【読】魅力的な本を手に入れた
ずっと前にこのブログに書いた記事に、トラックバックがついた。
(「最近のトラックバック」をご参照ください)
どういう方か存じあげないけれど、私の記事を読んでくださったのはうれしいことだ。
トラックバックをつけていただいた私のブログの記事は、これ。
2008年4月29日 【楽】きょうだい心中
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_677a.html
山崎ハコさんの歌 「きょうだい心中」 から南方熊楠の話に飛ぶ、とりとめのない内容。
このなかで、西川照子さんという人のことを書いたが、私はこの人の著作を読んだことがなかった。
トラックバックをつけてくださった方のブログ記事に、西川さんの本のことが書かれていた。
私が、西川照子さんの略歴で引用した中にあった 『神々の赤い花』 という、魅惑的なタイトルの本だ。
あらためて興味ぶかく思い、運よく図書館にあったので予約して借りてきた。
と同時に、手もとに置きたくなり、amazonで古本をみつけて発注、手に入れた。
(こういうことが私にはよくある)
『神々の赤い花 ―人 植物 民俗―』
西川照子 平凡社 1990/5/25発行
330ページ 2680円(税込)
表紙はヤケがめだつが、中はきれいな本。
900円だった(送料別)。
第一章 「薔薇――赤い花の記憶」 の一部を読んでみたが、とても刺激的な内容だ。
この章のタイトルを拾ってみると――「赤い花の記憶」「幻想の赤いバラ」「リルケの薔薇」「三島由紀夫の薔薇」「紀貫之のそうび」――といったぐあい。
高踏的な内容かと思いきや、もともとが『さつき盆栽』『近代盆栽』という園芸雑誌に掲載された文章ということもあり、読みやすく親しみがもてる。
ただし、この人の博識ぶりはすごい。
いつも書くことだが、本との出会いは不思議なものである。
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