【雑】吉本さん、語る
1月4日放送のテレビ番組。
ビデオに撮ってあったものを、今日、ようやく見ることができた。
NHK ETV特集 (教育テレビ)
http://www.nhk.or.jp/etv21c/index.html
第255回 1月4日(日)
吉本隆明 語る ~沈黙から芸術まで~
2009年1月4日 22:00~23:30放送
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2009/0104.html
この番組のことを知らずにいて見逃しそうになっていたが、友人が教えてくれた。
ありがとう。
内容については、上のNHKサイトのリンク先をご覧いただきたい。
2008年夏に行われた講演の映像を中心に、吉本さんのこれまでの歩みをまとめた内容で、興味ぶかいものだった。
83歳。
車椅子に乗って演壇に登場、話しぶりに危うさを感じたが、話の内容はしっかりしていた。
まだまだお元気そうだ。
私は吉本さんのいい読者ではないと思っているが、ここ数年、とても親しみを感じるようになった。
この番組を見て、あらためて、一本、筋の通った生き方をしてきた人なんだなあ、と思ったのだった。
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コメント
昨日、私も録画を見ました。最近の「老いシリーズ」はよく読んでいます。詩は好きですが、他は一部を除いていい読者とはいえず、300冊という著書の中の10冊ほどを持っている程度です。
漱石の「三四郎」と鴎外の{半日」の考察部分に彼の神髄を見ました。
颯爽とした彼が杖をつき、腰を曲げついには車いすになった。時は流れていますね。
投稿: 玄柊 | 2009年1月12日 (月) 08時09分
>玄柊さん
おもしろい番組でしたね。
言葉がなかなか出てこないところに年齢を感じさせましたが、内容はしっかりしていて、私にもよく理解できました。
漱石と鴎外の小説の話のほかにも、俳句と西洋の小説を比較した桑原武夫の「第二芸術論」に反論した話もいいなと思いました。
投稿: やまおじさん | 2009年1月12日 (月) 18時06分