【楽】何日君再来
テレサ・テンが歌う「何日君再来」(中国語バージョン)のはいったアルバムをみつけた。
今日の帰りがけ、国分寺駅ビルの「新星堂」で購入。
あの二人に聴かせてあげようと思う。
テレサ・テンが歌う日本語の歌(彼女のためにつくられた歌)は、どれも好きではない。
中村とうようさんがズバリ指摘しているように――
「日本のレコード会社が彼女に歌わせる、男のエゴイズムを投影したような不倫ソングみたいなもの」は、「どこかチャチというか、低俗なイメージがつきまとっている」のだ。
こんなにすばらしい歌唱のできる人に、日本のマーケットはいい曲を提供できなかった。
彼女もくやしい思いをしたのではないだろうか。
もったいないことをしたものだ。テレサ・テン
「ベスト+ベスト」
UNIVERSAL MUSIC
UPCY-6483
1980円(税込)
最後の二曲が聴きたくて買ったようなものだ。「夜來香」
「何日君再来」
(いつの日、君帰る)
この歌は
MOTELの二人がカバーしている。
二人のライブでぜひお聴きください。
<対訳>
きれいな花も美しい景色も
いつまでも続かない
憂いが顔を埋めつくし
涙がこぼれ落ちる
今夜別れたら
次はいつ来てくれるの?
この杯をあけて
肴も少しどうぞ
人生で酔える時は何度もないから さあ
(早く早く この杯をあけたら話しましょうよ)
今夜別れたら 次はいつ来てくれるの?
ところで、テレサ・テンが全曲、中国語で歌っているすばらしいアルバムがある。
中国の古典詩に曲をつけたものをあつめたアルバムである。
中国語がこんなに美しく響くとは、驚きである。
中村とうようさんが推薦するだけはある。鄧麗君 「淡淡幽情」
OMAGATOKI SC-6101
中村とうようさんの解説・推薦文(ブックレットより)
古典詩をもとにした美しい歌のかずかず
中村とうよう
<『淡淡幽情』は1983年2月2日に香港ポリグラムから発売されたテレサ・テンの意欲作である。香港、台湾などでは大変に高く評価され、…(中略)…内容的にも普通のヒット曲集とはまったく異なったコンセプトで作られており、テレサの中国伝統文化への愛情と尊敬がうかがわれる。とくにわが国では、テレサは台湾から演歌をうたいにやってきた一介の人気歌手としか見られておらず、しかも日本のレコード会社が彼女に歌わせる、男のエゴイズムを投影したような不倫ソングみたいなのがヒットしているため、どこかチャチというか、低俗なイメージがつきまとっているのではなかろうか。…(中略)…この最高傑作『淡淡幽情』の発売をチャンスとして、わが国でのテレサのイメージが改まることを願わずにはいられない。>
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