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2009年4月 5日 (日)

【読】【歩】胴吹き、ひこばえは黄信号

図書館で興味深い本をみつけた。

Jumoku_shindan_teate_2『図解 樹木の診断と手当て』
  ― 木を診る 木を読む 木と語る ―
  堀 大才・岩谷美苗 著
 農文協  2002/9/5

新刊で手に入ることがわかったので、ネット注文した。
いずれ、ゆっくり読んで調べたいことがたくさん書いてある。
なかなかいい本なのだ。

ソメイヨシノの古木の幹や根元から、ちいさな枝が出て、きれいな花をつけているのをよく見る。
花はきれいだが、痛々しい感じがしてならなかった。

その疑問が、この本で解消した。


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写真のように、太い幹から直接出た小枝を、「胴吹き」というそうだ。
また、根元から出た小枝は、「ひこばえ」という。
このことばは、聞いたことがある気もする。
幹の樹皮が痛みきって、いかにも「古木」といった様子の樹によくみられる。


これは、どういう現象か。
本書によると、こういうことだった。

―― 枝にはたくさんの芽がついているが、そのなかには芽吹くものと、そのまま芽吹かずに眠ってしまう休眠芽(潜伏芽)とがある。
また、一度は芽吹いても太くならずに枯れて、その跡に不定芽がつくられ、それが休眠芽となったものもある。

太い幹から直接生えている小枝は、その眠っていた芽が緊急事態で起こされて出てきたもの。
上の枝が枯れたり病気になったりしたので、それに代わって栄養をつくるために起こされた芽なのである。

つまり、樹勢が低下し、「危機的状況から脱出しようと努力している姿」 ということだ。 ――

 <124ページ 「PART3 木の診断と管理法」
   「葉・新梢の診断と手当て 3」 「胴吹き・ひこばえは黄信号」>


見た目はとてもきれいで、写真に撮っても見映えがして私も好きなのだが、樹は必至になって花を咲かせているのだった。

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