【遊】江戸東京たてもの園 特別公開 (2)
たてもの園 技のフェスティバル
体験!発見! 職人さん
2009年10月3日(土) 4日(日)
10時30分-16時
開演9時30分-16時30分
<普段は目にする機会の少ない伝統の技。
そんな職人さん達の貴重な技を、間近で見たり制作体験ができます。
東京の伝統工芸が一堂に会する二日間。>
職人さんの実演も見ものだったが、この二日間が特別なのは、ふだんは公開していない東ゾーンの和風建築の内部を公開するこ。
西ゾーンの洋風建築、民家などはいつも内部が公開されているが、東ゾーンにある木造の店舗建築などは、危険なためか(無人公開だと階段や窓などが危険らしい)公開していないのだ。
<同時開催 たてもの特別公開 屋根裏から地下室まで、入りたかったあの部屋に入れます。いつもは見られない、展示建物の非公開部分を2日間だけ特別に公開します。> (江戸東京たてもの園のパンフレット=上の画像=の裏面より)
今日は、4時間ほど滞在したが、そのほとんどの時間を建物の内部探索ですごした。
おもしろかったなあ。
村上精華堂 (東ゾーン E11)
左画像:江戸東京たてもの園ガイドブックより
瀟洒な外観の建物。
東ゾーンの広場わきにあり、園の入口から東に向かって歩くとすぐ目につく
洋風館だ。
台東区池之端、不忍通りに面して建てられていた化粧品屋。
建築年は1928年(昭和3年)。
今日は、1階の店舗部分で、足袋づくりの職人さんが実演していた。
内部は、2階にトイレと洗面台もあって、立派な家だ。
3階にも二間ある。
<建物の外観は、イオニア式の列柱を並べたファサードがきわめて特徴的である。西洋建築の原初であるギリシャ・ローマ建築では、「オーダー」と呼ばれる構成原理に基づいて建築物が作られた。(略)こうしたオーダーは、明治期以来、正規の建築教育を受けた建築家たちが、こぞって作品に用いたものであるが、村上精華堂のような「看板建築」にみられる例は珍しい。>
(『江戸東京たてもの園 解説本 収蔵建造物のくらしと建築』 より)
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