【演】【読】枝雀の弟子たち
故 桂枝雀の弟子たちが活躍しているようだ。
上方落語の動静にうとくなり、生の高座も聞かなくなって久しいが、書店でこんな本をみつけた。桂 文我 『落語「通」入門』
集英社新書 0362 2006/10
735円(税込)
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031783124&Action_id=121&Sza_id=B0#tyosya
枝雀の弟子、桂雀司が四代目・桂文我を襲名していたことは噂に聞いていた。
先代の文我を、レコードの音源で聞いたことがあり、その人となりについても読んでいたが、興味ぶかい噺家ではあった。
雀司あらため四代目・文我のこの本は、錦糸町駅ビルの書店でひらかれていた落語フェアでみかけて、買おうか買うまいか迷ったあげく買わなかった。
その後、気になっていたので、同じ書店に行ったら、すでにフェアは終了していて、残念に思っていた。
ところが、今日、仕事の帰りにその店の落語コーナーで発見。
即座に購入した。
枝雀の弟子たちは、いずれもユニークな個性の持ち主ばかりだが、この人はなかなかの研究家のようだ。
音源もたくさん出ているようで、聞いてみたいと思うし、機会があれば高座も見てみたいと思うのだ。
もう一冊。
これは、御茶ノ水駅前の丸善で見かけて、やはり買わなかった本。
いま、ネットで検索したら、大ヒットして、話題になっているようだ。
いずれ手に入れたいと思う。桂 雀々 『必死のパッチ』
幻冬舎 2008/10
1365円(税込)
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032149520&Action_id=121&Sza_id=Z1
大ベストセラーになった 『ホームレス中学生』 (これも読んでみたい気はする) を思わせる内容。
雀々も、雀司も、枝雀一門の落語会やテレビ番組でよく見ていたし、生の高座も聞いたことがあるが、さすがに枝雀の弟子。
才能の片鱗をを感じていた。
この本には、ちょっと驚いた。
― e-honサイト掲載の著者紹介より ―
桂 文我 (カツラ ブンガ)
1960年、三重県松阪生まれ。79年、桂枝雀に入門。芸名は雀司。83年にABC落語新人コンクール審査員奨励賞受賞。95年、国立演芸場花形演芸大賞受賞。同年、四代目・桂文我を襲名。2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。全国で「桂文我の会」、子ども向けの落語会「おやこ寄席」をもち、公演活動もつづけている。
桂 雀々 (カツラ ジャクジャク)
落語家。本名、松本貢一。1960年8月9日、大阪市住吉区に生まれる。十一歳で母親が蒸発、その後、父親も家を出て行ったため、市営住宅に一人で暮らしながら、中学三年間を乗り切る。1977年6月1日に上方落語の桂枝雀に入門。同年10月に名古屋・雲竜ホール(現フレックスホール)の枝雀独演会にて「浮世根問」で初舞台を踏む。2007年には落語家生活三十周年を記念した六日間連続独演会「雀々十八番」を東京・大阪で開催。テレビやラジオ番組、映画に出演するなど、タレント、俳優としても活躍中。
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