【読】桜にまつわる本
今日、仕事からの帰り道、駅ビルの本屋に寄って、桜の図鑑を買った。
世の中には、驚くほどたくさん桜の種類があることを知った。
先日から読んでいた、桜にまつわる本を読み終えた。
ちょっと理屈っぽい内容だったが、とても面白かった。
佐藤俊樹 著
『桜が創った「日本」 ―ソメイヨシノ 起源への旅―』
岩波新書
ソメイヨシノの寿命は、五十年から七十年。
ちょうど人の寿命と重なる、という。
十年余りでそれなりに見える花をつけ、二十年で花盛りをむかえ、五十年をすぎた頃から衰えはじめ、七十年で枯れていく――まるで、人の一生のような。
<ソメイヨシノは一個人の歴史に結びつきやすい。 自分だけの想い、自分だけの出来事の記憶を託すのにちょうどいい花なのだ。>
ヤマザクラの寿命は、ほぼ二百年。
立派な花がつくのも、二十年かかるという。
<古木といわれる樹は、樹齢数百年。 ムラや町そのものと同じくらい長く生きる。 町や村のはじまりの記憶、「故事来歴」や由緒を背負う桜になりやすい。> (本書 P.162)
明日から、渡辺一枝さんの、この本を読んでみようと思う。
渡辺一枝 著
『桜を恋う人 ―二つの祖国に生きて―』
集英社文庫
<山梨県の貧農の家庭に生まれた岩間典夫はわずか14歳で満蒙開拓青少年義勇軍の一人として満州に渡った。 敗戦後ソ連の捕虜としてシベリアに抑留、中国人民解放軍を経て、山中で狩猟生活を営むオロチョン族の村の建設に貢献し、指導者となる。 やがて36年ぶりに一事帰国するが、日中友好の架け橋になりたいと妻子の許に戻り、中国人莫宝清として今も生きる男の波瀾の半生。 感動ノンフィクション。> (本社カバー)
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