【読】昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)
猪瀬直樹が書いた本を続けて読んでいる。
去年の5月に、ちょっとだけ紹介した本。
2007年5月30日 【読】日本の軍隊(続)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_5fd2.html
猪瀬直樹
『日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦』
日本の近代 猪瀬直樹著作集 8
小学館 2002.8発行 269ページ 1200円(税別)
昭和16年夏、日米開戦(真珠湾奇襲)の四ヵ月前の8月16日、平均年齢33歳の「内閣総力戦研究所」 研究生で組織された模擬内閣は、日米戦争日本必敗の結論に至り、総辞職を目前にしていた――。
信じがたいことだが、日米開戦前に、総力戦のシミュレーションをしていたのである。
これはフィクションではない。
ずっと前に一度、文庫本で読んでいたのだが、なぜか手放してしまった。
あらためて著作集の一冊で読みはじめている。
猪瀬直樹は、近ごろいろんなことを始めたので嫌われているようだが、私は嫌いではない。
明快な文章を書く人で、綿密な取材・調査をベースに書かれたこの人のノンフィクションは、面白いと思う。
| 固定リンク
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】図書館にリクエストしたのはいいけれど(いつか読みたい本)(2023.09.17)
- 【読】縄文時代は、はたして(2023.09.11)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(再掲)(2023.09.10)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(2023.09.05)
- 【読】素晴らしきラジオ体操(2023.08.03)
「こんな本を読んだ」カテゴリの記事
- 【読】縄文時代は、はたして(2023.09.11)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(再掲)(2023.09.10)
- 【読】「土偶を読むを読む」を読んだ(2023.09.05)
- 【読】素晴らしきラジオ体操(2023.08.03)
- 【読】角幡唯介さんと北極圏探検(2023.08.02)
「あの戦争」カテゴリの記事
- 【読】図書館にリクエストしたのはいいけれど(いつか読みたい本)(2023.09.17)
- 【読】2021年12月に読んだ本(読書メーター)(2022.01.01)
- 【読】2021年 ぼちぼちいこうか総集編(今年読んだ本)その2(2021.12.27)
- 【読】今年も総集編(2019年・読書編 -2-)(2019.12.28)
- 【読】今年も総集編(2019年・読書編 -1-)(2019.12.28)
コメント