【読】間宮林蔵(続)
吉村昭 『間宮林蔵』 という小説を、夢中になって読んでいる。
『間宮林蔵』 吉村 昭
講談社文庫 1987年 461ページ 695円(税別)
吉村昭の小説を読むのは、『戦艦武蔵』『零式戦闘機』に続いて三冊目だが、淡々とした物語の運びが好ましい。
それにしても、間宮林蔵という人、これほど魅力的な人物だったとは思わなかった。
長大な小説の半分ほど、ちょうど、樺太探検を終えて伊能忠敬に出会うあたりまで読みすすんだ。
現在のサハリンはロシアの領土で、すっかりロシア風になっているらしいが、今から200年ほど前は住む人のほとんどない土地だった。
間宮林蔵、よくもまあ、ちいさな船と徒歩だけで樺太の西岸から海を渡り、清国が支配していた大陸(黒竜江=アムール河沿岸)までたどりついたものだ。
アイヌやギリヤーク(ニブヒ)の人々との交流も、なにやら胸あたたまるものがある。
別冊太陽 「日本の探検家たち」
平凡社 2003年 2600円(税別)
間宮林蔵、松田伝十郎、近藤重蔵、最上徳内、伊能忠敬など、18世紀末から19世紀初頭にかけて同じように苦労しながら探検した人たちが紹介されている。
― 間宮林蔵の項 より ―
筑波の農民の子に生まれる。後に江戸幕府に奉職し、1808年、松田伝十郎の従者として樺太を探検。翌年、一人で再び樺太へ渡り、松田が到達したラッカ岬からさらに北上、北端の未踏査海峡水域を突破。大陸に渡って黒竜江を遡った。南極、北極とならんで当時、世界地図の空白部だった樺太北部に踏み入った間宮が著した『北蝦夷図説』を見たロシアの探検家クルーゼンシュテルン提督は、「われ日本人に破れたり」と叫んだという。
【参考サイト】
間宮林蔵の世界へようこそ
http://www.asahi-net.or.jp/~xc8m-mmy/index.htm
林蔵の末裔である間宮正孝さんの、樺太紀行が掲載されている。
写真満載の興味深い記事。
間宮林蔵記念館
http://cobalt.nakasha.co.jp/hakubutu/mamiya/mamiya.html
(ナカシャクリエイテブ株式会社 http://www.nakasha.co.jp/)
[記念館] 間宮林蔵記念館 - 茨城 - goo 地域
http://local.goo.ne.jp/leisure/spotID_TO-8000292/
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