の遊歩道をゆっくり走って、小金井公園まで桜を見にいってきたのだ。

五日市街道、このあたりでは、玉川上水をはさんで二本の道路にわかれており、街道と上水の間が遊歩道になっている。
ヤマザクラ、オオシマザクラが多い。

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2008年3月28日 (金)

【歩】満開

今朝も、デジタルカメラを持って早めに家を出た。
満開。

玉川上水沿いの遊歩道にある、ヤマザクラも咲きはじめた。
ソメイヨシノ――あの圧倒されるような花の群が、以前は苦手だった。
ここ数年、いいなぁ、と思うようになったのは、なぜだろう。
年齢のせいかなぁ・・・。

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【楽】【歩】桜って・・・

♪ 絹ずれの音に誘われて
    花びら一枚舞ってくる
  ぼんぼりの上は満開
    桜って夜には 白いのね ♪  (山崎ハコ 作詞・作曲 「桜」)

Hako_shiawase_2山崎ハコ 「私の幸せ」
  1986.11 発売 POLYDOR (CD)
  1986.9.8~9 FM東京ホールでのライブ録音
(収録曲) 望郷/橋向うの家/うわさによれば/うちと一緒に/てっせん子守唄/桜/舞扇/なわとび/気分を変えて/私の幸せ/アンコール~さらば良き時代



この団地の中にある桜の古木。
仕事帰りに撮ってみた。
シャッタースピード 1/2秒だと、さすがにぶれているが、きれいだった。
道路をはさんだところにある、ドラッグストアーの照明と街頭に照らされて、ストロボなしでもこれだけ撮れた。
幻想的な光景だった。

山崎ハコさんの名曲 「桜」 の一節をおもいだしたので、冒頭の詞を書いてみた。

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2008年3月27日 (木)

【読】【歩】ソメイヨシノ

今日はデジタルカメラを持っていかなかったので、バスの窓から携帯電話のカメラで。

200803270644このあたりの桜並木は、もちろんソメイヨシノ。
五日市街道・玉川上水沿いの遊歩道には、古くからのヤマザクラの並木が続く。







昼休み、勤務先のすぐ近くにある BOOK OFF で、こんな新書をみつけた。
帰りの電車の中で、少しだけ読んでみたが、興味ぶかい内容だ。

Iwanami_satou_sakura_2佐藤俊樹 著
 『桜が創った「日本」 ― ソメイヨシノ 起源への旅 ―』
 岩波新書 936 2005.2.18

よく知られていることだが、ソメイヨシノ(染井吉野)は江戸末期に、交配によってつくられた品種である。
さらに、これはなんとなく聞いたことがあったが、「ソメイヨシノはすべてクローン」 なのである。

<ソメイヨシノには種子から育った樹がない。 すべて接木(つぎき)や挿木による。 すでにあるソメイヨシノの木の一部を切り取って、新たな樹に育てたものだ。> (本書 P.14)

考えてみると、これはすごいことだと思う。
ソメイヨシノと呼ばれるためには、種から育てられてはいけない。 なぜか。

<桜には自家不和合性といって、同じ樹のおしべとめしべの間では受粉できない性質がある。 できた種には必ず別の樹の遺伝子がまざる。 だから種から育てると(これを「実生(みしょう)」という)、元の樹とは同じものにはならない。 それに対して、接木や挿木でふやせば、元の樹の形質をそのまま引き継ぐ。 複製ができるわけだ。 これを「クローン(栄養繁殖)」という。> (本書 P.14)

とてもためになる本なのだ。

現代のわれわれのような花見の歴史が、浅いものだということも知った。
というのも、ソメイヨシノは、ほぼ同時期、いっせいに花開き(これは、クローンだから当然といえる)、咲き終わるまでの期間も短いため、花見の時期が限られる。
満開の桜に、わっと人が群がって、陣取り合戦が始まったりするのは、ソメイヨシノだからといえる。


昔からある桜の自生種が、この本では次のように整理されている。

ヤマザクラ群
 ヤマザクラ、オオヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラ
エドヒガン群
 エドヒガン
マメザクラ群
 マメザクラ、タカネザクラ
カンヒザクラ群
 カンヒザクラ

これらの品種は、花期が短くても、すべての樹がいっせいに花開くわけではないので、総体としての花期は長い。
「都市全体でみれば、花の波は激しく一気に通り過ぎるのではなく、もっとゆっくり始まり、ゆっくり終わっていた」(本書 P.25) というわけだ。


そういう自生種がたくさん見られる場所があるという。

Tama_shinrin_kagakuen_2京都の平野神社など、「多品種型」を残す神社や寺。
東京では小石川植物園、新宿御苑、多摩森林科学園(左のパンフレット=今日、駅でたまたまみつけた)など、研究や産業振興のために多くの種類集めている施設だ。

多摩森林科学園
http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/


江戸末期といえば、今からせいぜい百五十年ほど前でしかない。
それまでの長い歴史の中では、桜の楽しみ方も今とはずいぶんちがっていたようだ。

こんなことを知ったうえで、今盛りの桜をみると、これまでとはちがった味わいがあるかもしれない。

土曜日には、朝早く自転車で家をでて、玉川上水の遊歩道をゆっくり走って小金井公園に行ってみようと思う。

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2008年3月26日 (水)

【歩】あいにくの曇り空

今日(3/26)も、デジタルカメラを持って早めに家を出た。
あいにくの曇天。
やっぱり桜の背景は青空がいい。

週末がたのしみだなぁ。


写真、上の2枚は小平市、下の1枚は御茶ノ水駅ホームから。

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【歩】サクラ サイタ

日曜日の夕方から、このあたりの桜が開きはじめた。

昨日(3/25)は朝から晴れて、青空に桜の淡いピンクが映えていた。
ひさしぶりに、デジタルカメラを持って、写真を撮りながら出勤した。

上の2枚は、小平市。
下の2枚は、錦糸町。

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2008年3月23日 (日)

【遊】小金井公園さくらマップ

都立小金井公園で配布している 「小金井公園さくらマップ」。
とてもよくできたガイドマップなので、紹介したい。

企画・制作 小金井公園 桜守の会 2008年度版
(このガイドマップは財団法人東京都公園協会の助成を受けて作成されたものです・・・とある)

公園へ行こう!
 東京都公園協会が管轄する公園検索のポータルサイト
 http://www.tokyo-park.or.jp/
(このサイト内の 「小金井公園」 にも、カラフルな園内マップがある)

「小金井公園 桜守の会」 についてはこちら。
ボランティア活動 | 東京都公園協会
 http://www.tokyo-park.or.jp/profile/volunteer/index.html

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【遊】江戸東京たてもの園 春 3/23

小金井公園の中にある、江戸東京たてもの園に入ってきた。
先週の日曜日に行ったばかりだが、一週間たって、いちだんと春らしい風情だった。
友の会の年間会員になっているので、入園無料なのだ。
また、行こう。

江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/

Tatemonoen_kimono_200803「春先キモノ日和」 という催し物が、昨日今日と二日間、開催されていた。
きもの姿の入園者が目だった。
和傘の展示即売、きものの古着の販売など、見ているだけでも楽しかった。
番傘、蛇の目傘が、びっくりするほど安かったので、よほど買おうかと思ったほど。
(800円、1000円という値段)

おなかがすいたので、園内のうどん屋に入り、武蔵野うどん(糧うどん)の冷やし(つけめん)を食べた。
ここも、友の会会員割引がきく。
おいしかったな。

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オオアラセイトウ(ムササキハナナ、ショカッサイ、ハナダイコンとも呼ばれる)の群落が、先週よりも、もっと色鮮やかに咲き乱れていた。
カタクリも、少しだが咲いていた。

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【遊】小金井公園 春 3/23(続)

小金井公園では、オオシマザクラだろうか、山桜系が開いていた。
すがすがしくて、好きな花だ。

二枚目の写真は、キブシ。
木五倍子と書くようだ。
別名、マメブシ。
<早春、まだほかの樹木の葉が展開する前、総状花序を伸ばし黄色いクリーム色の花を多数下垂して開く。 雌株の花穂は花の数が少なくやや緑色を帯びる。>
(小学館ポケットガイド「野山の樹木」)

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【遊】小金井公園 春 3/23

いい天気だったな。
都立小金井公園を、自転車でゆっくり一周してみた。
花ざかりだ。

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ふだん、あまり足を向けない東側ゾーンまで行ってみた。
さすがに広大な公園。
雑木林をぬって、サイクリングコースがあった。

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【遊】桜 開花まぢか

今日一日の天気で、団地の桜は開きはじめた。
昼間、小金井公園へ自転車ででかけた。
朝9時すぎから午後1時頃まで、ゆっくり遊んできた。

ソメイヨシノの、今にも開きそうな蕾。
はちきれんばかりの、という形容がぴったりだ。

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2008年3月22日 (土)

【歩】早咲きのさくら

この団地のでも、いっせいに咲きはじめた。
ソメイヨシノはまだだけれど、早咲きのさくらが一本、バス通り沿いにあった。
コブシも満開。
ユキヤナギが去年より少しおそい。

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2008年3月21日 (金)

【読】これはいい本だ

Yokoyama_takao_shosuminzoku_2今日から読みはじめた、この本が、とてもいい。

横山孝雄 『少数民族の旅へ』 新潮社 1984.8.25

文字通り、世界の少数民族を訪ねる旅。
といっても、まなじり決して少数民族を擁護するような態度ではなく、自然体であるところがいい。
文章が自然で、じつに上手い。
文は人なり、と言うが、こういう文章を書く人は信用できる、と、私は思う。

知里むつみさんと結婚したいきさつも、書かれている。
(「ヌプルペツ アイヌ女性との結婚私記」 本書 P.124)

知里むつみさんは、知里幸恵・真志保姉弟にはさまれた、知里高央(ちり・たかなか)さんの娘さん。
つまり、知里幸恵さんの姪御さんにあたる。

こういういい本が、すでに絶版で、新刊では手に入らなくなっている。
(ネット検索したら中古ではたくさん出ていたので、注文したが)

日本の出版界は、ちょっとおかしい。



― 『少数民族の旅へ』 「アンデス」 P.25- から ―

 峠を越えた列車が、ゆっくりとアンデス高原へ降り始めると、乗客も生気を取り戻してくる。 その頃になると相席の幼女も私の髭面に馴れたようなので、小さなプレゼントを渡した。 五円玉と五十円玉に紅白の紐を通して小鈴を付けたものだ。 女の子は目を丸くしてしばし鈴の鳴る手もとをじっと見つめたが、気おくれしてか手を出せないでいる。 かわりにお爺さんが受け取ってくれた。 お爺さんとお婆さんが得意そうにその事を周囲に告げると、どっとみんなが集まってきた。 長旅に退屈しきっていた人たちだったが、それまでは私にはまるで関心のないような素振りだった。 本当は、好奇心をインディオ独特の無表情さの下に隠していたようである。
 (中略)
 人の善いインディオたちに会って、すっかり嬉しくなった。 それまで私が接していたのは外人に対して悪ズレのしたタクシー運転手とか土産売りばかりだったから、土地の人を見るとつい身構えていたことを、この人たちが反省させてくれた。 (後略)

 

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【歩】錦糸町の人形焼「山田家」(続)

仕事からの帰りみち、例の、人形焼 「山田家」 の写真を撮ってきた。
携帯電話のカメラなので、写りはわるい。

錦糸町駅南口、四ツ目通りを南へ、駅からすぐの右手(道路の西側)。
両側を中華料理屋にはさまれて、いかにも老舗といったお店だが、昔からのアーケード街なので店のたたずまいにさほど風情はない。
庶民的な感じで、店員さんの応対もいい。

「山田家」 の右側にある 「万豚記」 という中華料理屋が好きで、よく昼ご飯を食べに行っていたが、今の私の体にはちょっとよくないので(ボリュームがすごい)、近ごろは入っていない。
日替わり定食(半ライスにしてもらって)を、よく食べていた。

「万豚記」(ワンツーチーと読む)は、あちこちに店舗があって(私が住む、このあたりに多い)、休日の夜など食べに行く。
値段も手頃で、美味い。
ボリューム満天で、チャーハンなど、わが家の二人ではちょっと持て余すほどだ。
麺類、餃子、その他一品料理のメニューが豊富。

万豚記(ワンツーチー)錦糸町店
http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100226.html


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2008年3月20日 (木)

【歩】蕾がふくらんだ

あいにくの雨。
窓から見える桜の樹が、色づいて見える。
冷たい雨のなかでも、蕾がふくらんでいるんだ。

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【楽】今年も春が・・・

明日は休日なので、ひさしぶりに夜更かししている。
と、書いているうちに、日付が変わった。

春分の日、彼岸の中日だ。
桜の蕾がふくらんで、今にもほころびそうな様子が、テレビで放映されていた。

ここ数年、何故か桜の開花が待ち遠しくなった。
私の年少の友人が、こんなことを言っていたのを思いだす。

「一生のうち、あと何回この花を見ることができるのか、と思うから、桜の花の時期が嬉しい・・・」

明日のことはわからないのだ。
来年が必ずあるとは限らない。
人の命は、はかないものだ。
私より二周り近く歳下の人がこう言うのだから、私には尚更だ。

毎日しんどいね。
北海道弁では 「ゆるくない」 「楽でない」 とでも言うのか。
(もう忘れてしまったな)
でも、まあ、それは皆、同じ。
じぶんだけが辛いと思うなよ・・・と、自戒しよう。


今年の桜の季節もたいせつにしよう。


もう何度も書いたことだが、毎年この季節になると思いだす歌。
山崎ハコ 「桜の日」 (アルバム 『藍色の詩』 に収録)

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2008年3月19日 (水)

【歩】錦糸町「山田家」の人形焼

すこし前、このブログに書いた、錦糸町にある人形焼のお店。
「山田家」

【読】宮部みゆき 再読 (2) 
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/2_8577.html

そこで、人形焼を買ってきた。
じつは、以前に一度だけ買ったことがあったのだが、それは人にあげるためだった。
だから、じぶんたちが食べるために買ったのは、これが初めてだ。

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ご覧のように、パッケージがしゃれているのだ。
この店の紙箱や包装紙にも、同じ絵が描かれている。

Yamadaya_ningyouyaki5本所七不思議  置いてけ堀

 太公望が帰ろうとすると
 オイテケ オイテケと呼ぶ
 その途中で 魚(うお)が
 必ずなくなってしまう

「置いてけ堀」は、今、この店があるあたりだったという。
宮部みゆきさんの連作時代小説集 『本所深川ふしぎ草紙』 の中にも、「置いてけ堀」 という短編がある。
小説では、釣人に 「おいてけ」 という生き物の正体が、じつは・・・という面白さがあった。

この小説の書き出しは、こうだ。

「どうやらあれは崖涯(がんぎ)小僧のしわざらしい」
ざわざわとしたなかに、ひときわ大きな声が耳をついて、おしずは振り向いた。
両国橋の東づめにある麦飯屋の昼どきである。・・・

じつにみごとな書き出しだと思う。
にくい、と思う。
さすが、である。

ちなみに、宮部みゆきさんもファンだという、「山田家」さんの人形焼は、とても美味しい。

今日、私が買ったのは、餡入り8個(たぬき)と餡なし6個(もみじ)を詰め合わせたもの。
手提げ箱入りで、840円(税込)。
同じ値段で、餡入りばかり10個入りも選べる。
その場で袋に詰めてくれた。
たぬきの形の餡入りタイプは、こし餡がたっぷり入っている。

人気の店らしく、夜の7時半過ぎだというのに(そろそろ閉店の雰囲気だった)、私の他にも二人、お客があった。
江戸東京博物館にも入っていることを、パッケージを見てはじめて知った。
くせになりそうな人形焼だ。


人形焼・瓦煎餅 山田家
 http://yamada8.com/
  ※リンク先変更(2010/4/30)


江戸東京博物館
 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/


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【2008.3.20追記】
きのう買ってきた人形焼の形をよく見たら、じつはこうなっていたので、訂正。
山田家さんのサイトにも写真が載っている。
狸(あん入り)、三笠山(あん入り)、太鼓(あん入り)、紅葉(あんなし)、の四種類。
狸が大きくて、餡の量も多い。

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2008年3月18日 (火)

【読】トンコリ

Shizukana_daichi_bunko_2まだ読んでいる。
花崎皋平 『静かな大地』 (岩波現代文庫)

トンコリがでてきた。
松浦武四郎 、四十一歳のとき、最後の蝦夷地の旅(安政五年)。
箱館から日本海まわりで銭函までの海岸を除き、蝦夷地の全海岸と、十勝、阿寒など道北、道東の内陸部を縦横に踏みわたり、さらに、日高沿岸の川筋をひとつひとつ遡行する、という徹底した探索行である。
1月2日(陽暦3月7日)から、8月21日(陽暦9月27日)まで、203日間の旅。

彼は、旧暦五月の中頃、トコロ(常呂)川上流のプトイチャンナイという土地で、宿泊先でトンコリの演奏を聴く。

Tonkori<その夜、老人は五弦琴(トンコリまたはトンクル)でチカフノホウエ(鳥の鳴声の曲)を弾いてくれる。 これは、春の日に沢山の鳥がさえずるさまをうつしたものでいかにもおもしろく、五弦でよくさまざまな鳥の鳴声を弾きわけられるものだとふしぎな気がした。>
 ― 『静かな大地』 第7章 シャリ・アバシリの惨状 ―

このエカシ(老爺)は、武四郎一行が帰路に立ち寄って、残った米やタバコを贈ると、そのお礼にトンコリをくれると言いだした。
武四郎は、一度は断ったものの、あまりに強く言われたため受け取っている。

この他、『近世蝦夷人物誌』(アイヌ人物誌)にも、樺太東海岸でトンコリを演奏する八十余歳の翁に出会ったことが書かれている。

江戸末期、松前と江戸幕府の支配下で、悪徳商人らの非道な扱いに苦しんでいたアイヌの人々は、トンコリのような伝統楽器を楽しむ余裕も奪われていたのだ。

滅びかけていたこの楽器を、OKI が現代に甦らせたことの意義は、とても大きい。

(トンコリの写真画像はWikipediaのサイトから拝借した)


【参考】 トンコリ奏者 OKI のサイト
CHIKAR STUDIO
http://www.tonkori.com/

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2008年3月17日 (月)

【読】北海道文献年表から(松浦武四郎)

Shomin_shiryou_shusei三一書房 『日本庶民生活史料集成 第四巻』 (探検・紀行・地誌 北辺編) の巻末にあった長大な年表を、EXCELの表にしてみた。
けっこう時間がかかった。

せっかくだから、その中から、松浦武四郎に関するものをピックアップしてみよう。

1845 弘化 2 松浦武四郎松前に来る(「蝦夷日誌」)
1846 弘化 3 松浦武四郎西蝦夷地樺太を旅行す(「再航蝦夷日誌」)
1849 嘉永 2 松浦武四郎千島に渡り「三航蝦夷日誌」を著す
1855 安政 2 松浦武四郎「於幾能以志」「後方羊蹄おろし」刊行
1856 安政 3 松浦武四郎「東西蝦夷場所境目取調書」
1856 安政 3 阿部喜任著・松浦武四郎校「蝦夷行程記」刊行
1856 安政 3 松浦武四郎「箱館往来」「蝦夷葉那誌」刊行
1857 安政 4 松浦武四郎「武四郎回浦日記」「丁巳東西蝦夷山川地理取調日記」
1857 安政 4 松浦武四郎「まわるべし」刊行
1858 安政 5 松浦武四郎「壺の石」
1859 安政 6 松浦武四郎「燼心余赤」「蝦夷訓蒙図会」「蝦夷名産図会」
1860 万延 1 松浦武四郎『近世蝦夷人物誌』
1860 万延 1 松浦武四郎「石狩日誌」「夕張日誌」「北蝦夷余志」刊行
1861 文久 1 松浦武四郎「十勝日誌」刊行
1862 文久 2 松浦武四郎「天塩日記」「夕張日誌」「納紗布日誌」「知床日誌」刊行
1864 元治 1 松浦武四郎「箱館往来」「蝦夷土産双六」「箱館道中双六」「西蝦夷日誌」刊行
1865 慶応 1 松浦武四郎「東蝦夷日記」刊行
1869 明治 2 新井白石著・松浦武四郎校「蝦夷志」刊行
1870 明治 3 松浦武四郎「蝦夷年代記」刊行

 三一書房 『日本庶民生活史料集成 第四巻』 (探検・紀行・地誌 北辺編)
   1973/4/1 第一版第四刷  巻末 「北海道文献年表」 (高倉新一郎) から抜粋

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【読】松浦武四郎をめぐって

ネット販売で、こんな本を手に入れた。
このブログにコメントを寄せてくださった、北海道の方に教わって知った本だ。

古本ではあるが、読まれた形跡がなく、新品同様だった。
おまけに、セロハン紙をかけてある。
セロハン紙をはずすのも手間なので、そのままスキャナーで読み取ったら、霞んだ画像になった。

Yokoyama_takeshiro_2横山孝雄 著
 『北の国の誇り高き人びと』
  ― 松浦武四郎とアイヌを読む ―
 かのう書房 1992.5.25
 (人の世界シリーズ 11)

横山孝雄
1937年、中国北京で生まれる。 敗戦後帰国、福島県相馬高校卒。
赤塚不二夫のブレーンとして約25年行動を共にした後フリー。
著書に 『少数民族の旅へ』(新潮社) 『アイヌって知ってる』(汐文社) 『アイヌ語イラスト辞典』(蝸牛社) 『ボクは戦争をみた』(ポプラ社) 漫画「諸葛孔明グラフィティー」(新人物往来社) 『地球汚染・公害読本』 『怖い食品動物工場』(ナショナル出版) 『中国知識百科』(主婦と生活社・共著) 等がある。 ― 本書 著者略歴 ―

『少数民族の旅へ』 は、図書館から借りてきた。

Yokoyama_takao_shosuminzoku横山孝雄 著 『少数民族の旅へ』
 新潮社 1984.8.25

この本の49ページに 「アイヌ・コタン シャモといわれて赤塚不二夫は」 という一文があり、面白そうなエピソードと、若い頃の赤塚不二夫の写真が載っている。
まだ読んでいない。

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2008年3月16日 (日)

【遊】江戸東京たてもの園 春 3/16

都立小金井公園内にある、江戸東京たてもの園。
正月いらいだから、二ヵ月ぶり。

園内も梅が花ざかり。
たてものとマッチして、いい風景があちらこちらに。

オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)の群落があった。
アセビが咲いていた。
フキノトウがあった。
春は、いいな。

今日は、園内のイベントとして、大学生のボランティアが人力車を引いていた。

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【遊】小金井公園 春 3/16

天気がよく暖かかったので、自転車で都立小金井公園へ。

0803160116梅が満開、桜のつぼみもふくらんでいた。
カンヒザクラが咲いていた。
サンシュユ、ハクモクレンも咲いていた。
ハナモモはまだつぼみだった。

もうすぐ、小金井の桜まつりだ。
うれしいな。


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【遊】コブシ咲く

天気がよかったので、駅まで自転車で買物にでかけてきた。
駅前の大きな駐輪場を、はじめて利用してみた。
一時間以内無料、というのがありがたかった。

近くの図書館の前にあるコブシが開きはじめていた。
うれしい。

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2008年3月15日 (土)

【歩】きょうの散歩

今年は、去年にくらべると少し花がおくれているようだ。
梅は満開だが、コブシはまだつぼみ。

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2008年3月12日 (水)

【読】読中感想 静かな大地

「読中」なんてことばはないのかな。

Shizukana_daichi_bunko『静かな大地』 花崎皋平 (岩波現代文庫)

この本は、とてもいい。
松浦武四郎という、江戸末期から明治にかけて生きた人物は、なんと魅力的な人だろう。
こいう行動的な人を 「探検家」 というのだろう、と思う。
彼は、樺太へ二度足を運んでいる。
宗谷(現在の稚内)までは、むろん徒歩だ。
(一部、川を舟で遡ったりもしているようだが)

樺太の、当時の地図が載っている。
地名は、どれもアイヌ語地名である。
樺太アイヌは、蝦夷地(北海道)に住んでいたアイヌの人たちとは、微妙に生活ぶりがちがっていたようだ。
オロッコや、タライカ(これは初めて聞いた)といった北方民族、山丹と呼ばれたニブヒ、オロチ族とも交易が盛んだった。
(このあたりの民族名称をよく理解していないので、違っているかもしれない)

とにかく、当時の樺太やエトロフ、クナシリといったあたり、国境なんてものはなく、自由に動きまわっていたのだ。

【参考】
市立函館博物館のサイト内
 トップ > 収蔵情報 > 民族の窓
山丹服
http://www.museum.hakodate.hokkaido.jp/collection/minzoku/14.html

そういえば、トンコリという伝統楽器も樺太アイヌの楽器だったはずだ。
樺太・・・いちど訪ねてみたい島だ。

TonkoriOKI 「TONKORI」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009OAW2I/

アイヌ音楽とレゲエ~ダブ、エレクトロニカを融合させたミクスチャー・スタイルでおなじみのOKIが原点とも言えるトンコリ(カラフト・アイヌに伝わるアイヌ民族の弦楽器)のみで作ったアルバム。


【2008/3/13追記】
ちょっとした間違いに気づいたので、訂正しておきたい。
1. 宗谷と稚内は、厳密にいえばちがう場所だ。
 樺太に渡るには、当時は宗谷岬から舟を出した。
2. 松浦武四郎が樺太へ行ったときは、陸路を宗谷までたどったようだ。
 その後、別の機会に石狩川を舟で遡行する探索をしている。
 歩いていくにしろ、舟を使うにしろ、今とはちがってたいへんな探検だった。
 その陰には、いつもアイヌの人たちの援助があったのはいうまでもない。

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2008年3月11日 (火)

【読】日本の探検家たち

前に書いたかもしれないが、別冊太陽(平凡社)に面白いものがでている。

Taiyo_nihon_tamkenka別冊太陽 『日本の探検家たち』
  ― 未知を目指した人々の探検史 ―
 2003.10.19 2600円(税別)

カラー図版が豊富で、なかなかいい。

<とりあげられている人々>
間宮林蔵/松田伝十郎/近藤重蔵/松浦武四郎/最上徳内/高田屋嘉兵衛/郡司成忠/伊能忠敬/土方久功/早田文蔵/笹森儀助/鳥居龍蔵/大黒屋光太夫/福島安正/榎本武揚/河口慧海/能海寛/大谷探検隊/青木文敦/西川一三/木村肥佐生/日野強/今西錦司/槙有恒/今西寿雄/堀田弥一/梅沢忠夫/中尾佐助/川喜多二郎/白瀬矗/西堀栄三郎/植村直巳/ジョン万次郎/嶋谷市左衛門/岩本千綱/天野芳太郎

知らない名前も多いが、興味ぶかい顔ぶれだ。

もう一冊、これは以前このブログで紹介したことがある。
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/4_e7ba.html

Edo_no_tabinikki_2ヘルベルト・プルチョワ 『江戸の旅日記』
  ― 「徳川啓蒙期」の博物学者たち ―
 集英社新書 2005.8.22 700円(税別)

<とりあげられている人々>
貝原益軒/本居宣長/高山彦九郎/菅江真澄/古川古松軒/橘南谿/司馬江漢/松浦静山/富本繁太夫/渡辺崋山/松浦武四郎

今読んでいる、『静かな大地』 (花崎皋平) の中に、古川古松軒の名前がでてきた。
松浦武四郎が、この古松軒をそうとう手厳しく批判(非難といった方がいい)している、というくだりを読み、そんなにひどい人物だったのか、と、あらてめて引っぱりだしてみたのがこの本。

ヘルベルト・プルチョワ(スイス生まれ、この本は日本語で書かれている!)は、古松軒をあんがい高く評価している。
こういうところが面白い。
花崎さんは、松浦武四郎サイドに立って書いているので、古川古松軒という、江戸幕府が奥羽と蝦夷に派遣した「巡見使」(いってみれば、役人の視察団)に随行した人物を、評価していない。

ものの見方には、いろいろあるものだ。
(と、今は控えめに書いておこう)

ともあれ、『静かな大地』 は読み応えのある本だ。

Shizukana_daichi_bunko

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2008年3月 9日 (日)

【読】静かな大地(花崎皋平)

ようやく読みはじめることができる。

Shizukana_daichi_bunko_2『静かな大地 松浦武四郎とアイヌ民族』
 花崎皋平 岩波書店(岩波現代文庫 2008.2.15)

花崎皋平 (はなざき・こうへい)
1931年東京生まれ。 東京大学文学部哲学科卒業。
哲学者。
64-71年、北海道大学文学部助教授。
北海道で市民運動にとりくみ、アイヌの人々との接触をとおして先住少数民族問題への思索を深める。
著書 『<共生>への接触』 『ピープルの思想を紡ぐ』 『マルクスにおける科学と哲学』 『生きる場の哲学』 『地域をひらく』 『解放の哲学をめざして』 『アイデンティティと共生の哲学』

どういう人なのか、よく知らないが、名前だけは知っていた。
友人が、この 『静かな大地』 (単行本1988年、その後、岩波同時代ライブラリー1993年) を教えてくれたことがあった。。
また、その後、別の友人が 『晴読雨読日記』 (岸本完司) という本の折り込み冊子として書いた 「素描――思い出となってしまった岸本完司のこと」 という追悼文の中で、花崎皋平に触れている。

Seidoku_udoku_nikki『書評エッセイ集 晴読雨読日記』 岸本完司
 2006.8.6 発行人 岸本暾
 発行所 (株)北のまち新聞社 「あさひかわ新聞」

  1996.3.12~2004.11.30 「あさひかわ新聞」に連載された
  書評エッセイを集成したもの

あさひかわ新聞ONLINE
 http://www.asahikawa-np.com/

1968年か69年、私たちが高校2年生のとき、「北大でマルクス主義哲学を研究する花崎皋平の旭川での講演」 というのがあり、岸本らはこれに参加したという。
私は当時、高校の 「社研」 (社会科学研究会) にも参加していなかったし、このあたりの事情をまったく知らなかった。

それにしても、何か不思議な縁を感じる。
この、岸本完司の本については、ブログで何度もふれ、カテゴリー 「岸本完司」 としてまとめているので、興味をもたれた方はご覧いただけると、うれしい。


花崎皋平氏が松浦武四郎の名前を知ったのは、三一書房の 『日本庶民生活資料集成 第四巻』 だったという。
(『静かな大地』 序章 静かなくに)
以下、花崎氏の記述を引用する。

<(前略) 1969年に出た同書に、松浦武四郎の代表作 『近世蝦夷人物誌』 が収録されていて、内容の一部紹介があったのである。 いまでもはっきりおぼえているが、天塩川の上流に住むエカシテカニという老人と松浦武四郎との交流の話であった(本書169ページ以下)。 私は、なぜかその話につよくひきつけられた。>

<しかし、私が実際にその 『近世蝦夷人物誌』 を手にして読んだのは、1973年7月初めのことである。 そのあいだの三、四年というものは、私の生活に百八十度に近い転換が生じた時期であった。>

<1971年に、私は七年間つとめた北海道大学をやめた。 ちょうど四十歳だった。 やめるきっかけは、当時、全国各地で、学問と政治のあり方について大学側に問題を投げかけ、大学をバリケード封鎖して回答をせまった学生運動への共感から、封鎖解除に導入された機動隊に抵抗して逮捕・起訴された北大学生の裁判の特別弁護人をつとめたことだった。 (後略)>

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【読】日本庶民生活史料集成

図書館から、二冊借りてみた。
さすがに分厚い。
とても読めないが、興味のある内容なので、パラパラ見てみようと思う。

Shomin_shiryou_shusei三一書房
『日本庶民生活史料集成 第二巻』
 探検・紀行・地誌 西国編
 編集委員 宮本常一、原口虎雄、谷川健一
 序文 宮本常一
「日本九峰修行日記」 野田成亮/「江漢西遊日記」 司馬江漢/「西遊雜記」 古川古松軒/他

『日本庶民生活史料集成 第四巻』
 探検・紀行・地誌 北辺編
 編集・序文 高倉新一郎
「エトロフ島漂着記」/「蝦夷日記」 武藤勘蔵/「東韃地方紀行」 間宮林蔵/「蝦夷国風俗人情之沙汰」 最上徳内/「北海随筆」 坂倉源次郎/「寛政蝦夷乱取調日記」 新井田孫三郎/「近世蝦夷人物誌」 松浦武四郎/他


Funado_ezochi_bekken1_3Funado_ezochi_bekken2_2新井田孫三郎の取調日記は、いわゆる 「クナシリ・メナシの反乱」 を鎮圧した松前藩側の記録。
船戸与一 『蝦夷地別件』 に描かれた事件である。
ちなみに、船戸与一のこの小説の巻末にも、花崎皋平 『静かな大地』 が参考資料としてあげられている。


図書館の書棚にずらりと並んでいたこの史料集成 全20巻は圧巻だった。
私の関心分野のオリジナル・テキストがたくさん収録されている資料集だ。
こういう本を、時間を気にせずゆっくり読めるようになるといいな。


【参考】
三一書房

http://www.san-ichi.co.jp/index.shtml


『アイヌ人物誌』 松浦武四郎 (更科源蔵・吉田豊 訳) 平凡社
『静かな大地』 花崎皋平 岩波書店
『菅江真澄遊覧記』 菅江真澄 (内田武志・宮本常一 編訳) 平凡社
『大江戸 泉光院旅日記』 石川英輔 講談社

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『日本庶民生活史料集成 第二巻』 の宮本常一の序文で、泉光院野田成亮の旅の記録 『日本九峰修行日記』 が、次のように紹介されている。
少し長いが、引用しておこう。

<(前略) この書によってわれわれは幕末期の修験道の実情を知ることができるばかりでなく、泉光院のあるいた道をたどって、ある異様の感にうたれる。 泉光院はほとんど街道筋をあるいていない。 いまは草に埋もれて失われてしまったようなところをさえあるいている。 街道筋以外の風物を数多く伝えようとしているものとして東北をあるいた菅江真澄に匹敵するものであろう。>

<中国筋では紀行文のあまりのこっていない山陰の村々をあるき、飛騨から信濃へは野麦峠をこえている。 この人には山野をあるくことは少しも苦ではなかったようであり、人煙まれな山野をあるいても道にまよったらしい記事すらほとんどないのはどうしたことであろうか。 細道ばかりをあるきつづけて簡潔な文章の中に地方風土のさまをよく伝えている。 その中で私をおどろかせたのは美作山中の百姓たちが、しきりに孝経・大学・孟子などの講釈をもとめていることである。 足を出したりタバコをすったり、浄瑠璃聞きの如くであったという。 そしてそれは前後もわかたぬ野人なのである。 この一事からも察せられるように問題意識をもって読めば実に興味ふかいものがあり、同一時代の僻地と都会地の生活文化対比すら可能になって来る。>

  ― 『日本庶民生活史料集成 第二巻』 序 (宮本常一) ―

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【読】読了 江戸の旅日記

ようやく読了。
十日ぐらい、この本にかかりっきりだったな。
地名が多く、最後の方は流し読みのようになってしまったが、たいへんな本だった。

Ishikawa_senkouin石川英輔 『大江戸 泉光院旅日記』
 講談社文庫 1997.5.15 1刷

もう何度も掲載した写真だが、このカバーの絵も味わいがある。
(カバーデザイン 菊地信義)
近くの図書館には単行本(1994.5 講談社)もあったが、文庫版の方が加筆訂正されているそうなので、借りてこなかった。

この日記の原文が収録されている、三一書房  『日本庶民生活史料集成 2』 が、市の中央図書館にあるというので、一度見てみたいと思う。

今から二百年近くも前、徒歩で旅するしかなかった時代に、これだけの範囲を六年かけて 「回国」 (長い時間をかけて国から国を回る旅人を、こう呼んだ) した、私と同じくらいの年齢の山伏のタフさかげんに驚いた。

泉光院に同行した、斉藤平四郎という 「強力」 (荷物持ちだったが、泉光院に負けず劣らず托鉢して歩いた) は、旅の終り頃にはさすがに病気がちになったが、泉光院は最後まで元気だった。
修験道の修行で鍛えた、強健な体の持ち主だったようだ。

正直なところ、このようなしんどい本からようやく解放されて、ほっとしている。
いろいろ、タメになったけどね。

泉光院の旅の足跡は、下の図版にあるように、日向国 佐土原を起点として九州を一周、山陰を通って本庄まで。
恐山に行きたかったようだが、「今年は凶年だからよしなさい」 と言われて、あきらめている。
その年は異常な暑さだったようだ。

大山、白山、立山、富士山にも登っている。
というか、行く先々の信仰の山には、まめに足を運んでいる。
もちろん、彼が 「九峰」 と呼んだ、修験道の霊峰 (英彦山、羽黒山、湯殿山、金剛山、熊野山、大峰山など) は、この旅の主要目的だったので、石鎚山を除き、きちんと登山している。

何度も言うが、すべて徒歩である。
じぶんの足以外、使ったのはせいぜいが舟。
馬にも駕籠にも乗らずに、歩き通したのだ。
すごい。

Ishikawa_ooedo_senkouin2 <現代の登山家は、日本の山などおもちゃのようなものだ、などといっていばる。 だが、近代登山というのは、行程の九十パーセント以上をジェット旅客機で飛び、さらにヘリコプターや四輪駆動車などを使って山のすぐ下まで行き、七千メートルあたりから上では呼吸も自力ではできないから、酸素ボンベを使って登り、あとには膨大なごみの山を残して帰って来る。 (中略) 昔の登山者のように、自宅から山頂まで、正確な地図もなしにわらじがけで全コースを歩き、まったくの自力だけで登山をすれば、白山でもヒマラヤ並みの高山なのである。>
(本書 203-204ページ)

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2008年3月 8日 (土)

【遊】府中郷土の森の雛人形

府中 郷土の森は、博物館をとりまく広い敷地に、古い建物がいくつか復元されている。
その中のひとつ、旧島田家住宅(旧甲州街道・府中新宿の商家)に、たくさんの雛人形が。

復原建築物 | 施設紹介 | 府中市郷土の森博物館[府中文化Net]
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/sisetsu/fukugen.html

初めてここを訪れた一昨年の2月にも、同じように展示されていた。
もう雛祭りは過ぎたけれど、いつ見てもいいものだ。

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【遊】梅を見にいく

おだやかに晴れた春の一日。
府中 郷土の森へ。
梅が満開、人出も多かった。

府中市郷土の森博物館
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/

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2008年3月 7日 (金)

【歩】シモクレン

もう、モクレンの季節なのだった。
昼休み、勤め先の近くの路上で。

シモクレン (紫木蓮)
 別名 モクレン 樹高3-6m 花期4-5月
 原産地 中国 用途 庭木、公園樹、花材
ハクモクレンに続き、葉の展葉に先立ち長さ約10cm、濃赤紫色の花を上向きに半開に咲かせる。
花は展葉後もしばらくの間枝先に残る。
萼片は濃緑色で小さく、花弁は6枚で内側が外側に比べ色がやや淡い。
花つきはハクモクレンよりやや少ないが、濃い花色の花が人目を引く。
枝はやや細く、樹皮はハクモクレンに比べ褐色みが強い。
(小学館 ポケットガイド4 『庭木・街の木』)

ハクモクレンは、まだ見ていないが、このぶんだと花開いているのだろう。
春だ!

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2008年3月 6日 (木)

【楽】そして、こんなイベントも

もうひとつ、チラシを。

こちらは5月。
家人が、こういうものが好きなので(私も好きだが)、早々にチケットを購入したらしい。
「鼓童」 のコンサート。

Kodo Official Website
http://www.kodo.or.jp/

今年の、上々颱風 「世田谷パブリックシアター」 は、6月になったらしい。
忙しいな。

チケットぴあ
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0811100

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【遊】週末は梅を見に

一週間は長く、なかなかしんどい。
週休二日、祝祭日は休みだし、有給休暇もとれる勤め人の生活は、考えてみるとありがたいものだが。

こんどの週末には、ひさしぶりに府中郷土の森へ行って、梅を見ようと思う。

一昨年は、梅が咲く前の2月だった。
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_8934.html
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_4eee.html

自分のブログをひっくりかえしてみたら、去年は紫陽花の時期に行っていた。
宮本常一展をやっていたのだった。
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e7e0.html

梅の時期に、ここへ行くのは初めて。
いくつかイベントもあるようだが、終わってしまったものも多い。

3月9日には、「府中の芸能アラカルト」 というのをやるようだ。
武蔵国府太鼓演奏会、府中小唄パレード、御輿ねり歩き、府中囃子・・・かぁ。

昔の郵便局の建物があって、おもしろいのだ。
園内の古い建物を使った蕎麦屋もいい。


府中市郷土の森博物館
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/

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2008年3月 4日 (火)

【読】修験道・山伏

ようやく半分ほど読んだところ。
面白いのだが、地名がいっぱいでてきて、ちょっとつらい。
小型の日本地図帳を携帯し、ときどき引っぱりだしては、地名を確認しながら読んでいる。

Ishikawa_senkouin石川英輔 著 『大江戸 泉光院旅日記』
 講談社文庫 1997.5.15 第1刷

江戸時代、一人の老修験者(山伏)の、旅日記である。
(泉光院が遺した 『日本九峰修行日記』 の旅を再現したものだ)

修験道、山伏、といえば、独特のスタイルが思いうかぶ。
この本の主人公、泉光院(野田成亮)の場合は、剃髪していたらしい。

当時の修験道(修験宗)には、真言系の当山派、天台系の本山派、密教系の出羽の羽黒派、の三大宗派があったそうで、泉光院は当山派に属していた。
本山派の山伏は総髪、当山派は剃髪が原則だったとか。
いろいろ違っていたのだ。

江戸時代(文化文政期だが)、仏教の宗派のなかでも、日蓮宗と浄土真宗はひどく差別されていたという。
泉光院は修験道だから、加持祈祷が本業だが、さまざまな経典を読むし、各地の神社仏閣に詣でたりもしている。
宗派の垣根は、それほど厳しいものではなかったように感じられる。

基本的には、托鉢の旅である。
宗派に関係なく、たくさんの人々から喜捨を受けながら、旅を続けている。
宿泊は、ほとんど行く先々の民家。
こういう旅人を泊めてくれる家が、農村部にたくさんあったのだ。

彼は俳句が好きだったので、宿泊先で句をよんだり、俳句好きの人たちと交歓したりということも多かった。
頼まれれば、ほとんど何でもやっている。
この当時、地方でも文化的にはそうとうなものだったことがわかる。

一ヵ所に何泊もさせてもらったり、年末には 「年宿」 といって、長期宿泊していしょに年を越し、新年を祝う風習もあった。
旅人を泊める余裕が、当時の農村部でも、あったのだ。

山伏の十二道具というのがあるらしい。
「笈(おい)」 というのが、この本によく出てくる。
足つきの木製収納箱のようなもので、今なら、トランク・鞄・リュックサック、といったところか。
あんがい、便利なものに思える。
この中に、「本尊」 を入れて運んだというが、どういう本尊なのかはわからない。

Edo_shobai_zueYamabyshi『江戸商売図絵』 三谷一馬 著
 中央公論社(中公文庫)
  1995.1.18 初版 / 1997.11.20 4版

この中に、山伏の絵があった。
背負っているのが 「笈」 である。



山伏

<一般には出家在家を問わず、山岳や社寺に詣でる修行者を山伏といいます。 山野に起臥するので山臥とも書き、俗に法印とも呼ばれています。 有髪に独特の兜巾、袈裟、鈴懸と言う服装で、錫杖、杖、笈など十二道具の他、山野の起臥に必要な縄、斧、太刀などを持っていきます。 法螺貝を吹き歩くのも特徴的です。>
  ― 三谷一馬 著 『江戸商売図絵』 より ―

上の図版の出典 <狂歌本 『倭人物』 (安政頃) 歌川広重画>

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2008年3月 3日 (月)

【読】ひなまつり

今年は雛人形を出さなかったけれど、今夜は五目寿司をいただいた。
こどもはいなくても、大人にとって(とくに女性)、いくつになってもこの日は特別らしい。
家人の姉妹たちも、みんな、五目寿司をつくったという。

近所にちいさな女の子がいた頃は、毎年、お呼ばれしたものだ。
雛人形は、いいな。

椎名誠夫人である、エッセイストの渡辺一枝さんに 『ひなまつり』 という、すてきな本がある。
手づくりの雛人形の写真(椎名誠氏撮影)と、一枝さんのエッセイの、かわいらしい本だ。
もう手元にないけれど、いい本だった。

Hinamatsuri渡辺一枝 『ひなまつり』
 情報センター出版局 1987/2/8

お嬢さんの葉さんは翻訳家兼エッセイストになり、息子さんの岳くんはボクサーから写真家になったそうだ。

ひと頃、椎名誠さんの本にはまったことがあり、次々と読んでいた時期があった。
16ミリ映画 『ガク物語』 を、紀伊国屋ホールまで見にいったこともあったっけ。
いつ頃からか、ぴたりと読むのをやめてしまった。

渡辺一枝さんのエッセイも好きだったが、あまりたくさんは読んでいない。
一枝さんは、満州生まれのはず。
椎名さんの一家が、長らく、この小平市に住んでいらしたのは有名な話。

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2008年3月 2日 (日)

【歩】梅が咲いている

あちこちで梅が咲いている。
デジタルカメラを持っていなかったので、携帯電話で。
いきつけのガソリンスタンドの裏手。

車で走っていると、どこも満開。

200803021517

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2008年3月 1日 (土)

【楽】明日のライブ(三鷹バイユーゲイト)

明日の夜、三鷹にあるライブハウスで、須藤もんさん他が出演するライブがある。
日曜の夜なので、私はちょっと無理かもしれないが・・・。
(翌月曜日、朝が早いので、ね)

対馬照さんのサイト から
http://members2.jcom.home.ne.jp/teru10/

3月2日(日) 三鷹 バイユーゲイト
東京都武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号
TEL 422-55-5782
玉井まさじ・須藤もん・対馬照・企画
「春の中央線三鷹でポンポン」 ~早春歌宴~
出演 秋山さんと玉井くんと梅地くんとよっちゃんと矢島さん/須藤もんwith対馬照
【スペシャルゲスト】チャールズ・アルマン

開演時刻や料金は、お店に問い合わせて確認していただきたい。


音楽喫茶/南風BAR バイユーゲイト
http://bayougate.voxx.jp/

ライブ情報
http://bayougate.voxx.jp/eventschedule.htm


玉井まさじさんは、須藤もんさんの所属事務所 「EVER GREEN」 の所長、というか社長というか。
ご存知の方も多いが、憂歌団や上々颱風のマネージャーを勤めていらした方。

独立後、さまざまなイベントやコンサートの舞台監督、プロデュースをなさっている。
須藤もんさんのアルバム・デビューは、玉井さんの力によるものだ。
最近は、ご自身で演奏活動も始められたようだ。
(私はまだ、その演奏を聴いたことがなく、残念)


この三鷹のお店でのライブ企画は、2007年11月25日に続いて、二度目。
前回は大好評だったそうだ。

バイユーゲイトのブログ (2007年11月バックナンバー)
http://bayou-gate.no-blog.jp/bayou/2007/11/index.html


私はまだ行ったことがないが、おもしろそうなお店だ。
三鷹北口から歩いてすぐ。

たくさんの方々に、須藤さん(それと、対馬照さん、玉井まさじさん)の音楽を聴いていただきたい。
ゲストのチャールズ・アルマンさんのことは、私は残念ながら知らない。
ひとつ、よろしく。


【追記 2008/3/1】
玉井さんの情報によれば、開場19:00、開演19:30とのこと。
うーん、やっぱり無理してでも行ってみようかな・・・。

【追記 2008/3/2 20:20】
やはり、行けなかった・・・。
今頃、佳境にはいっているのだろうか。
玉井さんのアコーディオン演奏、聴いてみたかったなぁ。

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【読】古本価格の謎

古本の価格というのが、わからなくなってきた。
昔からある古本屋だと、店主がわりとていねいに値段を決めていると思う。
昨今のネット販売の価格が、よくわからないのだ。

Ishikawa_senkouinこの文庫本。
石川英輔 著 『大江戸泉光院旅日記』 (講談社文庫)
1997年5月15日、1刷、定価600円。
現在、版元品切れ、重版予定なし、というもの。

単行本は、1994年刊。
こちらも新本は手に入らないが、ネット販売だと1000円より。
https://www.kosho.or.jp/servlet/top
Amazonでも、917円で一冊でている。
(2008/3/1現在)

文庫版は、加筆訂正されていて、図版も追加・差し替えされている。
資料的な価値のありそうな本だ。
それにしても、ネット販売で2900円より、という価格はなんなんだろう。
(Amazon 2008/3/1現在、5冊)
ありふれた文庫本だが、市場にでまわっていないのかな、などと思ってあきらめていた。

今日、大型古書店(ブックセンターいとう)のある店舗で、期待もせずに文庫の棚を見ていたら、あった。
300円だった。 ごくふつうの価格だ。
即、購入。

どうも、最近のネットの古書価格は、おかしなことになっているようだ。
Amazonでは、一円本などというものもある。
古書も商品だから、需要と供給の関係で価格が決まるのだろうが、販売戦略なのか、わけのわからない価格がついている。

やっぱり、古書店街を歩いて、時間をかけて探すほうが楽しみがあっていいのだろうな。
ただし、そうとう時間に余裕がないと難しい。
昔からの古本屋で、目的の本、とくに文庫などを探していたら、日が暮れてしまうもの。

その点、最近の新古書店や大型古書店チェーンは、それなに分類されているので探しやすい。
「ブックセンターいとう」 というチェーンは、BOOK OFFとは一味ちがっていて、珍しい本が多い。
価格も適正。
私のお気に入りだ。

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【読】うれしい復刊 『静かな大地』

数日前、書店でこんな本をみつけた。
長いこと、文庫サイズでは入手がむずかしかった本の復刊である。

Shizukana_daichi_bunko_2花崎皋平 (はなざき・こうへい)
 『静かな大地 松浦武四郎とアイヌ民族』
 岩波現代文庫 (社会163) 2008/2/15
 1200円(税別)

岩波同時代ライブラリーという文庫サイズのシリーズで出ていたものだが、品切れとなっていて、私も図書館から借りて、すこしだけ読んだことがある。
その後、単行本で手に入れたものの、手許にあるといつでも読めると思ってしまい、そのままになっていた。

今回の文庫化で、池澤夏樹さんの解説がついた。
池澤夏樹さんの小説 『静かな大地』 の題名は、この花崎さんの本から借用したものである。
その事情も、池澤さんの解説に書いてある。

松浦武四郎には、ずっと関心があった。
北海道の中央山地、大雪山系に、松浦岳という山がある(緑岳の別名)。
松浦武四郎は、北海道が蝦夷地と呼ばれていた江戸時代に、蝦夷地をくまなく歩いた探険家で、アイヌ民族に深い理解を示した人物だ。

今読んでいる、泉光院(この人も江戸時代の修験道者だ)の日記を扱った本を読み終えたら、花崎さんのこの本を読んでみたいと思う。

(左) 花崎皋平 著 『静かな大地』 岩波書店 1988年
(右) 池澤夏樹 著 『静かな大地』 朝日文庫 2007年
  この小説は、とてもいい。 私は何度かくりかえし読んで、このブログにも書いた。

Shizukana_daichi_2Ikezawa_shizukana_daichi_bunko_2

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【雑】自然体ということ

毎週 日曜日の朝は、NHK-FMのピーター・バラカンさんの番組を聴いてから、8時半になると、TBSラジオを聴いている。

土曜ラジオTOKYO 永六輔その新世界
http://www.tbs.co.jp/radio/rokuchan/

今日のゲスト、白洲次郎さん・正子さんのお孫さん(白洲信哉さん)の話がおもしろかった。

 □乙女探検隊~関東新地図
  エッセイストの白州信哉さんに港区赤坂の檜町公園界隈をご案内頂きます。

この人にとって、白洲次郎さんも正子さんも、ただ自分のお祖父さん、お祖母さんにすぎず、たんたんとエピソードを語っていた。
あたりまえのことだが、こういうのを 「自然体」 というのだろうな、と感心した。

もうひとつ、昨夜見たテレビ番組に出ていた今どきのおねえさんにも感心した。

中居正広の金曜日のスマたちへ (金スマ)
http://www.tbs.co.jp/kinsma/

家人がこの番組を毎週見ているので、いっしょに見ていた。

 ■『女のハローワーク』
 女性が行う様々なお仕事を紹介するコーナー。
 男勝りなお仕事から、女性ならではのお仕事まで、あっと驚くお仕事が続々登場します!

このコーナー登場した、見るからに今風のおねえさん。
「チョー うける!」 などと口走る、どう見ても街中にたくさんいる軽い感じの女性。
この人の職業は? という趣向だったが、驚いたことに、大型トレーラーの腕のいい運転手だった。
父親の後を継ぎたいという。

じつにかっこいいのだ。
でも、茶髪、ガングロ系の外見だし、飄々としている。
このギャップがおもしろかったし、人は見かけじゃないな、ということにあらためて気づかされたのだった。
この若い女性も、「自然体」 で、気持がよかった。

ひさしぶりに、いい心持ちになった。
気分が軽くなる。

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