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2008年12月20日 (土)

【楽】今年聴いたアルバム

「気分を変えて」、楽しいことを書こう。

今年は、古いLPレコードをCD化することに挑戦してみた。
アナログ・デジタル変換である。

LPの音は味があって、ゆっくり聴くにはいいのだが、携帯再生装置(というのかな?)、たとえばi-Podなどで聴くにはデジタル化してPCに入れないといけない。
それに、LPだけだと不安がある。
傷つきやすいしろものだから。

そこで、安い装置を買って、アナログ・デジタル変換し、CDに焼こうと思いたったのだ。

山崎ハコさんの初期からのLPが揃っている。
これは、私の宝物である。
なんとかCDにしておきたいと思い続けて、ついに今年実現した。

そんなハコさんの最高傑作(と、私は思っている)が、「幻想旅行」というアルバム。

Hako_genso1_1Hako_genso1_2勤めからの帰りみち、i-Podで聴いていた。
疲れきった体に、すーっと沁みこんでくる歌声。
エレキ楽器、金管楽器が参加しているバックの演奏も、うるさい感じがまったくしない。


近ごろ巷に流れている音の洪水のようなアレンジは、どうにも疲れてしまうものだが、20年前(1980年代)の音楽は、すっきりしたアレンジで、やっぱりいいなと思う。

楽器の音も歌声も、それぞれがみんな粒だっていて、温かみがある。
いいなあ、と思いながら、夜道を帰ってきたのだった。


山崎ハコ  幻想旅行

 1981.11 キャニオン・レコード CA28A0190

幻想旅行/北北東/終点まで満員/東北・都/雪の道
サンクチュアリーへ/港の歌/さくら/歌は旅/旅路


ジャケット写真が気に入っている。
なにやら懐かしい、駅の構内風景だ。
貨物線だろうか。

どこの駅か知らないけれど、あの頃は、こんな駅の風景があちこちにあったっけ。
じっと見ていると旅に出たい気持ちになってしまう、そんなジャケット。

このアルバムは北日本・東日本編、もう一枚の「幻想旅行 II」が西日本編、というコンセプトだろうか。
ひとつひとつの歌が、日本のどこかの土地を思いおこさせる。

旅をつづけるハコさんのイメージがひろがる。
その風景の中で、二十代のハコさんが歌っている……。

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コメント

怒りは山崎ハコの音楽で癒されたようですね。今年は、私も人並みに怒りもしたし笑いもしました。そして、一年が終わろうとしています。
まもなく、また帰省ですね。気をつけて!!

投稿: 玄柊 | 2008年12月20日 (土) 14時48分

>玄柊さん
読み返してみると、ちょっと恥ずかしくなる「怒」でしたが、気持ちを「愉」モードに切り替えます。
帰省は一週間後。
今年は雪が少ないそうですが、やはりこちらよりも寒いでしょうね。
お会いできれば、と思います。

投稿: やまおじさん | 2008年12月21日 (日) 00時06分

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