【読】クマにあったらどうするか
タイトルは、これから読んでみようとしている本の題名。
『クマにあったらどうするか』
― アイヌ民族最後の狩人 姉崎 等 ―
語り手 姉崎 等
聞き書き 片山龍峯
木楽舎(きらくしゃ)
2002年4月5日 初版第一刷
2002年5月8日 第二刷
ジュンク堂書店のサイトより
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0102301307
だいぶんまえに BOOK OFF でみつけて、面白そうだと思い、買ってあった本だ。
砂沢クラさんの 『ク スクップ オルシペ』 (徳間文庫)を、長い日数をかけてようやく読みおえた。
クラさんの伴侶、砂沢友太郎さんは、生涯に百数十頭のクマを獲ったという。
友太郎さんは昭和42年(1967年)に亡くなっているから、私が子どもだった頃、まだ熊猟がおこなわれていたのだ。
ちょっと驚きである。
山中で、きちんとクマ送りをしていたことにも驚いた。
これから読もうとしている本の、姉崎等さんは、こういう人らしい。
(本書巻末より)
語り手 姉崎 等 (あねざき・ひとし)
1923年(大正12年)北海道生まれ。
アイヌ民族最後のクマ撃ち猟師。 3歳のときに鵡川から千歳に移り、母方のアイヌ民族の集落で暮らしながら猟を覚える。 12歳から村田銃で狩猟を始める。 22歳からクマ撃ちを単独で始め、25年間で40頭、集団猟を入れると60頭を獲る。 1990年、春グマの狩猟禁止とともにクマ猟をやめ、以後、ヒグマ防除隊の相談役、ついで副隊長を務める。 その間、北海道によるヒグマのテレメトリー調査に協力。 2001年6月、銃を手放し、65年間に及ぶ狩猟人生に区切りをつける。
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コメント
私は熊のいるところへしばしば入り込んでいますが、まだ出会っていません。クマと出会ったらどうするか、じっとしていて睨みつけろと、行っている人がいます。
私と書道をやっている方は、荒っぽい仕事をしていて、山の現場で何度も熊肉を食べたことがあるそうです。
そういえば、最近中古で500mmの超望遠を買いました。長いこと、星野さんが愛用していた機種ですが、私もほしかったものです。鹿や野鳥を取るのを楽しみにしていますが、熊は・・・・。できれば出会いたくはないですね。星野さんが亡くなってずいぶん長い時が経ちましたね。
投稿: 玄柊 | 2008年6月17日 (火) 20時36分
>玄柊さん
この本は、タイトル以上に面白いです。
山歩きの原点のようなノウハウが、たくさん語られています。
写真家の星野道夫さんとは全く異質な生き方をした人ですが、底に通じるものがあるようにも思います。
クマに出会ったら、じっと睨むと、むこうも怖いものだから逃げていくそうです。
(これは砂沢クラさんの本に書いてあったことで、今読んでいる本はまだ、そこまで読み進んでいませんが)
北海道のヒグマも、ずいぶん少なくなったようで、それはそれで淋しく思います。
投稿: やまおじさん | 2008年6月17日 (火) 21時20分