【読】雲取山の公衆便所
内澤旬子さんの 『世界屠畜紀行』 (解放出版社 2007年)を読みおえて、斉藤政喜・内澤旬子コンビによる 『東方見便録』 の続編、『東京見便録』 (文藝春秋 2009年) を読んでいる。『東京見便録』
斉藤政喜(文)・内澤旬子(イラスト)
文藝春秋 2009/3/15発行
174ページ 1429円(税別)
前作 『東方見便録』 ほどのワイルドさはないが、身近な東京都内のトイレ事情が興味ぶかい。
たとえば、二子玉川駅から徒歩20分の場所にある「岡本公園民家園」の古民家の厠(かわや)など、行ってみたくなるほど魅力的だ。
まだ読みはじめたばかりなのだが、第二章「現役ですッ」に、雲取山山頂の公衆便所が紹介されていて、懐かしい。
東京都の最高峰 雲取山(くもとりやま・2017m)の山頂には、立派な避難小屋が建っていて、その横に公衆便所がある。
私の記憶にあるのは古いときのものらしく、避難小屋の改築後に公衆便所も改築されたのかもしれない。
展望のいい場所である。
水場こそないが(北側の雲取山荘の水場まで下って汲んでくる)、山頂の立派な避難小屋には私も泊まったことがある。
※当時の避難小屋の写真がどこかにあるはずだが、
探しだすことはむずかしく(整理が悪いので)あきらめた。
私のWebサイト(休眠状態だが)に、雲取山について書いたことがある。
晴れときどき曇りのち温泉 > 山岳展望写真館
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/panorama.html
この本、例によって、内澤さんのイラストが楽しい。
雲取山、また登ってみたいなぁ……。
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コメント
避難小屋、ご一緒させていただきましたね。
また、手前の小屋前で冬のテント泊もしましたね。
雲取山、懐かしい山です。
投稿: yoh | 2009年6月13日 (土) 11時48分
>yohさん
おひさしぶりです。
あれは何年前でしたっけね。
新築の避難小屋は快適でしたが、雲取山荘の水場までの往復がたいへんでした。
奥多摩小屋前のテント泊は真冬で寒かったけれど、星空がすごかったことが印象に残っています。
いつかまた、行ってみたいものです。
投稿: やまおじさん | 2009年6月13日 (土) 21時08分