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2008年5月 4日 (日)

【読】きょうの収穫(アイヌ語地名の本)

こういうこともあるんだな。

自転車でこのあたりをぐるっとまわって、その帰り道、いわゆる郊外型書店 「文教堂書店」 に立ち寄った。
新書コーナーでめぼしい本はないかと見ていたら、こんな本をみつけた。
題名だけで迷わず購入。

Kitamichi_ainugo_chimei『アイヌ語地名で旅する北海道』
 北道邦彦 著 朝日新書
 2008.3.30 740円(税別)

帰ってきて、著者略歴を読んでみた。

北道邦彦(きたみち・くにひこ)
1936年北海道生まれ。 62年茨城大学文理学部卒。
94年埼玉県の県立高等学校教諭を退職後、北海道に戻り、アイヌ文学の研究を始める。
97年より4年間、早稲田大学語学教育研究所でアイヌ語講座を受講。
編著書に 『注解 アイヌ神謡集』 『知里幸惠のウウェペケ(昔話)』 『知里幸惠の神謡 ケソラの神・丹頂鶴の神』 など。

あれ?
この三冊、ずっと前に買っているぞ。
北海道出版企画センターという出版社が出している本。
東京ではあまりみかけないものなので、新宿の大きな書店でみつけたとき、思いきって買ったのだった。
もうずいぶん前のことだ。

そうか。 この人の仕事だったんだ。
そう思って、本棚の奥にたいせつにしまってあったのを、ひっぱりだしてみた。
手に入れたことで安心して、まったく読んでいなかった。

また、この著者と直接関係ないが、知里真志保の 『地名アイヌ語小辞典』 という、おなじ北海道出版企画センターから出ている新書サイズの本も持っている。
いつ、どこで買ったのかさえ憶えていないが、今ほどアイヌ語に強い関心を持っていなかった頃、買った本だ。
これは、アイヌ語地名を調べるために、ときどき開いている。
名著である。

気になる本は、みつけたときに思いきって買っておくものだな。

Kitamichi_ainu_shinyouKitamichi_uwepekere_2Kitamichi_kesorappu_2Chiri_mashiho_chimei_ainugo      

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コメント

レブンシリを礼文島とするのなら

リシリ=利島
オクシリ=奥島
ヤギシリ=焼島

にしないと整合性がないんだけど、どうしてなんだろう。

投稿: こまっちゃん | 2008年5月 4日 (日) 23時28分

>こまっちゃん
明治期の和人が、勝手に漢字をあてて日本語地名にしたので、こうなったのでしょう。

リ・シリ ri-shr:高い山(島)
オク・シリは、イクシタ・シリ、イクシュン・シリ、イクシリ(イク=向こう側)
ヤギシリは、ヤンケ・シリ、エハンケ・シリ
・・・元のアイヌ語はこんな感じだったらしいです(山田秀三による)。

この北道さんの本に、おもしろい例が載っていました。

網走川の上流に、タッコブ川という支流があるそうです。
語源は、tapkop(ぽこんと盛り上がった小山)。
これに漢字をムリヤリあてて、達媚村(たっこぶむら)としたのが、「媚」を「び」と読ませて、達美(たつび)に変わり、
さらに読み方も「たつみ」になって現在にいたっているとのこと。

北海道地名には、こういう例がいくつかありそうです。
アイヌ語の響きや意味を、和人(入植者)が無視したことがよくわかります。

投稿: やまおじさん | 2008年5月 5日 (月) 07時17分

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