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2009年5月21日 (木)

【読】順序がちがったけれど

高野秀行熱は続いている。
今月11日から、三冊読んだ。
ちょいとばかり、読む順序をまちがえたけれど。

Takano_sylkroad『西南シルクロードは密林に消える』
 高野秀行  講談社 2003/2/25発行
 367ページ 1900円(税別)

ハードカバーで、読み応えがあった。
じつに面白かった。
これまでに私が読んだ「高野本」(12冊)のなかでも、一、二を争う傑作といえる。
高野さんは、この旅の後、インドに入国できなくなるのだが……詳しくは書かない。
続編というか、この旅の後遺症で苦労する話が、次の二冊。





Takano_jitenshaTakano_umokka『神に頼って走れ!』 高野秀行
 集英社文庫 2008/3/25発行
 242ページ 476円(税別)

『怪魚ウモッカ格闘記』 高野秀行
 集英社文庫 2007/9/25発行
 331ページ 571円(税別)

西南シルクロードの旅 → 怪魚ウモッカ探し(インド) → 国内自転車旅行、という時系列だったのだ。
先に 『神に頼って走れ!』 という、東京から波照間島までの自転車旅行記を読み、その後 『怪魚ウモッカ…』 を最後まで読んだところで、国内自転車旅行の意味がわかった。

この三冊の内容は、ここに詳しく書かないほうがいいと思う。
私のブログに影響力などまったくないと承知しているが、ひょっとして、この記事がきっかけで高野さんの本を読んでみようと思う人がいないともかぎらないから。
いわゆるネタバラシになりそうなので、遠慮しておく。


ところで、図書館から高野さんに関連する(そして、船戸与一氏も推薦している)本を借りてきた。
きっと読めないと思うが、どういう本か知りたかったのだ。

Yoshida_morinokairou_1Yoshida_morinokairou_2『森の回廊』 (上・下)
 吉田敏浩 NHKライブラリー
 2001/2/15発行(絶版)
 308ページ/306ページ
 各970円(税別)

非常に丹念に書かれた、誠実なビルマ(ミャンマー)紀行である。
船戸与一氏も高野さんも絶賛し推奨しているが、気まじめ過ぎる内容で、今はとても読めそうにない。
まだ高野熱がさがらないので、このように硬い内容はじっくり時間をかけないと無理だ。
今の私には、根気が足りないのだ。
でも、いつか読んでみたいと思う。

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コメント

どんどん読めそうな本ですね。「森の回廊」のほうは、NHKで放映されたものを見たような気がします。

投稿: 玄柊 | 2009年5月22日 (金) 04時19分

>玄柊さん
>「森の回廊」のほうは、NHKで放映されたものを見たような気がします。
私はみていませんが、そうらしいです。

投稿: やまおじさん | 2009年5月22日 (金) 06時39分

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