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2008年5月25日 (日)

【遊】マジックサウンドルーム(パルテノン多摩)

5/24(土)、鼓童のコンサートの前に時間があったので、パルテノン多摩の4階にある 「マジックサウンドルーム」 というところに入ってみた。

パルテノン多摩 マジックサウンドルーム
 ~ オルゴールと自動演奏楽器の博物館 ~

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これがとても面白かった。
小さな部屋だが、目を引くのは巨大な自動演奏楽器の数々。

― 以下、案内パンフレットより抜粋・要約 ―

ちょうど、⑦と⑧の自動演奏の実演を見る(聴く)ことができた。

①大型ディスク・ミュージックボックス
  27"Orchestra Regina
  1900年頃 アメリカ製
一般に「オルゴール」と呼ばれているものの一種。
ゼンマイのちからで回る円盤(ディスク)が、金属のくし歯を弾いて音を出す。
裏側はピアノと同じ構造の饗板になっていて、音がよく響くように工夫されている。

②小型自動パイプオルガン
  Imhof & Mukle Chamber Organ
  1862年 ドイツ製
19世紀中頃に作られた、最も古い形の自動演奏楽器。
ドイツ皇帝の持ち物だったと伝えられる。
裏側につるされた重さ100キロの鉄の錘が降りていく力を利用して、金属のピンが打ち込まれた木の筒を開店させ、パイプとトライアングルを演奏する。

③小型自動オーケストラ楽器
  Peerless Trio Orchestra
  1910年頃 アメリカ製
当時、レストランや劇場、公園などに置かれ、5セント硬貨一枚を入れると一曲演奏することから 「5セント劇場」 の愛称で親しまれた。
ピアノと2種類の笛の組み合わせで音楽を奏でる。
当時のヒット曲やマーチなど、陽気で楽しい曲が演奏される。

④大型自動オーケストラ楽器
  Peckerd-Welte
  1910年 ドイツ製
300本以上のパイプや、ピアノと打楽器の組み合わせで音楽を奏でる。
人間のオーケストラであれば100名の楽員が必要。
この楽器は、アメリカの自動車会社(パッカード社)が、ドイツのメーカーに特別注文で作らせた世界で一台の貴重なもの。

※巨大な食器棚のようなしろもので、ガラス窓を覗いてみたが、楽器らしいところが見えなかった。
 一種のメカのような印象。 演奏を聴いてみたいものだ。

⑤自動バンジョー演奏楽器
  The Encore Automatic Banjo
  1903年頃 アメリカ製
当時、レストランや酒場に置かれ、コインを入れて気軽に演奏を楽しむことができた。
アメリカ独特の大衆楽器バンジョーが組み込んであり、大変愛され、大ヒットした楽器。

※私は、これが気にいった。
ガラス張りの箱にバンジョーが入っていて、弦の一本一本に対応する金属製の爪が、左右についている。
この爪はまるでロボットのようだが、構造的にはわかりやすい。
それにしても、この爪をどうやって自動で動かすのか、見てみたいものだ。

⑥自動ヴァイオリン演奏楽器
  Mills Violano Virtuoso
  1915年 アメリカ製
当時としては画期的な電磁気を利用しており、この楽器のために数十の特許がとられた。
ピアノとヴァイオリンを組み合わせた自動演奏楽器。
弦の上に取り付けられたセルロイドの薄い皿が回転して、弓のかわりをする。
20世紀はじめのハイテク楽器。

※これも、不思議な構造だった。
解説を読んで納得したが、実際に動いて音のでるところを見たかった。

⑦自動ヴァイオリン演奏楽器
  Hupfeld Phonoliszt Violina
  1912年頃 ドイツ製
3丁のヴァイオリンがそれぞれ1本の弦を受け持ち、1丁分の演奏をする。
輪の中には馬の毛が張られ、これが回転して弓になる。
空気の圧力によって、より人間に近い微妙な演奏を実現でき、その複雑な仕組みから非常に高価で、貴族の愛用品だった。

※これは、実際の演奏を聴かせてもらった。
すばらしく迫力のある演奏だった。
しかし、よくぞまあ、こんなけったいな装置を考えだして作り上げたものだと感心する。
自動演奏のプログラムは、ロールペーパーで、楽譜のおたまじゃくしにあたる部分に穴があいている。
オルゴールと同じような原理だ。

⑧自動再演ピアノ
  Kunabe-Ampico
  1927年 アメリカ製
当時のピアニストたちの微妙なタッチやくせまでも再現できる。
自動 「再演」 ピアノ。
ラフマニノフやグリーグ、ルービンシュタインなど、多くの有名な作曲家やピアニストが、自分の演奏を数多く記録している。
彼らの演奏を、いまでもこの場で楽しむことができる。

※これも、実際の演奏を聴かせてもらった。
プログラムは、やはりロールペーパー。
鍵盤が動くので、まるで透明人間が演奏しているように見えて、不思議なものだった。
グランドピアノの蓋をあげて実演してくれたので、迫力ある音だった。
チャイコフスキーの「くるみわり人形組曲」から三曲演奏(元の演奏者の名前は失念)。
これには、たまげた。
レコードやCDなんかよりも、格段にリアルな再生、いや、「再演」なのだ。


ちょうど、入った時が演奏会のはじまる時刻だったので、ラッキーだった。
各種オルゴールの展示もあって、こちらは実際に手で触ることができた。
カボン(アフリカの箱状の打楽器)や、日本の「ささら」もあって、これも自分で鳴らしてみることができた。

展示されている自動演奏楽器のCDが販売されていたので、2枚購入。

ここは、また訪れてみたい場所だ。


写真撮影は、スナップならOK(楽器の個別写真はダメ)とのことだったので、案内の方が説明しているところを撮らせていただいた。
ただし、ストロボを使えなかったので、ぶれた写真になった。

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コメント

見てみたいし、聴いてみたいです。
人間はいろんなものを作り出すものだと、感心しました。

人の心(技術?)と機械の心(技術?)が複雑に合わさって、
どんな音色を出すのでしょう。

投稿: モネ | 2008年5月25日 (日) 08時48分

>モネさん
コメント、ありがとうございます。
私は、人間の考えだすこういう技術は好きです。
ムダといえばムダですが、遊び心がいいと思うのです。
江戸時代、日本でも、かなり精巧なからくり人形がつくられました。
いわゆる「科学技術」は、とうとう原子力という神の領域まで手を出してしまいましたが、こんな無害な技術(地球をこわさない子どもっぽい発想)にとどめておけば、私たちの文明はここまで危機的な状況にならなかったんじゃないか、と思ったりします。

投稿: やまおじさん | 2008年5月25日 (日) 12時46分

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