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2009年10月 4日 (日)

【遊】江戸東京たてもの園 特別公開 (3)

江戸東京たてもの園の「東ゾーン」には、「看板建築」と呼ばれるおもしろい建物が多い。
正面から見ると洋風建築(ビル型)のようだが、裏は木造の建物で、正面には看板のような平坦な壁をくっつけている。

<看板建築(かんばんけんちく)とは、関東大震災後、商店などに用いられた建築様式。建築史家藤森照信が命名したもの。/典型的なものは木造2階建ての店舗兼住宅で、屋根裏部屋を造り、建物前面を平坦として(軒を前面に出さない)モルタルや銅板で仕上げて装飾をつける。ちょうど看板のような平坦な壁を利用して、自由なデザインが試みられたため、看板建築と命名された。建築物の造作に商店の「看板」を作りつけたものではなく、看板建築の平面は看板・広告スペースとして用いられるものではないことに注意。> ― Wikipedia 「看板建築」 より



Tatemonoen_e9_2上村邸 (東ゾーン E9)
左画像:江戸東京たてもの園ガイドブックより

建物全面を銅版で覆った、これぞ「看板建築」。
建築年は1927年(昭和2年)。
中央区新富二丁目にあった。
旧所有者だった上村三郎氏自らが設計したもの。

三階部分は正面から見ると隠れているが、屋根裏というより立派な三階である。
外観も風格があるが、内部もおもしろかった。

<建物のファサードは全体が銅版で覆われており、年月と共に生じた緑青が重厚な外観を形作る。……みせと居住空間との境界に見ることのできる香の図組子の摺りガラス戸や菱組欄間など、内部装飾にも見るべきものが多い。施主自身のデザイン意欲と施工にあたった職人の技が建物全体にあふれている。>
<正面を覆う銅版は装飾的に仕上げられ、特に2階の窓の上にあるアーチ部分の飾りは凝ったもので、その中央はローマ字の「U」と「S」を重ねたようなデザインとなっている。これは「上村三郎」のイニシャルか、1階と4畳半にある金庫の内扉に書かれた「上村商店」をあらわすものであろう。>
(『江戸東京たてもの園 解説本 収蔵建造物のくらしと建築』 より)

下に、この看板部分を裏側(建物内部)から撮った写真を掲載しておく。
内部公開のときでもなければ見られない部分だ。

一階の店舗では、手描友禅の職人さんが実演していた。


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