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2008年11月の33件の記事

2008年11月27日 (木)

【演】【読】枝雀の弟子たち

故 桂枝雀の弟子たちが活躍しているようだ。
上方落語の動静にうとくなり、生の高座も聞かなくなって久しいが、書店でこんな本をみつけた。


Bunga_rakugo_tsuu桂 文我 『落語「通」入門』
 集英社新書 0362  2006/10
 735円(税込)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031783124&Action_id=121&Sza_id=B0#tyosya

枝雀の弟子、桂雀司が四代目・桂文我を襲名していたことは噂に聞いていた。
先代の文我を、レコードの音源で聞いたことがあり、その人となりについても読んでいたが、興味ぶかい噺家ではあった。

雀司あらため四代目・文我のこの本は、錦糸町駅ビルの書店でひらかれていた落語フェアでみかけて、買おうか買うまいか迷ったあげく買わなかった。
その後、気になっていたので、同じ書店に行ったら、すでにフェアは終了していて、残念に思っていた。
ところが、今日、仕事の帰りにその店の落語コーナーで発見。
即座に購入した。

枝雀の弟子たちは、いずれもユニークな個性の持ち主ばかりだが、この人はなかなかの研究家のようだ。
音源もたくさん出ているようで、聞いてみたいと思うし、機会があれば高座も見てみたいと思うのだ。


もう一冊。
これは、御茶ノ水駅前の丸善で見かけて、やはり買わなかった本。
いま、ネットで検索したら、大ヒットして、話題になっているようだ。
いずれ手に入れたいと思う。

Jyakujyaku桂 雀々 『必死のパッチ』
 幻冬舎  2008/10
 1365円(税込)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032149520&Action_id=121&Sza_id=Z1

大ベストセラーになった 『ホームレス中学生』 (これも読んでみたい気はする) を思わせる内容。

雀々も、雀司も、枝雀一門の落語会やテレビ番組でよく見ていたし、生の高座も聞いたことがあるが、さすがに枝雀の弟子。
才能の片鱗をを感じていた。
この本には、ちょっと驚いた。


― e-honサイト掲載の著者紹介より ―

桂 文我 (カツラ ブンガ)        
1960年、三重県松阪生まれ。79年、桂枝雀に入門。芸名は雀司。83年にABC落語新人コンクール審査員奨励賞受賞。95年、国立演芸場花形演芸大賞受賞。同年、四代目・桂文我を襲名。2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。全国で「桂文我の会」、子ども向けの落語会「おやこ寄席」をもち、公演活動もつづけている。

桂 雀々 (カツラ ジャクジャク)        
落語家。本名、松本貢一。1960年8月9日、大阪市住吉区に生まれる。十一歳で母親が蒸発、その後、父親も家を出て行ったため、市営住宅に一人で暮らしながら、中学三年間を乗り切る。1977年6月1日に上方落語の桂枝雀に入門。同年10月に名古屋・雲竜ホール(現フレックスホール)の枝雀独演会にて「浮世根問」で初舞台を踏む。2007年には落語家生活三十周年を記念した六日間連続独演会「雀々十八番」を東京・大阪で開催。テレビやラジオ番組、映画に出演するなど、タレント、俳優としても活躍中。

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【読】会社ってなんだろうね

明日から二泊三日で遠出することになった。
遊びに、ではなく、やむをえない事情から。

バス、電車、飛行機を乗り継いで行くので、車中・機中で読む本がほしい。
内容の難しい本は読めないことがわかっているから、肩のこらない新書を選んだ。

一冊は、ひと頃ベストセラーになり、書店でよく見かけた新書。
ブームは一時、その後は、BOOK OFFで投売り状態になった。
ベストセラーがたどる運命だろうな。

Yamada_saodakeya『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
 ― 身近な疑問からはじめる会計学 ―
  山田真哉  光文社新書 191
  2005/2/20  700円(税別)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915

たしか、BOOK OFFで安く手に入れたはず。
今日から読みはじめたが、それなりにおもしろい。
タイトルが秀逸。

「たけやー さおだけ」 と、軽トラックでまわってくる「さおだけ屋」。
あんなんで商売になるのかな、と誰しも疑問に思うはず。
私も不思議に思っていたが、なるほど、からくりがあったのだ。

私は、簿記の知識が少しはあるので(日商簿記三級程度だが)、会計学入門というよりも、純粋に読み物として楽んでいる。

もう一冊は、タイトルにひかれて、やはり BOOK OFFでだいぶん前に入手。

Hasimoto_omoitsuki『上司は思いつきでものを言う』
  橋本 治  集英社新書 0240C
  2004/4/21  660円(税別)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087202402

「上司は思いつきでものを言う」 ―― まったくそうなのだ。
会社という組織のいい加減さをついた、絶妙なタイトルだ。

長いことサラリーマン生活を続けてきて、企業というものの原理、そこで働く人たちの生態を見てきたつもりだ。
私じしんは、会社組織になじめないところがあるが、かといって、独立してやっていく才覚もなく、気がつけばあと数年で定年退職という年齢になってしまった。

「めしのタネ」としての会社(そこでの仕事)は大切だが、それにしても、何なんだろうなあ、と近ごろつくづく思うのだ。

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2008年11月25日 (火)

【読】五木寛之 「人間の覚悟」

タイトルからして、いかにも重そうなので敬遠していた本だったが、読んでみることにした。

Itsuki_ningen_no_kakugo五木寛之 『人間の覚悟』
 新潮選書 287  2008/11/20
 191ページ 680円(税別)

毎日読んでいる東京新聞朝刊連載小説 『親鸞』 にも、「覚悟」 ということばが出てくる。
範宴(はんねん=親鸞が九歳で得度したときの僧名)に、慈円が語りかけるシーン。
― 五木寛之 「親鸞」 第83回 暁闇の法会(11) ―

「そなたの父親のように、世を厭うて隠棲することをどれほど望んだことか。 去年、世を去られた西行法師のごとく、旅に歌をよむ暮らしにもあこがれた。 だが、名門、権門の子弟として生まれるのも、ひとつの業じゃ。 ちかごろつくづくとそう思うようになった。 そして覚悟をきめたのじゃ。 人の命は長くはない。 そう逃げてばかりの一生をすごすわけにもいくまい。 ……」


腰巻(帯)に、本書の内容を象徴するいくつかのキーワードが印刷されている。

いわく――地獄の門がいま開く/人はみな「悲苦」を抱えている/下山の哲学/人の生き方はいつも一本道/アニミズムとシンクレティズムの可能性/人間は引き裂かれた存在である/玄なる世界での関係性/親鸞が得た「自然法爾」/悪人ではないという傲慢/ボランティアは石もて追われよ/いかに生きるかを問わない

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2008年11月24日 (月)

【読】こんな本がでたらしい

AmazonからDMが届いた。
こんな本がでたらしい。
買ってもすぐには読めないことがわかっているから、とりあえず、おぼえておこう。

なかなか旬(しゅん)な本ではある。

Hiraoka_daitouryou『黒人大統領誕生をサッチモで祝福する』
平岡正明/著 出版社名 愛育社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-7500-0348-1
(4-7500-0348-4)
税込価格 1,890円
頁数・縦 359P 20cm
分類 芸術 /音楽 /ジャズ論

― e-hon サイトより ―
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032165086&Action_id=121&Sza_id=C0

黒人大統領誕生の萌芽はすでに、1917年のニューオルリンズにあった!?ルイ・アームストロングによってなしとげられたジャズの最初の革命のなかに、21世紀には実現するであろう黒人権力の論理が埋伏されている…。揺るぎなき透徹した論考で展開される、本格的ジャズ論集。


― Wikipediaより ―
バラク・フセイン・オバマ・ジュニア (Barack Hussein Obama, Jr.、1961年8月4日 - )
アメリカ合衆国の政治家。ハワイ州生まれ。第44代アメリカ合衆国大統領当選者(President-elect)。
政党は民主党。
選挙により選ばれたアメリカ史上3人目のアフリカ系上院議員(イリノイ州選出、2005年 - 2008年)。
2008年アメリカ大統領選挙で当選後、任期を約2年残して上院議員を辞任した。
アメリカ大統領としては初のアフリカ系・1960年代以降生まれ・ハワイ州出身者となる。


先日、ラジオ番組で大橋巨泉が言っていたのだけれど、オバマ(Obama)は「オマ」と、「バ」にアクセントを置くべきなのだそうだ。
バマ」ではなく、小浜市(オマシ)と同じように発音すべきであると。

まあ、リーガンではなくてレーガンだとアメリカ人から文句を言われて、あわてて改めたこともある、わが日本国でもあるし。
でもなあ、それを言うなら、大リーグの松井を、「マイ」と呼ぶアメリカ人にも文句を言いたいな。

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【歩】紅葉と焼き芋

今日は曇り空。
晩秋から初冬へ、季節がゆっくりと移ろっていく。


0811240022ちかくのスーパーに焼き芋があったので、つい買ってしまった。
こんなに大きな焼き芋が198円。

近ごろの焼き芋の相場を知らないけれど、安いのではないかと思う。
ほくほくで、おいしい。

まったく関係ないが、ガソリン価格もようやく下がってきたし(118円だった)、灯油もひと頃よりすこしは安くなってよかった。




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2008年11月22日 (土)

【歩】今日の紅葉 (11/22 いい夫婦の日)

11月22日が 「いい夫婦の日」 になったのは、いつからなんだろう?
まあ、年に一度はこういう日があってもいいのかもしれない。

詳しいことは書かないが、わが家にとって、今日はたしかに 「いい夫婦の日」 かもしれない。
9月からだから、長かったなあ。
これから先、寒い冬をのりきっていかなくちゃ。

今日も朝から晴れあがって、紅葉がきれいだった。
日に日に色づきがすすんでいる。
秋はさびしいけれど、季節はめぐるもの。
今から、桜の季節が待ち遠しい。


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2008年11月21日 (金)

【読】読了 「虜人日記」

これも十日ほどかけて、ようやく読み終えた。

Komatsu_ryojin_nikki小松真一 『虜人日記』
 ちくま学芸文庫 2004年

(カバーから)
太平洋戦争で、日本はなぜ敗れたのか。 本書で説く 「克己心の欠如、反省力なき事、一人よがりで同情心がない事、思想的に徹底したものがなかった事」 など 「敗因21カ条」 は、今もなお、われわれの内部と社会に巣くう。 そして、同じ過ちをくりかえしている。 これらを克服しないかぎり、日本はまた必ず敗れる。 フィリピンのジャングルでの逃亡生活と抑留体験を、常に一貫した視線で、その時、その場所で、見たままのことを記し、戦友の骨壷に隠して持ち帰った一科学者の比類のない貴重な記録。……


先に読んだ、『父の戦記』 (朝日文庫)は、生々しかったけれど、どこか違和感を感じるものがあったというのが、正直なところだ。
その理由が、この 『虜人日記』 文庫版巻末の山本七平の解説を読んで、わかった気がする。

それは、「記憶の風化」 ということだ。

<……太平洋戦争については、すでに多くが語られた。 しかし、体験者の真正の記憶ですらすでに風化し、時には不知不識のうちにであろうが、時代の要請に基づく歪曲すら見られ、その人の"立場""立場"によって、一つのステレオタイプにはめこまれている。……> (本書解説 山本七平)

山本七平も、小松氏と同じように、フィリピンで捕虜体験をしている。

― Wikipedia 山本七平 より ―
1944年5月、第103師団砲兵隊本部付陸軍砲兵見習士官(のち少尉)として門司を出航、ルソン島における戦闘に参加。1945年8月15日、ルソン島北端のアパリで終戦を迎える。同年9月16日、マニラの捕虜収容所に移送される。 1947年、帰国。


<小松真一氏が本書を書かれたのは、オードネール収容所に移された、昭和二十一年の四月ごろかららしい。 従って、その時点以後の記録は、まさに 「その時」「その場」での記録である。 (中略) 雨と汗がにじみ、ぼろぼろになったその軍隊手帳を見ると、その短い記述はまさに、「その時」「その場」である。>  (本書解説 山本七平)


そういった意味で、この本は貴重な戦争体験記。
ひさびさに出あった良書である。


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【歩】朝の紅葉(11/21)

今朝も、写真を撮りながらすこしだけ歩いた。
バス停二つぶん、距離にして700メートルほどだが。

いちだんと冷えこんだ朝だったが、晴れてきもちがよかった。
日の出まもない朝日をあびて、サクラやケヤキの紅葉が輝いていた。

季節がゆっくりと冬にむかっているのを感じる。


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2008年11月20日 (木)

【歩】歩いて歩いて

♪ 歩いて 歩いて 歩いて
       地平線のむこうまで
  歩いて 歩いて 歩いて
       海の見えるところまで
  歩いて 歩いて 歩いて
       虹のかかるところまで ♪

    あおやぎとしひろ 「歩いて歩いて」


今日もまた、勢いで駅まで歩いてしまった。
途中、バス停のたびにバスが来ないか見たのだけれど、なかなかタイミングよくバスが来ないものだから。

デジタル・カメラを持ってでたので、写真を撮りながら歩いた。
歩道を自転車が走ってくるので、油断ができない。

夜明けがおそくなった。
6時をまわらないと、日が昇らない。

今朝は、とくべつ冷えたな。


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2008年11月19日 (水)

【雑】歩くということ

目的地を決めて歩くことの爽快感を、ひさしぶりに味わった。
といっても、たいそうなことではなく、最寄の駅まで約2.5キロの距離を、バスに乗らずに歩いただけのことだが。

ちなみに、この距離はGoogleマップで計測した。
無料で使えるネット上のツールで、すぐれものである。

 http://maps.google.co.jp/maps

道路にそって地図上の通過地点をクリックしていくだけで、距離が測定できる。

オンラインの地図ソフト(有料)のライセンスを購入しているが(某社のMxxFxnというもの)、距離計測ツールを使っていると、なぜかエラーで落ちてしまう。
「デバッグしますか?」 と言われてもねえ……。
なんで私がデバッグ(エラー解析)しなきゃいけないの?


歩くということは、人間ほんらいの動物的な感性のようなものをよみがえらせてくれるらしい。

ひんぱんに山歩きをしていた頃は、よく歩いたものだ。
漫然とした散歩ではなく、目的地まで風景を眺めながら歩くことの喜び。
今朝は、そんな気分を味わうことができた。
天気も悪くなかったし、少し寒い朝だったけれど、歩くにはちょうどよかったな。

今日はカメラを持っていかなかったので、写真はない。

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2008年11月18日 (火)

【歩】【読】朝のたのしみ

今朝、家をはやめに出て、すこし歩いてみた。

天気はぱっとしなかったが、ひさしぶりにデジタル・カメラを持って出た。
けっこうかさばるので、通勤鞄に入て持ち歩くことは少ない。

団地の中の樹木が日ごとに色づきを深めている。
樹木を眺めながらバス停まで歩くのが、毎朝の楽しみである。

今朝(11/18朝 小平市)の紅葉。
手ぶれが多いが、ご容赦願いたい。
なにしろ時間に余裕のない、朝の通勤途上の撮影なので。


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夜、帰宅途中でも、おもしろい写真が撮れた。
街灯のあかりだけで、補助光(ストロボ)を使わないで撮ってみた。
夜桜ならぬ、夜の紅葉である。

(11/18夜 小平市)

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二日ほど前だったか、書店でこんな本をみつけて購入。
色鮮やかな紅葉・黄葉の写真は、眺めているだけでも楽しい。
ハンドブックとして役にたちそうだ。

Koyo_handbook『紅葉ハンドブック』  林 将之 著
 文一総合出版  2008/9/27
 80ページ  1200円(税別)

カエデ科24種をはじめ、高山から身近な野山や公園まで、鮮やかに紅葉する樹木121種類を紹介した紅葉図鑑。
葉をスキャナーで撮影した画像を用いて、どの木が何色に紅葉するかを解説している。
また、葉1枚から名前が調べられるように、赤、橙、黄の色別に一覧表を設けている。
(本書 「はじめに」 より抜粋)

ちなみに、上に掲載したモミジはイロハモミジであることも(たぶん)、確認できた。
紅葉の仕組みについても、科学的な説明があっておもしろい。

近ごろは、スキャナーを使った画像の図鑑が多い。
たしかにカメラよりも図鑑向きの画像がとれるようだ。

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【雑】070000

今朝はやく、じぶんのブログを開いてみたら、アクセスカウンターの数字が 「キリ番」 だった。
じぶんがアクセスしたぶんはカウントされないように設定しているので、どなたかが、キリ番を踏んだのだろう。

どこのどなたか存じませんが、おめでとうございます。
記念品はありませんが、よろしければまたおいでください。


いつのまにか検索サイトでヒットすることが多くなったらしく、たとえ滞在時間は短かくても(一瞬でも)、見てくださる方がふえ続けているのは、ありがたいことである。

こうなると、10万という数字が楽しみになってくる。
この場を借りて、これまでご覧くださった方々へお礼申しあげます。


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2008年11月17日 (月)

【読】小松真一 「虜人日記」

ようやく半分ほど読んだところ。

Komatsu_ryojin_nikki_6小松真一 『虜人日記』
 ちくま学芸文庫 2004/11/10
 (親本 筑摩書房 1975年)
 392ページ 1300円(税別)

小松 真一 (こまつ・しんいち)
1911年東京日本橋に生まれる。
1932年東京農業大学農芸化学科卒。
科学者として大蔵省醸造試験場、農林省米穀利用研究所を経て、台湾でブタノール工場を創設。 1944年比島に軍属としてブタノール生産のために派遣される。 敗戦と共に1946年まで捕虜生活。 復員後、食品加工の企業設立。 醸造技術を生かし、飲料アルコール原料の協同組合の設立。 1973年脳溢血のため逝去。 1974年私家版 『虜人日記』 出版。 1975年筑摩書房より 『虜人日記』 出版。 これにより同年の毎日出版文化賞受賞。
(文庫の著者略歴より)

捕虜生活の中で書き綴ったもので、本人は出版の意図がなかったらしい。
死後、家族によって発見され、出版のはこびとなった。

巻末に、単行本出版時の夫人の文章と、ご子息による文庫版あとがきがあり、出版までのいきさつと、著者の人となりが描かれている。

元の手記(自作の小さなノート)の写真が、口絵で紹介されている。
また、著者自身による絵(表紙の絵も著者が描いたもの)が、本文中に多数掲載されている。
達者な絵である。

科学者らしい冷静な観察力、歯に衣着せぬ軍への批判が興味ぶかい。


Ryojin_nikki_01_2第一部 『漂浪する椰子の実』

88ページにわたる。
昭和19年(1944)2月12日、東京を出発してから、比島(フィリピン)に到着し、昭和20年3月の米軍上陸にともなって、山中に逃げこむところまで。
ブタノールというのがどんなものか知らなかったが、燃料として開発していたらしい。

「ブタノール類はいずれも可燃性であり、特に1-ブタノールは溶媒や燃料としてよく用いられ……」(Wikipedia)


Ryojin_nikki_02第二部 『密林の彷徨』

78ページにわたる。
「昭和20年3月 平地を捨て山の生活に入り、9月1日サンカルロスに投降するまでの記録」
食べられるものなら何でも食べた逃亡生活。
飢えと病気で、たくさんの兵士が死亡している。
文字どおり骨と皮だけになった兵士の死骸から、友軍兵士によって靴や衣服がはぎとられる。
悲惨このうえない光景だが、筆者の冷徹な筆致によって、かえってリアリティーを増している。
人肉まで食べた者もいたという話は、ほんとうらしい。

ずいぶん前に大岡昇平の『俘虜記』で人肉食の話を読んだときはショッキングだったが(『野火』は読んでいないと思う)、この本の著者・小松氏は、他の部隊の伝聞として書いている。


Ryojin_nikki_03第三部 『虜人日記』

本書の半分の分量がさかれている。
「昭和20年9月1日 PW(Prisoner of War=捕虜)になってから、昭和21年12月11日帰国するまでの雑感」

ここから先は、これから読むところだ。

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2008年11月16日 (日)

【楽】初期 中島みゆきを聴きなおす

CDで持っている中島みゆきの古いアルバムを三枚、聴きなおしていた。

私は、デビュー当時からリアルタイムに追いかけていたわけではないので、LPレコードで持っていたり、後でCDで聴いたりしていたようだ。

私の手もとにある初期のLPは、下の写真のとおり。

もっと持っていたはずだが、なぜだか何枚かは手放してしまったようだ。
たとえば、サード・アルバム 『あ・り・が・と・う』 (1977年11月) が見あたらない。
『愛していると云ってくれ』 (1978年4月) もない。

一時期、中島みゆきを聴くのが辛い時期があったので、処分してしまったのだろうか。
どうも憶えていない。

Miyuki_lp『私の声が聞えますか』 (1976年4月)
 (ファースト・アルバム)
『親愛なる者へ』 (1979年3月)
 「タクシー ドライバー」
 「信じ難いもの」
 「根雪(ねゆき)」
 「狼になりたい」
 など、私の好きな楽曲が詰まっている
『おかえりなさい』 (1979年11月)
 他の歌手への提供歌をみずから歌ったもの
『生きていてもいいですか』 (1980年4月)
 名曲 「蕎麦屋」 収録
『寒水魚』 (1982年3月)
 「悪女」 「歌姫」 など収録
 「歌姫」 が好きだ


LPをかけるのがめんどうなので、どうしてもCDに手がいってしまう。
ひさしぶりに聴いた三枚が、これ。

Miyuki_minna_satte_shimatta『みんな去ってしまった』 (1976年10月)
 (セカンド・アルバム)
 このジャケットが好きだ
 「雨が空を捨てる日は」
 「彼女の生き方」
 「トラックに乗せて」
 「流浪の詩(さすらいのうた)」
 「夜風の中から」
 「うそつきが好きよ」
 「忘れられるものならば」
 など、佳曲が満載

Miyuki_ringetsu『臨月』 (1981年3月)
このジャケット写真もいい
それにしても、若いな
私もまだ三十歳になるかならないかだった
ほぼ同年代のみゆきさんもそれぐらいだろう
「あした天気になれ」
 「雪」
 「夜曲」
この三曲は、何度聴いてもいい
胸が震える、と言ってもいい
他に、「ひとり上手」 「バス通り」 など収録
あらためてブックレットをみて気づいたのだが、ギタリストの安田裕美さんが三曲に参加、アレンジャーとしても名を連ねている
他のアレンジャーも、荻田光雄、松任谷正隆、星勝、と錚々たるもの
アコースティック・ギターには、安田さんの他に吉川忠英さんの名前もある

Miyuki_yokan『予感』 (1983年3月)
このジャケットは、なかなか思いきっている
はずれた受話器を置いたまま、ベッドで眠りこけている中島みゆきの写真は、上の二枚と比べると、なんだかなあという感じを受ける
いや、もちろん、悪くはないのだが
 「夏土産」 が私の愛聴歌
 「縁」 は、すごい歌だと思う
 他に、有名な 「ファイト!」 収録


こうして聴きなおしてみると、二十代後半から三十代前半にかけて、次々と琴線に触れる楽曲を作りだしていった中島みゆきという才能に、あらためて驚く。
シンガーとしてよりも、ソングライターとして、並みの才能ではないのだな。

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【遊】小金井公園・江戸東京たてもの園 秋

これもきのうのこと。
江戸東京たてもの園の会員証更新のついでに、園内を歩いてみた。

小金井公園も、ようやく秋色。

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江戸東京たてもの園

http://www.tatemonoen.jp/

まずは、東ゾーン 「下町中通り」 にある蔵型休憩所(今はミュージアムショップが仮営業中)の二階、うどん店 「蔵」 で、さっそく腹ごしらえ。
湯葉とじうどん、800円(会員証で100円割引、700円)を食べる。

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東ゾーンの秋色

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中央ゾーンの秋色

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西ゾーンの秋色

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【歩】秋色

これも、きのう撮った写真。
団地の中の街路樹が色づいてきて、すっかり秋なのだ。

イチョウは個体差が大きく、樹によって色づきぐあいがまったくちがう。
この団地にはケヤキの巨木が多い。
ハナミズキも、これほど真紅に染まると、きれいなものだ。


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【遊】巨大ダリア(皇帝ダリア)

きのうのことだが、江戸東京たてもの園の会員証の更新のために小金井公園へ車ででかけた。
五日市街道沿いにある公園の入口から駐車場へ向かう道路の正面、巨大な花が目をひいた。

こんな花は、長いこと生きてきたがはじめて見たような気がする。
ひまわりほどの大きさがあり、背丈は3メートルもありそうだ。

081115002108111500190811150020皇帝ダリア
 晩秋を彩る巨大宿根草
中南米原産の巨大ダリア。 木立(こだち)ダリアともいい、成長すると高さ5m以上になります。 日が短くなると花をつける「短日植物」で、公園の花がすっかり無くなった晩秋に優雅に咲き誇ります。
小金井公園の中央部周辺と宿根草園で見られます。
開花時期:11月初旬~11月下旬(霜が降りるまで)
ぜひ、大切に見守って、開花を楽しみにお待ちください。
 小金井公園サービスカウンター
 小金井公園ボランティア「花の会」


珍しいものを見たものだと、すっかり興奮して家人に携帯電話の写メールで送ったりしたのだが、その後、車で走っていると随所でみかけたのだった。
どうやら、私が知らなかっただけらしい。

生きていると、何かしらあたらしい発見があるものだなあ……。


【参考サイト】
 季節の花 300
  http://www.hana300.com/
 → 木立ダリア (こだちだりあ) (Tree Dahlia)
  http://www.hana300.com/kodada.html

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2008年11月14日 (金)

【楽】待っても春など来るもんか

もう一枚、中島みゆきの古いアルバムをひっぱりだして聴いていた。

Miyuki_youwoike中島みゆき 『夜を往け』
  1990/6/13 リリース  ポニー・キャニオン

それほど聴いていないアルバムだと思っていたが、聴きなおすと、ほとんどの曲は耳になじみがある。

「with」 は、私の友人の息子さんが、まだ小学生だというのに、いたく気に入ったらしい。
たしかに、ストレートに訴えてくるものがある。
少年の心にも響く、なにかがあるのだろう。

 ♪ 僕の言葉は意味をなさない
   まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね ……

 ♪ 旅をすること自体おりようとは思わない
   手帳にはいつも旅立ちとメモしてある
   けれど

これに続くリフレインが好きだ。

 ♪ with・・・その後へ君の名を綴っていいか
   with・・・淋しさと虚しさと疑いとのかわりに

中島みゆきの詩の才能がいかんなく発揮されていると思う。


もう一曲、「北の国の習い」 がいい。
中島みゆきの数ある楽曲のなかに、いくつかこういうコミカルな歌があって、なにやらほっとする。

歌いだしが意表をつく。

 ♪ 離婚の数では日本一だってさ
   大きな声じゃ言えないけどね ……

調子にのって歌詞をそのまま書き写していると、どこからか苦情が来そうなので、概略、こういう内容だ。

 離婚の数では日本一
 しかも女から口を切って 一人になることを選ぶ
 北国 (これはどうしても北海道がイメージされる) の女は 「耐えない」 から ……

私はそうは思わないが、このあたり、北海道生まれで札幌の大学に学んだ 「道産子」 の彼女自身の自嘲なのか。


この歌も、サビのリフレインが秀逸だ。

 ♪ 待っても春など来るもんか ……

そう。そのとおり。


もう一曲、「あした」 も、私が大好きな曲だ。
歌詞にいきなり登場する 「イヤリング」「フリルのシャツ」 といった、いわば小道具が効いている。
ここにも彼女の詩才が感じられる。


【収録曲】 全10曲
夜を往け/ふたつの炎/3分後に捨ててもいい/あした/新曽根崎心中/君の昔を/遠雷/ふたりは/北の国の習い/with


全体に曲調がもっちゃりとして、アレンジも重厚すぎる難しい曲が多いので、それほど好きなアルバムではないが、そこはそれ、腐っても中島みゆき。
きらりと光る佳曲が何曲かあるのだ。

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【楽】大吟醸

大吟醸、といっても日本酒のはなしではなく、中島みゆきのベストアルバム。

週末の解放感から、なにか音楽でも聴こうかと、ひっぱりだしてきた。

Miyuki_daiginjou01中島みゆき 『大吟醸』
 1996/3/2 リリース  ポニー・キャニオン

内容はごくふつうのベスト・アルバムだが、アルバム・タイトルが気に入っている。

ブックレット表紙の、清酒のレーベルを模したイラストには、小さくこう書いてある。

 Miyuki Nakajima Best Album
 The collection of most famous and finest songs

【収録曲】 全14曲
空と君のあいだに(シングル・バージョン)/悪女/あした/最後の女神/浅い眠り/ルージュ/誕生/時代/わかれうた/ひとり上手/慟哭/狼になりたい/旅人のうた/ファイト!

Miyuki_daiginjou02新旧ごったまぜだが、私の愛聴歌 「狼になりたい」 がはいっている。
LP 『親愛なる者へ』 (1979年)で何度も聴いたものだ。
再発CDを持っていないので、このベスト・アルバムはありがたかった。
やはり、ぴか一の名曲だ。

私はブックレットや歌詞カードというものをあまり読まないのだが、このアルバムの解説を読むと、あたらしい発見もあった。

工藤静香への提供曲 「慟哭(どうこく)」 の作曲が、中島みゆきではなく後藤次利だったというのは、迂闊にも知らなかった。

「最後の女神」 は、私も見たことがあるので知っていたが、先日惜しくも亡くなった筑紫哲也さんの番組 「ニュース23」 のエンディング・テーマとして、93年10月から半年間使用されていた。
この曲について、解説にこんなことが書いてある。

<この曲を書き下ろすにあたって中島みゆきはかなり苦心したと語っている。 何故ならニュース番組というものはその性質上、悲しいニュースも、嬉しいニュースもあり、その喜怒哀楽すべてにマッチする曲が望まれるからだ。 しかしそんな苦労の甲斐も実り、スケールの大きな印象深い作品となっている。>


中島みゆきには、テレビドラマのテーマ・ソングやCMに使われた曲も多い。
私はテレビをあまり見ないので、知らなかったものもある。

「空と君のあいだに」 …… 日本テレビ系ドラマ 「家なき子」 主題歌
「あした」 …… KDD国際ダイアル「001」のCM
「浅い眠り」 …… フジテレビ系ドラマ 「親愛なる者へ」 主題歌
「誕生」 …… 東宝映画 「奇跡の山―さよなら、名犬平治―」 主題歌
「旅人のうた」 …… 日本テレビ系ドラマ 「家なき子2」 主題歌



【参考】 Wikipediaより

大吟醸 (中島みゆき)
1996年に発売されたベストアルバム。
以前に発売されていた数枚のコンピレーション群をすべて廃盤にした上で満を持して発売された決定盤であり、オリコンチャートでも1位を記録した。
このアルバムが発売された当時の中島は44歳であり、このアルバムが1位になったことによって彼女はオリコンチャートで1位を獲得した女性アーティストの最高齢記録を更新した(なおこの記録は2年後に松任谷由実のアルバム『Neue Musik』によって破られた。現在の最高記録保持者は竹内まりやである)。
カバーやタイアップなどで話題を呼んだ有名曲から構成されているが、シングルヒットを連発していた1980年代前半の作品が割と少ないのとは対照的に、瀬尾一三とともに創作活動に臨むようになった近年の作品が多い。
(中略)
ジャケット仕様は、タイトルの「大吟醸」に因み、日本酒の一升瓶のラベルを思わせるようなもので、中央に金色の墨書で「大吟醸」と認められている

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2008年11月12日 (水)

【楽】工藤静香と中島みゆき (続)

夜もふけたのに、結局見てしまった。
印象が薄れないうちに書いておこう。

NHK総合テレビ
 SONGS 工藤静香・中島みゆきを歌う
 2008/11/12 午後11:00~

 再放送予定 (下記のサイトに記載されていた情報)
  11/15 NHK総合 午前3:15~
  11/19 NHK BS2 午前8:30~

番組のサイト (NHKオンライン)
 SONGS|放送予定|第67回 工藤静香
  http://www.nhk.or.jp/songs/program.html


30分たらずの短い番組だったが、よかった。
生演奏ならではの音楽本来の魅力をじゅうぶん堪能したのだった。

私は、こういうライブ映像が好きだ。

レコーディングとちがって、いわば一発勝負だから(もちろん、リハーサルはあるにせよ)、音程がぶれたりするけれど(もともと、音程がしっかりしている歌い手ではない)、そんなことはどうでもいいと思わせるほど、生の音楽映像は迫ってくる。

音楽って、このように作るんだな。
バック・ミュージシャンの演奏やコーラスを見ながら、そう思う。


番組で紹介された、中島みゆきと工藤静香の深いつながりも、私にはうれしかった。。
中島みゆきから工藤静香へのメッセージが流された。
中島みゆきらしくおちゃらけたコメントは、彼女の照れ隠しであろうが、そののなかに、あたたかいものを感じた。


工藤静香が番組の中で言ったことばが、なかなかいい。

 「中島みゆきさんの言葉は、色、だと思うんです……」

みずから絵を描く工藤静香が、中島みゆきの楽曲の魅力を表現したことばである。
つまり、絵画の色のように、中島みゆきが生み出す歌詞の世界は無限だと。
まったくそうだと、私も思う。

中島みゆきが紡ぎだす歌の言葉は、魔法のようである。
あらためて敬服。

新曲 「雪傘」 (中島みゆき 作詞・作曲) も、はじめて聴いたが、いい歌だった。



さて、寝なくちゃ。

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【楽】工藤静香と中島みゆき

毎朝起きると、NHK総合テレビをつける。
天気予報の確認と、でかけるまでの時計がわり、あとはニュースをなんとなく見るだけだが。
(民放のかしましい朝番組は見る気がしないので、NHKをつけているだけ)

今朝、夜の番組紹介で、工藤静香が中島みゆきの曲を歌う30分番組のことを知った。


NHKオンライン
 SONGS|放送予定|第67回 工藤静香
  http://www.nhk.or.jp/songs/program.html

あいにく、私が寝てしまう深夜の時間帯なので(11/12 午後11時~)、ビデオ予約した。


ついせんだって、工藤静香が中島みゆきの歌をカバーしたアルバムを聴き感心したばかりなので、この映像は楽しみである。

工藤静香は、好きな女性歌手のひとりだ。
あの、ちょっと気の抜けたような歌い方がなんともいえない(けっして皮肉ではない)。
彼女には、しっかりした存在感を感じる。

「オーラ」 とまでは言わないが、すぐれた歌い手だけがもつ、人を惹きつけるちから、とでも言おうか。
なかなかの人だ。

この11月には、中島みゆきが書下ろした新曲 「NIGHT WING/雪傘」 もリリースしたという。
そのうち、CD店でものぞいてみようと思う。


Kudou_shizuka_my_precious工藤静香 『MY PRECIOUS』
  2008.8  ポニー・キャニオン

このアルバムについては、10月13日にこのブログで紹介した。

【楽】工藤静香 MY PRECIOUS (2008/10/13)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/my-precious-584.html

ひさしぶに、良質のアルバムに出会った。
もちろん、中島みゆきの楽曲のよさに負うところが大きいのだが。

ところで、まったくの余談だが、彼女はキムタクと結婚してから歌がいっそうよくなったし、人間的な深みが増したと思う。
いい夫婦である。

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2008年11月11日 (火)

【読】読了 「父の戦記」

読み終えるまで、ずいぶん日にちがかかってしまった。
かれこれ二週間、少しずつ読みついできた。

Chichi_no_senki_2『父の戦記』 週刊朝日 編
 朝日文庫 (朝日新聞出版)
 2008/8/30 380ページ 700円(税別)

印象に強く残る話はたくさんある。
目次だけでも紹介しようと思ったが、50話もあってたいへんなのでやめた。

まだ出たばかりの本だから、興味を持たれた方は書店でご覧いただきたいと思う。

朝日新聞出版局
 http://publications.asahi.com/index.shtml
この本の紹介
 朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:父の戦記
  http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9629

e-hon のサイト
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032098452&Action_id=121&Sza_id=B0

初版は1965(昭和45)年というから、戦後20年の年。
私は当時14歳で、戦後20年ということでずいぶん騒がれていたことを憶えている。
こういう本が出ていたことは、まったく知らなかったし、私の関心外だった。

出版から43年たっているが、いま読んでも、少しも古さを感じさせない。
それどころか、戦記に描かれたことがらが、つい昨日のことのように思える。

良書だと思う。


さて、次に何を読もうか迷っていたのだが、これまた先日書店でみつけたこんな本を読んでみようかと思う。
まだ懲りずに戦記ものである。

Komatsu_ryojin_nikki『虜人日記(りょじんにっき)』
 小松真一  ちくま学芸文庫
 2004/11/10 392ページ 1300円(税別)

これも、読むのに時間がかかりそうだ。

筑摩書房 虜人日記 / 小松 真一 著
   http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480088833/

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2008年11月 9日 (日)

【遊】「桃太郎」 再訪

国立を車で通ったので、和菓子屋の 「三芳野」 で買い物をして、となりの 「桃太郎」 をのぞいてみた。

今日は、開いていて、「子どもの造形教室さくひん展」 をやっていた。
子どもたちの、のびのびとした絵や陶芸が展示してあった。
今日が最終日らしい。

おもしろそうな教室だ。


桃太郎アトリエ 子どもの造形教室 さくひん展
 会期 : 2008年11月4日(火)・7日(金)~9日(日)
 会場 : 桃太郎アトリエ (国立市東2-12-26)

200811091427Momotarou_sakuhinten

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【遊】温泉と鍋焼うどん

今日は、いつもより早めに近所の日帰り温泉 「お風呂の王様 花小金井店」 へ。
朝9時から開店なので、9時ちょっと過ぎに行ってみたら、どういうわけか駐車場が七割方うまっていた。

玄関からフロントまで行列もできている。
えっ!?、とびっくり。

私は知らなかったのだが、「秋の王様祭」 (11/6~11/12) と称して、いつもの半額 (休日料金1000円のところを500円) の入浴料だったせいらしい。
新聞折込チラシもあったらしいが、チラシのほとんどない東京新聞にはなかった。

これまで入ったことのなかったここの岩盤浴も、750円が500円と割引だったので、はじめて入ってみた。
私は、長湯をしないたちなので、750円の岩盤浴は、これまでためらっていたのだ。

ゆっくり、のんびり過ごすのなら、この岩盤浴はなかなかいい。


おふろの王様 花小金井店
 岩盤温熱 「王蒸房」 (おうじゅぼう)

http://www.tatemono.com/ousama/hanakoganei/

Ohuro_oosama_2






















温泉から出て、よく行くうどん屋へ。

花小金井(小平市)に、おいしい手打ちうどんの店があるのだ。
鍋焼うどんが評判で、一度食べてみたいと思いながら、まだ食べたことがなかった。

なかなかおいしかった。
どんよりと曇り空で寒い一日だが、温泉で温まり、鍋焼うどんで温まった。
ありがたいことである。


手打ちうどん 平作
 小平市花小金井5-462 (青梅街道沿い、昭和病院並び)

http://gourmet.yahoo.co.jp/0001212270/

鍋焼うどんの写真は携帯電話カメラで撮ったので、いまひとつ。

Udon_heisaku200811091221 

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2008年11月 8日 (土)

【雑】【読】せつない話

テレビ朝日で、11/3にこんな番組をやっていた。
家人がビデオに録っていたものを、今日になって観ていたのを、ときどき覗いてみただけだが。
(私は、別室でべつのことをしていたので、きちんと全部は見なかった)

報道発 ドキュメンタリ宣言
 2008年11月3日(月) 19:00 ~ 19:54
 消えゆく妻の記憶…今日の洋子は明日いない!長門裕之が「認知症」と闘う妻・南田洋子を壮絶介護!究極の献身愛の全記録。
http://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20081103_22725.html

 番組公式サイト
  テレビ朝日|報道発 ドキュメンタリ宣言
  http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/
   ※ 「過去の放送内容」 で動画が見られる

なんとも切ない話だった。
南田洋子さんが認知症(医師の診断はアルツハイマー病)になっていたとは、知らなかった。


以前、こんな本を読んで強い衝撃をうけたことがあった。

Minami_nobutaka『八重子のハミング』
 陽 信孝 (みなみ・のぶたか)
 小学館文庫 2005.7.1 476円(税別)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094080414/

奥様(八重子さん)がアルツハイマー病になり、亡くなるまでそれを介護し続けた夫の話である。

「老老介護」の話は、身につまされ、せつなく辛い。
明日はわが身、と思うから。

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【歩】色づく秋

秋だなあ、と感じる。
ここのところ、冷えこんできたせいか、樹木の葉の色づきがすすんだ。

今日は、朝からどんよりと曇り空。
気温もあがらない。

半年ほど前には花ざかりだったハナミズキの樹も、いまは紅く染まっている。
きれいだな。

0811080008_20811080004_20811080001_2











この秋は、ずいぶんたくさん柿を食べている。
今年は果物がおいいしい気がする。

写真 (左)筆柿と次郎柿 (右)2008/4/20のハナミズキ

08110800120804200039

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2008年11月 7日 (金)

【読】本のたのしみ

本を読むたのしみ、本を手にするたのしみ、いろいろある。
ぱらぱらと眺めているだけでも、たのしい本がある。

オンライン書店で 「全国書店オンライン e-hon」 というサイトがある。
ネットで注文し、近くの書店で受けとるシステムだ。
送料がかからないのがいい。
これまで、ずいぶんとお世話になった。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top


■ このサイトからのダイレクトメール(Eメール)で知った本。
今日、仕事の帰りに錦糸町駅ビルの書店で、平積みされているのを見て購入。
売れているらしい。


― e-hon ダイレクトメールより ―
<『東京今昔散歩 彩色絵はがき・古地図から眺める』 原島広至
http://www2.e-hon.ne.jp/mail/u/l?p=h_vtoWAqiqoZ
古絵はがきと写真、江戸の地図と現代地図が並び、今と昔の違いがひと目でわかる。
同一視点から撮影された明治・大正の古写真vs現代の写真も並べて掲載しています。
一部立ち読みOK。東京の急激な変遷や変わらない風情を見つけてお楽しみ下さい。>


Tokyo_imamukashi『東京今昔散歩 彩色絵はがき・古地図から眺める』
 原島広至  中経文庫 (中経出版)
 2008.9.30 発行  657円(税別)

本文全ページがカラー印刷というビジュアルな内容で、この値段は安いと思う。

― 本書 「はじめに」 より ―
<現存する世界最古の写真は、フランス人のニセホールによって撮影された1825年頃の風景写真。 そのわずか29年後の1854年(嘉永7)に、ペリー率いる黒船に乗っていた写真家エリファレット・ブラウン・ジュニアが、記録に残る二音最古の写真を撮影しました(被写体は浦賀奉行与力の田中光儀)。 わずかの期間に写真は庶民にも広まり、特に1900年(明治33)に私製はがきが認可されると、各地の名所を載せた手彩色(てさいしき)絵はがき(モノクロの写真に職人が手で彩色した絵はがき)が人気を博し、人々に親しまれた。 ……>


「ニセホール」 という人名に、思わず笑ってしまった。
ピンホール写真機(針穴写真機)を連想したのだった。

それはともかく、小金井桜の古い写真など、いわゆる手彩色写真には、なんともいえない味わいがあって私は好きだ。
現代の高性能な写真機がつくりあげる写真は、リアルすぎて面白味がうすい。
昔の写真、とくにモノクロ写真の方が味わいがある、と思うのは私だけか。


■ もう一冊。
これは、何かのネット記事でみつけたのだと思う(もう憶えていない)。

Zassou_no_hanashi_2『雑草のはなし 見つけ方、楽しみ方』
 田中 修  中公新書 (中央公論新社)
 2007.3.25 初版発行  840円(税別)

口絵カラー写真が32ページ、130点掲載されているものの、いたって地味なつくりの新書。
この中に、先日私が名前を知った 「ヒメツルソバ」 のことが書かれていて、うれしくなった。

このブログに書いた 2008/10/29の記事
【雑】姫蔓蕎麦
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-0003.html

― 本書 P.161 より ―
<ヒメツルソバ(タデ科)は、溝や畑、道端や空き地に育ち、秋に多くの花を咲かせる。 花は、丸い球状になって咲くので、ピンクの金平糖のような印象を与える(→口絵29頁)。 かわいい花なので、園芸用のものが野生化したと思われる。 インド・ネパール原産である。 秋遅くにまで、色も形もしっかり保たれていることが多い。>


「ピンクの金平糖」 とは、なかなかしゃれた比喩で、感心した。
実物をまぢかで見ると、ほんとうに可愛らしい花なのだ。
インド・ネパール原産、というのも夢を誘う。


写真 ヒメツルソバ (姫蔓蕎麦)
 2008/10/29 立川市錦町

0810290001

 

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2008年11月 5日 (水)

【読】食い物のせつない話 ―「父の戦記」より―

まだ、ちびちびと読み続けている。

Chichi_no_senki_2『父の戦記』 週刊朝日 編
 朝日文庫 2008.8.30 380ページ
 700円(税別)

帰宅する電車の中、ちょうど腹もすいてきた時分に、戦争中の食い物の話はこたえた。
食い物に不自由しないどころか、平気で捨てたりする現代からは考えられないほど、せつない話ばかりだ。


■ シベリア 「私が失った右眼の話」 (前田大平次 氏) より

シベリアの俘虜収容所での話。

<食事は燕麦の籾がらを大量に混ぜた黒パン一片とやはり燕麦の粥といっても薄い汁ばかりを飯盒に六分目ぐらい。>

<近くの炊事場らしい部屋からジャガイモのスープの匂いが、ひもじくて敏感になっている嗅覚を強く刺激する。 次の仕事は他の九人は炊事場でカルトウチカ(ジャガイモ)の皮むき、私だけはペチカにたくマキ割りの仕事である。 私は九人がうらやましかった。 ソ連兵の目をぬすんで生ジャガイモを口に放り込むことができるからである。>

筆者は、そのマキ割りの最中、「凍って針のように細くとがった木の破片」 がささって右眼を失明した。


■ ボルネオ 「一切れのハムの後味」 (高荒敏一 氏) より

やはり、ボルネオで豪州軍の捕虜になり、収容所で労働に従事した人の、ひときわ切ない話。

<クチン市のはずれにあるこの教会には、年老いた一人のドイツ人牧師がいた。 (中略) 日本兵の捕虜が教会に作業に行くと、牧師が食糧を恵むというウワサがあった。 確実だと保証するものもいて、われわれの期待を一層大きくしたのである。>

<「ヘーイ、カマアン」
 われわれは、かん高い豪州兵の声を聞いた。 教会の非常階段の上に、背丈の図抜けて高い豪州兵が自動小銃を構えているそばに、あのいかつい顔の背の低い牧師が立っていた。 その牧師の手に何か持たれていることを認めた時、われわれは噂がたしかなものであり、それが、われわれに与えられる食い物であることを信じてしまったのである。>

<牧師と二言、三言話した兵長は、両手に盆のようなものをかかえ、注意深く階段を下りてきた。
 「おい、みんなくえ、牧師がくれたぞ」>

<階段の上で豪州兵が続けてどなる声を聞いた。
 「お前たちがぐずぐずしているから豪州がおこるんだぞ、早くくえ」
 兵長は豪州兵の声をそう解釈した。>

<四角い盆の中の皿に、大きなハムが不規則に盛り上げられ、その赤いハムの上に半熟の卵が三つ、雪のように輝いていた。 それに白い陶器の紅茶茶碗が三個にポットが添えてあった。 全く目もくらむような驚きであった。>

筆者たちの手は、兵長の声を合図のように、いっせいに動き始めて、半熟の卵をわしづかみにし、ハムを口にほうり込んだ。
紅茶茶碗がガチガチ音をたて、紅茶が乾いた土にこぼれた。

<その時、突然、足元に叩きつけるような自動小銃の銃声を聞いた。
 われわれが、いっせいに見上げる非常階段の上に、小さな牧師が、豪州兵の銃口を下に向けてしっかりにぎり、これを振り放そうとする豪州兵と争っている姿が見えた。>

彼らは驚いて、その場から逃げた。

<冷水をかぶったような恐怖感が去ると、はじめて思考の歯車がかみあった。
 道路をはさんだ向いのタピオカの畑にいる三人の豪州兵、三つの卵、三つの紅茶茶碗、そして豪州兵の発砲と、一連の出来ごとをつなぎ合わせて、自分の口に入れたものが何であるかを知った。>


■ ミンダナオ島 「ジャングルの中の死」 (小沢宣弘 氏) より

この話は、凄惨である。
昭和二十年四月、ミンダナオ島での日本軍最後の抵抗。

<私の斬込隊への参加は、前後合わせて七回で終った。 われわれの部隊は、この斬込みを最後にジャングルの逃避行に入った。>

そこで敵と遭遇し、傷ついた戦友を介抱する。

<「おい山田、お前、班長の巻脚絆をとれ」 私は叫びながら北原兵長の負傷した下腹に手をつっこんで、グニャリとした手応えを感じた。 腸だ、小腸がでている。 手榴弾の破片で腹皮がそぎとられ、その穴から小腸がドッとはみでている。 私は、丹念に注意深く、それを腹腔におしこんだが、その度に彼は驚くほどすさまじいうなり声をあげた。>

時間がたち、敵の攻撃もゆるんできた頃。

<空には星があった。 私たちは、方向を確認するため、山の端に南十字星の姿をさがした。 そこには、まったくうそのような平和な星空があった。 私は突然、無性に煮込みうどんを食べたい衝動にかられた。 あの葉ねぎや冬菜を存分にもぎりこんで食ったなら、どんなにうまいだろう。 そう思うと、茶碗の触れ合う音が闇の中から響き、そのにおいまでが感じられる。
 戦場でまひした人間の脳髄は時々おかしい事を考えるものだ。>



―― 今の私たちは、なんと贅沢な 「食」 の環境に身を置いていることか。

時間をかけながら、一篇一篇、味わうようにして読み続けている。
どの戦記も、苦い味がする。

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2008年11月 3日 (月)

【遊】野崎界隈

三鷹市野崎界隈。
江戸時代は「鷹場」があり、武蔵野新田と呼ばれた土地である。

新田(しんでん)  ― Wikipedia ―
(特に江戸時代)新たに開墾された農地(田・畑)。

現在は、東八道路という幅広い幹線道路が走っていて、昔の面影はない。

東八道路(とうはちどうろ)  ― Wikipedia ―
東八道路(とうはちどうろ)は、東京都三鷹市牟礼と国立市谷保を東西に結ぶ道路の通称。東京都道14号新宿国立線の一区間に属する。実質的に、並行する国道20号のバイパス機能を持っている。幅員が30mであることから、30m道路という別名を持つ。


それでも、東八道路の脇には農地がたくさんある。
銀杏、葡萄、キーウィなどを栽培している農地の横を、いつも歩く。

「新鷹の湯」 という日帰り温泉もあるが、料金が高く、まだ入ったことはない。
(少し前までは 「鷹場の湯」 という名前だったはずだが、いつのまにか経営が替わったらしい)

温泉ニュースBlog: 東京・三鷹「鷹場の湯」5月27日で閉館-経営代わり7月再開
http://onsen.xii.jp/article/14686958.html


新鷹の湯=あらたかのゆ と読ませるらしい。
営業を妨害するつもりはないが、2,040円は高いなぁ……。

みたか温泉 |新鷹の湯
http://www.archis.jp/arataka/


081103001508110300140811030022081103001608110300180811030019_2

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【遊】野崎八幡社

「野崎庵」 といっても、内輪にしか通じない名前だが、三鷹の野崎へ行く用があり、はじめて野崎八幡神社を写真におさめてきた。

残念ながら、境内は工事中で、風情のある写真にはならなかったが。

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公式サイト的なものは見つからなかった。

寺社巡り(野崎八幡社)
http://www.geocities.jp/mitaka_makita/jisya/nozaki.html


三鷹という地名の由来だが、江戸時代の鷹狩りの地(鷹場)からきているらしい。


『武蔵野むかしむかし』 (朝日新聞社編/新人物往来社/1971年) に、こんな話が載っている。

「三鷹の由来 タカ場指定で大騒動」

<江戸時代を象徴する豪快なスポーツに鷹(タカ)狩があった。 悪名高い例の 「生類憐れみの令」 で二十九年間禁止されていたが、享保元年(1716)吉宗が八代将軍に就任するとあっさり解除になった。
 タカ狩は武士にとっては野戦の訓練であり、大名にとっては民情視察のまたとないチャンスであった。 いずれにせよ太平の世の〝刺激剤〟であったことには間違いない。 カモや山バト、キジ、ウサギなど鳥やけだものの豊富な武蔵野の原は、だから江戸に幕府ができると将軍や大名がしばしば訪れた。
 そのタカ狩再開のニュースが広まって間もなく、代官所から村々にお達しがあった。 ツジに出された高札を見たら 「このたび野崎、上連雀、境、西窪の各村は甲府勤番柳沢古里さまのおタカ場に相成り申候につき……」 と書かれてあった。
 「えっ! 村がタカ場?」 と西窪村の名主紋右衛門はもちろん、武蔵野一帯の百姓はみんな大あわてにあわてた。 無理もない。 タカ場に指定されれば、みだりに鉄砲はうてない、鳥を捕えて飼ってはいけない、巣もとってはならぬ。 もし高札に違反したら、それはもう、考えただけで首筋がヒンヤリした。……>


Musashino_mukashi1Musashino_mukashi2jpg土地に住む人々にとっては、迷惑な話だったことがわかる。

ところで、なぜ 「三鷹」 かということだが……
<明治二十二年三月、武蔵野に 「三鷹」 と呼ぶ新しい村が誕生した。 その名の由来は統合された村の区域が、むかし府中、野方、世田谷の三つの代官所に支配されていたこと。 また、いずれもおタカ場であったことから 「三鷹村」 とつけられた。>
とのことである。

この本には、殿様の鷹狩りの様子がくわしく書かれていて、おもしろい。
国立駅前の古書店で、すこし前にみつけた本だ。

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【遊】桃太郎(国立)

これも一昨日のことだが、国立の和菓子屋さん 「三芳野」 のとなりにある絵本屋さんをのぞいてみた。
以前からずっと気になっていた店であるが、開いていなかった。

アトリエ 桃太郎
http://www.momotarou5.com/

子どもの造形教室はやっているらしいが、絵本の店舗はもうやっていないのかな。

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「三芳野」 さんで、また団子、どら焼きその他を購入。
このお店、すっかり馴染客になってしまった。

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【遊】自転車にのって学園祭へ

一昨日(11/1)のことだが、30分ほどかけて、自転車にのって玉川上水沿いを立川方面へ。
武蔵野美術大学の学園祭(11/1~11/3)をのぞいてきた。

姪が今年、この大学に入学して、なにかイベントに参加しているというので行ってみたのだった。

晴れて、きもちのいい一日だった。
玉川上水沿いの遊歩道は、ススキの穂が秋をつげていた。


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081101003508110100330811010036081101003808110100390811010040081101004208110100430811010044玉川上水が五日市街道と分かれる小平市上水本町あたりから、気持ちのいい木陰の遊歩道が続く。
玉川上水の北側一帯に、津田塾大学、白梅学園、創価学園、朝鮮大学、武蔵野美大などがあつまっている。








武蔵野美大のキャンパスには、はじめて足を踏み入れた。
建物が密集していて、広々とした感じがしないキャンパス。
ここには、興味ぶかい民俗資料室がある。
いつか訪ねてみたいと思う。


武蔵野美術大学
http://www.musabi.ac.jp/

武蔵野美術大学美術資料図書館 民俗資料室
http://www.musabi.ac.jp/folkart/


学園祭は熱気があったが、なにか雑然としていて、あまり訴えてくるものはなかった。
学生たちのお祭りという感じ。
どこもそうなのかもしれないが、興味をひくイベントには残念ながら出会わなかった。

模擬店(屋台)を見て歩くほうが、面白かった。

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2008年11月 1日 (土)

【歩】七変化(ランタナ)

これも、ずっと気になっていた花。
名前がわからなかったが、今日、図鑑を調べてようやくわかった。
花の名前がわかると、うれしいものだ。

目がさめるほど、あざやかで可憐な花である。

ランタナ Lantana camara
 クマツヅラ科 ランタナ属 [常緑小低木]
 別名/シチヘンゲ・コウオウカ

江戸時代の末期に渡来し、観賞用に音質で栽培される。 よく枝分かれすて高さ0.3~1メートルになる。 枝は四角形で、あらい短毛と小さな刺がまばらにある。 葉は対生し、長さ2~8センチの卵形で、ふちに鋸歯がある。 質はやや厚くてしわがあり、かたい毛があってざらつく。 8~9月、葉腋から散形花序をだし、淡紅色や黄色の小さな花を次々に開く、花の色はにちい橙赤色や濃赤色に変化し、七変化の別名もうなずける。
分布 熱帯アメリカ原産
 ― 山と渓谷社 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」 ―


11月にはいってもまだ咲いているから、花期は長いようだ。


【参考サイト】

季節の花 300 http://www.hana300.com/
七変化
http://www.hana300.com/sichih.html

ヤサシイエンゲイ
http://yasashi.info/
ランタナとは|ヤサシイエンゲイ
http://yasashi.info/ra_00001.htm


撮影 2008/11/1 立川市錦町

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