【読】高円寺古本酒場ものがたり
少しずつ読みすすめてきて、もうすぐ読み終えるところだ。『高円寺 古本酒場ものがたり』
狩野 俊 晶文社 2008/8/8 1900円(税別)
洋書店勤務を二十代でやめて、国立で 「コクテイル」 を開店。
国立での開店までの話と、その後、高円寺で 「古本酒場」 を始めるいきさつが書かれていて、とても興味深かった。
今の、高円寺 「あづま通り」 のお店にたどりつくまで、ずいぶんといろんなことがあったことを知った。
人との出会いを大切にする、こういう店主のまわりにたくさんの人たちが集まってくるのだな、と納得。
私は下戸だけれど、このお店のカウンターで狩野さんの料理と、お店の雰囲気をゆっくり味わってみたい、そんな気にさせられる。
ここで催される、これまたユニークなイベントにも、行ってみたいという気持ちになる。
狩野さんは、この本のあとがきで、<文章とは人である、とよく言われます。 とても下手で日本語にもなっていないと、言われたときもあります。>と謙遜されているが、いい文章だなあと感心する。
これはいい本です。
いろんな人に読んでもらいたいな。
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