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2008年6月19日 (木)

【読】待ちきれずに買った本

フトコロがいちばんさびしい時期なのに、給料日まで待ちきれずに買ってしまった。
船戸与一の待望の一冊と、思いがけない新訳本。

Funado_manshu4船戸与一 『満州国演義4 炎の回廊』
 新潮社 2008.6.20

週刊新潮連載の歴史長編、第四部。
これで終わりではなく、まだ続編があるようだ。

「刊行するたび中毒者続出! 未曾有のスケールで紡ぐ満州全史、怒濤の書き下ろし830枚」 と、帯にある。
敷島家四兄弟が主人公。
長男 太郎は外交官、次郎は馬賊、三郎は憲兵大尉、四郎は武装移民。
彼らは作者が創造した架空の人物だが、背景は実録である。

ずっと前に読んだ 『蝦夷地別件』 も、血沸き肉踊る力作だったが、この小説もすごい。


Isabella_bird_nihon1Isabella_bird_nihon2『イザベラ・バードの日本紀行』 上・下
  イザベラ・バード 時岡敬子 訳
 講談社学術文庫
 2008/4/10・2008/6/10

このての本は、油断していると書店から姿を消すので、いまのうちに手に入れた。
『日本奥地紀行』 (平凡社東洋文庫/平凡社ライブラリー) の原典の完全版。
これまで翻訳されていなかった関西旅行記も読める(下巻)。

― 本書の帯より ―
イザベラ・バードが日本について記したことのすべて
 原典初版本に基づく、新訳による完全版 挿画も全点収録 (上巻)
北海道内巡行から一転、バード、関西へ! (下巻)

イザベラ・バード (イザベラ・ビショップ) Isabella L. Bird (Isabella L. Bishop)
1831-1904 イギリスの女流旅行作家。 イギリス王立地理学会特別会員。 1881年、結婚によりビショップと改姓。 世界の広範な地域を旅行し、その旅行記はどれも高い評価を得ている。 『朝鮮紀行』 をはじめ著書多数。

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コメント

私も懐を考えずに本を買ってしまいます。こちらのブログを読むとさらに加速される。うーん、困りますね。

投稿: 玄柊 | 2008年6月20日 (金) 08時29分

同じく!・・同族とでもいいましょうか。
「アイヌ神謡集」と「アイヌ民族」(本多勝一)・「アイヌ歳時記・二風谷のくらしと心」(萱野茂)が明日届くとメールがきました。。。

投稿: モネ | 2008年6月20日 (金) 09時22分

>玄柊さん、モネさん
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
刺激しあうことは、いいことです。

モネさん、ついに『アイヌ神謡集』の世界にはいるのですね。
萱野さんの本はいいですよ。
本多勝一さんの本、私も読みました。

投稿: やまおじさん | 2008年6月20日 (金) 22時37分

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