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2009年5月の42件の記事

2009年5月31日 (日)

【読】「屠畜」ということ

内澤旬子さんがイラストを描いている 『東方見便録』 (斉藤政喜著/小学館)は、とても面白かった。
さきほど読了。

続いて、内澤さんじしんの文章とイラストによる、『世界屠畜紀行』 (解放出版社 2007年)にとりかかる。

Uchizawa_sekai_tochiku_kikou『世界屠畜紀行』 内澤旬子
 解放出版社 2007/2/10発行
 367ページ 2200円(税別)

「屠畜」 とは耳慣れない言葉だが、「屠殺」 を使わなかった理由を内澤さんはこう書いている(まえがき)。

<生きた動物を肉にするには、当然殺すという工程が含まれるのだけど、殺すということばにつきまとうネガティブなイメージが好きでなかったことと、…(略)…なによりも殺すところは工程のほんのはじめの一部分でしかない。そこからさまざまな過程があって、やっと肉となる。そう、ただ殺しただけでは肉にならないのだということを、わかってもらいたくて……>

この 「屠畜」 という言葉の由来は、「案外古く、明治期の専門書にはすでに登場している」 のだそうで、これを機会に 「屠畜」 という言葉が広まればいいな、と内澤さんは思っているという。

彼女がなぜこういう紀行を思いたったのか。
それは、モンゴル、中部ゴビの大草原に点在するゲル(遊牧民のテント)に滞在していたとき、ゲルの脇で夕食のもてなしのために、女性が数人がかりで羊の内臓を洗っていたのを見て、衝撃を受けたことからだという。

<血で赤く染まった鍋に浮かぶ長い腸を見てぐわんと衝撃を受けた。すごい! これをこれから食べるんだ。そうだよな。肉って血が滴るものなんだよな。グロテスクだとか、羊がかわいそうだとか、そんなところまでまったく気が回らなかった。>

この内澤さんという若い女性が(1967年生まれ)、斉藤政喜さん言うところの 「タフな女性」 だと私も思うのは、次のような部分だ。

<なによりもその辺を走っている羊が、鍋にちゃぷちゃぷ浮かぶ内臓や肉になるまでの過程を見損なってしまったことが悔しくてたまらない。どうやるのかな、羊の中身ってどうなってんのかな。肉ってどうついてんのかな。頭の中はもうそれだけでいっぱい。>

そして、いつも肉を食べているのに、これまでは 「肉になるまで」 のことをまるで考えたことがなかったのは、なぜなんだろう、と考える。

<日本の屠畜についての本はほとんどなかった。肉になるまでの過程について、まるでなにも想像してほしくないかのようだった。>


ここでひとつ、屠畜に携わる人々への 「差別」 という問題がある。
これについては、次のように書いている。すごい。

<このような状況は、日本でこの仕事にかかわる人々がずっと昔から差別を受けてきたことと、深く関係してるんだということはわかっていた。差別発言や嫌がらせを恐れる人が多いため、作業中の顔が映ったり写真や映像を公に出すことが非常にむずかしいのだということも。>

<けれども、日本人が肉をおおっぴらに食べられるようになって、もう150年も経ってるんだもの。いい加減、忌まわしいだの穢らわしいだの思う人も減って、私のようにどうやって肉を捌いているのか、単純に知りたいと思う人も、それなりに増えてるんじゃないだろうか。>

<第一この忌まわしいだの穢らわしいだのという、食べものに似つかわしくないくらい感情って、日本以外の国や地域の人たちも持ってるものなんだろうか。もっとあっけらかんとやっている国もたくさんあるはず。彼らと私たちではなにがどう違うんだろう。>


ということで、内澤さんの 「世界屠畜紀行」 につきあってみようと思う。
私も、日頃じぶんが口にしている畜肉が、どうやって私のもとまで来るのか知りたいという欲求を強く持っていた。
屠畜をタブー視したり、考えようとしない(見ないふりをする、見せない)この国の人々(私もその一員だが)のありようにも、強い不満があった。

この人は、あっけらかんとしていて、でも、芯の強い、精神的にタフな人だと思うので、なかなか楽しみなのだ。

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【楽】休日の午後に聴いたインド音楽

インドの古典音楽が好きだ。
北インドのシタール、南インドのヴィーナ、ムリンガンダムやタブラといった打楽器、サーランギなどの弦楽器。
どれもが一見素朴な構造ながらよくできた楽器で、不思議に奥深い音色を響かせる。

インド古典音楽の歴史は長く、音楽理論も完成されているという。
難しいことは知らなくても、体の深いところに沁みこんでくる音楽である。


Veena_virtuoso「南インドのヴィーナ バーラチャンダー」
 キングレコード 1982年
 K20C-5119-20 (2枚組LP)
 監修:小泉文夫/草野妙子

 S.バーラチャンダー (ヴィーナ)
 R.ラメシュ (ムリガンダム)
 S.B.S.ラーマン (タンブーラ)

 1982/3/22 キングレコード第1スタジオで録音


― このレコードの解説(草野妙子)より ―
 ヴィーナ (veena)
南インドの代表的な撥弦楽器。丸く大きな胴は、固いはらみつの太い木をくり抜いて作られ、太く幅の広い棹の部分も同じ種類の木で作られる。棹の部分にはフレットがあるが、このフレットは、かなり厚みのあるものから、高音のためのフレットに至るに従って幅も狭く低くなっていく。棹の頭部は糸蔵がありその先には、反り返るような形で龍の頭の木彫りが付いている。最低音のフレットの部分の真下にあたる部分に、棹をささえるためと、共鳴器の役をする胴よりも小型のかぼちゃまたはふくべが取りつけられている。フレットの上部は金属製で24個ある。これらのフレットは、炭の粉とみつろうを練り固めたワックスの上に固定されている。弦は金属弦で、全部で7本。旋律弦の4本はフレットの上にのっている。残りの3本は、ドローン効果のためと拍子を刻むための弦で、側面の糸巻に付けられ、サイド弦と呼ばれ、つねに開放弦で使用される。……


そういえば、小泉文夫さんの著書に、このヴィーナのことが書いてあったのを思いだした。

Koizumi_fumio_minzokuongakukikou『エスキモーの歌 民族音楽紀行』
 小泉文夫  青土社 1978/5/15発行
 324ページ 1600円(税別)

小泉さんの語り(ずっと前、ラジオ番組でよく聞いていた)も文章も、わかりやすく優しくて、いい。
かなり長い引用(転載)になるが、小泉さんが若い頃インドで学んでいたときの美しい話をぜひ紹介したい。

― 同書 III 民族楽器を訪ねて 「光の庭」 ヴィーナ より ―

< その晩は、ディーパーヴァリー、つまり南インドの光の神の祭りだった。(略)
 或る大きな邸の門の前を通ると、扉が半分ほど開いていた。(略)
 中に入っていくと、この家の主人と思われる男が一人、庭に椅子を持ち出して池を眺めていた。
「何か御用ですか」
「いえ、貴方の庭があまりに美しいので、もっとよく見たいと思って」
 (略)
 主人は椅子から立ち上がって近づきながら、
「貴方はここで何をしていますか」
 ときいた。
「貴方の美しい庭を見ています」
「いいえ、貴方は外国人でしょう。この町で何をしている人です」
「ヴィーナを勉強しているんです」
「ヴィーナ? 貴方は商人ではなく、音楽家ですか? 偶然だ。ヴィーナを習っている外国人がうちに来るなんて」
 主人はそういうと、家の方に向って、タミル語で何かいった。そして若い美しい娘がテラスから庭へ降りて来た。まるで芝居の中の一コマのような具合に。
「この娘の名前は、ヴィーナです」
 (略)
「ヴィーナさん。貴女はもちろん、ヴィーナを上手に演奏なさるんでしょうね」
「いいえ、それが全然奏けないんです。習いたいと思ってますけど」
「だったら、僕の行っている音楽学校に何故来ないのです」
 主人がいった。
「ミスター。貴方は外国人で事情がわからないんだ。ヴィーナは、ブラーミン(婆羅門)の楽器だから、私のような商人の娘では、習うことが出来ない。貴方の学校の先生も生徒も、みなブラーミンでしょう」
 (略)
 何ヵ月も経ってから、私はヴィーナの歴史を調べてみた。(略)
 ヴィーナを演奏する人間も、時代や地域によってまちまちで、…(略)…。したがって南インドの最上階級のブラーミンたちが、ほとんど独占しているようにみえるヴィーナも、実は、ヴィーナがブラーミンの楽器だからではなく、逆に、ブラーミンはヴィーナしか、楽器らしいものを持っていないからである。ブラーミンは殺生を忌むので、皮や腸を使う楽器をきらう。また管楽器のように口をあてるものをも不浄としてさける。その結果、木と金属だけの撥弦楽器ヴィーナに専念することになるのだ。
 商人の娘、ヴィーナさん。貴女がブラーミンからヴィーナを取りもどし、心ゆくまで奏でる権利は、歴史が証明しているのです。祭りの晩にフラッと貴女の庭をたずねた時そのことをいってあげることが出来たら、と残念に思っています。 >

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【観】定点観察(銀杏並木) 第10回(2009/5/31)

団地の銀杏並木。
ますます厚みを増した葉が、初夏の近いことを感じさせる。
でも、その前に梅雨がくる。


2009/5/31(日) 7:10  曇り

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【歩】虫こぶ、その後

団地の中にあるアキニレの「虫こぶ」がどうなったか、見てきた。

中の虫はもう脱出しているようだった。
ためしに割ってみると、綿毛のようなものがあった。
毛虫やてんとう虫が這っていた。

それにしても不思議なものだ。

撮影 2009/5/31 小平市

アキニレハフクロフシ
【形成者】 アキニレヨスジワタムシ Tetraneura akinire
【形状】 葉表側に形成される高さ10~15mmの袋状の虫えい。形は紡錘形~柄のある球形など変化が多い。緑黄~赤褐色。
【生活史】 東京で植栽されているアキニレ上に虫えい(中に黒色の幹母)がみられ、6月に脱出する。二次寄主はイネ科。秋にアキニレにもどるという。
【分布】 本州・四国・九州・南ヨーロッパ。
 ― 『虫こぶハンドブック』 薄葉 重 著/文一総合出版 2003年 ―

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【歩】初夏の花

そろそろ、サブ・カテゴリも 「四季 夏」 を選ばなくちゃいけないな。
雨あがりの朝、団地の中をすこし歩いてきた。

(写真)上から
 撮影 2009/5/31 小平市

色づいたガクアジサイ
咲きはじめたキンシバイの黄色い花
紅花のタチアオイ
大きくなったスイフヨウの葉 (最下段左)
ドクダミの白い花 (最下段右)

 ※それぞれ、クリックすると640×480ピクセルの画像に拡大表示されます。

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2009年5月30日 (土)

【読】楽しみにしていた本が届いた

楽しみにしていた本が、今日、書店に届いたので受けとってきた。
よく利用する 「e-hon」 サイトで注文したもの。
注文してから一週間もかかったのは、マイナーな出版社だからだろうか。

Uchizawa_sekai_tochiku_kikou_2『世界屠畜紀行』 内澤旬子
 解放出版社 2007/2/10発行
 367ページ 2200円(税別)

 解放出版社ホームページ JINKEN BOOK
  http://www.kaihou-s.com/

先に紹介した高野秀行さんの 『辺境の旅はゾウにかぎる』 (本の雑誌社 2008年)で知った本だ。
高野さんと内澤さんの対談も掲載されていて、本書のことも話題になっていた。
内澤旬子さんの行動力には頭がさがる。

― 『辺境の旅はゾウにかぎる』 高野秀行・内澤旬子 対談 より ―

高野 そもそも屠畜の現場を取材したい気持ちがスパークしたのは、何がきっかけだったんですか。
内澤 最初は手製本から入ったんです。素材の一つである皮革に興味を持って、皮なめしの現場を取材しようとしたんですけどダメで。出口がダメなら入り口から攻めたらどうかと、原皮を供給する屠畜場を取材しようと考えたのが始まりです。


目次をざっとみると、韓国、バリ島、エジプト、イスラム世界、チェコ、モンゴル、それに沖縄、東京・芝浦屠場と、世界を股にかけた取材。

いま読んでいる 『東方見便録』 (斉藤政喜さんとの共著・小学館) でわかったことだが、内澤さんはじつに好奇心旺盛で、ものごとに偏見をもたない人である。
リクツ抜きに、まずじぶんの目で見て、体験して、それから考える、そういうタイプの好ましい人だと感じた。

ペーパーバックの軽い(内容ではなく重量が)本ながら、愛着のわく本の造りだ。
内澤さんのイラストがじつにいい(左の画像、表紙イラストもそうだ)。

楽しみな本である。



まったく関係ないけど、解放社のサイトにこんなタイトルの本があった。
いっちゃん
二宮由起子・文  村上康成・絵
 http://www.kaihou-s.com/book_data07/978-4-7592-2240-1.htm

『世界屠畜紀行』 はこちら
 http://www.kaihou-s.com/book_data07/978-4-7592-5133-3.htm

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2009年5月29日 (金)

【読】「もの出す人々」から見たアジア考現学

昨日から読んでいる本のサブ・タイトルである。
「考現学」の字が、MS-IMEのかな漢字変換ではでてこない。
やはり造語なのだろうか。
南伸坊とか、あのあたりの人たちが言いだした言葉かもしれない。
(『ハリガミ考現学』 なんて本があって、私は好きだったが)

「もの出す人々」 とは、言いえて妙である。
椎名誠氏は、「くう、ねる、のむ、だす」 と言ったが、人間にとって基本的でたいせつなことなのだ。

Saitoh_toho_kenbenroku『東方見便録』
  ― 「もの出す人々」から見たアジア考現学 ―
 斉藤政喜(文)/内澤旬子(装幀、イラスト、本文レイアウト)
 小学館 1998年 302ページ 1500円(税別)

著者の斉藤政喜氏は、シェルパ斉藤というペンネームだった。
そこで思いだした。
ずっと前に、『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』 というこの人の本を読んだことがあったのだ。
自称、バックパッパー。
八ヶ岳に自らの手で家を建てて住んでいるという。
(この本の中でも、八ヶ岳の家での排泄物処理について触れていて興味ぶかい)

斉藤氏の本文もさることながら、文をそえたイラストを描いている内澤さんが、とてもいい。
彼女の細密なイラストと文をコピーして、ここに載せたいぐらいだ。
この本のカバーに印刷されている澄まし顔の写真(美形である)からは考えられないほど、ユーモアがあり、大胆さを持ち合わせた旅慣れた人のようで、ファンになってしまいそうだ。
内澤さんについては、いずれあらためて書くこともあるだろう。


全部で八章からなる。
それぞれ、中国、サハリン、インドネシア、ネパール、インド、タイ、イラン、韓国と、アジア圏を二人で歩きまわって、ひたすらトイレ事情を見てまわるという、考えようによっては贅沢な旅。

アジアのトイレ事情は、ひと昔まえの日本の厠(かわや)を思いださせて、なにやらほっとする。
いまやシャワー付き水洗便所の便利さに慣れきって、すっかり堕落してしまったわが身が悲しくなる。
こどもの頃、田舎の便所は外にあって、木でつくられた簡単なものだった。
今でも古い山小屋などでは排泄物の行方とその後の処理方法が目に見えて、人間的とも言えるが、水洗便所でジャーっと流してしまっているようでは、じぶんの出したブツがどこへ行ってどう処理されるのか、その行方を思いやることもなくなってしまった……。


本書の各章の節タイトルには、「第1便」「第2便」……と振られていて、なにやらおかしい。
この「便」はあくまでも「ベン」と読むべし。

沢木耕太郎の名著 『深夜特急』(新潮社 1986年) は、「第一便 黄金宮殿」「第二便 ペルシャの風」「第三便 飛光よ、飛光よ」 (ビンである)というぐあいで、言ってみれば芥川賞的世界だが、こちらは、なんたって 「エンタメ・ノンフ」 、直木賞の世界である。

節のタイトルのいくつかを紹介しておこう。
これだけでも、この本の楽しさが伝わるのではないかと思うので。

(中国) 流しそうめんスライダー/上海特製簡易式トイレ/天安門広場に273の穴/薄暗がりに男の尻3つ/不思議便座と高齢化社会/焚き火式集団放尿の図……
(サハリン) 木製便座にアジアを見た/個室と美女とバケツと/北の和式便器は治外法権
(インドネシア) 水と左手で尻を洗う法/全方位開放トイレの恐怖/神の御許で排泄すれば/足元グラグラ止まり木式/ウンチリサイクルは魚で/黄色いウンチ魚を食う
(ネパール) ブタトイレを求める旅へ/思い出のあの白いウンチ/空港の女子トイレ潜入/枯れ葉トイレの安らぎ……


半分ほど読んだところ。
こういうノンフィクションはいいものだ。
電車通勤の友。


― e-honサイトより ―

斉藤 政喜 (サイトウ マサキ)        
1961年長野県生まれ。一人旅と野宿を愛するバックパッカー&作家。八ヶ岳山麓に自らの手で家を作り、田舎暮らしと旅暮らしの日々を過ごしている。著書に、「犬連れバックパッカー」(小学館)「野宿の達人、家をつくる」(地球丸)「シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅」1~5(小学館文庫)など。
内沢 旬子 (ウチザワ ジュンコ)        
1967年神奈川県生まれ。東アフリカ、イスラム諸国を始め、各国の古本、装飾、様々な道具を収集して巡るイラストルポライター。共著に下川裕治編「アジア路地裏紀行」(徳間文庫)「遊牧民の建築術」(INAX出版)がある。

この本の文庫版はこちら
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030808915&Action_id=121&Sza_id=Z2
東方見便録 「もの出す人々」から見たアジア考現学
文春文庫
斉藤政喜/著 内沢旬子/著
出版社名 文芸春秋
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-16-715717-3
(4-16-715717-9)
税込価格 630円
頁数・縦 429P 16cm
分類 文庫 /日本文学 /文春文庫
出荷の目安
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― Wikipediaより ―

考現学(こうげんがく、the study of modern social phenomena)とは、現代の社会現象を場所・時間を定めて組織的に調査・研究し、世相や風俗を分析・解説しようとする学問。考古学をもじってつくられた造語、モデルノロジー(modernology)。
考現学は、1927年(昭和2年)、今和次郎が提唱した学問である。今はそれまで柳田國男に師事し、民俗学研究の一環として民家研究などで業績を挙げていたが、本人の語るところによると考現学研究のため柳田に「破門」されたという。その研究のはじまりは、1923年(大正12年)の関東大震災後の東京の町を歩き、バラックをスケッチしたことからであった。
これを機に新しく都市風俗の観察の学問をはじめ、1925年(大正14年)には「銀座街風俗」の調査をおこなって雑誌『婦人公論』に発表した。「考現学」の提唱は、1927年の新宿紀伊国屋で「しらべもの(考現学)展覧会」を催した際のことであった。1930年(昭和5年)には『モデルノロジオ』が出版されている。今の提唱した「考現学」の発想から、生活学、風俗学、そして路上観察学などが生まれていった。

「考現学」関連図書
泉麻人『「お約束」考現学』ソフトバンククリエイティブ<SB文庫>、2006年
鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ファッション考現学』筑摩書房<ちくま学芸文庫>、2006年
辰巳渚『なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか ミステリアス・マーケット考現学』光文社<Kobunsha paperbacks>、2004年
斉藤政喜・内沢旬子『東方見便録 「もの出す人々」から見たアジア考現学』文藝春秋<文春文庫>、2001年
江夏弘『お風呂考現学 日本人はいかにお湯となごんできたか』TOTO出版、1997年

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2009年5月28日 (木)

【読】エンタメ・ノンフの面白本

エンターテインメント・ノンフィクション、略して「エンタメ・ノンフ」。
ずいぶん思いきった略称だけれど、これは高野秀行さんの命名。
肩のこらない、ノンフィクション界のいわば直木賞対象となるような本を指す。


Takano_zou1高野秀行 『辺境の旅はゾウに限る』 (本の雑誌社 2008年)の中で、「エンタメ・ノンフ」の面白本がたくさん紹介されていたのを読んで、手にはいりやすいものを何冊か入手した。

どんな本が書評でとりあげられているか、すこし前に書いた。

 【読】この本が面白そうだ(書物を知る楽しさ)
  2009年5月23日
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-ee20.html

足(古本屋=BOOK OFF)とネット販売を駆使してあつめた本が、こんなにも。

 『素晴らしきラジオ体操』/高橋秀実 (小学館文庫)
 『魔境アジアお宝探索記』/島津法樹 (講談社+α文庫) ※続編も入手
 『秘境駅へ行こう!』/牛山隆信 (小学館文庫) ※続編も入手
 『KAMIKAZE神風』/石丸元信 (文春文庫)
 『世界屠畜紀行』/内澤旬子 (解放出版社) ※到着待ち

このほかに、内澤旬子さんのイラストにひかれて、こんな本も。

 『東方見便録』/斉藤政喜(イラスト 内澤旬子) (小学館)
 『東京見便録』/斉藤政喜(イラスト 内澤旬子) (小学館)

さらに、高野さん推薦の 『サバイバル登山家』/服部文祥 (みすず書房) の関連本。

 『サバイバル!』/服部文祥 (ちくま新書)


どれも読むのがたのしみで、ワクワクする本ばかり。
さっそく読んだのがこれ。

Takahashi_radio_taisou『素晴らしきラジオ体操』
 高橋秀実(たかはし・ひでみね)
 小学館文庫 2002/9/1発行
 264ページ 552円(税別)

私たちがこどもの頃からやっていたラジオ体操(今でも日本全国で熱心に行われている)が、こんなにも奥深いものとは思わなかった。
1925年(大正14年)、ニューヨーク。
生命保険会社がはじめた 「ラジオで体操する」 が起源だったとか、戦前・戦中の日本での 「国民体操」 とか、戦後の占領軍支配下での 「民主的な」 ラジオ体操の復活だとか、興味ぶかい話が独特の語り口で綴られていて、後半はいっきに読んでしまった。

ラジオ体操をやりたくなる気分にさせる本だ。


続いて読みはじめたのがこれ。

Saitoh_toho_kenbenroku『東方見便録』
 斉藤政喜(文)・内澤旬子(イラスト)
 小学館 1998/5/1発行
 302ページ 1500円(税別)

単行本、文庫版ともに絶版(または版元品切れ)。
手に入れるのに苦労した。
Amazonでは、古書に驚くほど高値がついていたため、「日本の古本屋」 というネット販売サイトで古書店に注文。
代金を先に振り込む方式なのでめんどうだったが、届いたときは嬉しかった。
古本だが、きれいな状態だった。

 日本の古本屋
  https://www.kosho.or.jp/servlet/top

タイトルがふるっている。
「東方見聞録」 ならぬ 「見便録」。
ウンチ(アジア各国のトイレ事情)の話である。
このての話が、じつは大好きなのだ。

食事、排泄、睡眠。
この三つがニンゲンの生きていくことの基本で、その他は皆、「余分」なことだと私は思う。


斉藤政喜さんは、以前、雑誌「BE-PAL」で連載を読んだことがある。
小学館文庫で何か読んだおぼえもあるが、内容は忘れてしまった。
リヤカーで日本全国を旅した話だったか。

この本、内澤旬子さんのイラストが、味があってじつに楽しい。
小学館 「週刊ヤングサンデー」 に連載していた旅行記とのこと。


【2009/5/31 紹介した本の画像を掲載】

Shimazu_makyou_asia_otakaraShimazu_hikyou_asia_kottouUshiyama_hikyouekiUshiyama_motto_hikyoueki











Ishimaru_kamikaze_2Hattori_survival_2    

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2009年5月24日 (日)

【読】船戸さんの魅力

Takano_zou1高野秀行 『辺境の旅はゾウにかぎる』 (本の雑誌社、2008年)を今日読みおえたのだが、船戸与一さんとの対談が面白かった。

船戸さんと高野さんは、早稲田大学探検部の先輩後輩の関係。
年齢が二十二歳ほど離れているらしいから、船戸さんの方がが大先輩である。

『河畔に標なく』 という、ミャンマーを舞台にした船戸さんの小説の取材旅行の案内役を、高野さんがつとめている。 大先輩に命じられた形だ。

この旅行のてんまつは、高野さんの 『ミャンマーの柳生一族』 (集英社文庫) に書かれている。
私がはじめて読んだ記念すべき 「高野本」 第一号であり、この一冊で高野さんのファンになってしまったのだ。

 【過去記事】
  2009/3/19 【読】船戸さんの素顔
    http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-4fbd.html
  2009/3/26 【読】快調、船戸与一
    http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-8dc6.html
  2009/3/26 【読】カハーニーシルベナーク
    http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-86f8.html


その対談だが、早稲田大学探検部の話からはじまり、船戸さんがノンフィクション畑から小説家に転向したいきさつが語られている。

船戸さんは、もともと小説など読まない人だったらしい。
それが、彼のノンフィクションを読んだある編集者から、「あんたの筆は小説に向いてるから小説を書いたらどうか。ミステリーならすぐデビューできるから、ミステリーを書け」 とすすめられたのがきっかけだったという。

船戸さんは聞き流していたが、半年ぐらいたって、「この間お願いしたのは進行してますか」 という葉書がきて、ようやく本気になった。
ミステリーなど読んだことがないので、ミステリー好きの人に相談して、ハードボイルドの名作を十冊選んでもらって読んだ。

「それを全部読んだんだけど、そういう作家たちの手法をいろいろ真似しても誰の作品だかわからなくなるだけだから」、「こういう書き方はしない」 という縛りを自分に課して、書くようにした。云々。

船戸小説誕生のヒミツがわかった気がして、興味ぶかい。


そういえば、高野さんのこの本に、船戸さんの 『金門島流離譚』 の書評があり、その中で <船戸作品特有の「負のカタルシス」> という表現をしている。
なるほどな、と思う。
船戸小説の魅力をうまくあらわした言葉である。


それにしても、対談での船戸さんの発言には、胸のすくような爽快さがある。
ちょうど、船戸小説の語り口のような。

高野さんに対して、(小説を) 「書いたほうがいい。年齢的にもちょうどいい時期だよ」 と、さかんにすすめているが、「自分の好きなことを書けばいいだけであって、誰かを見習うとか、そういうのは絶対やめたほうがいい。最初から自分のスタイルはこうだとやったほうがいい」 と、言いきる。

自信というか、ふてぶてしさというか、このあたりが船戸さんの人間的な魅力なのだろう。

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【楽】雨の朝に聴いた音楽 (石黒ケイ)

梅雨のような曇り空、雨模様の朝である。
気まぐれに、古いLPレコードを聴いている。

Ishiguro_kei_ragtime石黒ケイ  YOKOHAMA RAGTIME
 1982年 ビクター VIH-28078

ひところ、山崎ハコさんと並行して、石黒ケイさんを聴いていた時期があった。
あった、というのは、彼女はとっくに音楽活動から手を引いたようだし、アルバムも出さなくなったので、いつしか遠ざかってしまったのだ。

ひさしぶりに聴くこのアルバム、なかなか面白い。
石黒ケイさんは、歌もさして上手ではなく、彼女が作った楽曲も印象に残るものは少ないが(山崎ハコさんに提供した数曲はいい)、甘い歌声と美形で、私は好きだった。
ハコさんとのジョイント・コンサートを含めて、ライブでも何度か聴いた。

収録曲
(A面)
Driving Crazy ~第3京浜/My Lonely Town/雨/横浜ホンキートンク・ブルース/HONMOKU/港のマリア
(B面)
BANANA/Find Me/西日/トルコ軍楽/Baybridge Carnival/Hearty

「雨」(田口美由紀作詞/武藤祐二作曲)、「港のマリア」(石黒ケイ作詞・作曲)、「西日」(石黒ケイ作詞・作曲)がいい。
「港のマリア」のギターがいいなと思ったら、吉川忠英さんだった。

「横浜ホンキートンク・ブルース」(藤竜也作詞/エディ藩作曲)は、山崎ハコさんの歌唱にはとうてい及ばないものの、原曲の良さがよくでている。
横文字タイトルの曲は、いまひとつだ。
「BANANA」 という、ちょっとエロティックな歌(石黒ケイ作詞・作曲)が、いかにも彼女らしい。
(放送禁止ぎりぎりの歌詞だ)


ゴシップ的な噂話だが、彼女は桑田佳祐のいとこだという。

すっかり忘れていたが、シングル・レコードも何枚かあったので、ターンテーブルにのせて聴いてみる。
藤竜也がいいな。
キザになりきれない、渋い役者さんの歌。

「ヨコハマ・ホンキートンキー・ブルース」 C/W 「淑珍(スーザン)」
 藤竜也  RCV RHS-60 1982年

Fuji_tatsuya_honkytonkFuji_tatsuya_honkytonk2「たとえばトム・ウェイツなんて聞きたい夜は……」がオリジナル歌詞らしい。山崎ハコさんは、「たとえばブルースなんて……」と歌う。
どっちがいいのかなぁ。
微妙なところだ。







石黒ケイさんのシングル(EP盤)と、初期アルバムを含むLP。
私も物持ちがいいな、と自分でもあきれる。

「かえしてYOKOHAMA」 (TBS系テレビ・ドラマ「夜明けのタンゴ」挿入歌) 1980年
「夢のリフレイン」 (フジテレビ系全国ネット金曜劇場「冬化粧の女たち」挿入歌) 1983年
「エル・チョクロ」 (映画「魔の刻」イメージソング)
  写真は主演の岩下志麻、タンゴの名曲(日本語詩:阿木燿子)

Ishiguro_kei_kaeshite_yokohama_2Ishiguro_kei_refrainIshiguro_kei_el_choclo_5








Ishiguro_kei_lp_2「ものがたり」 1978年
 山崎ハコさんの提供曲「笑いじょうご」収録
 下田逸郎の提供曲「ラストシーン」というのも
「女は女」 1978年
 ハコさんの提供曲「ケイのブルース」収録
「潮騒」 1979年
 ハコさんの提供曲「トランペットよ教えて」収録
「アドリブ」 1980年
 五木寛之プロデュース
 彼女の最高傑作だと思う
 ハコさんの提供曲「暗闇のラブ・ソング」「鍵」「明日はクール」
 五木寛之作詞の「ひとり暮らしのワルツ」(イタリア民謡)がいい
 石黒ケイの個性がよくでている
 バック・ミュージシャンに、アート・ペッパーをはじめとするジャズ畑のつわものが参加

 【過去の関連記事】
  2006年4月25日  【楽】石黒ケイ
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_7c03.html

「アンダートーン」 1980年
 「アドリブ」 の続編といえるコンセプトのジャズ風のアルバム
 工藤順子の作詞曲が二曲収録されている
 (「ミス・ポーカーフェイス」「飼い猫のブルース」)
 ニューヨークでの録音
 ベニー・カーター(as)、セシル・ブリッジウォーター(tp)、チャーリー・ロウズ(ts)など
 錚々たるジャズ・ミュージシャンがバックをつとめる洒落たアレンジ

蛇足だが、工藤順子(作詞)/石黒ケイ(作曲)のコンビが、山崎ハコさんに 「サンクチュアリーへ」 という佳曲を提供している。
(山崎ハコ 「幻想旅行」 1981年 に収録)


「YOKOHAMA RAGTIME」 の後に、「You Remember Me」というアルバムもでていたと記憶するが、私は持っていない。
Wikipediaに、少し詳しい情報が載っていた。
女優業もやっていたことは、知らなかったし、音楽活動を再開したことも噂でしか知らなかった。


― Wikipediaより ―
石黒ケイ
神奈川県茅ケ崎市生まれ。高校時代「ビーバブ」を結成。
1974年、相鉄ジョイナス・フォーク・コンペティション決勝大会に進んだことをきっかけに、デビューが決まる。
デビューシングルは筒美京平プロデュースの「恋人時間」。
アート・ペッパーはじめ有名ジャズミュージシャンと競演したアルバム「アドリブ」「アンダートーン」、横浜コンセプトアルバム「YOKOHAMA RAGTIME」「パープルロード」「ヨコハマ・ノクターン」など14枚のアルバムを発表。
特に「アドリブ」「アンダートーン」はJAZZ歌謡POPS路線の先駆的アルバムとして評価も高い。
CMイメージソングやドラマ・映画の主題歌も多い。
また、女優としても数多くの作品に出演している。
1989年一度引退。
2004年5月に1980年代の未発表ライブ音源「ライブセレクション」を発表。
2005年音楽活動を再開。1月に16年ぶりのニューアルバム「パンドラの匣」を発表。
2004年12月の茅ヶ崎でのシークレットライブを皮切りに横浜をホームベースに都内でもライブ活動を行っている。

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2009年5月23日 (土)

【読】この本が面白そうだ(書物を知る楽しさ)

高野秀行さんの 『辺境の旅はゾウにかぎる』 (本の雑誌社)を読んでいて、気になる本がでてきた。

Sekai_tochiku_kikou『世界屠畜紀行』
 内澤旬子 解放出版社
 2007年2月 2315円(税込)
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031824476&Action_id=121&Sza_id=GG
<「食べるために動物を殺すことを可哀相と思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じる文化は、日本だけなの?」 屠畜という営みへの情熱を胸に、アメリカ、インド海外数カ国を回り、屠畜現場をスケッチ!! 国内では東京の芝浦屠場と沖縄をルポ。「動物が肉になるまで」の工程を緻密なイラストで描く。> (e-honサイトより)

私の知らなかった人だが、調べてみると、とても魅力的だ。
さっそく、e-honで注文。

高野さんは、この本(『辺境の旅はゾウにかぎる』) で内澤さんと対談していて、のっけに、『世界屠畜紀行』の話題になっている。
本の後半、書評集でもとりあげている。
(そこまでまだ読んでいないけど)

高野さんの読書範囲もすごい。

書評でとりあげている本に興味ぶかいものが多いので、書名を列挙しておこう。
知らない本がほとんどだが、私が好きな本、手元にある本も(*印)。

気になる本は、e-honサイトの「お気に入り」にメモしておくことにしている。


『ゴールデン・トライアングル秘史』
  鄧賢/増田政広訳 (日本放送出版協会)
『サバイバル登山家』
  服部文祥 (みすず書房)
『アマゾン源流生活』
  高野潤 (平凡社)
『シャクルトンに消された男たち』
  ケリー・テイラー=ルイス/奥田祐士訳 (文藝春秋)
『海の漂白民族バジャウ』
  ミルダ・ドリューケ/畔上司訳 (草思社)
『日本奥地紀行』 *
  イザベラ・バード/高梨健吉訳 (平凡社ライブラリー)
『均ちゃんの失踪』
  中島京子 (講談社)
『例えばイランという国 8人のイランの人々との出会い』
  奥圭三 (新風舎)
『忘れられた日本人』 *
  宮本常一 (岩波文庫)
『世界屠畜紀行』
  内澤旬子 (解放出版社)
『アフリカにょろり旅』 *
  青山潤 (講談社)
『ふしぎ盆栽ホンノンボ』
  宮田珠己 (ポプラ社)
『素晴らしきラジオ体操』
  高橋秀実 (小学館文庫)
『魔境アジアお宝探索記』
  島津法樹 (講談社+α文庫)
『秘境駅へ行こう!』
  牛山隆信 (小学館文庫)
『KAMIKAZE神風』
  石丸元信 (文春文庫)
『ビルマ商人の日本訪問記』
  ウ・フラ/土橋泰子訳 (連合出版)
『X51.ORG THE ODYSSEY』
  佐藤健寿 (夏目書房)
『信長公記』
  太田牛一/中川太古訳 (新人物往来社)
『金門島流離譚』 *
  船戸与一 (新潮文庫)
『流木』
  西木正明 (徳間文庫)

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【歩】ヤマボウシ、みつけた

カテゴリーはまだ 「四季 春」 としておくが、そろそろ初夏の花が咲きはじめている。

午後、用があって、自転車で鈴木街道から花小金井をまわり、多摩自転車道(小平ふるさと村)あたりの花を写真におさめてきた。

街路樹として植えられていたヤマボウシ。
清楚な白い花を咲かせていた。
ハナミズキのような華やかさこそないが、私はこの樹の花が好きだ。

0905230014ヤマボウシ (山法師)
 花期 6~7月
 全国の山地に分布する
 落葉樹
 近年、庭木として
 利用されるようになった

撮影
2009/5/23
小平市








0905230010ヒルザキツキミソウ (昼咲き月見草)
 アカバナ科 多年草
 原産地 北アメリカ 大正時代の末ごろ渡来
 本州(関東・中部地方以西)
 花期 5~7月
 白花もある
 近似種 ツキミソウ、マツヨイグサの仲間など
 昼間も咲くツキミソウの意味
 (ツキミソウは夜しか咲かない)
職場近くの路傍でもよく見かける。
(撮影 2009/5/23 小平市)

0905230019タチアオイ (立葵)
 アオイ科 別名 ホリホック
 花期 6~7月
 アジア西南部原産の一、二年草
 太い茎を立ち上げて
 径10cm前後の大輪花をつける
 赤花もある
私が住んでいる棟の前にもあるが、まだ蕾だ。
この花が咲くと、夏が近いと感じる。
(撮影 2009/5/23 小平市)


0905230024カルミア
 ツツジ科 カルミア属
 アメリカ合衆国東部原産の常緑低木~小高木
 アメリカシャクナゲとも呼ばれる
 葉は枝先に集まってつき
 厚くてやや光沢がある
 5月頃、白またはピンクの花が多数集まってつく
「砂糖菓子を思わせる小さな円錐形の蕾と、広げた傘のような独特の花が可愛らしく美しい」 と書かれている図鑑があったが、まったくそのとおり。
日本には1915年に渡来、とある。
(撮影 2009/5/23 小平市)

その他、アジサイの仲間も、あちこちで見かけた。
そろそろ梅雨だ。

(撮影 2009/5/23 小平市)

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【歩】アジサイ、ひらく

近くの生協まで自転車にのって買い物に行く道すがら、花の写真を撮ってきた。
アジサイの花が開いて、ほんのり色づいていた。

今日は初夏の陽気を通り越して、真夏を思わせる暑さだ。

0905230004

















色鮮やかな黄色の花は、調べてみるとオオキンケイギクというらしい。

オオキンケイギク (大金鶏菊)
 キク科ハルシャギク属
 草丈 30~70cm
 分布 日本各地
 生育地 山野、道路の法面など
 多年草

北米原産の帰化植物。
葉は対生して下部に集まり、線形~長めの楕円形まで変化がある。
茎の先につく花は、径5~7cm純黄色。
近縁のキンケイギクは花の中心部に褐色の斑紋がある。
舌状花は八枚で、花弁の先は歯状に細かく切れ込む。

明治の中ごろ渡来し、一時広汎にふえ、第二次世界大戦の中頃から衰退したが、近年ワイルドフラワーの一つとして播かれたものが、全国各地で半野生化している。

― 成美堂出版 『花色でひける 野草・雑草観察図鑑』 より ―

(撮影 2009/5/23 小平市)

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ドクダミが開き、ネズミモチ(団地の生垣)の蕾も大きくなっていた。
梅雨が近い。

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2009年5月22日 (金)

【読】高野熱、続く

高野秀行さんの本を、続けて読んでいる。

Takano_zou1『辺境の旅はゾウにかぎる』 高野秀行
 本の雑誌社  2008/6/25
 253ページ  1500円(税別)

軽いエッセイと対談、それに書評を集めたペーパーバック。
対談相手は、角田光代、井原美紀、内澤旬子、船戸与一、大槻ケンヂという面々。
井原さんと内澤さんは、わたしの知らない人だが。
「辺境読書 エンタメ・ノンフ+・ブックガイド」 と題された書評も興味ぶかい。

冒頭の50ページほど読んだところだが(「ケシの花ひらくアジアの丘」)、期待にたがわず面白い。

たとえば、ミャンマー(ビルマ)での体験記に、ちょっと驚いてしまった。
ヤンゴンで床屋をみつけて髪を切ってもらおうとしたところ、店の兄ちゃんから「ガソリンを買いに行くからちょっと待っていてくれないか」と言われた話。
そのワケはここに書かないけれど(ネタバレになるから)、高野さんはこう書いている。
考えさせられる。

文脈を無視して引用すると――

<…ミャンマーにいると、物事のつながりがよくわかることに気づいた…/…日本ではどうなのか。電灯をつけるにもバリカンをつかうにもスイッチ一つだ。 スイッチを押しさえすれば、すべて片付くと思い込んでいる。 そのスイッチの向こうにいったい何があるのか、考えてみることさえない。>

「アヘン王国脱出記」 のドタバタも、何やらおかしく、これまた考えさせられる話だ。
アジアはほんとうに面白い。


ところで、今日たまたま入ったBOOK OFFでみつけてしまった。
昨日書いた、吉田敏浩さんの本だ。
BOOK OFFの書棚分類は、整理されているようで、あんがいいい加減なのだが、歴史だか地理だかのコーナーで、まったく偶然に目にとまったのがこの本。

「本との出会い」の不思議。
なんといっても、昨日の今日のことだもの。

Yoshida_morinokairou『森の回廊 ―ビルマ辺境民族解放区の1300日―』
 吉田敏浩  NHK出版 1995/9/20発行
 494ページ  2500円(税別)

きのう画像を載せたNHKライブラリー版(大き目の文庫サイズ)は再販で、このハードカバーがオリジナル版だ。
(第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞)
すでに絶版となっているこの本が、定価のほぼ半額で入手できた。
しかも、古書店に入って数分後に目に飛び込んできたのだ。

図書館から借りると返却期限に追われるようで、かえって読めなかったりするのだが(途中であきらめたりする)、手もとにあればしめたもの。
と言いながら、「積んどく」本がたまっていくのも事実だが……。


― e-honサイトより ―
吉田 敏浩 (ヨシダ トシヒロ)   
1957年、大分県臼杵市に生まれる。1981年、明治大学文学部卒業後、フリーのジャーナリストに。現在、フリーのジャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属。1977年にビルマ・シャン州の解放区を訪れて以来、ビルマ、タイ、アフガニスタン、インド、バングラデシュなど、アジアの諸民族の世界を訪ねる。1985年3月から88年10月まで、ビルマ北部のカチン州、シャン州へ長期取材。その記録をテレビ番組「回想のジャングル」(NHKスペシャル:1989年6月18日放映)で発表する。『森の回廊』で1996年に、第27回・大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『宇宙樹の森』(現代書館)、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』(めこん)、『生命の森の人びと』(理論社)がある。共著に『アジア大道曼陀羅』(現代書館)、『世界の民・光と影』(明石書店)などがある。


高野さんの 『辺境の旅はゾウにかぎる』 のおしまいのほうに、こんなことが書いてある。
(書評 「探検部のカリスマは最上のペテン師だった ―― 『流木』 西木正明」 より抜粋)

<突然だが、世間に名の知れたマスコミ・出版関係者の名前をいくつか挙げてみる。
本多勝一/関野吉晴/吉田敏浩/高山文彦/長倉洋海/星野道夫/惠谷治/船戸与一/西木正明
年も仕事も志向性もまったく異なる九名だが、彼らには一つだけはっきりした共通点がある。 なんだか、おわかりだろうか。
「行動派」「硬派」「辺境をテーマにしている」「冒険的」……。
どれも近い。だが、もっと具体的な共通点というか共通体験がある。>

さて、正解は?

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2009年5月21日 (木)

【読】順序がちがったけれど

高野秀行熱は続いている。
今月11日から、三冊読んだ。
ちょいとばかり、読む順序をまちがえたけれど。

Takano_sylkroad『西南シルクロードは密林に消える』
 高野秀行  講談社 2003/2/25発行
 367ページ 1900円(税別)

ハードカバーで、読み応えがあった。
じつに面白かった。
これまでに私が読んだ「高野本」(12冊)のなかでも、一、二を争う傑作といえる。
高野さんは、この旅の後、インドに入国できなくなるのだが……詳しくは書かない。
続編というか、この旅の後遺症で苦労する話が、次の二冊。





Takano_jitenshaTakano_umokka『神に頼って走れ!』 高野秀行
 集英社文庫 2008/3/25発行
 242ページ 476円(税別)

『怪魚ウモッカ格闘記』 高野秀行
 集英社文庫 2007/9/25発行
 331ページ 571円(税別)

西南シルクロードの旅 → 怪魚ウモッカ探し(インド) → 国内自転車旅行、という時系列だったのだ。
先に 『神に頼って走れ!』 という、東京から波照間島までの自転車旅行記を読み、その後 『怪魚ウモッカ…』 を最後まで読んだところで、国内自転車旅行の意味がわかった。

この三冊の内容は、ここに詳しく書かないほうがいいと思う。
私のブログに影響力などまったくないと承知しているが、ひょっとして、この記事がきっかけで高野さんの本を読んでみようと思う人がいないともかぎらないから。
いわゆるネタバラシになりそうなので、遠慮しておく。


ところで、図書館から高野さんに関連する(そして、船戸与一氏も推薦している)本を借りてきた。
きっと読めないと思うが、どういう本か知りたかったのだ。

Yoshida_morinokairou_1Yoshida_morinokairou_2『森の回廊』 (上・下)
 吉田敏浩 NHKライブラリー
 2001/2/15発行(絶版)
 308ページ/306ページ
 各970円(税別)

非常に丹念に書かれた、誠実なビルマ(ミャンマー)紀行である。
船戸与一氏も高野さんも絶賛し推奨しているが、気まじめ過ぎる内容で、今はとても読めそうにない。
まだ高野熱がさがらないので、このように硬い内容はじっくり時間をかけないと無理だ。
今の私には、根気が足りないのだ。
でも、いつか読んでみたいと思う。

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2009年5月17日 (日)

【楽】須藤もんさん この夏のライブ・スケジュール

須藤もんさん・対馬照さん(MOTEL)、この夏のライブ・スケジュールが追加されました。

7月17日から19日までの三日間、仙台、郡山、山形の東北ミニ・ライブ・ツアーが決まりました。
お近くの方、ぜひお運びください。

須藤もん公式サイトに掲載しました。
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/

 モバイル用
  http://homepage2.nifty.com/sudomon/mobile/


5月、6月のライブもどうぞよろしく。


■5/23 (土)
   鳳来湖キャンプ場 「MUSIC CAMP at 鳳来湖」
 鳳来湖キャンプ場
 (愛知県新城市川合字大嶋26)
 15:00~  入場無料  出演多数
 MOTEL (須藤もん+対馬照) 出演予定
  ※キャンプ場のため、宿泊・食事の準備が必要

  『MusicCamp at 鳳来湖』
   http://www.tees.ne.jp/~anton/index.htm

■6/27 (土)
   三鷹 「バイユーゲイト」
 JR中央線 三鷹駅北口 徒歩2分
 (武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号)
 TEL 0422-55-5782
 ジョイントライブ
 出演  鎌倉研(from大阪)  MOTEL (須藤もん+対馬照)
 19:00 開場  19:30 開演  ※開演時刻は19:30です
 2,000円+ドリンク

  バイユーゲイト  http://bayougate.voxx.jp/

■7/17 (金)
   仙台 「サテンドール2000」
 仙台市青葉区立町17-24 アカサカビル B1F
 TEL/FAX 022-225-1743
 出演  MOTEL (須藤もん+対馬照)  他
 詳細未定

   ライブハウス仙台市 サテンドール2000
    http://satindoll2000.com/

■7/18 (土)
   郡山 「OLD SHEP」
 福島県郡山市堂前10-15 カタノビル2F
 TEL 024-938-2203
 出演  MOTEL (須藤もん+対馬照)  少太
 詳細未定

   coffee house oldshep  http://old.sh/

■7/19 (日)
   山形 「Tarji」
 山形県山形市七日町2-7-28 YT二丁目ビル 1F
 TEL 023-623-3944
 出演  MOTEL (須藤もん+対馬照)  少太
 詳細未定

   Bar Tarji  http://www17.ocn.ne.jp/~tarji/

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【歩】シャリンバイ

団地の中、狭い道路の植え込みに、すこし前からきれいな花が咲いていて、気になっていた。
つつじのような小木に、梅の花に似た桃色の花がたくさんついている。

図鑑を調べて、ようやく名前がわかった。
どの図鑑も白花の写真しか載っておらず、ようやく一冊だけ赤花の写真が載っていたのでわかった。
赤花について触れていない図鑑が多い。
ちょうど、ハナズオウに白花のあることが書かれていないことが多いのと同じように。

【2010/5/16訂正】
この当時、マルバシャリンバイだと思っていたが、これは赤花のシャリンバイらしい。
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4
タイトルも「マルバシャリンバイ」から「シャリンバイ」に変更。
ヒメシャリンバイというのもあり、この団地でもみかける。
http://www.weblio.jp/content/%E5%A7%AB%E8%BB%8A%E8%BC%AA%E6%A2%85


0905040036_2シャリンバイ (車輪梅)
 撮影 2009/5/4 小平市

バラ科 常緑低木
(庭木として利用される)
樹高 1-3m
花期 5-6月
花 直径1-1.5cm
果実 直径8-12mmの球形
分布 本州~九州
小枝が車輪状に出てウメのような五弁花を咲かせる
葉は厚く光沢があり枝先に集まって互生、長さ4~10cmの長楕円形または倒卵形で、縁には浅い鋸歯がある

変種のマルバシャリンバイは、葉が卵~広卵形で本種に比べ丸みを帯びやや小型。
樹皮や材はタンニンを含み、大島紬の染料もシャリンバイからとったもの。

秋になったら、果実をよく観察してみよう。


(写真上から、2009/4/26、5/2、5/4 小平市)

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【観】定点観察(銀杏並木) 第9回(2009/5/16)

今年の4月9日から続けている、この団地の銀杏並木の観察。
前回(5/2)から半月たって、銀杏の葉も色濃くなり、厚みも増してきた。

黄葉がはじまる秋までは、見た目の変化はほとんどなさそうだが、ときどき掲載していこうと思う。

銀杏並木の季節の変化が一覧でわかるように、独立した写真集にも掲載していくことにした。

 → サイドバー 「小平団地の銀杏並木」
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/photos/kodaira_ichou/index.html


2009/5/16(土) 9:50  曇り

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2009年5月16日 (土)

【遊】国分寺「ライトハウス」の うどん

四月の末に、たまたま訪ねて、とてもおいしかったので今日も行ってみた。

【前回の訪問記事】
 【遊】武蔵国分寺公園 (4)  2009/4/29
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/4-9b02.html


0905160047ライト ハウス Light house

国分寺市の「お鷹の道」、「国分寺」、「武蔵国分寺跡(史跡公園)」がある住宅地の一角。
自宅の駐車スペースだった場所をテラス風にしたお店。
「真姿の池」のすぐ南にある。
この四月に開店したばかり。
店主は「元創作中華の料理人」、仁田譲さん。
一週間前の東京新聞(2009/5/9朝刊) 「東京どんぶらこ」 に紹介されていた。
(下の画像) 東京新聞の記事 2009/5/9 朝刊 24面

ここの 「かき揚げミルキーカレーうどん」(580円) がおいしかったので、再訪。
同行の家人は、「京都九条葱たっぷりきつねうどん」(480円)を食べた。
こちらも、出汁にこだわった逸品(羅臼昆布を使っているそうだ)。
今日は、北海道の昆布の話など聞かせていただいた。

近くの八幡神社の祭礼だったらしく、太鼓の音が聞こえていた。
おいしかったな。
また行ってみよう。

09051600490905160048Tokyo_shinbun_20090509 Tokyo_shinbun_20090509_2

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【歩】晩春の草木

初夏というか晩春というか、だいぶん暖かくなってきた。
団地の中の草木も変わってきた。

0905160032ブラシノキ
(撮影 2009/5/16 小平市)
住まいの前にある樹。
ついに花が咲いた。
近所の人も「ブラシノキ」と呼んでいたが、今日、図鑑を見て正式な名前が「キンポウジュ(金宝樹)」ということを知った。
別名、カリステモン。
フトモモ科、花期:5~6月。
これも外来種で、オーストラリア原産。
白花のシロバナブラシノキもあるらしい。


09051600330905160030












0905160025_2ノイバラ (野薔薇)
(撮影 2009/5/16 小平市)
これも団地のなかに植えられている。
いい香りがした。
枝には鋭い棘があり、いかにもバラ科の樹だ。
恥ずかしながら、樹の名前は図鑑で調べるまでわからなかった。
野生のバラって、こんなに素朴な花だったんだ。



09051600270905160029












0905160036コバンソウ (小判草)
(撮影 2009/5/16 小平市)
これも、住んでいる棟の前に植えられていた。
ヨーロッパ原産、明治期に観賞用として渡来したもの。
枝から垂れ下がる小穂(しょうすい)の形と色を小判にみたてたものという、そのまんまの説明が図鑑に載っている。
花期:4~7月。



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0905160034ハナズオウ (花蘇芳)
(撮影 2009/5/16 小平市)
一か月前は花盛りだった樹に、豆果(とうか)がぎっしり垂れ下がっている。
それにしても、豆のような形の不思議な実だ。

中国原産の落葉低木。
花期は4月。
葉がでる前に紅紫色の花が枝いっぱいにむらがって咲く。 
この団地では、白花もよく見かける。
下の写真は、4月18日に撮影したおなじ樹。


0904180005












0905160039スイカズラ (吸葛)
近似種のハマニンドウかもしれない。
団地内にある24時間営業のスーパーの駐車場で、芳香を放っていた。
花が咲くまで気づかなかった樹だ。
花期は5~6月。
開花当初は白色、後に黄色味を帯びる。
この樹も、黄色っぽい花がめだった。
くちびるのような不思議な形の花だが、可憐だ。
秋には黒い実がなるので、気をつけて見てみよう。

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2009年5月15日 (金)

【歩】【読】花のなまえを知る

きのう手に入れた携帯版植物図鑑が、とても役にたつ。

Mitibata_zukan『花の色別 道ばたの草花図鑑① 春~夏編』
 偕成社 2000年4月初版発行 1800円(税別)

きのうも書いたことだが、この界隈の道ばたに咲いている草花で、ふつうの図鑑ではなかなか見つからなかった名前が、いくつかわかった。
草花に詳しい人ならご存知なのだろうけれど、私には珍しいものが多いのだ。

この図鑑のおかげで、まだまだたくさん見つかりそうで、楽しみだ。
渡来種が多いのに驚いた。

下の写真はどれも私が撮ったもの。
花の解説は、この図鑑から。

0905100009ゼニアオイ (錢葵)
 アオイ科・2年草
 原産地 ヨーロッパ 江戸時代に渡来
 日本全国に野生化 畑、人里の草地、家のまわり
 花期 5~8月
 花の形を銭(古銭)の紋にたとえてつけた名前
 丸い果実を古銭にたとえたとも
(撮影 2009/5/10 小平市)
大きな株で遠目にも目だつ花


 

0904290067オランダカイウ (オランダ海芋)
 サトイモ科・多年草
 原産地 南アフリカ 江戸時代に渡来
 本州、四国、九州、沖縄に野生化
 山野の水湿地、丘陵の藪かげ
 花期 5~8月
 オランダ船で運ばれてきた海芋(クワズイモ)というが本種とは別種
(撮影 2009/4/29 国分寺市)
国分寺公園の真姿の池近くでみつけた
第一印象はミズバショウにソックリ 驚いた



0905100010ノハカタカラクサ (野はかた唐草)
 別名 トキワツユクサ
 ツユクサ科・常緑多年草
 原産地 南アメリカ 昭和初期に渡来
 本州(関東地方以西)に野生化
 山林の林の中やへりなど
 花期 5~9月
 近似種 シロフカタカラクサ
 シロフハカタカラクサが野生化し、葉の白い斑(ふ)が野生化したものといわれる
(撮影 2009/5/10 小平市)
三枚の花弁が目をひいた


0905100008メキシコマンネングサ (メキシコ万年草)
 ベンケイソウ科・多年草
 日本全土に帰化(原産地不明)
 道ばた、荒れ地、家のまわりなど
 花期 3~5月
 近似種 茎が赤味をおび、葉の幅が広いツルマンネングサ
 メキシコの名がついているが、原産地、渡来時期は不明
(撮影 2009/5/10 小平市)
ちいさな花がたくさんついていて面白い形

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2009年5月14日 (木)

【読】今日の収穫(昔の鉄道地図)

紀伊國屋書店(新宿本店)で、なんとなく買ってしまったムック(雑誌とは呼ばないだろうな)。

Rail_map_tokyo『日本鉄道旅行地図帳 5号 東京』
 新潮社  2008/9/18発行
 680円(税込)

まえから、書店の店頭でみかけて気にはなっていたシリーズ。
東京編だったので、すこし立ち読みしてみたら、なかなか充実しているので買った。

昭和37年都電全図だとか、大正8年頃の東京市電系統図、地下鉄立体透視地図、地下鉄断面図、など、おもしろく興味ぶかい。
監修は、あの今尾恵介さんだ。

今尾恵介さんについては、このブログに何度か書いたことがある。

【以前のブログ記事より】

2007/5/31
【読】地名はおもしろい
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_f92f.html

2007/6/17
【読】多摩川絵図・奥多摩絵図
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_764f.html

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【読】今日の収穫(植物図鑑)

午前中、病院へ行く用があったので半休をとった。
用をすませ、立川から電車に乗り新宿で途中下車して、東口の紀伊國屋書店(新宿本店)にはいった。
(国ではなく國が正式名称らしい。レシートに書いてあったので気づいた)
紀伊國屋書店に入るのは、ひさしぶりだった。

ジュンク堂書店に行くつもりだったのだが、この店がはいっている三越デパートの開店が11時で、私が行ったときにはまだ開いていなかったのだ。

さすが、紀伊國屋書店。
置いてある本の数が、はんぱじゃない。
理学書フロアーで、いい図鑑をみつけた。


Mitibata_zukan『花の色別 道ばたの草花図鑑① 春~夏編』
 偕成社  2000年4月発行  1800円(税別)

写真付きの携帯図鑑は数あるけれど、道ばたの草花の名前を調べていると、掲載されていないものが多く、不満に思っていた。
この図鑑には、私の住まい(団地)の周辺に咲いている野草(帰化植物が多い)がいくつか掲載されていて、この先、重宝しそうだ。

先日、やっと名前を知った、アカバナユウゲショウ(南アメリカから明治初期に渡来とある)も載っている。



文一総合出版からでている「ハンドブック」シリーズも、紀伊國屋書店(新宿本店)にはずらりと並んでいた。
国分寺の紀伊國屋には数冊しかなかったものだ。

Mushikobu_handbookJuhi_handbook『虫こぶハンドブック』
 文一総合出版  2003/6/20発行
 薄葉 重 著
『樹皮ハンドブック』
 文一総合出版 2006/10/20発行
 林 将之 著
 どちらも、1200円(税別)

『虫こぶハンドブック』には、この団地で私も見つけた「アキニレハフクロフシ」という、アキニレにつく虫こぶも、しっかり載っていた。
それにしても、こんなにたくさんの種類の「虫こぶ」があるとは知らなかった。

植物図鑑は、ながめているだけで楽しくなる。


(左) アカバナユウゲショウ
(右) アキニレの虫こぶ(アキニレハフクロフシ)
 いずれも、2009年5月10日撮影(東京都小平市)

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2009年5月11日 (月)

【読】高野さんの語り口

高野秀行さんの本を、次々と読んでいる。
最近読んだ、『巨流アマゾンを遡れ』(集英社文庫)の巻末解説(浅尾敦則さん)に、高野さんの魅力が的確に書かれていた。

Takano_amazon高野秀行 『巨流アマゾンを遡れ』
 集英社文庫  2003/3/25発行
 261ページ  514円(税別)

私は、以前このブログで、高野さんの文体がいい、と書いたことがある。
浅尾敦則さんの巻末解説では、「文体、というよりも語り口」がいいのだ、と書かれていて、なるほどと頷かされた。

― 本書巻末解説 (浅尾敦則) より ―
<(前略)いったい彼の本の何が私をそこまで狂わせて……ではなく、魅了しているのだろうか。/まず第一に挙げられるのはその語り口だろう。 文体ではなく、「語り口」である。彼の本は、本であるからには当然文字で書かれているわけだが、その文章はほとんど語り芸に近いものといっていい。>

そうなのだ。
すっかり高野秀行中毒になってしまった私も、高野さんの魅力がどこからきているのか、うまく表現できなかったが、「語り芸」と言われて思わず膝を打った。

浅尾さんの解説をもう少し引用しよう。

<(前略)ひと口に語りといっても、そこにはいろんな要素が混在している。(中略)舞台となっている地域の歴史的背景や少数民族事情などが知らず知らずのうちに理解できて勉強になるという点では、ちょっと講談に似ている。また、語り手のリズムに読者を強引に引きずり込んでいつのまにか感覚をマヒさせてしまう、呪術的といってもいいくらいの被共振力はあたかも阿呆陀羅経的である。/そして彼が語る物語の中身はというと、これはもう落語以外のなにものでもない。>


「被共振力」というのは聞き慣れない言葉だが、「阿呆陀羅経的」と言われれば、そうかもしれない。
「落語以外のなにものでもない」 ―― よくぞ言ってくれた。


今日から、ハードカバーのとても魅力的な本を読みはじめた。
真打ち登場、といったところか。
高野ワールドにどっぷり浸かっている。


Takano_sylkroad高野秀行 『西南シルクロードは密林に消える』
 講談社  2003/2/25発行
 367ページ  1900円(税別)

<中国・成都からビルマ北部~インド・カルカッタまでの古代通商路。/それは謎にみちた最古のシルクロードと言われている。/戦後、世界で初めて、この地を陸路で踏破した/日本人ノンフィクションライターが見たものは?/ジャングルの自然、少数民族、ゲリラたちと織りなす、/スリルとユーモアにあふれる奇想天外な辺境旅行記。>

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2009年5月10日 (日)

【歩】今日の散歩

夏を思わせるほど異常に暑い日だ。
近くの生協まで歩いて買い物に。

団地の住まいの前の芝生が、一面に紅色の花で埋めつくされている。

ムラサキカタバミが花ざかりだ。
小さく可憐な花は、アカバナユウゲショウという帰化植物のようだ。

あとは、私が名前を知らない草花が多い。

生協の近くの寒緋桜の実(さくらんぼ)を一粒、つまんで食べてみた。
苦くておいしくはないが、食べられないこともない。

アキニレの「虫こぶ」がその後どうなったか見てきたが、あまり変わりばえがしない。
ためしに、まだ赤くなっていない虫こぶをつぶしてみたら、中は空洞だった。
小さな虫が入っているのかもしれないが、肉眼では見えなかった。
こんど行くときは、ルーペを持っていってみよう。

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【楽】上々颱風のニュー・アルバム

ようやく手に入れた、上々颱風の最新アルバム。
この三月に発売され、収録曲をライブでは聴いていたが、CDで聴くとやはりちがう。
あたりまえのことだが、音がクリアで、楽曲の表情がよくわかるのだ。

昨夜の世田谷パブリックもそうだったが、ライブ会場では音響が大きいばかりで、音楽の微細な表情を感じることはむずかしいものだ。
その反面、ビジュアル的に楽しめて、生ならではの迫力がライブの魅力ではあるが。


上々颱風 XII 土民の歌
 M&I MUSIC MYCD-30498  3000円(税込)
 2009/3/18 発売

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【楽】上々颱風メンバーのソロ活動

きのう(2009/5/9)、世田谷パブリックシアターのライブ会場でもらってきたチラシ。
上々颱風のボーカリスト 西川郷子さん(サトちゃん)と、キーボード奏者 猪野陽子さんのライブ案内だ。

サトちゃんのライブ会場は、場所も近いし、私がよく知っているお店でもある、吉祥寺 「のろ」。
そういえば、だいぶん前に、紅龍さんがここにライブ出演したことがあり、客席にサトちゃんが来ていたっけ。
私のすぐ後ろに座っていて、ちょっとドキドキしたことを憶えている。

猪野陽子さんのソロ活動は、一度だけ、千葉の野田へ聴きにいったことがある。
やはり上々颱風のメンバーである、渡野辺マントさん(ドラムス)と西村直樹さん(ベース)、それに、HONZIさんが参加したライブだった。
今は亡きHONZIさんの、上々颱風サポート出演以外の生演奏を聴いたのは、この時が最初で最後だった。

上々颱風は、バンド演奏もいいけれど、メンバーのソロ活動も個性的で、注目している。
なかなか足を運ぶことはできないけれど。

サトちゃんは、独自の歌世界をもっている。
クセの強い人だが、それがいい。
なによりも、澄んだ歌声が人を酔わせる。

陽子さんは、すぐれた楽曲をたくさん作っている。
(今回のアルバムにも、「夜明け」「歌うは夢」という素敵な曲がはいっている。)
彼女の歌唱もなかなかいいのだ。


― チラシ (上から) ―

西川郷子 (from 上々颱風) ソロLIVE
 出演:西川郷子(Vocal)/ 小沢あき(Guitar)
 2009/6/6(土) 18:30開場/19:00開演
 吉祥寺 LIVE HOUSE のろ

 ニシカワ通信 http://mandi.blog.ocn.ne.jp/satoko/
 吉祥寺 のろ http://www.paw.hi-ho.ne.jp/noro/

猪野陽子 落合さとこ 二人会
 出演:猪野陽子(うた・ピアノ)/落合さとこ(うた・ピアノ)
 2009/5/31(日) 19:00開場/19:30開演
 Z-imagine (地下鉄銀座線外苑駅前)

mingle-mangle marsh 発売記念LIVE
 出演:Marsh-Mallow
   (丸尾めぐみ/落合さとこ/高田みち子/猪野陽子/上野洋子)
 2009/6/24(水) 18:30開場/19:30開演
 Shibuya DUO Music Exchange

 猪野陽子のゆらゆら人生 http://mandi.blog.ocn.ne.jp/yoko/


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2009年5月 9日 (土)

【楽】魂の解放(世田谷パブリックシアター2009)

ひさびさの 「魂の解放」 だった。

上々颱風 シアターLIVE! 2009
 ~ 土民の歌コンサート ~

 世田谷パブリックシアター
 2009/5/9 (土) 19:00開演

今日までがまんして買わずにいたニューアルバムを会場で購入。
終演後のサイン会に並んでサインをもらった。
まったくミーハーではあるが、これでいいのだ。

ニューアルバム収録曲が多く演奏されて、新鮮だった。
次は、7月4日 新宿花園神社の七夕ライブだな。

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2009年5月 6日 (水)

【歩】トチの花、アジサイのつぼみ

終日、雨模様の肌寒い天気だった。
気温はひと月前の四月上旬なみで、最高気温が20度ほどだった。

五日間の連休も終わってしまう。
あっというまだった。

季節はゆっくりと初夏にむかっている。


2009/5/6 東京都小平市
トチノキの花と、アジサイのつぼみ。

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2009年5月 5日 (火)

【楽】永遠の嘘をついてくれ

今日(2009年5月5日)、NHK-FMで10時間にわたる特別番組が放送されていた。
されていた、というか、この時間もまだ放送中。
(13:00~23:00)


NHKオンライン 今日は一日○○三昧
 http://www.nhk.or.jp/zanmai/index.html

 5月5日(火・祝) 今日は一日「吉田拓郎」三昧
  http://www.nhk.or.jp/zanmai/archive.html
  ※放送された全曲のリストが掲載されている。


途中、ニュースが割り込んでいるが、延々とほぼ10時間にわたる長時間特集。
来客もあったりして、ずっと聴いていたわけではないが、MD二枚(四倍速録音)に収まるので録音している。

熱心な拓郎ファンには申し訳ないが、私はそれほどの拓郎ファンでもない。
同時代のシンガー・ソング・ライターとして馴染みはあるものの、特別に大好きというわけでもないのだ。

ただ、いくつか好きな曲はある。
そんな中の一曲、「永遠の嘘をついてくれ」(中島みゆきの作品)のライブ音源が流れていた。
私はこの曲がことのほか好きだ。

047:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 2006]
(047は番組での放送順番)

中島みゆきがいっしょに歌っているバージョンだった。
さすが、中島みゆき。
オーラを感じた。


他に、吉田拓郎の曲で私が好きなものを、NHKのサイトにアップされている曲目リストから抜き出してみようかな。
同じ曲が別バージョンで何度か放送されているものもあるが、そのまま転載する。

003:「襟裳岬」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 1975]
004:「旅の宿」  吉田拓郎
011:「結婚しようよ」  吉田拓郎
017:「たどり着いたらいつも雨降り」  吉田拓郎
018:「夏休み」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 1975]
034:「我が良き友よ」  吉田拓郎
047:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 2006]
055:「どうしてこんなに悲しいんだろう」  吉田拓郎  [坂崎幸之助さんリクエスト]
065:「シンシア」  吉田拓郎
072:「祭りのあと」  吉田拓郎
074:「どうしてこんなに悲しいんだろう」  吉田拓郎
075:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎

こうしてみると、いい楽曲がたくさんある。
(もちろん、私が知らないだけの名曲が他にもあるだろうし、人それぞれ、「この一曲」があるとは思うが。)
以下、私的な「この曲が好きなワケ」。

「襟裳岬」・・・森進一の歌も好きだ
「旅の宿」・・・私の青春時代と重なる歌
「結婚しようよ」・・・同じく
「たどり着いたらいつも雨降り」・・・山崎ハコさんがカバーしている(下の画像)
「夏休み」・・・とくに理由はないが
「我が良き友よ」・・・ムッシューかまやつが、じつは好きだ
「永遠の嘘をついてくれ」・・・もちろん、中島みゆきの作った楽曲だから
「どうしてこんなに悲しいんだろう」・・・あの上々颱風がカバーしている
「シンシア」・・・南沙織(シンシア)は、私たちの世代のアイドルだった
「祭りのあと」・・・須藤もんさんがライブでカバーしたこともある


Hako_そうこうしているうちに、23時で番組は終わってしまった。
ゲストの坂崎幸之助という人が、私は好きなのだが、放送中はテレビを見ていて聴けなかった。
MD録音をプレイバックしてみよう、そのうちに。

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【演】喜平橋落語の会(第二回)

午後、雨の中を友人夫妻が訪ねてきてくれたので、第二回の落語鑑賞会を開催。

「喜平橋落語の会(第二回)」
上方落語 桂枝雀のDVDを一枚、四人で鑑賞。

Shijaku_dvd_06『枝雀落語大全 第二集』
 くしゃみ講釈/鷺とり
 EMIミュージック・ジャパン GSB-1202

くしゃみ講釈
 昭和54年(1979年)11月25日放送
 ABC 『枝雀寄席』
 (ABCホール)より収録

枝雀が若いころから得意としていた噺。
同じDVDに収録されている「枝雀散歩道」(枝雀の思いでを関係者が語るもの)で、弟弟子の桂ざこば(ざこば襲名前は桂朝丸)が、枝雀の「くしゃみ講釈」がお客に大受けした時の体験談を語っている。
枝雀・朝丸の「兄弟会」、後に「二人会」をやっていた頃のこと。
あまりに大受けしたので、その後、朝丸がとてもやりにくかったことを、なかば恨みをこめて、しかし、兄弟子への哀惜が感じられる語り口でしゃべっている。

鷺とり
 昭和58年(1983年)1月30日放送
 ABC 『枝雀寄席』
 (ABCホール)より収録

これも若い頃からの得意ネタ。
私は、この「鷺とり」と「壺算」をレコードで聞いてから、すっかり枝雀落語のとりこになった。


今日も友人夫妻に、枝雀の死亡記事の新聞切り抜き(注)をあらためて読んでもらったのだが、枝雀が亡くなったのが1999年(平成11年)、五十九歳のときだ。
そうすると、このDVDに収録された高座は、枝雀がまだ三十代おわりから四十代はじめの頃のものだ。
絶頂期といっていい。

やはり、枝雀落語は映像でアクションを見ることで魅力が伝わってくる。
まさに枝雀落語の醍醐味を、たっぷり味わった。

手慣れたネタをトントンと語っていく進行はみごとなもの。
ときおり、くすぐりの部分を忘れてしまい、思いだそうとする、それもまた芸にしてしまう余裕が感じられる。

今回、「鷺とり」でも、例の「にわか」のところでそんな場面もあったが、安心して見ていられた。
もうひとつ気づいたのだ、鷺が腰帯にはさまれたまま目をさます場面(鷺が、風邪をひいたんだろうかと自問するところ)、ちょうど客席で誰かが大きなくしゃみをしたのだろう。
すかさず、それもギャグに取り入れてしまう芸の余裕。

やはりすごい人だった。


【注】
1999年(平成11年)4月20日の朝日新聞朝刊に、死亡記事が掲載された。
枝雀師が亡くなったのは、10年前の4月19日のことだった。


Shijaku18ban_2枝雀十八番
 昭和56年(1981年)10月1日~7日
 大阪サンケイホール
 六日間連続独演会のライブ録音
 (東芝EMI TYX-90098~106)
 9枚組LP

宿替え/寝床/蛇含草/代書屋/天神山/くっしゃみ講釈/延陽伯/高津の富/鴻池の犬/壺算/仔猫/夏の医者/鷺とり/口入屋/八五郎坊主/くやみ/愛宕山/親子酒

何度も聞いたレコードだ。
この独演会も、すごい評判を呼んだものだったらしい。


【参考】
最近発売された「枝雀十八番」という名演集のCD/DVDセットは、なぜかこの時の演目と同じものを集めているが、まったく別物である。
 Amazon 枝雀十八番(おはこ) [DVD]
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P3SASA

また、昭和60年(1985年)9月30日~10月5日にも、同じ大阪サンケイホールで二度目の六日間連続独演会をおこない、ライブ盤レコードとして発売された。

Shijaku_18ban_1985枝雀十八番
 昭和60年(1985年)9月30日~10月5日
 サンケイホール(大阪)
 六日間連続独演会のライブ録音
 (東芝EMI TY-60063~71)
 9枚組LP

子ほめ/饅頭こわい/親子茶屋/煮売屋/船弁慶/雨乞い源兵衛/兵庫船/崇徳院/蔵丁稚/ちしゃ医者/こぶ弁慶/貧乏神/道具屋/質屋蔵/かぜうどん/つる/胴乱の幸助/茶漬えんま

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【楽】五月の昼下がりに聴く音楽

お昼は、北海道美瑛の「香麦(こうむぎ)うどん」を茹でてたべた。
美瑛産小麦100%の乾麺で、とてもおいしい。
美瑛の道の駅「丘のくら」や、駅前の「四季の情報館」で売っている。

美瑛町の道の駅~びえい「丘のくら」
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/97/each.htm


今日は外に出ないで、家で音楽を聴いてすごしている。
だいぶんまえに新星堂で手に入れた廉価版CDセットがある。
10枚セットで2000円を切っていたとおもう。

Country_western_hitsCounty & Western Hits
 直輸入盤 MEMB-231889 P91/540

輸入もので、紙の箱に入っており、曲目と演奏者(作曲者かもしれない)が簡単に印刷されているだけだ。
解説、ブックレットのたぐいは付いていない。

この方が、音楽をたのしむにはいいのかもしれない。
よけいな情報にまどわされないから。

カントリー&ウェスタン、ブルーグラスといった音楽は好きだ。
詳しく知らないけれど、休日の昼下がりにのんびり聴いていると、いい気分だ。


じつは、このセット物CDは、他にもいろいろ出ていて(ジャズ、タンゴ、ビッグバンドなど)、この他に二セット買った。
ビリー・ホリデイの十枚組は価値がある。
ジョン・コルトレーンの方は、収録内容がいまひとつだが、ブルー・トレインという名盤の収録曲がそっくりはいっていたので買ってしまった。
アルバムが手もとになく、聴きたかったのでちょうどよかったのだ。

ただし、いずれもモノラル録音。

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【楽】休日の朝に聴く音楽

こどもの日の朝。
どんより曇って、なんとなく肌寒い。
五月五日のこどもの日は、例年、こんな天気のような気がする。
私の気のせいかもしれないが、なんとなくそんな印象がある。


威勢のいい音楽を聴きたくなってひっぱりだしたCDがこれだ。

ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT  Vol.1, 2
  Eric Dolphy, alto sax, bass clarinet and flute
  Booker Little, trumpet 
  Mal Waldron, piano
  Richard Davis, bass
  Ed Blackwell, drums
 1961/7/16 New York City, "Five Spot"
 (レーベル PRESTIGE)

ドルフィーもブッカー・リトルも、もちろんいいのだが、なんといってもマル・ウォルドロンの即興演奏がすばらしい。
マル・ウォルドロンの最もいい演奏録音だと私は思う。

収録曲目
 Vol.1 FIRE WALTZ, BEE VAMP, THE PROPHET
 Vol.2 AGRESSION, LIKE SOMEONE IN LOVE

なお、Vol.3にあたる "MEMORIAL ALBUM" もレコードで持っているが、こちらもいい。
 NUMBER EIGHT, BOOKER'S WALTZ の二曲を収録。
("NUMBER EIGHT"におけるエド・ブラックウェルの長いドラム・ソロがすごい)

即興演奏の醍醐味とは、こういうものだろう。
とても半世紀前の録音とは思えないほど、イキがいい。
このようなジャズの黄金期がかつてあったのだ。

Dolphy_fivespot1_2Dolphy_fivespot2Dolphy_memorial_4

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【観】ムシのしわざだったのか

三日まえに、不思議な樹木のことを書いた。

【雑】不思議な樹木  2009/5/2
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-8620.html

0905020008この謎が、昨夜解決した。

 樹木鑑定サイト「このきなんのき」
 http://www.ne.jp/asahi/blue/woods/

写真掲示板形式のサイトに写真を掲載して相談したところ、すぐに親切な方々が詳しく教えてくださったのだ。
これまでネット掲示板というものを敬遠していたが、こういう良心的なサイトがあり、親切な方々が集まっていることに感激した。



ところで、私の「不思議な樹木」の正体。
まず、この樹木はニレ(楡)。
ニレにも種類があって、これはアキニレだった。
(鋸歯で判別していただいた。ハルニレの鋸歯はもっと粗い重鋸歯。また、ハルニレの葉はもっと大きいので、私にも図鑑で判別できた。)

私が「実」のように思いこんでいたものは、ニレの葉につくアブラムシがつくる「虫こぶ(虫えい)」だった。
アキニレヨスジワタムシという虫が、アキニレの葉にもぐりこんで作る虫えい(アキニレハフクロフシ)を、私は「実」ではないかと思いこんでいたわけだ。


■ネットで「アキニレヨスジワタムシ」を検索すると、さっそくこんなサイトが見つかった。
針を刺して破ってみたという記事である。
中には虫がいるらしい。

 akinirehaffs アキニレハフクロフシ
 http://homepage2.nifty.com/Parasite/chuuei/akinireh.htm


■上記鑑定サイトで回答をくださった方が、こんなサイトも紹介してくださった。
旭川にお住まいの南 常雄さんという方のサイト。

 北海道の虫えい(虫こぶ)
 http://www.galls.coo.net/

虫えい(虫こぶ)について、詳しく説明されている。
「ウイルス、バクテリア、菌類、線虫類、昆虫類、ダニ類などさまざまな生物」によって生じる、一種の奇形だそうだ。(詳しくはこのサイトをご覧いただきたい)


■また、「虫えい」をWikipediaで調べてみると、こういうふうに書かれていた。

 ― Wikipedia 虫こぶ ―
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%AB%E3%81%88%E3%81%84

<虫こぶ(虫瘤、英: gall)は、植物の内部に昆虫が卵を産み付けることによって、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。虫癭(ちゅうえい)ともいい、英語カナ読みのゴールが使われることもある。
葉に見られるほか、草類の茎や樹木の細枝、実などにも見られる。似ているものに、菌類によるこぶ状突起の菌癭、細菌によるクラウンゴールなどもあるが、すべてまとめて虫こぶという場合も多い。数少ない虫こぶの図鑑として『日本原色 虫えい図鑑』がある。
また、その原因となった昆虫により、虫こぶ自体に「~フシ」という名前がつけられている。>


植物の世界も奥が深いことを知った。
不思議なことがたくさんあるものだ。
これからも観察を続けたい。



【追記 2009/5/5】
「虫こぶ」「アキニレ」で検索してみたら、こんなサイトもあった。

樹木図鑑 虫こぶ
http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-n-MUSI.htm

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2009年5月 4日 (月)

【遊】寒緋桜のさくらんぼ

一週間ほど前に回田町の遊歩道でみかけた寒緋桜の実が、もう赤く色づいていた。

【遊】実のなる桜 (2008/4/26)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-e8da.html

こぶりだが、おいしそうなさくらんぼだった。
食べられるのだろうか。


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【遊】回田遊歩道

小平市回田(めぐりた)町の住宅街のあいだを縫う、狭い遊歩道。
妻と二人で、ぶらぶら歩いてみた。

道端にめずらしい花が多い。
住宅の庭にも、きれいな花が咲いていて、花屋さんの店先のようだ。

同行者は、見知らぬ人と話すことに物怖じしないので、住宅にお住まいの方とお話できた。
それでわかったのは、てっせんの一種だと思っていたな花が、やはり「てっせんの野種(野生種?)」ということだった。
ただし、品種名までは、そのお宅の方もご存じなかった。
また、道端の珍しい花は、どこかのおじさんが趣味で植えていくのだという。

今日も、見たことのない花をみつけた。
どうやら外国種のようだ。
この花が咲いていた歩道の家の方も、名前はご存じなかった。


(いちばん上の写真)
図鑑やネットで調べたところ、ギリア・カピタータという園芸植物に似ている。

― 『「花と木の名前」1200がよくわかる図鑑』 主婦と生活社 より ―
ギリア
 別名:ヒメハナシノブ
 ハナシノブ科
 花期 4~6月
 50~60cm
 南北アメリカ原産の多年草または一年草。
 紫の小花を球状につけるカピタータ、かわいい一重の花を咲かせるトリコロールがある。
 花壇、鉢植え、切り花にむく。

【参考サイト】
メイポップ Yahoo!ショッピング
http://store.shopping.yahoo.co.jp/maypop/f007.html


長く太い茎が、ヒガンバナ(リコリス)を思わせる。
花の名前がひとつわかったのは、今日の収穫。
……と、一度は思ったものの、どうも葉の形がちがうようだ。
(私が見たのは、アヤメのような長細い葉が根元から出ていたのだが、上のサイトの葉はちがう)
これも、私には謎の植物。

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【楽】五月の休日の昼下がりに聴く音楽

レコード棚からひっぱりだして聴いているレコード。
ジャケット写真(左)に写っているのは、メイポールという柱らしい。

THE POLL WINNERS
 Barneh Kessel with Shelly Manne and Ray Brown
 1957年 (CONTEMPORARY GXC3109)

THE POLL WINNERS RIDE AGAIN !
 Barneh Kessel with Shelly Manne and Ray Brown
 1958年 (CONTEMPORARY S7556/LAX3022)


The_poll_winnwers_2"THE POLL WINNERS" 日本語版解説より
 Nat Hentoff (翻訳監修 油井正一)

The reason for the alfresco exuberance of the Maypole wielders on the cover of this album is that all three won all three of the major American jazz popular polls for 1956 ― Down Beat, Metronome and Playboy.

<このアルバムの表紙がなぜ戸外で元気はつらつとメイポールをあやつっているところなのかというと3人とも1956年度の三大アメリカ・ジャズ人気投票、すなわち、ダウン・ビート、メトロノーム、そしてプレイボーイ誌の人気投票のウィナーだらである。>

ギター・トリオ演奏のゴキゲンなアルバムだ。
名人芸とでも言おうか。

聴きながら、どうも「メイポール」に引っかかったので調べてみたら、手もとにある古い百科事典(平凡社 1962年)の「メーデー」の項には、こう書かれていた。

「古くからの欧州の民俗ではメーデーは春の祭典で、5月1日に花で飾ったメーポールを広場に立て、あるいはかがり火をたいて、そのまわりで踊って豊作を祈る。」

なるほど。
こんなジャケット写真一枚でも、欧米文化の根っこを知らないとわからないこともあるのだなと、感心してしまった。


【五月祭】 Yahoo!百科事典
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E4%BA%94%E6%9C%88%E7%A5%AD/



コンテンポラリー(CONTEMPORARY)という、すぐれたレーベルからは、こんなアルバムもでていた。
上の二枚に続けて聴いている。

Cotemporary_leadersSonny Rollins
  & The Contemporary Leaders

 SONNY ROLLINS, tenor sax
 HAMPTON HAWES, piano
 BARNEY KESSEL, guitar
 LEROY VINNEGAR, bass
 SHELLY MANNE, drums
 VICTOR FELDMAN, vibraharp

 CONTEMPORARY S7564/OJC-340
 1958年

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2009年5月 3日 (日)

【読】読了 『怪しいシンドバッド』

高野秀行さんのこの本も、期待を裏切らずおもしろかった。

Takano_sindbad高野秀行 『怪しいシンドバッド』
 集英社文庫 2004/11/25
 293ページ 552円(税別)
 (親本 朝日新聞社 1997/7)

高野さんが「十九歳から二十九歳にかけての十年間に経験した、旅や海外生活のエピソードを集めたもの」(著者あとがき)である。

集英社文庫からでている高野さんの本では、『幻獣ムベンベを追え』(文庫2003年1月/親本1989年)、『巨流アマゾンを遡れ』(文庫2003年3月/親本1991年)に続く、三冊目にあたる。

インド、アフリカ、タイ・ビルマ、中国、コロンビア、などを旅した時のおもしろいエピソードが満載。

高野さんは、ご自身を 「自分のやっていることがシンドバッドに似てるなと気づいた」 という。
「シンドバッドの冒険」 の、あのシンドバッド。
高野さんに言わせると、航海先でいつも災難にぶつかり死ぬほどの目にあいながら、懲りずにまた航海に出る、「懲りないやつ」――それが船乗りのシンドバッドである。

この本のタイトルはそこから来ている。

<ちがうところと言えば、シンドバッドは仕事で航海に出るが、私の場合は「旅」であることだろう。 つまり、好きでやっていることだから、彼よりもずっと楽しいことが多い。
 シンドバッドが聞いたら、「冗談じゃねえ、一緒にするな!」と怒るかもしれない。 でも、彼だって、転職すればもう少しは楽な生活が送れるかもしれないのに、懲りもせず航海に出かけるわけだから、やっぱり好きなんだとしか思えない。 何が好きかって? そこが、世界で最も有名かつ最も哀れな船乗りに、おこがましくも私がいちばん共感するところだ。 「何か未知なるもの」――これに尽きる。>  (はじめに)


出版順序からすればすっかり後まわしになってしまった、アマゾンの旅の本(『巨流アマゾンを遡れ』)を次に読んでみようと思う。

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2009年5月 2日 (土)

【歩】ハナミズキ その他

午前中、団地の中を歩いて撮った晩春・初夏の花々。
ハナミズキの花もそろそろおしまいだ。

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【観】不思議な樹木

団地の中を、写真を撮りながら歩いていて、不思議な樹木をみつけた。
葉っぱから実のようなものが出ている。

図鑑で調べても、ハナイカダともちがうようだ。

ハナイカダ 花筏  (ミズキ科)
 花期は5~6月 葉の表の主脈上に淡緑色の小さな花をつける
 7月頃には黒紫色に果実が実る

ナギイカダというのもあるが、それとも明らかにちがう。

ナギイカダ  (ユリ科)
 北アフリカ原産 屋内の観賞用として植えられる
 葉状になった枝が特徴で 長さ1.5~2.5cm 幅0.8~1.4cmの卵形
 皮質で厚い 先端は棘状にかたく尖り……

私には謎の樹木である。
どなたかご存じの方がいらっしゃれば、教えてください。


2009/5/2 小平市

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【観】定点観察(銀杏並木) 第8回(2009/5/2)

さわやかな初夏の陽気だった。
団地のイチョウ並木の色が濃くなり、葉っぱも肉厚になってきたような気がする。
すこしずつ、夏に向かっている。


2009/5/2(土) 8:20  晴れ

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2009年5月 1日 (金)

【遊】休日前夜

明日から連休。
カレンダー通り、つまり、土曜日と日祭日だけの休みだが、とりあえず五日間の連続休暇はうれしい。
休日の前夜ほど、心躍るものはない。

9205_03その昔、五月のゴールデンウィークには、春山へテントをかついで行ったこともある。
そうだ。 残雪の穂高連峰。
ひとりで涸沢の雪の上にテントを張ったっけ。
(左写真 1992年5月 涸沢)






夫婦でキャンプに行った年もあった。
北海道へ帰省して、車で小旅行したこともある。

今年は、どこへも行かない。
まあ、近くの日帰り温泉ぐらいには出かけようと思う。

とりあえず、この連休で心身をリセットしようかな。



この八年間、五月の思い出写真集、なんちゃって。

(写真 左上から)
2001/5/4 京都(みんぱく、須藤もんさんライブ)
2002/5/4 キャンプ(栃木県那須)
2003/5/3 キャンプ(埼玉)
2004/5/1 北海道(雪の然別湖)
2005/5/3 キャンプ(埼玉)
2006/5/3 北海道(大雪山)
2007/5/4 北海道(美瑛)
2008/5/5 奥多摩(小菅村)

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