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2008年6月28日 (土)

【演】さくらんぼ

Sakuranbo_3さくらんぼが手にはいった。
形に難があるのか、手頃な値段。
おいしい。

さくらんぼ、といえば、故 桂枝雀 の演目があったのを思い出す。
たしか音源があったはず。
ビデオ、カセットを探しまわって、ようやく見つけた。




― 相羽秋夫 『現代上方落語便利事典』 少年社 より ―
 桜ん坊 さくらんぼ  改作
 小佐田定雄作、桂枝雀口演

東京では「あたま山」と呼ばれ、ポピュラーな作品。
上方でもこの「あたま山」が存在していたが、最近ではやる人がなかった。
そこで小佐田定雄がはめもののきっかけ帳などをたよりに、昭和54年につくりあげた。
枝雀はこの年の3月28日に三枝との二人会で初演以来、何度か上演し、昭和56年1月15日NHKテレビでも放送した。

Shijaku_sakuranbo_1_21983(昭和58)年7月24日(日) 放映
フジテレビ 花王名人劇場
東京・国立劇場演芸場からの中継録画
(立川談志との初共演)

当時、ビデオデッキというものがわが家になく、このようにカセットテープに録音していたものとみえる。
ひさしぶりに聞いてみると、絶頂期の枝雀の姿が目にうかぶ。
あのアクションが見えないのが残念だが、じゅうぶんに想像できる。
上方落語特有の、はめもの(お囃子)はにぎやかでいい。



【参考サイト】

松本留五郎の部屋
 http://www11.ocn.ne.jp/~tomegoro/
 演目一覧 さ行
  http://www11.ocn.ne.jp/~tomegoro/sa.htm

米朝事務所
 http://www.beicho.co.jp/

Shijaku_cd_video_3Shijaku_dvd_4

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コメント

桂枝雀さんが本当にお好きだったのですね。
私もすきでしたが、レコードを手に入れるほどではありませんでした。落語の本を読んでも面白いですが、やはり語りを聴くのが、一番ですね。

おいしそうなサクランボ・・その下のクロスは沖縄のものですね。。。そちらも気になりました。

「サクランボの実る頃」私も先日、山形のとっても甘くておいしいサクランボをいただきました。

投稿: モネ | 2008年6月29日 (日) 07時28分

>モネさん
いつも読んでくださって、感謝します。
テーブルクロスは沖縄の紅型(びんがた)です。
有楽町(銀座)にある沖縄物産展「わした」で買い、気に入って使っています。

果物が好きですが、さくらんぼは特に好きです。

枝雀さんを知ったのは1982年頃でした。
神戸出身の女性が私の勤め先に入り、その方から教えてもらいました。
東京での一門会(上野鈴本演芸場)にも何度か行きましたし、レコードを買ったり、テレビ・ラジオでたくさん聞きました。
「花王名人劇場」という番組をやっていた頃ですね。
スケールの大きな芸風でしたが、人間的には繊細すぎる人でした。その結果、ああいうことになったのでしょう。

投稿: やまおじさん | 2008年6月29日 (日) 07時51分

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